教育民生常任委員会会議録 平成28年1月25日

開催年月日

平成28年1月25日(月曜日)

開会時間

午後3時30分

閉会時間

午後4時14分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

  1. 所管事務調査
    平成27年度下水道事業特別会計に係る予算執行(予算流用)に関する件
  2. その他

出席並びに欠席委員

出席 7名 欠席 0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 待寺真司 出席
副委員長 山田由美 出席
委員 金崎ひさ 出席
委員 飯山直樹 出席
委員 窪田美樹 出席
委員 笠原俊一 出席
委員 土佐洋子 出席
オブザーバー 議長近藤昇一 欠席

傍聴者

細川慎一議員 畑中由喜子議員

説明のため出席した者の職氏名

説明のため出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
環境部部長 伊藤義紀
下水道課課長 高梨敦
下水道課課長補佐 藁科義和
下水道課係長 河地大輔

会議の書記

議会事務局局長 矢嶋秀明
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局主任 佐々木周子

会議録署名委員

委員長 待寺真司

会議の経過

委員長(待寺真司君)

皆様こんにちは。それでは、定刻3時半となりましたので、これより教育民生常任委員会を開会いたします。(午後3時30分)
本日は午前中、大井町のほうに行きまして、学校給食センターの視察、大変お疲れさまでした。本日は下水道課よりですね、教育民生常任委員会委員の皆様に御報告したいことがあると本職に申し出がございましたので、本日視察の後でございますけれども、会議を開かせていただきます。では、お手元に既に本日の次第と、そして参考資料が配付をされておりますけれども、配付漏れ等はないでしょうか。よろしいでしょうか。はい、ありがとうございます。
それでは、委員全員おそろいでございますので、本日の会議を始めたいと思います。では、まず付議案件の1、所管事務調査といたしまして、平成27年度下水道事業特別会計に係る予算執行(予算流用)に関する件を議題といたします。既に職員のほうが入室しておりますので、まず職員の紹介より始めたいと思います。伊藤部長、よろしくお願いします。

環境部部長(伊藤義紀君)

まず、議員の皆様、視察でお疲れのところお時間いただきまして、ありがとうございます。本日はですね、今年度の下水道特別会計予算に係る流用について御報告をさせていただきます。まず出席職員でございますが、隣におりますのが下水道課長の高梨でございます。同じく、課長補佐の藁科でございます。同じく、係長の河地でございます。私、環境部長の伊藤でございます。
予算流用の内容につきましては、下水道整備事業の委託料から工事請負費へ流用の処理をしたものでございます。地方自治法では予算科目の項の中において予算執行上の理由があれば流用することが可能となっておりますが、流用の金額が多額であるため、あらかじめ議員の皆様へ決算を迎える前に報告及び説明をさせていただくものでございます。
それでは、お手元にお配りしました資料に基づいて、現在までの予算執行状況や予算流用の理由などにつきまして担当から御説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

委員長(待寺真司君)

それでは説明を求めます。

下水道課課長(高梨敦君)

