教育民生常任委員会会議録 平成27年9月24日
開催年月日
平成27年9月24日(木曜日)
開会時間
午前10時00分
閉会時間
午後4時43分
開催場所
葉山町議会 協議会室1
付議案件
- 付託案件
(1)陳情第27-17号 平成28年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情
(2)陳情第27-18号 平成28年度における障害者・透析者を含む移動困難者に対する「通院支援」についての陳情
(3)陳情第27-19号 平成28年度における「慢性腎臓病(CKD)及び生活習慣病対策」についての陳情
(4)陳情第27-21号 障害者医療費助成制度の「年齢制限」撤廃を求める陳情
(5)陳情第27-22号 障害者「自動車燃料費助成」の復元を求める陳情
(6)陳情第27-23号 平成26年6月開始の戸別収集とステーションでの資源回収に伴う事業の実施結果と事業効果について町議会として分析検討するとともにその結果を町民に説明することを求める陳情書
(7)陳情第27-24号 葉山町のごみ処理の将来計画策定のための専門家や町民が参加した審議会または調査検討委員会を設置して検討するよう山梨町長に要請してください - 所管事務調査
(1)平成27年度 教育委員会の点検・評価報告書(平成26年度事業対象)について
(2)中学校給食に係る検討状況について - 委員派遣(行政視察)について
- 閉会中の継続審査について
- その他
出席並びに欠席委員
出席 7名 欠席 0名
役職 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
委員長 | 待寺真司 | 出席 |
副委員長 | 山田由美 | 出席 |
委員 | 金崎ひさ | 出席 |
委員 | 窪田美樹 | 出席 |
委員 | 土佐洋子 | 出席 |
委員 | 飯山直樹 | 出席 |
委員 | 笠原俊一 | 出席 |
オブザーバー | 議長近藤昇一 | 出席 |
傍聴者
横山すみ子議員 畑中由喜子議員 石岡実成議員
一般傍聴者 3名
説明のため出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
福祉部部長 | 仲野美幸 |
町民健康課課長補佐 | 千葉和久 |
福祉課課長 | 守屋晃 |
福祉課主査 | 岩田展子 |
環境課課長 | 坂本泰一 |
環境課係長 | 西尾直樹 |
クリーンセンター所長補佐 | 内田自栄 |
教育総務課課長 | 野田仁 |
生涯学習課課長 | 梅田仁 |
町民健康課課長 | 高橋雅宏 |
町民健康課係長 | 柏木淳子 |
福祉課係長 | 斎木靖子 |
環境部部長 | 伊藤義紀 |
環境課課長補佐 | 雨宮健治 |
クリーンセンター所長 | 行谷友良 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
学校教育課課長 | 冨樫俊夫 |
会議の書記
議会事務局局長 矢嶋秀明
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局主任 佐々木周子
会議録署名委員
委員長 待寺真司
会議の経過
委員長(待寺真司君)
皆様、おはようございます。定刻の10時となりましたので教育民生常任委員会を開会いたします。(午前10時00分)
本日の出席委員は全員です。よって、本日の会議は成立いたします。
直ちに本日の会議を始めたいと思います。まず本日お手元にですね、多数の資料を配付させていただいておりますので、まずちょっとその資料確認から行いたいと思いますので、よろしくお願いします。本日の委員会次第がA4で1枚、そして障害者手帳取得者状況、これが福祉課から参考資料として、資料1、2、3と3点ほど福祉課より出ております。よろしいでしょうか。それから続きまして、クリーンセンターより、同じく参考資料1、2、3と3枚。これはA3の横、それからA4の横、そしてA3の縦と3枚ございますか。それからもう1点がですね、教育総務課より出ております葉山町学校給食会会則、これがA4でホチキスどめで綴っております3枚綴りとなっております資料。以上をお手元のほうに配付をさせていただいておりますけれども、配付漏れ等は大丈夫でしょうか。ありがとうございます。
それでは、本日の会議に入りたいと思いますが、まず冒頭ですね、委員長のほうより、本日の運営に関して2点ほどお諮りしたいことがございます。まず1点目につきましては、本日、陳情27-17、18、19、21、22と5件ほど福祉部所管の陳情が出ております。職員のほうには待機をしていただくようにしておりますけれども、この中で、17、18、21、22が福祉課の所管、そして19号のみが町民健康課の所管となりますので、ぜひこの27-19号を冒頭に審査をさせていただきまして、以後を17、18、21、22と以降また23、24と続けていきたいと思いますけれどもよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
ありがとうございます。
それからもう1点なんですが、通常、最初付託された陳情につきましては、全文を朗読をいたしておりましたけれども、本日、付議案件の陳情が大変多くなっております。また、所管事務調査においても幾つか課題の点がございますので、委員会の進行上、本日は陳情の要旨と陳情提出者のみの朗読とさせていただきたいと思いますけれどもよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
ありがとうございます。それでは、そのように本日の会議を進めさせていただきます。
では、まず本日の次第、付託案件については陳情が7件ございます。まずは陳情第27-19号平成28年度における「慢性腎臓病(CKD)及び生活習慣病対策」についての陳情を議題といたします。では事務局、朗読お願いします。
(書記朗読)
ありがとうございました。それでは陳情第27-19号について審査を始めてまいりたいと思います。この陳情につきましては、昨年も同趣旨で平成27年度における陳情ということで出ております。職員のほうは待機させておりますけれども、何か状況等、もし伺いたいことがありましたら職員から説明を受けて質疑というような形に入りたいと思いますが、いかがいたしましょうか。説明受けるということでよろしいですか。
それでは、職員入室のため暫時休憩いたします。(午前10時04分)
委員長(待寺真司君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時04分)
本日は陳情審査に御出席をいただきまして、ありがとうございました。それでは、職員の紹介から再開をいたしたいと思います。
福祉部部長(仲野美幸君)
おはようございます。福祉部長の仲野です。職員の紹介をさせていただきます。隣から、課長の高橋です。課長補佐の千葉です。係長の柏木です。以上です。よろしくお願いいたします。
委員長(待寺真司君)
よろしくお願いします。昨年も同趣旨の陳情が出されておりまして、昨年、冒頭御説明いただいたわけでございますけれども、本年も昨年の取り組み等、27年度の取り組みとか、それから今後に向けての福祉部町民健康課として、何かこの件に関しての取り組み等がございましたら、まずちょっと御説明をいただき委員との質疑に移りたいと思います。よろしくお願いいたします。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
それでは、御説明をさせていただきます。平成26年度にもですね、今委員長のほうからもお話しありましたとおり、CKDの内容について陳情いただいております。その際に私どものほうで、これは教育委員会さんのほうとですね、関係、関連がございますので、調整をしながら対応させていただきたいというお話をさせていただきました。対応につきましてはですね、平成27年度の特定健康診査の通知にですね、糖尿病が悪化するとCKDにつながる可能性があるというような内容の文章をですね、入れさせていただいております。それはことし、これ特定検診の御通知を皆様に差し上げた際にですね、これの裏面に、また健康診査の検査項目でわかる糖尿病は、自覚症状がないまま進行し、人工透析が必要になってしまったり視力障害を起こすなど重大な障害を引き起こしますというような文面を入れさせていただいております。またですね、本年度の7月号の広報なんですけども、これです。健康情報というところの項目の中に、糖尿病は初期には自覚症状がありませんが、進行すると失明や腎不全など深刻な合併症を引き起こします。健康診査を受けたら必ず血糖値ヘモグロビンA1Cの値を確認しましょう云々というような項目をですね、記載をさせていただいて町民の方々に御周知をしているところでございます。それから、これは学校のほうのことにつきましては、学習指導要領にのっとってですね、障害者への理解を深める指導を行っているということでお伺いをしております。またですね、神奈川県のリーフレットがございまして、そこに増刷予定はないんですけども、そこの中に腎不全のことが書いてあると。それから各市町村で取り組みが始まっておりまして、今年度も国民健康保険団体連合会のほうのリーフレットにですね、腎症をテーマにして対応をするというようなことも伺いをしております。それからですね、ことしの共済ニュースのほうにも、9月号にもですね、腎臓病の記載が、記事が載っているというような状況で、いろんなところでですね、この腎臓病のことについて周知とか、あるいは啓発とか、あるいは注意喚起とかですね、されているという状況でございます。以上でございます。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。ただいま、高橋課長のほうからいろいろと取り組みについての御説明をいただきました。
それでは質疑のほうに移りたいと思いますが、質疑のある委員の方は挙手をもってお願いをいたします。
委員(笠原俊一君)
せっかく資料をいただいたんで、ちょっと確認をしながら教えていただきたい部分があります。まず、きょうは福祉課のほうの資料をいただいておりまして、(「町民健康課」の声あり)あ、そうなんですけど、この中にきょうこちらに来られてるのは町民健康課なんですけども、福祉課からいただいてる資料があります。その中に参考資料の1として、身体障害者の手帳の状況ということで、ここ24年、25年、26年、27年の…同じものありますか。腎臓病の推移というのが書いてあるんですけれども、ありますよね。この方が、例えば24年の4月だと67人、25年の4月だと73人、26年が67人で27年の4月が66人と、こういうふうに書かれているんですね。この方がイコール透析者なのかどうかということをまず聞いておきたいというのと、そうしますと、ここに書かれている、きょうの陳情の27-10号にその葉山のケースで出ているのがこの人数なんですよということなのか、まずそれを確認をしたいんですけど、いかがでしょう。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
その点につきまして、国保でですね、特定疾病という、人工透析の方なんですけど、その方が現在何名いるかというと25名いらっしゃいます。それで、国民健康保険のほうはですね、大体3分の1の方が国保に入られているということと、ちょっと年齢層の偏りはあるんですけども、国民健康保険の加入者の方というのは、要は65歳以上の方は国保にほとんどの方が入られてるという状況を踏まえますと、数字的なものがちょっとなかなか把握が難しいんですけども、例えば国保が25名だと、そうすると今言ったようにこれの3倍が、約…町民の方ということになりますとですね、おおよそ75になります。その75とこの数字がそれほど遠い数字ではないので、ほぼいい数字なのかなということは考えられるとは思います。
委員(笠原俊一君)
もう1点、資料を見ながら確認をさせていただきたいんですけど、同じく資料の3のほうに、65歳以上取得者の障害別というのと、65歳以上取得者の年齢構成というのがありまして、腎臓病が29人、それでうち腎臓機能障害者とは23人ということなんで、今国保の25人ということの数字と、この資料3の一番右側の一番下ですね、23人というのは大体一致してくるのかなという思いなんですけども、そういうことでしょうか。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
これ、恐らく福祉課さんの数字は、町民全体の中の割合だと思います。私どものほうは国保の方で、年齢の構成的にはちょっと今全て把握しているわけではないんですが、調べればわかると思いますけど。ですから、そこの点でこの23名とこの25名がイコールということではないと思います。国保の方で25名なので、こちらは全体の話で23名ということですから、そこの数字の構成というのは、ちょっと今はわかりかねますね。
委員(笠原俊一君)
それでね、この陳情の要するに願意というのは、先ほど言った高橋課長のほうから、国保の25名の約3倍ぐらいが底辺としてあるだろうということですから、将来的にもっとふえていくのかどうか、傾向はちょっと24年からの資料で出っ込み引っ込み、余り推移はそんなに大きな推移はないんでしょうけれども、この陳情全体像を捉えるときには、葉山の場合はさっき言った24年から27年の推移、国保の25人に限らず全体像の3倍ぐらいの、何ていうのかな、問題を考えなきゃいかんよということだろうというように私は思っているんですけども、そこら辺の解釈は町のほうとしてはいかがなんでしょう。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
今の笠原委員おっしゃるとおり、やはり町全体として考えるのであれば、障害枠とかそういうことも含めて今委員がおっしゃったとおりだと思います。
委員(笠原俊一君)
じゃあ私のほうから質問もう1個、最後にしておきますけれども、ほかの委員の方もありますから。この27-19号の後段のほうに、若年層への啓発とかね、若年層化もしているでしょうし、そういった観点からの動き、若年層がまたふえてきているのか、65歳以上はわかるんだけども、もう少し若い人がどういうような状態になっているのか、あるいはそういった若い人への対策というのかな、そういったことも町民の健康を管理する課の責任なのかなと思うんですけども、そこら辺の対応というのはどうなってますでしょうか。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
今おっしゃるとおり、この腎臓病については高齢にいくに従ってその確率も高くなってくるというようなお話は聞いたことがございます。それで、やはり町のほうで若年化ということになると、先ほど御説明したように学校のほうでこういう方、こういうことをやってるとか、こういう食生活をしてると腎臓病になりやすいよとかっていうPRはしていっていただきたいということはございますし、それでまた、御高齢の方々についてはですね、その対応とか、あるいは予防の方法とかを担当課としてPRとかも今後やっていかなければいけないということは思っております。
委員(笠原俊一君)
もう一つ。すいません、今何ていうんですかね、糖尿病予備群というのがすごく多くなってきているし、要するに甘いジュースとかそういったものを飲む。糖尿病から腎臓病に将来的に移行するということも病院等で私は聞いているんですよね。そういう病院で聞いているんだからそれは事実なんでしょう。ですから、そういった町民の健康という全体の健康を考えると、そういった若い子供たち…若い子供というのは言い方おかしいんですけども、子供からそういったね、運動しながら、あるいは運動も大事だし、そういう甘いものばっかり飲んでるといかんよというような、そういう健康課としての動きというものを、いろんな本だとかいろんなとこに書いてあるんですけども、町としてのそういう何ていうのかな、動きというのはいかがなんでしょう。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
先ほども御説明させていただいたように、やはり広報とかですね、そういう媒体を使ってこういうことをやってると糖尿病になりやすいとか、あるいは糖尿病がこの腎臓病になる引き金になるとか、糖尿病というのは万病のもとということもよくお伺いしておりますので、そういうことの啓発をこれからもやっていきたいとは思っております。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他に。
委員(金崎ひさ君)
はい、すいません。陳情の要旨が予算策定をという願いなんですね。それで今、課長がおっしゃった、いろんなPR活動ございますけど、葉山町の予算的には幾らぐらいこれはかけているんですか。27年度でもいいですし、26年度でもいいんですが。おおよそでいいんですが。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
これ確かに予算の確保ということで陳情いただいております。その際に事業を委託してですね、例えば委託をして、それで広報活動するということも一つの方法だとは思います。ただし今の金崎委員の御質問に対しては、経費的にはこれほとんどかかっておりません。ただ、お金をかけてくださいという御趣旨の陳情ではございますけども、その違う方法もあるのではないかなということで町のほうは対応させていただいておりますが、お金をかけるということであれば今のような委託をして、PRをして、機器とかですね、そういうものを充実させるとか、そういうこともあろうかとは思います。