それでは、葉山町公共下水道事業建設工事の予算執行について御説明させていただきます。
まず、配付させていただきました資料でございますが、1枚目の資料が平成27年度下水道整備事業の内訳となっております。2枚目の資料が平成27年度当初予算案を御審議いただく際に配付させていただきました図面と同じでございます。平成27年度工事委託料で、箇所図となっております。
まず、1枚目の資料、平成27年度下水道整備事業内訳をごらんいただきたいと思います。この表の一番上のところに、委託料の執行状況が記載されております。2枚目の資料に記載してございます予定の3カ所の設計を行った後、約2,200万円の残額がございます。2つ下の欄、工事請負費では、2枚目の資料に記載してございますとおり、一色地区を中心に14カ所の管渠布設工事を予算計上させていただき執行してまいりましたが、予算策定時の積算単価で計上いたしました設計額を、実際に工事を発注する際には、毎年4月、7月、10月、1月に見直される積算単価等を使用し、再設計して発注しているため、工事にかかわる資材の高騰や人件費の上昇があり、現状での工事請負費の残額では予定しておりました工事14カ所のうち1カ所ができない状況となっております。下水道課といたしましては、予定しておりました工事は実施したい考えで、同じ下水道整備事業の委託料から工事請負費に不足分を節間流用し、予算審議の際にお認めいただきました予定工事を実施したいと思っております。なお、現状でできていない工事は、葉山処理区(一色)枝線築造工事(その10)になります。具体的な場所といたしましては、2枚目の資料、工事箇所図の右下のほうでございますが、一色住宅入り口の交差点をパーク・ド・葉山四季方面に入ってすぐ右側になります。ここができていない状況でございます。既に近くでほかの下水道管渠の布設工事も行っておりまして、近隣住民の方には今年度工事予定になっているというお話をしている経緯等もありますので、14カ所の工事の全てを実施したいもので、今回この御説明の機会を設けていただきました。
今回のことは、当初予算策定時と実際に発注する際の設計額に資材の高騰や人件費の上昇の差異が大きかったことにより、工事請負費に不足が生じたもので、予算策定時には見込むことが非常に難しい部分だということを御理解いただきたいと思います。
簡単ではございますが、説明とさせていただきます。

委員長(待寺真司君)

はい、ありがとうございました。それでは、委員の皆様から何か御質疑等ございましたら、挙手をもってお願いをいたします。

委員(窪田美樹君)

不足となった理由はわかるんでけれど、反対に委託料が、委託料の執行がこれだけで済んだのはなぜでしょう。

下水道課課長補佐(藁科義和君)

委託料もですね、積算をしまして予定価格を作成をしまして、それに指名競争…ごめんなさい、一般競争入札に付しまして、落札をしたところをこちらの執行額の金額で3件落札をしたところでございます。委託でございますので、設計の条件とか現場の踏査とか、終了した後に会社の中で設計をするという部分があるので、各企業様が努力をした結果で落札をしているのかなというふうに判断をしております。

委員長(待寺真司君)

全般的に落札率が低くなっているんですね、実施設計は。

委員(窪田美樹君)

決して町の見積もりが甘かったわけではなく、企業の努力ということになる。

下水道課課長補佐(藁科義和君)

自治体が競争入札に付す場合には、やはり設計基準書、いわゆる歩掛りと呼んでいるものなんですが、と設計単価というものを計算をしまして、適正な価格を算出してございます。ですので、町のほうの見積もりが甘いということは一切ありません。

委員長(待寺真司君)

他にいかがですか。

委員(金崎ひさ君)

これ、流用できるだけお金が余っていたからいいんですけれども、やはり人件費の上昇とかいろいろで、見込むのが大変難しかったっておっしゃっているんですが、もうたちまち28年度予算に入っておりまして、来年度もこの地区は来るんだと思っていただいた方たちがね、お金がなくてまた次に延ばすというのは、大変、それぞれの方たちが見込み違いになると思うんですね。こういうことがあってはいけないなと思うんですけども、来年度予算に大変見込むのが難しいということなんですけど、何か留意なさっていることというのはございますか。

下水道課課長補佐(藁科義和君)

最近の状況ですと、やはり労務者の担い手をですね、育成をするために、やはり賃金の改定というのがかなり大きくアップをしています。最近ですと、昨年の10月からことしの2月に比べまして、約、労務費で大きいところでは3%の労務費のアップの部分が発生をしてございます。そういう状況も含めながら、これから町のほうで下水道事業をこれから進めてまいりますので、いろんな工法とか、そういうものを検討しながら進めていきたいと考えています。

委員(金崎ひさ君)

残すとね、見込みが甘かったんじゃないかと言われるし、足りなければこういうことになるので、どっちかというと足らなくて工事ができないというほうが、町民生活には大変悪影響を及ぼしますので、見込みを上げるときに、くれぐれも留意していただきたいなというふうに思います。

委員長(待寺真司君)

意見でよろしいですか。では、他に。

委員(飯山直樹君)

一応確認なんですが、14カ所をやる予定で1カ所、今できていなということで、それで予算に対して残額が3,100万円ほど最終的に余ると。これは最後の1カ所やった上でお金が余るという理解でよろしいんですよね。