委員(金崎ひさ君)
ちょっと理由の中にね、神奈川県腎友会としては小・中学生の皆さんにいろいろとお話をしている…して実施していきたく思いますと書いてあるんですが、27年度とか26年度に、そういうことをしたという把握されてますか。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
そのお答えになるかどうかわかりませんけど、これ「腎友」というこういう雑誌がございます。ここの…ごめんなさい、SSK神奈川腎友といいまして、NPO法人の神奈川県腎友会がお出しになってる冊子です。ここの中に、学校訪問で透析体験談を発表というようなコラムとかがございまして、ここでも腎友会さんのほうでこういう対応をされてるのかなということはわかります。
委員(金崎ひさ君)
県内の小・中学校とあるんですが、葉山の中でやったということは聞いてませんか。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
そこまでは確認はしておりません。すいません。
委員(金崎ひさ君)
最後で、一番最後に大変重要なとこなんですが、来年度の予算策定に向けてというところがあるんですけれども、今実際に予算的には、この慢性腎臓病(CKD)の予防のための予算化はされていないということなんですけれども、陳情の要旨としては来年度に向けてどういうことをしてほしいかというのがちょっとはっきりしていないので、どういう予算化をしてくれということも議会としてはちょっと申し上げかねるんですけれども、担当課としてね、今おっしゃったように委託でどうのこうのとおっしゃってましたけど、例えばこういうことをすれば多少お金がかかるけれども、この予防に、PRにいいんじゃないかというふうな案があるとかないとか、あと、そういうことに向けて来年度予算に申請しようかなとか思っているとかという将来展望があれば、ちょっとお聞かせいただきたいんですが。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
現在は、今お話ししたように予算をかけないで対応したいという気持ちではおります。ただ、こういう陳情がですね、出ている以上、周りの自治体の状況とかをですね、確認をさせていただいて、取り組みによってはですね、町もできることがあればそれは対応させていただきたいと思います。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。では、他に。
委員(窪田美樹君)
予算措置もそうなんですけれど、小・中学校の生徒さんにというところでは、今やられてる葉山の広報活動ではなかなかそういうお子さんが見ない、目に入らない場面というところが多いと思うんです。葉山の広報をね、お子さん見るか、健診のおはがきの封筒を子供が見るかというと、なかなか見ないというところがあると思うんですが、では、お金をかけなくてもというところでやっていきたいと言ってた中では、お子さんたちには、あえてお子さんたちに絞るとしたら、今やられてない、お話の中にこういうことやってるというお話がなかったので行われてないとは思うんですが、県の腎友会のお便りの中に中学校…あ、高校ですか、学校に訪問してお話しをしてたっていうところ、葉山町でやってやれないことはないと思うんですが、そこにお金がかかるかかからないかはちょっとこの後なんですが、そういったような企画を設けるようなこと。まずお金…企画を考えたらお金がかかってしまうというところがあるかないかというところではあるんですが、企画を考えないといけないと思うんですが、そういった企画というのを考える余地があるのか、お子さんに特化した。これまでのやり方ではなく、新たなところではいかがでしょうか。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
先ほど26年度の対応状況の中でお話ししたとおり、学校においてはですね、学習指導要領にのっとって障害者への理解を深める指導を行っているということをお伺いしているんですね。学校で何かをやるということになりますと、当然教育委員会さんと調整をして、それでできること、できないことというのはどうしても出てきてしまいます。ですからそこの中で、例えば我々のほうでこういう記事を学校のほうでお配りいただけますかといったときに、それができるかできないか教育委員会さんの判断になりますので、そういうことも含めて学校教育課さんとこれからも調整は図っていきたいと思います。
委員(窪田美樹君)
これから調整を図っていくと言われてる中にね、子供にこういうチラシ、紙をもって、今、活字離れといわれてるような中に、何が効果的かという中では、先ほどの生のお話を聞くということはさらに有効的だと思うんです。ですからその企画、教育委員会との話し合いの中に、紙を配るというんじゃない、お便りを出すという中ではなく、生の声とかそういった何か動くような、目に入りやすいような方法も考えて、ほかの自治体もやってる、神奈川県の単位になったら先ほどのお話のようにあるんですから、そういったものを参考にしていただいて、配ればいいじゃなくて、もう少し子供たちが受け入れやすいようなものも考えられて一緒に提案していただきたいと思いますが、そういったような考えを広げるというんですか、企画を広げたような持っていき方はいかがでしょうか。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
教育委員会さんと調整をさせていただいて、予算の近いですのでそれは検討させていただきます。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他に御質疑は。よろしいですか。
委員(飯山直樹君)
まず、先ほどの資料のですね、3番の65歳以上の取得者の年齢構成というので23人になってるんですが、これは29人の間違いですね。(私語あり)福祉課のほう。じゃあまた別個で。
今、重度の腎臓病の方が透析を受けられてるということなんですが、いわゆる透析の患者以外で糖尿病の患者さんは全体としてどのくらい現状で葉山町でいらっしゃって、そのうちのどのくらいの方たちが慢性化していくのか。それに対してどういうふうな、今アクション起こしているのか、ちょっとその辺簡単に御説明いただけますでしょうか。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
それはレセプトをですね、点検すればある程度のところの把握まではできると思いますけども、それはきょうはちょっと手元に持っておりませんので、その数については即答は難しい状況です。それで、確かに腎臓病と、それから透析までいく方の比率というのもちょっと確認したことがないので、それについてはちょっと今後調べていきたいと思いますけど。
町民健康課係長(柏木淳子君)
それについてはKDBといいまして、国保のデータシステムが始まって、今全国的に動き始めたところです。今まではレセプト…すいません、お金が幾らかかってますというのがわかっても、それが第1病期では、例えば高血圧で受診したけれど途中から糖尿病になりました、今は糖尿病はメーンで治療してますという方も高血圧でカウントされてたんですけれど、昨年度から始まって、まだちょっと調子が悪いのできちんとしたデータがとれないんですが、KDBだと今の主病名で医療状況がわかりますし、それがデータがたまっていけばその方が悪化している状況もわかりますので、今後、今後5年、10年でわかっていくデータというか動向なのかと考えてます。
町民健康課課長(高橋雅宏君)
今の補足で、KDBというのが、国保データベースシステムというシステムなんですね。それは国保連合会、国保中央会さんが中心となって全国組織のものなんですけど、それの神奈川県版が神奈川県国保連合会というところがやってます。これは医療に関するいろいろなことをですね、やっている機関で、当然国民健康保険もそこのデータとか、あるいはレセプト点検とか医療費とか、それから療育費の賦課とかやっていただいてるんですけど、そこのシステムがことしから運用できるということで、対応は動き始めてはいるんですけども、やはり膨大なシステムを対応するものですから、なかなかうまく動かないというのが現状でして、それのシステムが適正に動き出して、それで今の委員の御質問にあったような内容も把握できるようになっていくのかなとは思います。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。では他に質疑はよろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして質疑を終結いたします。職員退室のため暫時休憩します。(午前10時28分)
委員長(待寺真司君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時28分)
では、ただいまの陳情第27-19号に関して、取り扱いも含めて委員さんより意見を述べていただきたいと思いますが、挙手をもってお願いいたします。
委員(金崎ひさ君)
ほかの委員さんにちょっとお伺いしたいと思うんですが、要旨としては予算策定をということで、そして前回の同じような同趣旨の陳情も採択されたということなんですが、結局は予算化はされなかったということだと思うんですね。そしてお話を聞いてますと、経費かけなくてもできることがあるということで、かなり力を入れているような、担当課としてはそういう思いを感じるところでございますけれども、ただこの陳情の理由の中に、こういうふうな予算化をしてほしいとか、こういうふうにしてほしいというのがちょっと読み取れないんです。それでほかの委員さんにお聞きできたらなと思うんですが、この件に関してどのような私たちが考えればいいかということを、私は趣旨了承でもっと頑張ってPRにやれみたいなところでいいかなとは思うんですが、採択をしてこういうふうな予算化をしましょうよという委員会としてね、何か案があったらそれを出すのもいいかなと思うんですが、何か御意見を伺いたいなというふうに思います。
委員長(待寺真司君)
金崎委員からただいま趣旨了承という部分では取り扱いについて御発言いただきましたけれども、採択するに当たっては何か委員会としてもどのような事業に予算をとっていくんだという明確な部分をもって採択をしたらというような御提案と受けとめておりますけれども、委員の皆様、何かその件に関してでも結構ですし、取り扱い等について。
委員(土佐洋子君)
陳情の趣旨は、透析で苦しんでる人を一人でもなくしたいということで、啓発活動をしてほしいということが一番だと思うんです。職員から聞いたところ、「広報はやま」だったり特定健診のお知らせで周知をしていたりとか、あとほかのところでは国民健康保険のリーフレットなどでも注意喚起をしているということ、あとそれ以外のこの下の段に書いてある、子供たちへのことについては教育委員会と調整を図るというお話でしたので、金崎委員が言われるように趣旨了承でよろしいんではないかと思います。
委員長(待寺真司君)
既に取り組みが複合的に行われてるという判断で趣旨了承でいかがかと、新たな予算をつける部分ではなく、今の活動をさらに充実してはどうかというような御意見ということで。では、他の委員の皆様、趣旨了承がお2人出ておりますけれども。
委員(窪田美樹君)
趣旨了承でいいかと言われたら、それを反対する理由というのはないんですが、できたらこれを採択にしていって、本来予算がないから、予算をかけなくてもできるんじゃなくて、予算がなかったからかけられなかったのかというところには、私たちの議会として企画をこういったことにお金を使いなさいというところを、明確に出さなければいけないのかというところだと、私ごめんなさい、勉強不足というか、こういったことをやればいいという案は持ってないんですが、この下の部分にあるような小学校や中学校の皆さんにお知らせする学習の会を設けるというところには、何ですか、病院の教授というか、そういったいろいろな方を呼ぶにしても、その人たちを出張ですか、学校に行っていただくにしても交通費なりのことがかかっていく。そこをどのような部分でどこが負担していくのかというところを考えれば、予算の大小というのはあると思うんですが、そういうところに全くお金をかけずにやれるものというものではないと思います。予算が先なのか、企画が先なのかというところはあるので、できたら採択をしてさらに、今やってることをさらに充実させていく、学校も1校、2校とかというのではなく、もう少し学校の訪問件数をふやせるのであれば、そういったところの活動も広めていくことによって、重篤にならないとかいろんな部分も考えられると思うんです。ですので、やってるから、じゃあ趣旨了承でいいんではないかというところはちょっと考えさせていただきたいと思います。
委員長(待寺真司君)
それでは他の委員はいかがでしょうか。趣旨了承の場合はやはり全会一致が原則でございますので。今、窪田委員のほうからはやはり採択すべきではないかという御意見でございました。金崎委員、どうですか。
委員(金崎ひさ君)
そういう御意見を聞きたかったんです。それで採択するに当たって、これを採択するのに全然問題でないというふうな確信が持てれば採択でもいいかなというふうに思っております。最後の質問のほうで、たしか窪田さんの質問だったと思いますけど、教育委員会でいろいろと調整をして予算化が必要であれば一緒に相談しながら予算化をしますというふうなこともちょっとおっしゃってましたので、そのような意味で予算化に向けて何か行動を起こしていただけるのかなというふうに考えさせていただいて、採択ということでも私は全然構わないと思います。
委員長(待寺真司君)
では、他の委員さんはいかがでしょうか。
委員(飯山直樹君)
今、窪田議員おっしゃったように企画が先なのか、予算化して何かをするというのが先なのかということを考えてみると、まずやっぱり企画も考えていくということにも力つけていかないとですね、これ例えば小学校で、じゃあどういうことやりましょうかと。例えば健康診断のときに、ちょっと何か異常が見られるような生徒さんいらっしゃったら、その生徒だけに特別にそういうお医者さんの指導をするとかですね、いろいろ案は出てくるとは思うんですね。でもそのときに予算化するというと、また先々の対応になってしまいますから、現状で予算をつけるかどうかというのは、これはまだ熟考必要だと思うんですが、まずしっかりと企画の段階から取り組んでいくということが、この問題非常にこれからの、今700万人ぐらい患者がいてその3倍ぐらいが潜在の患者ですから、もうこの国の問題として避けられない疾病なんでですね、しっかりした対応を小さな自治体単位の中でやっていくということは必要になってくるんじゃないかなと思います。それで採択。
委員長(待寺真司君)
今、2人の委員から採択すべきというような御意見でございますけれども、このまま採決に入ってもよろしいですか。
委員(笠原俊一君)
いいと思います。前回も採択でしたので、今お2人のほうからね、この陳情の後段のほうに書いてあることなんですけれども、高橋課長のほうも一生懸命教育委員会とともどもにやっていくんだということだったということですから、より一層の望みながら、さっきいろいろ言ってられましたし、ここにも書いてあるとおり、そのために病院施設での医師・栄養士を中心とした医療・栄養士講演、特にという、こう書いてありますから、それを充実するために予算化してくださいという言い方をもう少し的確にされて、採択というふうにもっていけばいいんじゃないかなと思うんですよね。確かに去年やって、変わらず予算もつけないでやってきたんだと、一生懸命やってきたというお言葉いただいたんですけども、より一層の何ていうのかな、発展を望むという言い方で採択をしても、窪田さんに…失礼、土佐さんにしても金崎さんにしても願意は一緒ということになるんじゃないかなと思います。ですから、そういったものをつけ加えて採択ということであれば異論はないと思います。いかがでしょう。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございます。土佐委員、今、笠原委員からもそういうお話でしたけれども、よろしいですか。
委員(山田由美君)
私、この陳情については全くそのとおりだと思うんですけれど、問題の根幹といいますのはこの腎臓病だけでなくて、広く生活習慣病全体だと思うんです。私、自分が3年ほど竹田医院で働いておりましたので、現場で患者さんを診ておりますが、特に健康に気遣わない男性の方が多いんですね。おなかがメタボで膨れ上がって、毎日好きなだけビール飲んで、運動もせずに奥さんに野菜食べなさいと小言を言われても全然聞く耳持たず、ある日とうとう痛風が始まったり、血圧高くて診査で引っかかったりして慌てて医者のところに来て、先生何かよくなる薬ないですか、薬出してください。その薬出してもらって解決しようとなさる方が非常に多いんですけど、そこまで悪化してしまったら、もう生活全体を立て直すしかないんですけど、今まで好き放題、ビール飲み放題、おいしいもの食べ放題でやってきた方が50、60になって突然生活を変えるのは本当に難しい。ですから、やっぱり子供のうちから、今から体を大事にしていないと将来こういうことになるんだよとか、こういう病気がふえているよということは学校時代から繰り返し教えていかなければならないことだと思いますので、これだけに、腎臓病だけに限らず、ほかの病気、高血圧でも何でもそうですが、子供のうちから繰り返し、現場に実際に病気になられた方を呼んでお話を聞くというのが一番効果があると思いますので、これだけに限らずほかのいろんなことでも、例えば福島で被災なさって避難生活をなさっている方とか、いろんな病気で苦しまれている方とか、実際にこれで苦しみましたという方を毎月とは言いませんけど、1学期に1回ぐらい学校にお呼びして全校生徒で話を聞く、そういうような取り組みをぜひ教育課と一緒にやっていただけたらいいと思います。これの採択自体は皆さんのお考えと一緒でございます。採択してよろしいと思います。以上です。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。それでは各委員からの意見が出そろいましたので、この陳情についてはこれより採決に入りたいと思いますので、よろしくお願いします。それでは陳情第27-19号平成28年度における「慢性腎臓病(CKD)及び生活習慣病対策」についての陳情を採択すべきという委員の方は挙手をお願いいたします。
(挙手全員)
全員でございます。よって、全会一致によって採択されました。
それでは、続きまして陳情の第27-17号平成28年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情、そして陳情の第27-18号平成28年度における障害者・透析者を含む移動困難者に対する「通院支援」についての陳情、この2点をあわせて職員から質疑を受けて進めていきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。こちら2点につきましても昨年と同様な陳情となっております。では、当2件について議題といたします。まず職員のほうから、本日資料も出ておりますので、資料等について説明をいただき、そして陳情の審査自体は1件ずつ行ってまいります。質疑は一括で行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは陳情第27-17号から朗読を行いたいと思います。事務局お願いします。
(書記朗読)
ありがとうございました。それでは資料等の御説明をまず職員からいただいて、質疑に移っていきたいと思いますけども、そのような進め方でよろしいでしょうか。それでは職員入室のため暫時休憩いたします。(午前10時42分)
委員長(待寺真司君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時44分)
職員が入室しておりますので、職員の紹介から始めたいと思います。
福祉部部長(仲野美幸君)
引き続きよろしくお願いいたします。部長の仲野です。職員の紹介をさせていただきます。隣から課長の守屋です。係長の斎木です。主査の岩田です。以上です。よろしくお願いいたします。
委員長(待寺真司君)
よろしくお願いいたします。それでは陳情の第27-17号、そして第27-18号について、まず職員より御説明、本日資料等出していただいておりますので、その辺の御説明をいただき質疑に入りたいと思います。なお、昨年も同趣旨の陳情が出ておりますので、27年度での取り組み等を含めて御説明をいただければと思います。
福祉課課長(守屋晃君)
それでは御説明させていただきます。お手元に参考資料を配付させていただきましたので、ごらんいただきたいと思います。また、資料の誤りを御指摘いただきまして大変申しわけございませんでした。参考資料の3の一番最後の表、65歳以上取得者の年齢構成ということで、合計が23となっておりますけれども29が、29名が正解でございます。大変申しわけございませんで、失礼いたしました。
それでは、まず参考資料の1のほうごらんいただきたいと思いますけれども、障害者手帳取得者の状況についてということで、平成24年から平成27年の4月1日現在におけます障害種別、等級別の状況でございます。あわせて知的障害者手帳取得者と精神障害者手帳取得者につきましても記載をさせていただいております。それから、次に参考資料の2でございますが、重度障害者医療費助成制度対象者の推移といたしまして、助成制度の創設時から現在に至るまでの変更点、直近の医療費の総額やその経費にかかる神奈川県及び葉山町の費用負担割合などをお示ししてございます。それから、次に資料の3でございますけれども、重度障害者手帳を取得された64歳以下と65歳以上の方の人数、また65歳以上取得者の障害種別及び年齢構成でございます。参考としていただきたいと思います。
それでは、まず陳情第27-17号の平成28年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情ということで、昨年と同様、特定非営利活動法人神奈川県腎友会と町内在住の当事者よりの陳情でございます。陳情の内容といたしましては、重度障害者の医療費の自己負担金を無償とする重度障害者医療費助成事業で…事業がございますが、限られた年金収入の中から障害に伴う経費の支出は生活を圧迫していることから、経済的負担がふえないよう平成28年度も制度の継続をしてほしい旨の内容でございます。今回の陳情は前年と同様の内容となっております。町では身体障害者と知的障害者を対象に、県と町の折半で助成をしてまいりましたけれども、平成19年度には障害者自立支援法の趣旨である3障害一元化のもと、精神障害者を町単独補助として新たに対象に加えるなどの拡大を図る一方、制度の安定的な運営を図るために年齢制限を加えるなどの見直しを図ってまいりました。また、人工透析患者には障害者総合支援法に基づいた自立支援医療制度での特定疾病療養受給者証による自己負担額の軽減もございます。担当課といたしましては、28年度におきましても現在と同様の内容で事業を継続する方向で進めていきたいというふうに考えております。
それから次に、陳情第27-18号平成28年度における障害者・透析者を含む移動困難者に対する「通院支援」についての陳情ということで、こちらも同様の方からの陳情でございますが、内容といたしましては昨年同様で、平成25年に実施した生活実態調査の結果によりますと、病院や施設が用意する送迎サービスの事業継続の厳しさや、高齢化による家族の送迎の厳しさなど、透析患者を取り巻く状況が年々厳しくなっている状況から、移動困難者に対する通院支援をお願いしたい旨の内容でございます。行政におけます通院支援では、障害者総合支援法に定める法定サービスといたしまして、居宅介護とそれから移動支援の2つのサービスがあるものの、どちらも移動を支援するための付き添いといった通院介助となります。法定サービス以外では町単独施策の送迎サービス事業やタクシーや福祉有償運送の利用を支援するタクシー券、またガソリン券の支給事業がございます。送迎サービスは、通常の車両では対応できない重度の方の入・退院を主な対象事業としております。タクシー券やガソリン券は重度障害者の社会参加促進を目的としておりますが、通院での利用が可能であることからこの陳情での利用が有効であるというふうに考えます。そこで町では、タクシー券の利用率の向上を目指し平成24年度から1回の利用につき利用券複数枚の利用を可能にする改善を行いました。さらに平成27年度には、平成25年度末に実施いたしましたアンケート調査に基づき、ガソリン券を使用する場合に家族による送迎を認め、範囲を拡大したところでございます。今後も利用対象の見直しを図るなど、より有効な施策を検討してまいりたいというふうには考えております。以上でございます。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。それでは、ただいま御説明をいただきました件につきまして質疑のほうに移りたいと思います。陳情両方に絡んで構いませんので、よろしくお願いをいたします。それでは質疑のある委員の方は挙手をお願いいたします。
委員(金崎ひさ君)
確認をさせていただきたいんですけれども、65歳以上で重度になった方が、こういう障害の助成制度を受けられないというふうなのがございますけれども、人工透析になると重度になると思うんですが、65以上になる方が多いかなと思います。でも葉山町としては、今御説明があったように、それは医療制度が継続するシステムをとっているということでよろしいですか。
委員長(待寺真司君)
質問の趣旨をもう一度いいですか。
委員(金崎ひさ君)
65歳以上に重度障害になった方に対して、重度障害者医療費助成が行われているかどうか伺うんですが、今回は透析になった方に特化して補助制度があるのかないのか伺います。
福祉課係長(斎木靖子君)
現在65歳以上で重度障害者となった方には、医療費の助成制度は行っておりません。ただ21年の10月に制度を改正してますので、その前にもう既に持たれていた65歳以上の方は継続して助成は行われています。あと、腎臓に特化した形での、特に違いは設けてないです。
委員(金崎ひさ君)
そうすると、陳情27-17号に書いているように、65歳以上で透析を導入した人が今のところは、後期高齢者医療のじゃあ75歳からの適用を65歳に適用するというお話がここに書いてありますけれども、それもまだでき上がっていないということで自費ですか。自費というか補助制度はないということでは、ないですよね。先ほどの御説明で補助制度があるようなことをおっしゃってたので、ちょっとその辺を明確にしていただきたいんです。
福祉課係長(斎木靖子君)
実際に医療費の仕組みとしましては、医療保険の、国民健康保険でしたら国民健康保険のほうから7割支給してもらって3割を自己負担なんですけど、3割自己負担するにしても透析の方だとやはり回数が多くて金額も高いので、毎月高額療養費の対象になってしまう。その部分で保険のほうで、特別に特定疾病療養受給者証というのを発行して、月の上限額が1万円、所得に応じて2万円になるように設定されていますので、透析の方はそれ以上支払うことはないんですね。さらに先ほどの課長の説明でもあったように、65歳を過ぎると1級の方は後期高齢者に移行できる方もいらっしゃるので、中にはそういった負担が軽くなる方もいるということと、あと更生医療という国の医療制度がありまして、その更生医療というのは腎臓の透析患者の方には適用される医療制度なんですけれども、それですと所得の一番低い方でも2,500円で受けられるという特典…特典といいますか、助成が国のほうで設けられておりますので、医療費助成になると0円になるんですけれども、所得の低い方はそういった国の医療の制度で少しでも金額を安くするということができる仕組みになってます。
委員(金崎ひさ君)
確認したかったのは、65歳以上で透析になった方が自己負担ゼロでは人工透析を受けられないということなんですね。何らかの負担が必要だということですね、現在では。
福祉課係長(斎木靖子君)
何らかの負担は必要になります。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。では他に御質疑のある方は。
委員(飯山直樹君)
今29人ほどですかね。透析をされてらっしゃる方。重度の患者さんいらっしゃるということなんですけど、その透析をする病院なりクリニックなりというのを、自治体ごとで指定したりコントロールすることというのはできるんですかね。
福祉課係長(斎木靖子君)
自治体ごとに葉山の人はここの病院とかというふうに指定するということですか。それ自体は特にできないといいますか、病院側のほうでは特にそういった町民、町民じゃないというのは特に振り分けてはないと思います。葉山の中では今、ハートセンターで透析を行ってるんですけれども、ハートセンター以外のところに通ってる方もたくさんいらっしゃいます。
委員(飯山直樹君)
例えば現状でタクシー券なりガソリンの助成なりをされていて、そういうふうにどこだというふうに指定ができない、近隣自治体を越えてでもできるというふうになると、通常では考えにくいとは思うんですけど、通院の体力も結構大変だと思いますから、そんな遠くには行かれないとは思いますけど、そういう近隣できちんとしたサポート体制ができるんだということも踏まえて全体としてのサービスをつくっていくような形にしていかないと、なし崩し的にお金ばかりが出てきてしまうような形になりかねないので、そういうことも踏まえて近隣での医療制度もですね、何か構築をしていくのがよろしいかと思うんですが、そういう取り組みというのは今のところはございませんか。
福祉課係長(斎木靖子君)
実際に医療の部分でお話をさせていただく、先ほど申し上げたとおり透析の方は1万円で受けられるという部分がありますので、それを考えるとほかの例えば障害、心臓とかほかの障害をお持ちの方に比べると優遇されてるとは思うんですね。医療の部分だけで言うと。ただ、この陳情にもあるとおり、透析の方が大変な部分というのが通院の部分だと思うんですね。通院にかかる交通費とか労力という部分だと思うんですけれども、そこに関して言うと、ちょっと医療費とはちょっと区別して考えていかなきゃいけないんですけれども、そういった部分でタクシー券とかガソリン券というのが今この陳情の中にも上がってきているような状況なのかなと思ってるんですが、葉山の今ハートセンターで透析している方と、この近隣だと逗子のありますセンペルさんというところは送迎をやっていますので、皆さん送迎車を使って今のところはまだ通えてるような状況ですね。あと逗子桜山クリニックというところもあるんですけど、それは駅の近くですので、皆さんバスで通われたり御家族に送迎されたりという形で通えてはいる状況だと思うんですけれども。
委員(飯山直樹君)
そうすると、現状として主に通院に対するサポートが必要だというのは桜山のクリニックさんという認識でよろしいんですかね。
福祉課係長(斎木靖子君)
そうですね。桜山クリニック、あと市民病院とか、そこに通われてる方も中にはいらっしゃる。ただ、やっぱりハートセンターができてからは、ハートセンターに移られてる方が結構多いので。
委員長(待寺真司君)
そこは通院してる。送迎してくれてる。
委員(金崎ひさ君)
おっしゃった病院の送迎サービスがあるということなんですが、ここにそれが継続の難しさを表明しているというのが書いてあるんですけれども、担当課としてはそのようなことを聞いてますか。
福祉課係長(斎木靖子君)
実際にその辺の情報は入ってこないですね。今のところはそういうの聞かれていないので、腎友会さんのほうで把握している、アンケート調査などで把握した状況だと思います。
委員長(待寺真司君)
全国でやってる。
委員(金崎ひさ君)
その陳情27-18号にも書かれているんですが、福祉有償運送サービス事業が減少の傾向にあるとあるんですが、葉山町も同じ減少の傾向にあるように担当課は考えていらっしゃいますか。状況を御存じですか。
福祉課課長(守屋晃君)
福祉有償運送、なかなか経営がどこも厳しいということで、葉山町内でやっている福祉有償運送の事業者はございません。今現在。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他に。
委員(窪田美樹君)
自動車燃料費やタクシー助成の券などを葉山で交付してますが、この全部使いきる方と全く使いきらない方というのがいらっしゃると思うんですが、この透析患者さんに関しては把握できてますか。
福祉課係長(斎木靖子君)
26年度の実績でお話しさせていただきますと、障害者…まずタクシー券のほうからですが、障害者全体としては執行率が68.2%で、そのうち腎臓機能障害の方は62%の執行率になっています。ガソリン券につきましては、障害者全体としては91%の執行率で腎臓機能障害の方につきましては83.6%ですね。
委員長(待寺真司君)
26年度実績ですね。よろしいですか。
委員(窪田美樹君)
17号のほうで透析治療へ月3回…13回往復とこの陳情の方は書かれてるんですが、これ皆さんが13回行かれるわけではなくて、多い方、少ない方っていらっしゃると思うんですが、どのような、皆さんが13回行かれるんですか。
福祉課係長(斎木靖子君)
一回透析導入されると週3回一日おきに通わないといけませんので、大体月13回ぐらいは皆さん行かれてますね。ただ、透析を、透析といっても御自宅で腹膜透析をやられてる方もいらっしゃるので、手帳を持たれてる方全員が通院での血液透析をやっているとは限らないんですね。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(金崎ひさ君)
しつこくて申しわけないんですが、参考資料3の左下の65歳以上取得者の障害種別とありますが、腎臓の29、これが、29人が自己負担がある方というふうに理解してよろしいんでしょうか。
福祉課係長(斎木靖子君)
こちらの人数が医療費助成を65歳以上の方を制限をかけてからの人数ですので、それが医療費助成受けてない方という形になりますね。
委員(飯山直樹君)
ちょっと一応確認なんですが、透析をされてる方が65歳以上の場合は当然介護保険の対象にもなってくるとは思うんですが、同時に介護保険証を持たれている方は、病院に行くと当然医療保険になっちゃうんですけど、現状透析の送迎サービスというものが医療保険に入っていないとすると、その部分を介護保険は使えますよね。介護タクシーとか。介護認定していれば。
福祉課係長(斎木靖子君)
介護保険でも基本的には運賃は介護保険制度の保険の中からは支払いはされませんので、例えば透析を通うために付き添いが必要で、その付き添いの費用として介護保険制度を使うということはできるんですけれども、運賃そのものを介護保険の制度の中で保険料から支払うということはないですね。例えば付き添いのヘルパーが有償運送の事業を一緒にやっていて、運賃の部分は有償運送でお金をもらって、乗降介助の部分は介護保険で使うという、その組み合わせのパターンになってます。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(飯山直樹君)