下水道課課長(高梨敦君)

ここに記載してございます事業費の3,100万円、今、残額があるというのは、委託料を含めた総体的な部分で3,100万円、今残額が生じています。ただ、工事請負費のほうではですね、ここで見ていただくと、420万円ほどの今、残額になっているんですけれども、この金額ですと1本の工事ができない状況でございますので、委託料の中で2,200万円、今、余っているお金をですね、工事請負費のほうに流用させていただいて工事を完成させたいというふうに考えております。ですから、決算を迎えた段階ではこの3,100万円という今、総合計で金額、余剰金が出ているような形になっていますが、ここから2,000万円ほどが下がった金額になると思われます。

委員長(待寺真司君)

よろしいですか。他に。

委員(土佐洋子君)

14カ所のうち13カ所ができていて、それの残額が420万円で、その10というところができてないのが、そこが2,435万かかるっていうことなんですよね。

下水道課課長(高梨敦君)

はい、そのとおりでございます。

委員長(待寺真司君)

よろしいですか。

委員(笠原俊一君)

それで、14カ所のもう完了調査というのは済んでいる。それとあわせて、残りの部分で1カ所、その10の部分はまだ何にも手をつけていないのが状況。

下水道課課長補佐(藁科義和君)

はい、まだこれから現場を入るところでございます。

委員(笠原俊一君)

それで、その2月からの短期の2カ月間の間にその予算はつけながら、間に合うの、年度内に。

下水道課課長補佐(藁科義和君)

年度内竣工を目指して進めているところでございます。

委員(笠原俊一君)

ということは、2カ月で現実問題として早急にやらせるということで、住民のためにね、我々も下水道工事についてはどんどんやれという、私はそういう思いでいるんで。ただ、余り、非常に期間が短い期間の中で、天気も非常に悪い中でね、安全というものがね、いろいろあるから、何かあってもいけないしね、なるべく早く手をつけていただきたいなと、私自体は思っているんだけれども。くれぐれも事故のないようにしてもらわないと、本当に2月、3月って日数がないからね。会社のほうも指名に当たるとかね、工事で労働者の負荷があってもいけないなと、そんな思いがあるんで、そういったこと十分に気をつけながら、ぜひともという思いがあるんですけど、いかがですか。

下水道課課長(高梨敦君)

今、課長補佐が言いましたように、既に設計等も終わってますので、あと業者さんのほうを選定して発注するだけになっておりますので、下水道課のほうとしても十分注意をしながらですね、そういったことに対応したいと考えております。

委員(笠原俊一君)

もう一つ言わせていただければ、もうわかっていることだから12月中にでも少し手をつけて、できたんじゃないの。もっと12月から始めるぐらいでもね、よかったんじゃないかななんて。今、当然年明けで、もうわかってるということは、もう既に担当課ではわかってたんじゃないかなと思うんだよね、私はね。だから、もう少しそういうのが早めにやってもできたんじゃないかなという思いがあるんだけど、いかがでしょう。

下水道課課長(高梨敦君)

今、委員おっしゃいましたように、確かに12月の下旬にですね、数カ所の設計を、同時に今、下水道課のほうで行っていた状況でございます。その中でですね、本来であれば予算流用とかということじゃなくて、補正で対応するのが一番いいのかなというふうには考えておるところではございますが、どうしても27年度の第4回の定例会にはちょっと間に合わない。いとまがなく、間に合わなかったということで、あと逆に28年度の…28年の第1回定例会では、そこからもしやってしまうと期間がどうしても短くて、工期が間に合わないということで、予算流用という形で今回対応させていただいたところでございます。

環境部部長(伊藤義紀君)