そうすると介護保険で介護タクシーなりを使っても、通院費に関しては介護保険でも賄いようがないという状態なんですね。
福祉課係長(斎木靖子君)
運賃の部分は介護保険制度では賄えないです。ヘルパー事業所が運賃を例えばサービスでやっているとかってなると、話はちょっと別なんですけれども、ちょっとそういうサービスでやっている事業所があるかどうか、ちょっとすいません、介護保険の担当じゃないんで、今すぐ把握してないんですけれども。わからないんですけれども。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(窪田美樹君)
資料3の中で、この透析患者さんの中の平成19年度より前に障害者手帳持ってらして透析受けてる方はここの人数に入ってないということですか。
福祉課係長(斎木靖子君)
すいません、こちらが21年の10月以降の累計の数字になりますのでこの中には入っていないです。逆にこちらの手帳取得者の腎臓機能障害の方が66人いらっしゃるんですけど、その中には入っています。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(土佐洋子君)
ハートセンターやセンペルの送迎サービス以外に行かれていて、それで自宅での人工透析でもないという町内の方の人数というのは何人ぐらいいらっしゃるのかわかりますか。
委員長(待寺真司君)
人数、人数。両方の、両院に。
委員(土佐洋子君)
本当に通院が大変ということで、月13回も自費でというか、行かなければいけない方たちの人数がわかれば教えてください。
福祉課係長(斎木靖子君)
こちらのほうで、通院されてるかどうかというのは把握してないんですね。腹膜透析の方がどのぐらいいるのかというのもちょっと把握はちょっとできていなくて、ちょっと震災があったときに腹膜透析の方は電源が必要になってきますので、ちょっとそのときケースファイルなどで調べた限りのざっとした人数しかちょっと把握してない状況で、正確には把握しきれてないですね。
委員(土佐洋子君)
この人工透析の方たちは、割とほかの病気などの人に比べるとう優遇されてるということで、自己負担限度額1万円ですが、実際のところどのくらいの費用がかかっているんですか。月に。
委員長(待寺真司君)
月の治療費。わかるかな。
福祉課係長(斎木靖子君)
ちょっと正確には把握してないんですけれども1万円までしか上限かかりませんので、1万円以上はかかってないと思います。腎臓に関しては。透析だけではなくていろんな治療があると思うんですね、腎臓機能の方はシャントの手術とか透析以外のものがあるんですけど、この特定疾病の療養受給者証は腎臓機能…腎疾患全般に使えますので、1万円以上かかっている方はいない。あとは、すいません、所得がちょっと高い方だと上限が2万円になりますので、2万円の方も中にはいらっしゃると思うんですけれども、あとは風邪を引いたとか別の疾患ですね。そういったもの…けがをしたとか、そういったものは普通に医療費がかかりますので、腎臓だけで考えると1万円になってると思います。
委員長(待寺真司君)
土佐委員、よろしいですか。
委員(飯山直樹君)
今の関連なんですが、これ1万円、上位所得者に関しては2万円というのは、これは医療保険の1割の自己負担分に関してのことですよね。別に通院費とか食事代とかというのは全部自己負担になってるはずなので、その金額についてはここには反映されてないですね。
福祉課係長(斎木靖子君)
そういう保険診療以外のものは含まれてないです。
委員(飯山直樹君)
そうすると、それがどのぐらいかかってるかというのは現状把握はされてませんよね。
福祉課係長(斎木靖子君)
送迎で通われてる方もいらっしゃいますし、実費で通われてる方もいらっしゃるので、ちょっとその辺の部分は把握はしてないです。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他に質疑は、よろしいですか。
それでは、以上をもちまして質疑のほう終結いたします。職員退室のため暫時休憩します。
(午前11時11分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時12分)
それでは、陳情の取り扱い並びに意見については一つずつ行いたいと思いますので、まず先に陳情第27-17号平成28年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情、この取り扱い等について意見の、委員の皆様から求めたいと思います。挙手をもってお願いいたします。
委員(金崎ひさ君)
先ほどの御説明で同内容にしたいということでございましたが、それどころか、もっと手厚くしていただきたいと思いますので、これは採択だと私は感じます。
委員長(待寺真司君)
手厚くするということでございますね。では、他に。御意見並びに陳情の取り扱い等について、いかがでしょうか。今、金崎委員のほうからは、さらに手厚くしてほしいという要望を込めて採択という御意見でございましたけれども。いかがでしょうか。
委員(笠原俊一君)
前回も採択か趣旨了承かどちらかだったと思うんですよね。(「前回は採択」の声あり)私も採択で問題ないと思うし、やっぱりこういう人がふえてきていますから、やっぱりやっていったほうがいいのかなという思いがあります。一件一件ですよね。
委員長(待寺真司君)
そうですね、17号から。
委員(笠原俊一君)
17号、採択でよろしいと思います。
委員長(待寺真司君)
では、他にいかがでしょうか。
委員(飯山直樹君)
年々、介護保険も医療保険もだんだんだんだんと一般の人が負担が重くなっている状況なので、当然ながら何らかのサポートをそれに対してしていくべきだと思います。ただ、一方で、ある程度お金がかからないような仕組みを町としてもコントロールできるようにですね、やっぱり地域の医療機関と連携をして、できる限り送迎のサービスとかですね、そういうものも継続してやっていけるような働きかけは当然提言をしていくべきだろうと思います。これに関しては採択していただきたいと思います。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。他にいかがでしょうか。
委員(窪田美樹君)
私も採択でお願いしたいと思います。保険料、医療費の自己負担分1万円、所得によっては2万円というところもあるということですが、それ以外にかかる費用というものははかり知れないものというものがある中で、やはり負担を軽減させていくためには私たちのお手伝いというところでも採択して…採択したいと思います。
委員長(待寺真司君)
では、他にいかがでしょうか。
委員(土佐洋子君)
自己負担限度額1万円、上位所得者2万円ということですが、やはり通院するのにもお金がかかってしまって、通院されている方でお金がかかっている方、何人いるかわからないんですけれども、それはわからなくても、これはぜひ採択すべきと考えます。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。副委員長、よろしいですか。
委員(山田由美君)
国の予算が逼迫していることは確かなので、削らなければならないところはいろいろあると思いますが、例えばそれはお医者さんに行って薬を大量にもらってきたけど、飲むとぐあいが悪くなるから飲まないで隠しておくとか、そういう過剰医療のところで削るべきだと思いますので、一番病気が重くて困っている方に対してはできるだけの手を差し伸べるのが本筋であると考えますので、採択に賛成いたします。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。それでは、各委員の皆様からの意見が出そろいました。おおむね採択ということでございますので、これより採決に移らせていただきます。では、陳情第27-17号平成28年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情を採択すべきという委員の方は挙手をお願いいたします。
(挙手全員)
挙手全員です。よって、陳情第27-17号は採択されました。
では、引き続きまして陳情第27-18号についての御意見並びに取り扱い等について意見を求めたいと思います。挙手をもってお願いをいたします。
委員(笠原俊一君)
先ほどこの27-18については課長のほうから28年度に対してのガソリン券、あるいは家族送迎サービスについての、何ですかね、ケアというんですか、そういったものはしていくという話がありましたし、たしか26年度の決算の委員会の中でも同じようなことがあったように記憶していますんで、既に葉山の町としてはこの件についてはもう考慮しているということですから、どういうやり方になるんでしょうか、趣旨了承にするのか、みなし採択にするのか。そういう結論が出ているということで、陳情の願意は既に、課としては動いているというふうに私は思っていますので、そこら辺は皆さんと相談しながら、趣旨了承というふうな形になるのかなというふうに思いますけど、いかがでしょうか。
委員(金崎ひさ君)
自動車燃料費等の助成やタクシー券の交付に関しては年々大変いろいろと進歩しているというか、使いやすくなっている経緯がございます。この際、来年度突然やめるということは絶対ないと思いますし、もっともっと当事者が使いやすいやり方というのはあると思うんですね。そういうことで、ぜひともこれは採択をして、いつまでも継続をしながら町民の方たちの利益になるような事業にしていただきたいというふうに思いますので、趣旨了承とか、今のままでいいということではなくて、さらなる発展を期待するということで、採択にしていただけたらというふうに思います。いかがでしょうか。
委員(土佐洋子君)
決算特別委員会の中で、利用者の方たちに自動車燃料費、タクシー券のことをアンケートをとったら、不満を持っている方いらっしゃらなかった…少なかったということで、私もこの、どちらとも範囲拡大されているということ、そして先ほど窪田委員が聞かれていた執行率が自動車燃料費のほうで83.6%、タクシー券で62%ということで、十分なのではないかと思い、趣旨了承という考えもあったんですが、採択という御意見あるなら、もちろん採択でよろしいです。
委員長(待寺真司君)
ただいま採択でという御意見をお二方からいただいておりますが。
委員(窪田美樹君)
これからも、28年度もタクシー券の助成、自動車燃料費の助成もやっていくということですが、なぜこの、これだけ必ず年…あ、月13回、透析に出かけられる方が多い中で、これだけの執行率になってしまっているのかなというところを、使いにくいのか、それとも十分なのかというところも、いろんな調査をこれからもまだまだ葉山町取り組んでいくべきと思います。ほかの障害を持たれている方への助成も、いろんな意味を含めてもこれ採択して、現状に満足するのではなく、これからももっと発展させていくべきと思って採択をして…採択したいと思います。
委員長(待寺真司君)
さらなる充実を議会として求めていきたいということでございますね。では…。
委員(飯山直樹君)
先ほどと重複いたしますが、私も採択でお願いしたいと思います。まだまだ医療保険も介護保険も含めてですね、いろんな穴がいっぱいあります。制度改革は相当なスピードで進んでいて、事業者のほうもそれに何とか適用しようと思って動いてはいるとは思うんですが、現実的には、ここにも書いてあるように、事業者として全体をカバーできるような状態にはほぼほぼなっていない。もうそれはひとえに医療費、介護保険費削減という形になってきているので。そうすると、今そこの穴を埋められるのは何があるのかなと考えるとですね、これは当然ながらいろんな制度をこれからもうちょっと精査していって、整備していくのは当然なんですが、それまでの期間に関しては、これは突然自己負担で全てやっていくとなると、見えていないお金相当あると思います。ですので、その部分に関しては極力、当然ながらいろんなコントロールができるような状態に置いていくのは当然として、町として取り組んでいくべき課題だろうなというふうに思いますので、採択でお願いできればと思います。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。では、笠原委員、今の皆様の御意見でということでございますけれども、採決のほうに入ってもよろしいですか。それでは、陳情第27-18号平成28年度における障害者・透析者を含む移動困難者に対する「通院支援」についての陳情を採択すべきという委員の方は挙手をお願いいたします。
(挙手全員)
挙手全員です。よって、陳情第27-18号は採択すべきものと決しました。ありがとうございました。
委員長(待寺真司君)
それでは、引き続きまして陳情第27-21号障害者医療費助成制度の「年齢制限撤廃」を求める陳情、そして陳情第27-22号障害者「自動車燃料費助成」の復元を求める陳情、こちらのほうにつきましても非常に関連のある陳情となっておりますので、一括して質疑のほうをして、その後、一件一件についての判断というふうに進めたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。それでは、まず朗読をお願いいたします。事務局、お願いします。
(書記朗読)
ありがとうございました。この2件の陳情につきましても福祉課所管ということでございますが、何かこの2件の陳情に関する件で、職員への質疑がもしあれば、職員待機しておりますので、入室していただいて御説明していただくような形をとりますけれども。入室していただきますか。
それでは、職員入室のため、暫時休憩いたします。(午前11時26分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時27分)
担当職員のほうは先ほどと一緒、福祉部福祉課でございますので、紹介のほうは省略をさせていただきます。
では、こちらの2件に関して質疑から入らせていただきますので、よろしいでしょうか。それでは、2件、どちらの件でも構いませんので、質疑を始めたいと思います。では、質疑のある委員の方、挙手をお願いいたします。
委員(金崎ひさ君)
先ほどの陳情でちょっといただいた資料で質問をしたんですが、65歳以上取得者の障害種別ということで、194人が新しく65歳以上手帳をいただいていますよね。この方の腎臓のところは聞きましたけれども、ほかのところで何らかの助成があるというところがございますか。全て自己負担になっていますでしょうか、医療費のその…。
福祉課係長(斎木靖子君)
腎臓以外の障害をお持ちで65歳以上の新規という方も、皆さん同じです、条件は。
委員(金崎ひさ君)
この件に関してはいろいろと現地、現場の障害をお持ちの病気の方たちからいろいろと御不満が届いているかと思いますが、担当課として。来年度に向けて何らかの改正をしようとか、そういうお話し合いが行われているのかどうかを伺います。
福祉課係長(斎木靖子君)
実際にこの医療制度自体はこちらにも、陳情にも書いてありますとおり、厚木市と葉山町が先行に制度を制限をかけるという状況だったんですけれども、やはりこの資料3を見ていただいてもわかるとおり、手帳を取られる方のほとんどが65歳以上の方なんですね。やはり、当初まだ医療制度をこの導入したてのころは、みんなお医者さんのほうで医療費がただになるから手帳を取りなというふうに勧められて、皆さん先生から勧められたから手帳を取りに来たって、そういう、皆さんもう本当口をそろえてそういうふうにおっしゃっていて、やっぱり本来の障害者手帳の取得の目的というものがちょっと医療費助成によって…何ていうんですかね、悪い意味で、ちょっと言葉が悪くなっちゃうんですけど、悪用されちゃうというか、そういうやっぱり印象は強いですね。後期高齢者の医療制度というものがやはり国で確立されていて、やはり日本の高齢者の方は皆さん医療保険の制度の中で支え合って、皆さんで負担していこうという医療制度がある中で、こういった障害の制度の中でただになってしまうと、結局そっちが優先されてしまうという実情だったので、やはり高齢者の医療制度については国で行っている後期高齢者医療の制度のほうにお任せするというのがやはり筋かなというところでの話はしています。実際に65歳過ぎて重度の障害者になれば後期高齢者医療制度にも先行して入れるという仕組みになっていますので。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(金崎ひさ君)
今の仕組みをちょっと説明していただきたいんですが、後期高齢者医療に直接入れるというのは75歳ですよね。10年間は入れないということ。ちょっとすいません、教えてください。
福祉課係長(斎木靖子君)
後期高齢者の医療制度、基本的には75歳の方から皆さん移行されるんですけれども、障害をお持ちの方、一定の条件のある方は65歳から入れる仕組みになっています。
委員長(待寺真司君)
人工透析のさっきなんかもそうですね。
委員(金崎ひさ君)
じゃあ、ちょっとここで194名の、その内容的に65歳から入れる障害の種類というのは全部が含まれますか。それとも、これとこれというふうに教えていただければいいんですが。
福祉課係長(斎木靖子君)
すいません、こちらの取得の状況は重度の方だけですので、この方皆さん全員の方が後期高齢のほうには移れる条件ではあります。
委員長(待寺真司君)
条件ではあるということ。
福祉課係長(斎木靖子君)
はい。ただ、移ると保険料が高くなってしまったりとか、いろいろちょっと世帯の状況に応じていろいろ条件が変わってきますので、移らないでそのままという方もいらっしゃいます。
委員(金崎ひさ君)
それで、陳情27-21号のほうの陳情の趣旨に、葉山町心身障害者医療費助成規則ってあるんですけど、これは規則の改悪でしたかしら。これを…どうでしたか。ちょっとこれは…そうですか。正しい。
福祉課係長(斎木靖子君)
規則です。この書いてあるとおりです。
委員(金崎ひさ君)
じゃあ、この規則を町としては今は変えるつもりはないという御発言であったというふうに思ってよろしいんでしょうか。
福祉課課長(守屋晃君)
今のところはそのとおりでございます。
委員長(待寺真司君)
他に。
委員(窪田美樹君)
21号の中の資料で、平成22年11月22日の教育民生に出された参考資料があるんですが、これ現在の状況というのは変わっているとは思うんですが、現在の状況を教えてください。
福祉課係長(斎木靖子君)
現在…平成27年5月1日現在で、年齢制限を…葉山町と同じように年齢制限を設けている市町村が33あるうちの20市町村導入しています。
委員長(待寺真司君)
県内20市町村が年齢制限を設けているということですね。
福祉課係長(斎木靖子君)
ちょっとこの資料だと所得制限も載っているんですけれども、所得制限を導入している市町村が11あります。
委員長(待寺真司君)
窪田委員、よろしいですか。
委員(窪田美樹君)
その20カ所、市町村挙げられますか。
福祉課係長(斎木靖子君)
すいません、こちらの資料が担当者会議の中で配られた、ちょっと取り扱い注意の資料になっていますので、ちょっとまだ確定していない市町村もあったりしますので、ちょっと市町村名は申し上げられないんですけれども。
委員長(待寺真司君)
現状入っているところは言えますでしょう。
福祉課係長(斎木靖子君)
現状入っているところは言えます。
委員長(待寺真司君)
言っていただくでよろしいですか。じゃあ、斎木係長、お願いします。
福祉課係長(斎木靖子君)
まず、横須賀市…すいません、年齢制限だけでよろしいですか。
委員長(待寺真司君)
年齢制限だけ。20市町村。
福祉課係長(斎木靖子君)
鎌倉市、三浦市、秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、愛川町です。
委員長(待寺真司君)
以上。はい、以上、20市町…村は入っていないか。20市町ですね。よろしいですか、窪田委員。今、そんな県内の状況だということです。他に質疑は。22号のほうも一括でお願いをいたします。
委員(土佐洋子君)
言えないことなのかもしれないんですけど、陳情の中には逗子市が10月からというふうには書いてある…書いてありますけれども、そのような予定なんですか。
委員長(待寺真司君)
逗子の状況ということの確認ですね。
福祉課係長(斎木靖子君)
ちょっとここの資料にはまだ載ってないですね。ちょっと情報も逗子市さんからいただいてないです。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。よろしいですか。
委員(金崎ひさ君)
22号のほうですけど、20リットルを10リットルに半減した年と、それから理由を教えてください。
福祉課係長(斎木靖子君)
平成19年の4月に改正させていただきまして、そのときに見直しを行っております。このときはですね、ガソリン価格の高騰に加えて、就労支援や地域生活移行などのこの、給付の施策のほうを重点的に対応するというところの理由で見直しを行いました。
委員(金崎ひさ君)
たしかガソリン価格でリットルは少なくなったんですけど、値段的に、予算的には同額になるぐらい値上がりしたということだったと、思い起こせばそうなんですが。当時のガソリン価格は幾らぐらいだってわかりますか。
委員長(待寺真司君)
結構…200円に近づいていたかな。200円に近づいていた時期だったかも。よろしいですか。(「いいです」の声あり)200円に近い数字ぐらいまでいっていた時期はあったように記憶はしていますけれども。では、他に御質疑はいかがでしょうか。
委員(笠原俊一君)
すいません、まず21号のほうから確認をしていきたいんですけども、この年齢制限を撤廃ということは、要は財政的な見地ということだろうと思うんですけれども、担当課とすれば財政を考える必要はないですよね、本来的には。この制度で財政…年齢制限を設けたことによってどのくらいの差が生まれたんでしたっけ。それはわかりますか。
福祉課係長(斎木靖子君)
当初導入制限をかけたときに、65歳以上の方の新規の方がどれだけ医療費を使っているかという集計したところ500万ぐらいでしたので、1年間で500万ずつふえていくような形ですね、推計で。もしこのまま続けていくとそういう計算になります。
委員(笠原俊一君)
そうするとやはり、町の財政上の問題ということで考えてそういうことになったということですね。
あと、22号のほうについて確認をしたいんですけども、今、図らずも金崎さんから話があって、当時のガソリン代と今の値段が違っているということで、これも財政的な見地から20リットルから10リッターにしたと。ほかの要素もあったのかしら。それもあわせて聞きたいんですけども。しからば、今、10リッターに半減したことによってどのくらい今と、今、ガソリンは当時よりも下がっていますから、どのくらいの差が生まれたのかな。逆に、ガソリン代が安くなってね、もっと使ってくれよということであれば30リッターにしたって、逆転の発想とすればそういうことも可能なわけでしょう。ましてや、今、昔と違ってハイブリッドでガソリン使わないですから、ね。その20リッターが必要なのかどうかというのもわからないし、それと逆の発想から考えたらいかがなものなんでしょう。
委員長(待寺真司君)
質問の要旨、大丈夫ですか。
福祉課係長(斎木靖子君)
ちょっとガソリンの価格というのが当時の金額からどれぐらい下がっているかというのも、ちょっと当時の金額がわからないので比較ができないんですけれども、実際、ことし…今年度からガソリン券の対象者の枠をちょっと拡大いたしまして、今までのアンケート調査の結果、やはり透析もそうなんですけど、御家族の運転で移動される方がやはり圧倒的に多いということから、家族で運転する場合でもガソリン券をちょっと認めさせていただきましたので、そういった人数がふえているんですね、実際にガソリン券を使う方の人数が。予算としては今までよりも、執行率も当然これは高い事業ですし、人数がふえている分、金額的にはこう高くなってくる見込みではいます。あと、当時10リッターに下げた理由としまして、先ほど言った就労支援とかという部分のお話をさせていただいたんですけれども、やはり平成18年に自立支援法が執行されてから自立支援給付費というものの伸びがもう尋常じゃないほど高くなっています。19年の時点では1億5,000万強だったものが、26年度の実績だと2億7,000万という形で、もうこちらの自立支援給付費のほうが大分扶助費としてふえていますので、そこの部分の障害施策に対しての費用が上がってきています。まだガソリン券やこういったサービスを開始した時点では、そういった障害施策というのが余り充実していない時代でありましたので、そういったところでサービスを開始したという経緯もありますので、今、逆に障害施策のほうがこう充実してきている時代なので、ちょっとそういった中でふやしていくというのは、ちょっと時代にそぐわないかなという気持ちはあります。
委員(笠原俊一君)
先ほどのね、27-21についても、近隣のところを考えても、参考資料をいただいているときよりもはるかにそういう制限を設けている市町村が多いということは、やはり財政を圧迫するからと、総合的な見地だということはわかるんですね。また、今22号のほうについても当時のことと今のこと。この間の決算の委員会の中でも多分、守屋さん、課長のほうからも皆さんのほうからも説明があったとおり、28年度に向けて葉山の町がガソリン券、あるいはタクシー券の使い勝手も向上させるという話を伺っていますから、これについてはガソリンのその財政的な問題に変わるサービスをうまく提供しながら頑張っているなという要素が、何ていうのかな、22号のほうはわかるんだけどね。ですから、いかにお金をかからないでも、かけなくても、うまくそういう障害者の方々の支援を、体制をとろうという町の動きはわかります。ただ、あと、全体像としてのね、やっぱり障害者の方々が請求をするまた人数もふえてきていますから、非常に難しい判断だなとは思うんですけれども、やはりそういう方々と一緒に生活しなければいけない部分がありますのでね、いろいろ検討していただきたい。特に担当課としては財政のことを考えるべきじゃないというような、私も言ったんですけど、最終的には財政も考えながらやっていかなければ全体のパイは動かなくなりますから。ということで、両方とも伺いまして、ありがとうございました。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(金崎ひさ君)
燃料費助成のほうにタクシー券を要らないからこっちに移行できるというふうになりましたよね。そうすると、やっぱりそれのバランスを考えなくちゃいけないと思うんですが、タクシー券というのは600円が年間24枚ですよね。そうすると、今ちょっと計算をしたら1万4,4000円の、1人に対する補助ということになりますよね。そうすると、今ガソリンの値段が幾らかちょっと私は知らないんですが、それを割り返して年間120リットルぐらいでちょうどとんとんになるのか、あるいは20リットルにしてとんとんになるのか、その辺の計算をしながらこのリッター数を決定していると思いたいんですが、その辺はどうなんでしょうか。
委員長(待寺真司君)
リッター150円ぐらいで計算しなかったっけ。相場で動くものですけど、予算の段階では一定の金額で、ね、組みますから、その金額がもしわかる、それ掛ける10掛ける12カ月分。出ますか。
福祉課係長(斎木靖子君)
すいません。今の時点でタクシー券よりもガソリン券のほうが高いんですね。ですので、その10リッターの時点でもうタクシー券より上回っている状況です。
委員長(待寺真司君)
150円換算だと年間1万8,000円ぐらいじゃないですか、リッター。よろしいですか。
委員(飯山直樹君)
いろいろと障害者の方、ニーズあるかと思うんですが、予算をどういうふうに分配していくのかということを考えると、どういう今ニーズがあるのかですね。いろんなニーズが出てくると思うんです。それは町として把握はされているんですか。
委員長(待寺真司君)
この全体像としてのニーズですか。
委員(飯山直樹君)
その自動車の燃料費の助成が今あって、その当時ガソリンの値段が上がったということと、就業者の支援にも重きを置いていくという、そのときはそういう分配が必要になってくるというニーズに基づいたものだと思うんですね。いろいろ医療保険の制度なんかも相当変わってくる中で、今、障害者を持たれている御家族の方なんかの意見を聞いてみると、ひょっとしたらまた別のニーズがそこにあるかもしれないですね。そうすると、じゃあ、どこにどういうふうに分配していこうかということは、それからやっぱり当然検討をしていかなければならないと。そういう取り組み等についてはやられていますでしょうか。
委員長(待寺真司君)
いいですか。
福祉課係長(斎木靖子君)
ちょうど昨年度障害者福祉計画の改定の作業をしておりまして、その中で障害手帳をお持ちの方、全員の方にアンケート調査を実施させていただいた。ちなみに回収率はちょっと低かったんですけれども。その中でもやはり一番多かったのが、障害のことを知ってほしい、自分たちのことを理解してほしいということであったりとか、あとはいつまでも葉山で住み続けたい、地域の中で安心して暮らしたいということであったりとか、あとは就労したい。やっぱり生活していくためには収入を得ないといけませんので、そういった就労したいという結果がやはり多かったんですね。それを受けて葉山の障害者計画の中でも重点施策のほうを、その3つの重点施策に設定させていただいたような形になっていまして、実際にガソリン券が多く欲しいとか、タクシー券を多く欲しいとか、そういう物的な要望というのは余りそのときには聞かれなかったんですね。そもそも諦めていてお話ししてくれないのかというのもあるとは思うんですけれども、金銭的な部分が影響してきますので。ですので、実際にはその重点施策の部分で、例えばそのグループホームの建設に力を入れるとか、そういった地域で暮らせるような障害施策のほうを重点的に取り組んでいきますよということで、計画のほうには記載させていただいています。
委員(飯山直樹君)
先ほど障害者手帳を持たれている方の割合にもお話しいただいて、非常に透析の患者さん、当時のお医者さんから勧められて手帳を持ったというような背景なんかも、その当時はあったと思うんですね。その中で先ほどの陳情なんかにもあって、いろいろそうした方に対する支援策なんかも時代の流れの中で今いろいろ問われていると思うんですよ。多分その、それとはまた別の観点なり、お子さんが障害持たれている方とかですね、そういう方に関してはちょっとまた別の視点で捉えていかないといけないのかなと思います。そういうものを一緒くたにしてアンケートとってしまうと、当然回答としては相当曇ったものになると思うので、当然そういう考えに基づいたアンケート調査等をやられているとは思うんですが、そういうバイアスを全て取り除いてですね、本当に今、切迫している問題何かですね、それを対策として取り入れるということを検討として、どれが一番重要なのかですね。そういう、その人その人によって違う課題等についての検討というのはされていますか。
委員長(待寺真司君)
飯山委員、ちょっと質疑のほうがね、陳情に関する質疑なので、ちょっとテーマがかなり大きくなっていますけれども、とりあえずお答えいただいて。
福祉課係長(斎木靖子君)
今やはり、先ほどの話でもあったんですけれども、その計画を立てていく中で一番話に多かったのは、障害をお持ちのお子さんを育てられている親御さんが、やはり御自分がいなくなった後、障害のあるお子さんがどうやって生活をしていけばいいのか、それがやはり親亡き後の心配をされている方というのがほとんどなんですね、やっぱり障害をお持ちの方の御家族の中では。やはりそういった部分にも対応できるように、グループホームであったりとか、昼間グループホームから通所できる施設であったりとか、そういったものの充実を図っていくというのがこれからの課題だと思います。葉山はやはりそういった施設が少ない、実際に社会資源が少ない地域ですので、地域なんですが、御家族の方、皆さん、地域でやっぱりいつまでも暮らしたいという要望が、希望が強いですね。そういったものをかなえていくためには、そういう施設とか通所できる環境を整えるというのが課題なのかなと感じていますね。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。では、その他質疑のある委員の方。よろしいですか。それでは、以上をもちまして質疑を終結いたします。
職員退室のため、暫時休憩します。(午前11時55分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時00分)
休憩前に引き続き、陳情第27-21号及び27-22号を議題といたします。既に午前中に職員への質疑は終結いたしました。これより一件ごと、取り扱い等について意見などを委員の皆様から求めたいと思います。では、まず陳情第27-21号障害者医療費助成制度の「年齢制限撤廃」を求める陳情について、取り扱い等を含めて委員の皆様の意見を伺いたいと思います。挙手をよろしくお願いいたします。
委員(笠原俊一君)
陳情者の願意はわかるんですけども、先ほど他市の状況を把握をしたり、やはり全体的に財政的な見地ということがあり、他市でも、他市町でも20に及ぶ市町村がこの所得、年齢制限の撤廃に踏み切ったということも鑑みながら、また、過去の議会の決算状況等とも賛成しながらきているということを考えていくと、私はこの陳情について賛成するわけにはいかないという立場でございます。なおかつ、この陳情のもとなんですけども、非常に多岐にわたる文章が入っておりまして、非常に真面目な資料というふうに私は読み取っておりませんので、やはり陳情者の方にもう少し、何ですかね、これにかかわることだけに特化して書いていただけたほうがよかったんじゃないかなと私は考えております。これは蛇足です。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(金崎ひさ君)
この年齢制限撤廃のときには私は本当に反対をさせていただきました。そして、この陳情者がここに書かれておりますけれども、当時賛成をしたという反省も踏まえてこの陳情を出されたと思いますが、そのときに目覚めて徹底して反対をしていただきたかったなというふうに私は思っております。と申しますのは、この年齢制限撤廃が賛成をされて、議会でも賛成をされて今まで継続されてきております。私はこの年齢制限というのを本当にすべきではないと今でも思っておりますし、他の陳情の審査を見ましても、65歳以上になって重度障害の手帳を取られる方がこんなにも、194人もいらっしゃるということでね。そういう方たちが恩恵をこうむらない。そして65歳までに手帳を取られて、同じ病気で悩んでいらっしゃる方の格差があるということ自体よくないことだというふうに思っております。ただ、その当時、国からの言い伝えか、県からかは知りませんが、町はこれを踏み切ろうとしたわけですよね。そのときに議会が認めた、そして陳情者も認めているわけですね。私は反対しましたけれども、多数にとれなくて進められたという経緯がございます。