ちょっとその議会と議会のはざまの関係でですね、どうしてもその辺が、この2週間ぐらいがいわゆる勝負の詰めどころなんですね。やっぱり3月を越えて工事をやってというわけにもいきませんし、そこまでにはきちっと終えたいというような思いもございます。あと、参考資料の1のほうのですね、ここに大きく四角の箱の中にお示しさせていただいているんですけども、どうしても毎年4月、7月、10月、1月に単価の改正があってですね、直後の工事はそこの単価を用いてやれというのが、そういうような決まりがございます。ですから、その都度発注する工事のタイミングに合わせて再度計算をし直す作業、それから例えばいろんな建築資材の高騰はですね、調べましたところ、下水道の主たる使用資材になる塩ビ管についてはですね、20%以上の上昇率がある。これは原因突き詰めますと、いろんなことが言えると思うんですけども、一時原油がかなり高騰して、それをもとにしてつくっていますので、今またガソリン単価とかも落ちてますね。ですから、この影響がまたじわじわ何カ月後には出てくる可能性があるんですけれども、そこを見越すのは非常に厳しい状態。それから、今後2020年の東京オリンピックのときには、建築資材が大分品薄になるだろうということがありますので、こんな言い方するとよくないんですけども、恐らく流用金額、議会と議会のはざまで流用しなければいけない、その額が大きいというときにはですね、決算の前にこういう御説明をさせていただく機会が今後もなくならないんじゃないかなって、ちょっとそういう心配はしています。ただ、決算を迎えたときに、実はこれやってましたという話はよくないと思ってますので、年度の中での進捗状況をですね、議員の皆様にお伝えしながら、今このくらい進んでいます、ここにはお金が足りなくなりそうですとか、余剰が出た分はこう使わせてもらいますというような御説明をさせていただきたい。あと、あわせて言いますと、これ、社会資本整備事業の国庫の本補助のほうのですね、今、担保がとれている状況なんで、やはり葉山町がアクションプランで10年概成を目指して、今までおくれがちだった下水道布設事業を注力しながら進めていくんだというところで、国交省のほうも理解をいただいて、当該年度については100%交付がされて、今後についてもはっきり担保はとれてないんですけれども、極力優先的に考えますよというようなお言葉もいただいてますので、そういう裏の事情もあってですね、当然議会でお認めいただいた予算については、責任を持ってその年度の中で執行していきたいと、そんな思いで提案させていただきました。

委員(笠原俊一君)

やっぱり中東の問題で原油がこれから下がってくるだろうということもあるけれども、来年度の予算で、特に今度は消費税の問題があるからね、できればなるべく早いうちに手をつけながら工事を済ませていかないと、もう消費税が上がるということで見込みで、なるべく業者のほうも買い上げて用意はするだろうけども、それにしても発注元がこういくよという姿勢を見せていかないといけないんでね、28年度は非常にそういった、こういった工事関係がいろいろなはざまになってくるだろうしね。その中では早めにこっちの26年度の…27年度か、の部分は、けりつけておかないとまずいなと、思いもあるんでね、よろしくお願いします。

委員長(待寺真司君)

今、笠原委員からありましたように、年度末できっちり終えるという、それに向けてのきょう御報告いただいた中で、今後のスケジュールとして入札関係がいつぐらいになってというのは、日程的なものは、もう執行委任しちゃってるから。

下水道課課長補佐(藁科義和君)

今もう一般競争入札になる工事でございますので、町のホームページで公告をさせていただいているところでございます。ちょっと日にちが定かじゃないですが、2月の中旬ごろに開札がありまして、それから現場のほうに入ってくると思います。

委員長(待寺真司君)

一般競争ですね。指名じゃない。(「一般競争です」の声あり)はい、わかりました。では、あと他にいかがですか、委員の皆さん。国庫補助の対象になるという工事…。

委員(飯山直樹君)

ちょっともう一回確認なんですけど、4月、7月、10月、1月にそういう金額見直されるということなんですが、今回2,000万円ぐらいアップしたというのは、今回の工事だけじゃなくて、今までの工事全部合わせてということですね。

委員長(待寺真司君)

予定よりアップしてしまった。

下水道課課長(高梨敦君)

そうですね、27年度全体で少しずつ単価が上がってきてございますので、予定していた落札率よりもちょっと想定として高くなっちゃっている部分がございますので、全体にしわ寄せがきているような感じでございます。

委員長(待寺真司君)

落札率が上がってきてしまったのが一つの。よろしいですか。通常予算流用の場合は余り議会に今までなかったんですが、今回金額も大きいということと、今後もやはりなかなか情勢がですね、今御説明いただいたように変化の時代に入っていますので、逐次御報告をいただけるということでございます。通常であれば、予算流用の場合は決算のときにわかるというような形でございましたけれども、きょうは説明をいただいたということでございます。よろしいですか。じゃあ、笠原委員からもありましたけれども、年度内で完成を目指して取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。
では、よろしいでしょうか。それでは職員退席のため、暫時休憩いたします。
(午後3時51分)

委員長(待寺真司君)

それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時52分)
では、その他に移りたいと思いますけれども、きょう学校給食センターを視察を行ってまいりました。それから1月の14日ですかね、学校給食会の会議も開かれておりますので、一応今後も給食センター、中学校給食についてということで、所管事務調査では追ってまいりますので、次回は第1回定例会中の委員会の中でというような形になると思いますけれども、そこまでに向けた中で、行政のほうで動きがあった場合にはその時点で報告をしていただくというような形で進めてまいりたいと思います。
それから、もしきょうの視察等でですね、何かフリーディスカッションみたいな時間をとってもいいかなとは思っておりますけれども、何かお気づきの点とか、やはり議会としてですね、ただただ状況を待っているのか、それとも何かこちら側からも積極的な提案をできるのかどうか。その辺も含めてですね、何か御協議をいただければなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。

委員(笠原俊一君)

きょう視察行ってわかったことが、炊飯、御飯はつくっていないということと、やっぱり我々見てきた愛荘町が非常に十二分の場所、あるいは中の仕組みがよくできていた。すばらしいと言えると思うんですけども、まだまだいい仕組みというのがあると思うんですね。あの町でさえ、まだもっとゆとりをつくっておけばというようなことがあったので、できれば我々だけじゃなくて、職員ももっといいところを見て、それこそ我々の孫子まで使うかもしれないというかね、私には孫子使う、当然使えるでしょうけれども、余り古い施設を見てもよくないんじゃないかなと、職員がね。だから、できればもっと調べて、職員の中でいい施設を見学してくれると、31年にわが町でもスタートするということだけは決まっているようですけども、その場所の選定だとかも、もう少し広い見方をされたほうがいいでしょうし、もう一つ、二宮さんもそうでしたし、大井さんも、町独自でやろうという考え方、僕は今の時代、ちょっと違うんじゃないかなと思ってるんですよね。新しい専門の民間施設というか、民間業者に委ねる方式というのも、一つの考え方かなということで、施設面だとか対応面だとか、そういったものを職員が見ていただければ、町長に予算つけてもいいから、よその町、視察してこいよと言っていただいたほうがいいんじゃないかなと。議会からも予算をつけてそういったところを十分に対応できるような、同じようなものをつくっちゃって、後でもう少し、こういうふうにすればよかったなと、職員から出るよりはね、どうせ投資するんなら、そういうものにしていただきたいなと私は思ってるんです。何とか議会からも応援してあげるようなことができればなと。

委員長(待寺真司君)

先進地の視察をもう少し行政としてもやってはいいのではないかという御意見でございましたけれども、いかがでしょうか。きょうのお話の中でも、今になって思えばというようなお話も少しあったような気がしますので、そういった声、現場の声を本当に拾い上げて、いいものをつくっていただくということが一番いいのかもしれませんが、ただ、まだそこの段階にね、どういうふうになるかということは今まだ学校給食会も含めて検討中でございますので、いろいろなお考えはね、その中であると思いますので。

委員(笠原俊一君)

さっきの資料を見るとわかるとおり、現実に20年ですか、大井さんができたのが。その前からスタートして4年、18年には何とかってあって、やっぱり建設に至るまで4年ぐらいたしかかかっていたと思うんですよね。そうすると、葉山で31年というと、もうきちゃってるんですよ。ですから、早めに見ないことには、でき上がるんだって、今から28、29、30、ちょうどじゃないですか。そのくらいの間がやっぱり必要なんでね、早めにそういうのを見てもらわないと、おくれちゃうんじゃないかなと思うんですね。余計ですけれども。