その中で、じゃあこれを、この陳情に全面賛成をして、今撤廃を、年齢制限を撤廃したほうがいいのかというところを考えますと、今までやってきているものを、これを年齢制限の撤廃をしろと議会が決めるということが果たして議会の中として、葉山町の行政としてでき得ることなのかなということが大変懸念を感じます。下水道事業もそうですが、やる前にはいろいろありますけれども、やり始めて、そして下水道事業をお金がかかり過ぎるからやめてしまえということを決定するには大変な勇気が要るし、それができるかどうかということも議員として考えなければならないことだというふうに私は思っております。この年齢制限撤廃というものを果たして今この陳情を賛成して変えられることができるのかということを、大変私自身は悩んでおります。
それで、対応としては一言申し上げて、蛇足だと笠原議員もおっしゃっていましたけれども、陳情の趣旨の中に「集団的自衛権が憲法違反であろうとなかろうとどうでもよいことだ」とかね、本当にとてもこう賛成できかねない文章が載っております。書き過ぎているなという気がいたします。だから全面的にこれを賛成するわけにはいかないなというふうに思います。ましてや、小児医療でも、こちらは青天井、年齢制限は…年齢制限ありでは、その今回の年齢制限ありでは著しく公平・平等を欠くとかね、何かそのような、何ていうんですかね、内容的に真摯な態度が見えない。そして、本当に年齢制限を撤廃してほしいという、65歳以上の重度障害者の切々たる思いであれば、それぞれ考え方もあろうかと思いますけれども、何か純粋に、真剣に議会として対応していくために採決をするということが、今この陳情をもとにしていいのか悪いのかというのを大変悩んでいるところです。そういう意味で、ほかの委員の御意見も伺いたいと思いますけれども、私は内容…年齢制限に関しては趣旨了承ぐらいにしていきたいなと思いますけれども、これを全面的に採択をして、このとおり、あなたのおっしゃるとおりですという気にはならないという状況です。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。内容の一部分については趣旨了承というような考えも持っているということでよろしい…。
委員(金崎ひさ君)
タイトルだけです。
委員長(待寺真司君)
タイトルだけ。では、他の…。
委員(土佐洋子君)
この年齢制限を設けるときに私は陳情人と同じように賛成の立場だったんですけれども、この陳情の趣旨を見ますと、葉山町、厚木市が先陣を切って設けることになってってあって、職員、その当時の職員の説明がミスリードだったかのようなふうに思えますが、先ほど聞いたところ、20市町で今実施されているということがあります。逗子市のことはわからないということでしたが、本年、この中では10月から制限を設けるというふうにあります。でも、ただ、職員が、言葉は悪いけれどもと前置きした中で、手帳の取得が悪用されてしまっていたということも聞きました。本当は75歳からだけども、障害があるならば、65歳から後期高齢者の医療のほうで扱えるということもありますので、私は前回と同様、この陳情、前回も賛成しましたけれども、この陳情に対しては反対の立場でございます。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございます。では、他の委員はいかがでしょうか。
委員(飯山直樹君)
私も全体として反対をさせていただきます。というのは、当初皆さんおっしゃっていたように、葉山と厚木が年齢制限を設けたとかという中で、27年の現在でもう20がきていると。年齢制限設けていると。今後医療制度とか介護保険の制度とかの全体的な流れとして、これはもっとふえてくると思います。そうした医療制度全体の整合性をやっぱり考えていく中で、このほかの他の地域のところも年齢制限なりをつけてきている状況だと思いますので、それに逆行するというのはちょっと了承しかねるというふうに考えております。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございます。
委員(窪田美樹君)
私はこのタイトルだけには本当にそのものと、賛成したい旨でございますが、日本共産党としてもこの当時のところ賛成しました。しかしながら、ふたをあけてみればというか、この制度が始まってみれば、やってきたのは葉山町と厚木市というところで、共産党として大いに反省した部分でもあります。その後から年齢制限の撤廃を時あるごとに訴えてまいりましたが、例えば、先ほどの職員の方からの説明では、今現在では20、20市町村やっているというところですが、この陳情者が出した資料、22年度からは12、22年度以降にやり始めたところが12町村。ということは、つい最近になって始めたというところであれば、せめてやって、先行して葉山町がやってしまった何年間の間だけでも、その無償化というものをやってもいいんではないかというぐらい思うところではあります。しかし、この陳情の趣旨を見ていくと、ここの中に日本共産党の地域手当引き下げの議案に反対した、財源確保…そこに財源確保、本来求めるのか、求めていくべきものなのか、結論の中に達したようないろいろな意味も含まれる中では、私これには、この全てを読んでしまうと賛成はできないというところです。
委員長(待寺真司君)
各委員から趣旨了承という、タイトルのみ趣旨了承という御意見もございましたけれども、おおむね不採択というような御意見が多かったように思いますが、きょうこのまま採決のほうに入っていって、副委員長は何かもし。
委員(山田由美君)
私まだ悩んでいるのですが、現に困っている方がいらっしゃるのであれば極力困っている方が楽になるようにとは思いますが、既にこのように制度として動き出してきているものをそう簡単に反対と言っていいのか、すいません、まだちょっと悩んでおります。ぎりぎりまでもう少し悩ませてください。
委員長(待寺真司君)
きょう、採決に行くかどうかということをこれからお諮りしたいと思うんですが。この陳情内容の中にいろいろなものが含まれてて、この陳情全体としては採択できないという意見が多数を私は今、占めているというふうに思っております。金崎委員におかれましてはこの制度自体の撤廃は賛成だけれども、その他の部分でやはり同じような思いを持たれているということで、趣旨了承でというお話もありましたけれども、いかがいたしましょうか、採決にもし入ってよろしければ、金崎委員、何か御意見等あれば。
委員(金崎ひさ君)
趣旨了承というのは全員が趣旨了承ということですので、皆様採択を…あ、採決をということであれば、私はそのように従います。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(笠原俊一君)
継続する理由があれば継続はやぶさかじゃないんですけど、継続する理由がないんじゃないですか。であれば、決をとっても私はいいと思いますけど。
委員長(待寺真司君)
わかりました。特に継続をという要望…あ、資料要求等もございませんので、きょう採決にこのまま入りたいと思いますけれども、よろしいですか、副委員長。(「はい」の声あり)それでは、これより採決に移ります。陳情第27-21号障害者医療費助成制度の「年齢制限撤廃」を求める陳情を採択すべきという委員の方の挙手を求めます。
(挙手なし)
挙手ゼロです。よって、陳情第27-21号は不採択することに決しました。
続きまして、陳情第27-22号障害者「自動車燃料費助成」の復元を求める陳情の御意見を求めたいと思います。意見あるいは取り扱い等についてある方は挙手をもってお願いをいたします。
委員(金崎ひさ君)
前の陳情というか、27のその18号でも通院支援が大変必要だというふうな切実たる陳情者からのお話がございましたけれども、これ、障害者「自動車燃料費助成」の復元を求める陳情ということなのですが、審査の中でも私申し上げましたけれども、タクシー券というものもございまして、そしてタクシー券とそれから燃料費、自動車燃料費とのバランスというものがあると思うんですね。ですから、これを採択して自動車燃料費の助成を20リットルにした場合、じゃあタクシー券は倍にするのかということをないがしろにしていいのかということになると思います。ですから、この問題だけ、自動車燃料費だけを復元してくれという陳情なので、こればかり決められないなという気がしますので、それも含めて通院支援を充実してくれという意味で、何ていうんですか、趣旨了承という形にはなるかなというふうに思いますけれども、ただただ自動車燃料費の復元を求めるということのみでは採択はしかねるなというふうに思います。
委員(笠原俊一君)
私もこの自動車燃料費助成の復元を求めるというものに対しては採択、あるいは趣旨了承ということでいきたいなと思ってはいるんですけど、ただ、この一番後段のね、「痛みはともに分かち合うもの」、「議員報酬を削減等により応分の犠牲を払うべきである」と。こういったことが書かれていると、その財源はここなんだということを指定していますから、そうすると、この陳情自体の願意全体が違ってきてしまうということで、これもやはり賛成できかねるものだという、私は理解をしておりますので、これも不採択すべきだと私は思います。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。では、他の委員、いかがでしょうか。
委員(窪田美樹君)
この陳情のやはりタイトルの中で、復元というところで、20リットルから10リットル。この陳情…あ、予算の、19年の予算のときの職員からの説明に、燃料費助成にはタクシー券との兼ね合いを、格差を解消することで10リッターに削減させていただくという説明が議事録に残っています。本来格差を変える…解消するんであれば、タクシー券をふやしても解消にはつながっていくというところもあるので、どちらをとって格差を解消したのかなというところはその19年のところにはあります。ですから、そういった意味では、本来ここで言う20リットルに戻してタクシー券も、その当時に戻ってね、そこのタクシー券の助成も戻すというところも考えるべきところもあるのかなとも思いますが、この文章の中に「議員報酬削減等により」というところは、今、議員報酬のところきちんと別のところで話していこうというところもあるのと、あと、この陳情者が議員在籍中に自分の報酬を削減してここに充てようというお話が少しでもあったのかなと。自分が議員でなくなった中で報酬についてここに充てなさいというのは少し、ちょっと違うのかなというところも思います。ですので、陳情のタイトルという部分では、私は採択して賛成できるものですが、全文を読むと賛成はできません。賛成できないところです。
委員長(待寺真司君)
これも先ほどの21号と同じような見解が皆様から示されているところですが、あといかがでしょうか、他の委員の方。
委員(土佐洋子君)
この陳情には参考資料が添付されていて、平成20年の私のチラシが載っていて、光栄というか、せっかくだったらカラーで出していただきたかったんですが。障害者支援のさらなる拡充というのは、進めることはもちろんなんですけども、この陳情人御本人の選挙公報を見ても、平成19年4月22日、特にそういう福祉とか障害者支援ってこと全く載ってないんで、御自分はどうなのかなと思うところはあるんですが。このガソリン10リットルになりましたが、タクシー券の使い勝手、そしてこのガソリンのほうでも家族も運転できるというふうになった中で、範囲が拡大されていると思うんです。使い方もすごいよくなっていますし。障害者施策も充実してきているということで、私はこの陳情には賛成はできません。
委員長(待寺真司君)
他の政策も充実してきているという部分で、これを戻すことはないということで。
委員(飯山直樹君)
私もこの自動車燃料の、費の助成の復元というだけに限定すると、これは非常に厳しいなと考えています。先ほど説明の方で御説明いただいたように、いろんな今施策を考えているところだと思います。特にグループホームをつくってもらいたいとか、当然送迎についてもより充実した形にしてもらいたい、いろいろ御家族、御本人の意向を踏まえて、今そうしたデータを分析しながら、一番いいものは何なのかなということを今検討している中だと思うので、まず、これありきだよというもので、そこに財源を全て充てていくと、仮に全てではないとしてもですね、というふうな、ちょっと今の段階では厳しいなというふうに言わざるを得ませんので、ちょっとそれは賛成しかねます。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。では、おおむね委員さんのほうからは本陳情に対して、ちょっと書き方の部分も含めてですね、採択しかねるというような御意見にまとまってきているように思いますけれども、採決のほうに入ってよろしいですか、副委員長、よろしいですか。それでは、これより採決に移りたいと思います。では、陳情第27-22号障害者「自動車燃料費助成」の復元を求める陳情を採択すべきという委員の方は挙手をお願いします。
(挙手なし)
挙手ゼロです。よって、本陳情は不採択することと決しました。ありがとうございました。
それでは、引き続きまして次の陳情に移ってまいりたいと思います。陳情第27-23号平成26年6月開始の戸別収集とステーションでの資源回収に伴う事業の実施結果と事業効果について町議会として分析検討するとともにその結果を町民に説明することを求める陳情書を議題といたします。では、事務局、朗読お願いします。項目だけでいいです。
(書記朗読)
ありがとうございました。本陳情については議会に当然提出されておりまして、議会にいろいろと動くということを要望している陳情でございます。ですので、職員にその件について聞くというのもあれなんですが、前回金崎委員から所管事務の中でもね、追っていきたいということで、それぞれどんな事業者にどんな単価でというような資料を正・副委員長のほうで、環境課、クリーンセンターと打ち合わせする中できょう3つ出していただきましたので、まずこの資料の説明等を受けながらですね、この陳情の審査のほうに入っていきたいと思いますけれども、そのような進め方でよろしいでしょうか。ありがとうございます。
それでは、職員入室のため、暫時休憩いたします。(午後1時23分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時24分)
それでは、職員が入室しておりますので、職員紹介より始めたいと思います。
環境部部長(伊藤義紀君)
それではよろしくお願いいたします。私、環境部長の伊藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。隣におりますのが環境課長の坂本でございます。同じく、環境課の課長補佐、雨宮でございます。クリーンセンター所長の行谷でございます。クリーンセンター所長補佐の内田でございます。後ろにおりますのは環境課係長の西尾でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長(待寺真司君)
よろしくお願いいたします。本日は陳情審査に当たり御出席をいただきましてありがとうございました。この陳情23号、それから次の議題となります24号については、議会への調査や議会として動いてほしいというような要請の陳情となっておりますけれども、本日資料を3点ほど出していただきましてありがとうございます。この審査と兼ねてですね、現在の状況等、まずこの資料に基づいて御説明をいただき、そして質疑応答というふうな形で、部長、進めさせていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いをいたします。
それでは、まず本日お出しいただきました3点の資料について説明を求めたいと思います。
クリーンセンター所長(行谷友良君)
資料の御説明の前にですね、現在町の簡単な状況といたしまして、戸別収集、昨年の6月から行いまして、1年ちょい過ぎたところでございます。本年の6月におきまして、定例会の中で教育民生常任委員会におきましてごみ量等の資料を提出させていただき、周知しているところでございます。また、一番御迷惑をかけています町民の方々に対しましても、7月号の「広報はやま」で燃えるごみ、プラごみ、不燃ごみなどの減量状況についてお知らせさせていただいているところでございます。また、本日は資料1、2、3という形で、ちょっと字が小さくて申しわけないんですけど、出ささせていただいてございます。
それではまず資料の1のほうから簡単に御説明させていただきたいと思います。A3の横の大きいやつでございます。平成25年度、26年度決算額の比較というものでございます。これにつきましてはクリーンセンターで持ってございます予算、決算ですね、それにつきましてまとめさせていただいたものでございます。これにつきましては職員給与費から処理費、あるいはし尿の投入施設の事業、全て網羅させていただいてございます。まず、一番上の清掃総務費のところでございます。クリーンセンターで所管しています清掃総務費につきましては、クリーンセンターの職員、事務所の職員も含めまして、職員給与費ということで計上させていただいたところでございます。25年度と26年度の決算額の比較をさせていただきますと、26年度のほうが25年度に比べマイナス4%、約1,157万円ほど減額となってございます。この減額の要因といたしまして、右方の備考欄ごらんいただきたいと思うんですけども、一番大きく変わっているところでございます。まず正規職員、26年度におきましては29人という形。25年度に比べると2人減になっています。ただ、再任用職員のほうがその分2人増という形になってございます。こういった定年退職者が再任用に動くという形で2名ほど数字が動いてございます。実質の職員数は変わってございません。一番大きなところといたしまして、やはりその下っ方の枠の中でございますが、職員の平均年齢が下がっているというのも大きな一つの原因となってございます。これらの要因で約1,157万円ほど減額となったというふうに考えてございます。
その次の下っ方ですね、塵芥処理費のものでございます。これ、各事業ごとに決算額の比較をさせていただいてございます。まず、ごみ収集事業でございます。26年度と比較…あ、25と26を比較しますと、26年度につきましては3,200万円ほど、57.9%の増というふうになってございます。この増の要因となった主な理由といたしまして、同じく備考欄のところごらんいただきたいと思うんですけれども、投資的経費であります資源ステーション用のボックス、コンテナ等の購入をさせていただいていると。これにつきましては25年度からの繰越明許費という形でやらさせていただきまして1,767万9,000円、それ以外に同じく戸別収集にかかるパンフレット作成ということで130万円ほど。それからあと、この戸別収集をきっかけにですね、事業の統廃合等をさせていただいてございます。その関係で、クリーンセンター維持管理運営事業から計上していた燃料費をごみ収集事業へ移行したことによりまして、それが595万円ほど増となっております。これらの増の要因が3,254万5,000円の増という形になったものでございます。
次に可燃ごみ搬出事業、こちらでございますが、こちらにつきましては約80万、12%ほど伸びてございます。これにつきましては大きな理由はちょっとございませんけれども、80万円ほど伸びているという形になってございます。
次にクリーンセンター維持管理事業と、その下のクリーンセンター運営事業。これにつきましては事業名を一部変更させていただきまして、26年度からクリーンセンター運営事業という形にさせていただいております。これにつきまして、クリーンセンター運営事業の中におきましては、これ決算のほうでも説明させていただいておるんですけれども、クリーンセンター内の、場内の整備工事、舗装の傷んでいるところの応急修繕ですとか、あとは洗車場の設置工事、そういったものをやらさせていただきまして、400万円ほど通常の年よりも増になっているという形になってございます。
次に不燃物処理事業でございます。これにつきましては毎年その必要最低限の工事をやらさせていただきまして、実際26年度におきましては昨年度と比べますと約300万円ほど減になっているという形になってございます。
次にごみ資源化・減量事業、それから可燃ごみ等運搬処分事業、それから廃棄物資源化処分事業。この上の2つ、ごみ資源化と可燃ごみ等運搬処分事業につきましては、26年度におきましては廃棄物資源化処分事業という形で一本に計上させていただいております。それぞれの内容といたしましては、25、26と中身はほとんど変わっているものはございません。ただ一部、先ほどもありましたとおり、しかるべき事業へ項目を動かしているものはございますので、若干の動きはございます。清掃総務費と塵芥処理費の25年度の決算額が7億7,100万円、26年度の清掃総務費と塵芥処理費の決算額が7億5,800万円で、トータル、マイナス1.7%、1,280万円ほど減額となったというものでございます。ここで一番大きな違いといたしまして、25年度におきましては御存じのとおり消費税は5%、26年度におきましては8%ということで、3%分がさらに上乗せになっているということも考慮していただけたらというふうに感じております。
次にし尿処理費でございます。こちらにつきましては平成26年4月から葉山浄化センター、公共下水道の処理施設におきまして処理を開始してございます。その関係で、今までの横浜市の委託事業がなくなった分、約1億5,400万円ほど減額となってございます。資料1につきましては以上でございます。
続きまして、資料2という部分です。可燃ごみ等運搬費の状況でございます。こちらにつきましては25年度、26年度、参考ということで27年度まで計上させていただいてございます。これは見ていただければ結構かと思いますけれども、処分費…処分料とそのときの単価、これは税込みです。それから、それに処分料と単価を掛けた総額という形になってございます。単価につきましてですが、平成25、26、27と、可燃ごみの運搬処分と廃プラスチック、容器包装プラスチックまでにつきましては同額でとなってございます。消費税が上がった分、単価が上がっているという形になってございます。
それから、不燃物残渣の運搬処分委託、こちらにつきましては27年度におきましてはトン当たり324円増加となってございます。
それから、その下の植木剪定枝等運搬処分委託、こちらにつきましても25から27年度までは同額の単価で行ってございます。
その下の廃蛍光管、廃乾電池につきましては、今まで1社でやっていたんですが、一番近いところでできるところはないかということで探しまして、横須賀のほうの業者、株式会社リフレックスというところなんですが、そちらのほうで26年度から処分を開始させていただいているという形でございます。
それから布団の運搬処分委託、こちらにつきましても25年度から27年度、同額での単価の契約となってございます。
それから、その下の資源回収事業にかかる食品トレイの再商品化委託。こちらにつきましては決算のときもお話しさせていただきましたが、26年度より有償での処分という形になってございます。
それからペットボトルの運搬処分、それからペットボトルの資源化処理委託につきましては、こちら業者がちょっとかわっている関係ございまして、単価のほうに変動が出てございます。
それからミックスペーパーステーション収集委託でございます。これにつきましては戸別収集が開始になりましたので、今現在ステーションからミックスペーパーを収集することがありませんので、26年度におきましては4、5の2カ月分の決算額となってございます。27年度につきましては当然ございません。
それからその下のガラス瓶運搬委託。これにつきましては26年度のみに発生しているものでございまして、内容といたしましては、通常ガラス瓶3色分けるんですけれども、その分け方がちょっとやはり町民の方がわかってない方がいられたという部分もございまして、中にその陶器類がまじっているとかということがありました。そういった関係で、処分が、再生ができないということがございまして、こちらのガラスリソーシングという会社のほうに処分委託をさせていただいていることでございます。なお、このガラス瓶につきましてはガラス瓶に再生ということではなくて、道路の路盤材ということで再生をさせていただいてございます。
それからその下の異物混入の廃食油の処分委託でございます。これにつきましても廃食油回収させていただいて売り払いをしておるんですけれども、1回分ですね、この中にですね、油以外のものの混入がございました。これに伴いまして、ちょっと再生がやはりこれもできなくなったということがございまして、別途処分をさせていただいたものでございます。
それから家電リサイクル対象廃家電の運搬委託。25年度におきましては6万3,000円の決算額でございましたが、26年度につきましては自前で処理業者のほうに運搬させていただきましたので、費用はかかってございません。
それからリサイクル家電商品化手数料、こちらでございます。こちらにつきましては25年度におきましては運搬処分委託の中に含めておりましたが、26年度は自前でやったことに伴いまして、手数料は私どものほうで払っているという形になってございます。資料2につきましては以上でございます
それから、資料3の縦長のやつでございます。これは説明というよりも今クリーンセンターに集められて処分ですね、売り払っているものの状況を記載させているもので、25、26につきまして比較をさせていただいているものでございます。なお、一番下の米印で書いてあるとおり、2段書きになっている売り渡しにつきましては、市場価格に適用した価格での契約とするため年2回、上期・下期という形で分けて入札を行って業者を決めているものでございます。
以上、簡単ですけれども、資料の説明は終わらさせていただきます。
委員長(待寺真司君)
所長、ありがとうございました。本日提出いただきました資料についての御説明をいただきました。なお、これより質疑に入りますけれども、本来であればこの陳情に関する部分ということで、この陳情項目の中に事業の実施前と実施後のごみ量、資源量、経費、人員について議会として分析、検討することというような項目が入っておりまして、これまで総括質問なんかでも出ておりましたけれども、そのときの資料ときょうの資料を合わせればおおむねこの部分について情報として議会のほうに出ているのかなと思いますので、これあくまでも陳情審査ですから、また所管事項でですね、追うということもできますので、その辺、委員の皆様御配慮いただきながら質疑を進めてまいりたいと思いますので。特にまたこの出た資料についてわからない点などありましたら、この場で質疑をしていただいて結構でございますので、よろしくお願いをいたします。
では、質疑に移りたいと思います。質疑のある委員の方は挙手をもってお願いをいたします。
委員(金崎ひさ君)
ちょっと陳情の趣旨に合わせて質問したいと思うんですけれども、事業の実施前と実施後ということで、比較検討をしろという話なんですけれども、実施したのが6月ですよね。そうすると、25年度、26年度というくくりではだめかなというふうに思うんですね、陳情の趣旨を考えると。そうすると、25年度の決算と27年度の決算を比較すると完璧に戸別収集のあるないの比較検討ができるのかなというふうに思いますけれども、町としては6月に戸別収集をしたという一大切りかえをしたわけですから、町として、変ですけど、年度ではないんですけど、25年の4月までの資料…数字と、それから26年の4月…あ、5月までの資料と、それから26年の6月から翌年の5月までの、この今4つの、ごみ量、資源量、経費、人員についての資料を持ち合わせていらっしゃるかどうかというのをちょっとお聞きしたいんです。
クリーンセンター所長(行谷友良君)
そのような年度ずれてのちょっと資料というのは持ってないんですけれども、ただこの、例えば人件費一つとりましても、やはり4月から説明会とかの準備を行いまして、職員の時間外とかがもう含まれていますので、その辺もやっぱり精査するとなると、かなりちょっとずらしてつくるのは難しいのかなという気はします。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他の委員の方はいかがでしょうか。
委員(窪田美樹君)
この23号は町議会として分析、検討することで、町民に説明することというのを議会に求めているんですが、町民の方から町の、行政のほうに説明…この結果をね、説明してほしいとか、そういう、広報にはお知らせとして出ているんですが、こういったお知らせを出すだけじゃなくて、何かこういう会を求めてほしいとかというお願いは来ていますか。
クリーンセンター所長(行谷友良君)
今のところはそういった問い合わせというのはないです。
環境部部長(伊藤義紀君)
ただ、今回決算の議会ということでいろいろ御審議をいただいておりますので、先ほど来お話ししているその7月号で大きなくくりのですね、減量分ですとか、それから資源化率の向上とかですね、それに伴う経費の削減なんかをお知らせしております。ただ、もうちょっと細部にわたって、この決算議会が終了した後にですね、もう少しこう内容を細かくしたものですね、ここまで細かくするかどうかというのは今ちょっと思案中なんですけれども。そういうもので、一番こういうものに御協力をいただいておりますのは町民の方々なので、やはり広報、全戸配布になっていますので、そういう媒体を使ってですね、私どものほうから時期を見て、もう少し細かいお知らせをですね、させていただこうかなと思って今考えております。
委員長(待寺真司君)
他にいかがでしょうか。
委員(窪田美樹君)
この陳情が町議会に求めているんですが、議会として例えばこういう分析とかなかなかできないものだと思い…やり方とか、何に着目していくとか、いや、もしやるとしたらね。そういった場合に町は、環境課は協力していただけるんでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
今までも求められている資料はですね、御提出させていただいていると思いますし、隠すことでは全然ないと思うんですね。やはり積極的に開示をして、例えば目で見えるような努力が実ったというような、感じていただいたほうがですね、私どもも今のその減量化をさらに減量したいとか、さらに資源化するために必要なことだと思っていますので、当然そういうものはですね、出せる情報はどんどん出していくべきだというふうには思っております。
委員長(待寺真司君)
では、他に質疑のほうは。いかがですか。よろしいですか。それでは、質疑についてはないようですので、これにて質疑を終結いたします。では、ありがとうございました。
職員退席のため、暫時休憩いたします。(午後1時44分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時46分)
それでは、陳情第27-23号、この陳情についての意見、あるいは取り扱い等について委員の皆様から意見等を求めたいと思います。御意見のある方は挙手をもってお願いをいたします。
委員(笠原俊一君)
陳情を出されなくても所管事務調査で当然やらなければいけないことなんで、陳情ですから、とりあえずこれは、どういうふうにするのかな、採択をしといて所管事務で、調査でこれからやっていくと、たしか委員長発言も、ごみの問題についてはね、あったような気がするんで。この陳情は当然我々がやることを先取ってやってくれよと、我々の気持ちと同じことが書かれているんで、どうしたらいいんだろう。採択するのか、趣旨了承にするのかはわかりませんけども、いずれにしても、この我々の委員会として今後追っかけてやることに一致はしているんですよね。ですから、そういう取り扱いをするということですから、場合によってはこれを継続にしておくことなのか、あるいは陳情ということですから、採択をして我々の所管事務に生かしていくのか。今すぐこれをしろという、研究というかね、それで最終的には情報公開をしてほしいよということですから。どういう結論の出し方をするのか。中身は一致していると思っておりますので、その考え方、陳情の扱い方の手法だというふうに私は思います。
委員(金崎ひさ君)
この陳情をまずは採択して、そして陳情の趣旨のとおり私たちが所管事務で進めて調査研究をして、そして町民に情報公開しようというふうになるのが妥当な線かなというふうに思いますので、私はこれは即採択をして、この線に沿って議会として進むべきだというふうに思います。
委員長(待寺真司君)
確認なんですけれども、委員会の所管事務調査として調査をして、報告をまとめてそれを発表するというような形で考えておられるのか、あるいは何か別な形で、以前もやりましたけれども、特別委員会というような形でのそれに特化した調査をするのか、その辺についてはちょっと陳情のこの趣旨からでは読み取れない部分がありますので、その辺についてももし委員の皆様お考えあるようでしたら、あわせて御意見として言っていただければなと思います。
委員(金崎ひさ君)
特別委員会設置とかそういうことになるとまたいろいろとあると思いますので、とりあえず所管の委員会の委員としてはこれを所管事務としてやるということで意思を固めて、そして調査研究を、分析をして、そして町民に情報公開しようという趣旨のもとに採択したらいかがかというふうに私は思っております。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございます。では、他の委員の皆様方、いかがでしょうか。
委員(山田由美君)
この陳情を出された方がどの程度の分析を望んでおられるのかよくわからないんです。町からはこのような資料が出ていますし、先ほど伊藤部長も言われたように、さらに分析して発表しますということなんですけど、それ以上に細かい分析を我々にしろと求めているのであれば、一体どのようにして分析すればいいのか、ちょっと私よくわからないのですが、どういう結論を出せばいいのでしょうか。ごみは確かに減ったけれども、経費がかかり過ぎるからもっとここを絞るべきだというような、やり方に細かく踏み込んだ結論を出さなくてはいけないのか、あるいは戸別収集自体が経費がかかり過ぎるので間違いだった、もとのように戻すべきだったとか、何か大きな方向転換まで求めているのでしょうか。皆さんはどのようにこの陳情の趣旨を捉えていらっしゃるか、御意見を伺えればと思います。
委員長(待寺真司君)
皆様にですね。自由討議みたいな形でも構わないと思うんですけれども。とり方はいろいろとあろうかと思いますが、いかがでしょうか。
委員(金崎ひさ君)