委員長(待寺真司君)

あとは他に何か御意見が。

委員(金崎ひさ君)

今度定例会中の委員会で所管事務調査をすると今、委員長がおっしゃったので、そのときに明らかにしたいなとは思うんですけれども、私どもがほんとすごく広い愛荘町を見てきて、それは特別に土地のあるところなので、自分たちは教育委員会としては大井町を参考にして、そして二宮を参考にして、十分あの広さでできるという確信を持って提案しているというふうなことをおっしゃってましたけれども、やっぱり主食を外注しているとかね、それから各学校の段差の合った搬入口をつくらなきゃいけないとか、ああいうものが大井町ではもともとあったからそのまま使えたんですけれども、自校方式でやっている葉山町にとって、そういうものまできちっとね、建設をする予算化といいますか、そういうことまで考えているのかどうかというのが、ちょっと見えてこなくなっちゃったんですね。だから、改めて聞きますけれども、私たちがきょう行った大井町で得た知識と同等なものを教育委員会の職員が参考にしたという方たちが同じ認識を持っているのかどうかというのが、すごく疑問にあったんですね。その辺も認識を一緒にして、そしてそれでもできるというのであれば、ちゃんとした説明もいただきたいと思うし、あんなにはっきり大井町の所長がね、これ以上主食をつくることは無理ですとまでおっしゃってましたのでね、やはり実践をなさっている方の言葉のほうが大きいかなという気がいたしますので、これ、改めて聞き直しをしたいなというふうに思いますので、ぜひ所管事務として聞けるような場所をつくっていただきたいなというふうに思います。

委員長(待寺真司君)

はい、ありがとうございます。どうでしょうか、他に何かもしきょうの見た中で。私自身ちょっと非常に思ったのは、町長が最初におっしゃられました、まず下水道があるところというのが大きな条件というお話がありまして、それって大きな課題だなというのがすごくあって、単独で処理槽をつくるという、行ってない場所にはね、当然そういう処理も必要になってくると。それに対してどの程度の費用がかかってくるのかなんていうのも、やっぱりこれからの中ではっきりしていかないと、全体としてどういうふうになるのかなというのが見えてこないという部分もあったのかなというふうに思いました。
もう一つの課題としては、今、自校方式の小学校4校を果たして一括調理でいいのかどうかというところも、もう1点の課題としてはあります。ですから、その辺を各委員さんもいろいろなお考えあろうかと思いますが、委員会としてある程度同じ方向性で町に物を申せるのか、それともそこは個々の委員さんで考え方も違うし、それは個々の委員さんの一般質問なりの時間で行政に対して問うていくのか、その辺のちょっと方向性はですね、もちろんずっと所管として追うのはいいんですけれども、何か一定の方向を出せるのかなというのがちょっと委員長として思っておりまして、その辺で少しフリートーキングができればなというふうにも思っております。中学校給食をやることに対しての反対というのは、そんなには多くないのかなと。ただ、生徒さんの立場からすると、お弁当がいいというようなアンケート結果も出てますので、その辺は一方的な考え方を持つわけにもいかないのかなというふうにも思いますし、その辺をですね、どういうふうにしていくのか。ある程度、町の方針が固まった段階で、それに対して議会と物を申すのか、それとも固まる前に、やっぱり当委員会としてこれまでいろんな視察をした中で、こういった方向性、幾つかのパターンが出てもいいのかもしれませんけれども、こういった方向で検討を進めてほしいというようなことを委員会として出していくのか。その辺の進め方、何か委員の皆様からありましたら、お考え等ありましたら、きょうお寄せいただけると、今後の所管事務調査の進め方の中で参考になりますので、御意見ありましたら、よろしくお願いします。

委員(笠原俊一君)

もう1点言わせていただければ、総合計画でもね、これからのまちづくりというのは協働だと、議会も行政も住民もということですから、少なくとも我々が見てきた、勉強してきたということを、今、金崎さんも言っていたようにね、共通認識の中で、一般質問でやり込めるのはわけないことなんだけれども、それでも全体として、下の課長だとか係長だとかね、実際に物を動かしているような人たちが認識の中で我々見てきたところはこうだったよ、ああだったよというものを一緒になってつくり上げていくということが町の将来つくっていく、本当はもとなんでね。そういった意味でいけば、少なくても我々の知識だとか、キャッチボールをしていく場所をつくっていくのが所管事務調査である、こういった委員会のよさなんじゃないかななんていうものも感じました。一般質問だけだと、それぞれの議員さんも、個人的なものとして受け取られがちなこともあるし、その辺でぜひとも一緒になって、今言ったように教育委員会と話を、コミュニケーションをとるような場というかな、やり込めるんじゃなくてね、コミュニケーションがとれるような場所がつくっていただいたほうがいいんじゃないかなと思いますね。

委員長(待寺真司君)

委員会のほうでも、積極的に外部への出向いて行ってというような形は、この間も御答弁いただいておりますけれども、今後の中で相当回数も多くやっていくのではないかというふうに思っておりますけれども。そういった場に我々議員、議会としてかかわれるのかどうか、その辺がちょっとわからないところもありますけれども、議会は議会として、またこの間の御意見を伺う会をやったような次のステップを行うのか、その辺も含めてどのように進めていったらいいのかなという部分はございますけれども。

委員(金崎ひさ君)

先ほども申し上げましたけど、一度私たちが視察をして学んできたことの問題点を共通認識を持つために所管事務調査をさせていただいて、そして担当課がどのようにそのことを私たちに納得のいくような説明してくれるのかどうかわかりませんけれども、とにかく共通認識を持って、あれだけマスコミにも発表したことですのでね、何らかのものを持っていると思うんですよ。それを一度所管事務調査をさせていただいて、そして私の疑問が払拭されるかされないかというところを終えた後に、やはり委員間討議としてね、給食をどうするのかと、センターのことはどうするのか、小学校はどうするのかと、中学はどうするのかということを委員間討議の中で、やはりこの委員会として話し合っていく必要、十分あると思いますので、それは委員長の采配にお任せいたしますけれども、まずは担当が、私たちが持っている疑問をどのように認識して、どのように大井町で学んできて、葉山町でもあの場所でできるというふうに決めたのかというところを聞きたいなと思っております。

委員長(待寺真司君)

わかりました。今、金崎委員の御意見は委員会のほうに伝えてですね、次回の所管事務調査のときに、当時、もう2年…平成26年になっていたかな、視察に行ってるのが。ですから、もしかしたらちょっと今の担当じゃない可能性もあるので、その辺はちょっと委員会のほうで調整していただく中で、しっかりその辺は引き継ぎがなされているものと思いますので、御説明いただけるように準備していただくように、正・副委員長のほうで申し出をいたしますので、今、そういった認識を一緒にしないと、その次も進めないというお話でございますので、特に大井町・二宮町についての考え方を聞いてみたいということを、じゃあ次回行いたいと思います。
他に何か要望等があれば。

委員(窪田美樹君)

センター化をどうするという前の、あそこでセンターがどのようにつくるか、どこにつくるかという問題もですけど、先ほど委員長言われたように、小学校をセンター化することがいいのかどうかというものも、また別の問題というところで、それを議員の意見がどうのっていうよりは、子供たち、幼稚園のお子さんも含めて、お母さんも含めて、皆さんの意見をどのように聞いたのかっていうのが疑問になってきたからと、広報のほうで皆さん、御意見を伺う会、町民の方の意見をどのように聞いて町がこういうふうにやりたいんだっていう意見を出してきたのかっていう部分が、どのぐらいまで消化されたのか。あの御意見を伺う会では、本当にみんなの意見を聞いてもらってないというところがどうしても耳に入ってきたところで、だからこの先もどこまで小学校の子供たち、中学校の子とか、幼稚園のお子さん、保育園のお子さんなんかの、これから食べるお子さんなんかのことも含めて、どのように解決していっているのか。納得してもらってるという言い方は変ですけど、もし葉山町がセンター化したい、小学校の給食もセンター化したいっていうのであれば、どのような、もし心配事があるんなら、そこをぬぐうためにどのようなことをするのか、それともぬぐえないけれど、このまま強行するという姿勢をとっているのか。そのセンター化をすることに対して、町がどのようなことをあれからとっているのかが知りたいです。

委員長(待寺真司君)

さまざま出たセンター化に対する不安の意見に対して、町がどのような対応を、これから多分説明会にいろいろ出られると思うので、その中でどのように説明していくのかというのは、事前に我々のほうにも知らせてほしいというような形での要望になりますかね。

委員(窪田美樹君)

町がこれまで町のお話を聞いていると、やってきたんですとか、これからやるんですっていうようなことだったり、各小学校では町が直接やるんではなく、PTAのお母さんを通しての説明になっているっていうお話を聞いてます。それが本当にお母さんたちが望んで、子供たちが望んできた説明会なのか、意見を徴集した場所なのか。聞く話によると、小学校がセンター化になることも知らなかったという人たちもいる中でも、センター化が先走ってしまっている中に、いろんなことも含めてどのようなお知らせの方法をとっているのかを知りたいです。

委員長(待寺真司君)

その辺についても次回のときにですね、はい。センターのいろいろな設備的な課題のそれ以前の問題ということで、まずそちらのほうから先なのかなというふうには思いますので。その辺をじゃあ中心に次回は委員会のほうから説明まずいただくというような形をとりたいと思いますけれども。あと、他に特に場所の問題とかですね、いろいろな課題もあろうかと思いますけれども、何か調査しておいてほしいとかいう要望がありましたら。よろしいですか、特には。
では、中学校給食については次回の委員会の中において、先ほど窪田委員からまず出ました、小学校をセンター化にすることに対するさまざまな御意見がありましたので、それに対して委員会としてどのように対応、動いているのかという御説明をいただいた後に、今度は金崎委員よりございました大井町あるいは二宮町を視察してきた委員会として、どのような感想を持って、そして今回の事業計画に結びつけていったのか。その辺が我々と…我々がきょう視察してきたものと共通認識が持てているのかどうか。その辺について御説明をいただく中で質疑というような形で進めて、その後またまとめの中でまた意見をいただくというような進め方を次回行いたいというふうに思いますけれども、そんな形でよろしいでしょうか。はい、わかりました。ありがとうございます。
では、その他につきまして、もし何か委員の皆様からございましたら。あれですか、愛荘町も行ってみろという話はしますか。

委員(窪田美樹君)

その他ではないんですけど、町が見に行ったというのは、海老名市になっているんですけど、海老名市を見に行ったというのを聞いてない。給食を食べに行ったことは。大井町が…。

委員長(待寺真司君)

視察の中でですね、この間、報告書は出てると思うんですけれども、最後の30ページに、給食推進委員会ですから教育委員会のほうでやっていたやつ。町の中学校給食の検討委員会のほうじゃないんですけれども、推進委員会のほうに…推進委員会だから、そうか。ごめんなさい、推進委員会だから町のほうのですね、これが平成26年7月29日に二宮町・大井町を視察に行っております。これはあれだね、暫時休憩します。(午後4時11分)

委員長(待寺真司君)

それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時13分)
すいません。今のちょっと確認をさせていただきまして、二宮町・大井町を視察に行っておりますのは、中学校給食推進委員会、報告書を出していただいた教育部長が筆頭に各町部局の部・課長が入った推進委員会で現地へ行っておりますので、そのメンバー等も含めてですね、どのようにそこの視察の中でこういった計画に結びついていったのかというところは、こちらのほうでお願いをして調査をしていただく中で報告をしていただくようにいたしますので、よろしくお願いします。
では、他によろしいでしょうか。よろしいですか。それでは、以上をもちまして本日の教育民生常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。(午後4時14分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成28年4月1日

教育民生常任委員会委員長 待寺真司

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更新日:2018年04月25日