とりあえずは陳情項目の1、2にあるようなことをしてほしいということだというふうに思います。それで私、今、質問をしましたところ、6月に実施したということで、大変資料的にごみ量とか資源量、なかなか区切りが悪いものですから、やはり、やはり戸別収集になったということで、25年の6月から26年の5月までの総数と、26年の6月から27年の5月までの総数を比較検討しないと、26年の6月に戸別収集になったというところのけじめがつかないというふうに思っておりますので、やはりやるとしたらそこの起点にした前と後ろのところを私どもの委員会で資料を出していただきながら分析をして、そして戸別収集によるごみ量の変化はこうです、経費はこうですというものを町民の方にお示しをするというところまでが仕事だというふうに、この陳情に関する返事だというふうに思います。その後、経費が高くなったとか安くなったとか、そういう…その分析結果については各議員が個人としていろんなことで進めればいいんじゃないかというふうに思いますけれども。陳情の趣旨としてはそこまでは要望はしていないというふうに読み取っておりますけれども、いかがでしょうか、副委員長。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(山田由美君)
そうすると、町側から戸別回収が始まる前…直前の1年間と直後の1年間でデータを出してもらって、それについて分析するということでしょうか。
委員(金崎ひさ君)
今、職員にお願いしたら黙って出してくれるほど簡単なことではない、難しいとおっしゃっていましたので、その辺は、5月分は、6月分はと言いながら私たちが書類を審査しながら合わせていくしかないかなというふうに思います。葉山町は年度で動いていますので、それをしないのであれば27年度の決算が出るまで待って、25年度と27年度ということで比較検討をするのもいいかと思いますけど、そんな悠長なことをやってくれということではないのではないかなと思いますので、やはりそのぐらいの努力は委員会としてしたらいいんじゃないかなというふうに思います。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございます。始めた後1年と始める前1年をちゃんとあわせて、そのデータをクリーンセンターなり、環境課なりがいただきながら我々で分析していこうと。では、他の委員の皆様、陳情についてはいかがでしょうか。
委員(笠原俊一君)
先ほど言ったんですけどね、金崎議員から昨年の6月ということのスタートということで、きちっとした期間じゃなかったということも踏まえて、もう一つここに、陳情項目の1、2とあるんですけども、ここに出てこないものもあるんですよ。これはいろんな議員が質問もしているんですけども、ステーションのよしあしというのはね、そういったものは数字であらわれてくるよりも、やっぱり1年、2年かけて、地域のお年寄りだとかそういった方々が非常にそのステーションの位置が便利なんだとか、そういったことも町民サービスの中で大事な要素なんで、ここには、この中に書き込んでありませんけど、頭の部分であるところなんですね。我々議会としてはそういったものを、全てのことを含んで所管事務という中で結論を出しながら、町民サービスの向上のためにいろいろなことをやらなければいけないということで、陳情者の願意プラスアルファがかなりあると思います。ですから、今までのやり方ですと陳情というのをずっと引っ張りながら、その都度陳情を思い起こしながら審議するやり方も一つということだったんですけども、まず、金崎さんの先ほどの発言を聞いて、まずは採択をしてそれ以上に議会として所管事務としてやることのほうがよりベターなのかなというふうに私も思いますんで、この際、この陳情をどうするかということを、全く異論があれば話別ですけれども、我々議会としてやるべきことを示唆していただいているというとり方をして、陳情を採択するか、不採択するか、趣旨了承するか、これを決めて、それからプラスアルファで我々が動いていけばいいことなのかなと。こういう段取りのほうがやりやすいのかなと思いまして、今、改めて採択、不採択ということをまずやっていただきたいということにいたします。
委員長(待寺真司君)
早く結論を出してからまた対応していくという御意見でございます。では、他の委員の方はいかがでしょうか。
委員(窪田美樹君)
この中で、町議会として分析、検討ってあるんです。分析することは先ほど役場の職員の方からいろんなデータをいただいて、検討というのが、これをいいとか悪いとか判断することが検討なのか、どういったことが検討に当たるのか。議会として検討というところにどういうふうになるのかな。どういう…それぞれ考え方…その議員の考え方があると思うんです。結果としてその答えは幾つも出てしまう場合もあるという、そういうやり方になるのか。あと、この陳情者の中の理由の中に経費削減が、経費削減こそが葉山町のごみ処理行政の最大の課題という中に、必ずしも、容器包装に出すと経費ってどうしてもかかってしまうというところが、リサイクルの中に出すとかかってしまうというところもあります。経費削減だけを見ていくことが本来のごみ処理の中の姿なのかというところにも、私は経費削減だけを求めていけばいいというものではないと思っています。かかってしまうところにはどうしようもないものがある。求めていくところがそれが自治体であったり、企業であったりというところもあるとは思っているので、一概にこれを採択というふうにはいかないというところ、今ちょっと考えています。
委員(山田由美君)
私も今の窪田委員の意見、賛同できるところがあるんですけど、経費削減こそが目的なのではなく、ごみを減らすことが目的なのだと思います。ごみを減らすためにいろんな工夫をして、その工夫の中でちょっとお金がかかってしまうのは仕方ないという面もあるかと思います。最終的に町民の意識が高まって、そのことでごみが減れば、最後の結果として経費は削減されるかもしれませんが、経費だけの問題ではないという点では、窪田さん…窪田委員の御意見が的を得ていると思います。多分この陳情の真の目的はというか、この文章に隠れた中身は、現状のやり方がベストなのかどうか、ほかにもっといいやり方があるのではないか、それをデータ分析から探してくれということではないかと思います。これは多分戸別収集がベストではなく、ほかにもいいやり方があるのではないかという御意見が根底に隠れてのことではないかと思います。ただ、町は今、戸別収集スタートしたばかりで、ようやく町民の中にごみを分別して出すのは大事なことだという意識が広がってきたことですので、年度が変わったからといって直ちにはっきり経費の削減の効果は出てこないかもしれませんが、全体としては私は町はいいほうに向かっていると思いますので、その経費だけの比較ということにはちょっと危ういものがあると考えます。
委員長(待寺真司君)
大分その陳情の中身までですね、入ってくるので、あくまでもこれを議会として調査していくのかしていかないのかというところにこの願意があるのではないかというふうに私自身は思っているんですけれども、その辺で御判断をいただくのか、あるいは、これまでも、先ほど笠原委員がありましたように、これまで同様な場合は、所管事務で追うという場合は継続をしつつですね、行っていったということもありますので、その辺を含めて、本日の取り扱いについてまた委員の方から意見を求めたいと思います。いかがでしょう。
委員(金崎ひさ君)
経費が削減されなかったという結論が出るのか出ないのかすらもわからない、基準が違いますからね。だから、6月という基準をもって検討して、分析して検討してくれということなので、私はこれは要望に沿ってやるべきだなというふうに思います。大変な労力だろうとは思いますけど、町が難しいと言っているので大変な難しいこともあるのかもしれませんけれども、やはり知る必要があるし、知らせる必要があると思います。そして、そのことについて経費云々、人員が云々、資源量がどうのこうのということは結果を見た上でないと話せないというふうに思いますので、今その結論で容器包装プラがどうとか、分けるのはどうとかというふうな話に入ってくれということではないのでね、とりあえず分析をして、そしてその後どのように検討するか。もちろん議会としてこうしてほしいという結論を出す場合は、多数決の問題ですのでね、個人の意見を出すわけにはいかないので、まずは分析をして、本当に経費が削減したかもしれないし、あるいはふえたかもしれないし、そのあたりを、実質を知るべきだというふうに思いますので、この陳情を採択することには何ら問題ないというふうに思いますけれども、そういう調査をすることに異論のある方がいらしたらお話を聞きたいというふうに思います。
委員(土佐洋子君)
今、金崎委員が言われたように、調査することはもちろんだと思うんです、この陳情のあるように、陳情の中にあるように。ただ、この陳情に対して結果を出すためには採決となると、やはり先ほど窪田委員が言われたように、経費節減こそが葉山町のごみ処理行政の最大の課題であることを確認していただきたいという、ちょっとこの文章が私もとても気になるんです。採択するとなると、ここも皆さんと同じ意見というか、同じ考えだということになってしまうということが私はちょっと心配していることです。もちろん、町としてもこの「広報はやま」7月号よりもっと詳しいものをこれから出していただけるということで、それについて調査…皆さん調査して、町民の方に公開するということはもちろんのことなんですけども、私が心配しているのはその一部のことで、採択するのはちょっとどうなのかなって思っているところです。
委員(金崎ひさ君)
私は経費削減がごみ処理行政の最大の課題であるということには別にこだわっておりません。そして行政が経費削減に…節減になったという、何ていうの、基準は違いますけれども、経費削減されましたという報告を受けておりますのでね、それをどのように評価するかということは、この陳情の1、2の項目の中にはまず含まれない。まずは現実を知るということが議会として必要じゃないかなというふうに思いますので、継続ということもいいかもしれませんけど、まず採択をしてこの路線に向かって分析・検討を所管事務調査としてやるべきじゃないかなというふうに思います。そして、やった後に今度は町民に情報公開をするというのをどのようにしてやるか、町民との会議で報告するのか、その辺はまた考えなければなりませんけれども、やはり調べた以上はこういう結果でしたということを町民にお知らせすることが…議会の意見を添えてじゃなくて、こういう結果でしたということを、議会が調査したことを報告するということは当然あるべき姿というふうに思いますけど、何か問題ありますか。
委員(窪田美樹君)
この陳情項目の中にある、町民に情報公開し説明することであったり、人員や分析、検討してほしいということ、それはもっともなことという…思っています。ですから、議会広報常任委員会としてもいろんな説明会を、町民との説明会…説明会、懇談会とかそういったものを持ちましょう、申し入れも受けましょうということを話している最中です。ただ、この陳情の理由の中にやはり一文として気になっている部分がある以上、別の、全く別の案件ですが、先ほど審議した陳情の中にもこの一文…陳情のタイトルには全く賛同できるという部分があるけれど、この陳情の認めて…採択してしまうと、ここの意見に全く同意であるというところにもなりかねない、賛同するというところにもなりかねないというところを考えると、この陳情の趣旨、全く理解できますし、議会として、議会広報の宣伝をするわけではないですが、申し入れをきちんとしていただければ説明、町民との説明する場も設けますし、ましてこの教育民生の常任委員会の中でごみのことを所管事務調査として調査していこうというところが先に決まっています。ですので、その発表の場を設けるにも議会広報の中でもよいのかなというところで、この陳情の趣旨は十分に理解し、できるというところで、採択するに当たってはこの理由の中にどうしても気になる部分がある、賛同できない部分があるというところでは、やはり私、今、採択にはいかないのかなというところはあります。
委員長(待寺真司君)
この…。
委員(金崎ひさ君)
それはちょっとお聞きしますけど、ごみ行政…経費節減こそが最大の課題であるというところが賛同できないと、土佐洋子委員がおっしゃったところですか。
委員(窪田美樹君)
私は先ほども言いましたように、ごみ…絶対余分にかければいいというものでもないのはわかっています。ですが、こっちのほうが経費が安いからというところに走ってしまって、環境汚染をして、後でその汚れた環境を取り戻すのにどれぐらいの経費がかかるんだろうというところを考えていく、奥を突き詰めていけば、その場の経費削減だけが本来の姿ではないと思っていますので、その一文は納得できる部分ではないというところです。
委員(山田由美君)
ただいまの窪田委員の意見に私も賛同いたします。経費は少ないほうがいいに決まっておりますが、しかし、これまで見かけの費用を削減しようとして、その背後に膨大な環境汚染や環境破壊をもたらしたということがある以上、お金が最大というようなこの書き方には私もちょっと賛同しかねます。全体としての趣旨は非常によくわかりますし、議会としてごみについて分析したり、検討したり、公表したりということは当然やるべきだと思いますが、この文章の中に納得できない部分があるのは確かですので、趣旨了承ということではいかがでしょうか。
委員長(待寺真司君)
どうしますか、休憩しますか。いいですか。今、採択すべきと趣旨了承でという2つ意見が出ています。
委員(金崎ひさ君)
陳情理由の中で1カ所でも2カ所でもそのとおりだと思えないところがあるということで、丸のまんま採択ができないという御意見もよくわかります。ただ、経費削減という、大気汚染をしてまでの経費削減というのは今の世の中多分されていないと思いますので、その辺はお考えの…考え方の違いですので、陳情理由の1カ所でも賛同できないので採択はできないということであれば、私は趣旨了承でも構いません。ただ、不採択にしたいと思ってはいらっしゃらないと思いますので、継続というよりも趣旨了承として、所管事務としてね、この起点はとにかく26年6月でなくてもいいかもしれませんけど、ともかく調査研究をして、ごみ行政に少し議会としてもいろんな認識をきっちり持つべきだというふうに思いますので、私は趣旨了承でも構いませんとは思います。議会…どうしても賛同できない部分があればね。そういうことです。
委員長(待寺真司君)
では、笠原委員、いかがでしょうか。この陳情の一番最後にですね、その議論の前提となる事業の実施前と実施後のごみ量、この辺をやっぱり調査してほしいということが主眼だと委員長自身は思っておりますので、これを委員会の中で所管事務として追うということであれば、今、金崎委員が趣旨了承というようなことでもオーケーだというようなお話が出ましたけれども、趣旨了承で追っていくというのももちろんやるべきことだと思います。どちらかにするかは委員の皆様の判断に委ねないと思いますけれども、先ほど…趣旨了承の場合は全会一致ということが大前提となりますので、他の委員の方とちょっと御協議をいただく中で、一致すればそのような形で結論を出していきたいというふうに本日思っておりますので、いかがでしょう、笠原委員。
委員(笠原俊一君)
私のほうで考え方を今2通り、3通りに考えて、我々の委員会としてやるべきことを示唆をしているんだという見方をしながら、これをずっと持ちながらね、継続をして持っていながら、我々がこれを一つの糧としながら引っ張っていくのも一つの手かなという思いがあるし、趣旨了承ということで、陳情者に対して何らかの結論をぱっと与えておいてやるのも一つの手だしね。委員会の運営のやり方だと思うんですよ。我々自体がこのごみの問題については我々の、教育民生の委員としてやっているうちはやらなければいけないことですし、それを知らしめることということでいくということも当然議会としてやらなきゃいけないことなんで、どちらかのやり方。先ほどは採択して…どっちにしてもやることはやっていくんですから。ただ、皆さんの合意が得られない。陳情というのはそれぞれ議員の皆さんが判断をしながら前に進めていくものですから、それの合意が得られなかったらばその一番合意が得られる方法でいくのが一番いいことですし、どっちにしてもやらなきゃならないことですから。その最終的な結論というのが経費がかかるのかかからないだとかね、先ほどのいろんな結論に至るわけですから、初めにぱっと決めてしまうことがいいのかどっちなのかということだけなんですよね。やることは同じだと私は思ってますので、皆さんが趣旨了承ということであればそれに従いますし、でなければ、もう一つの採択、不採択が、ね、採択がとれないということであれば、どちらか、継続か趣旨了承かということになろうと思いますので。結論は同じことになるんですけど、皆さんが合意がとれるんであれば趣旨了承でも私は結構です。
委員長(待寺真司君)
そうすると、あと飯山委員はいかがでしょうか。
委員(飯山直樹君)
最終的に、まず経費削減できるのかどうかとかということは、当然ながらデータ見て、分析していかないといけない話なので、まずその結果を今この場で検討しようといっても無理なことなんでですね、出てくるデータは当然こういう生データが出てくるわけで、我々が全部のデータを直接取りに行くわけではないですから。そういったものをまずきちんと、議会として出てきたデータが公正なものなのかどうかを評価するとかですね、そのデータの分析の方法をきちんと公正妥当なものなのかどうかとかですね、そういうものもきちんと評価しながら、最終的に経費が削減されているのかどうかというものは出てきたデータのもとに判断すべきことだと思いますので、私も結論というものを出すのではなくて、まず分析をして検討していきましょうということで、趣旨了承でいいかと思います。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。では、今…。
委員(窪田美樹君)
すいません。今、飯山委員言われた、出てきたデータが公正かどうかというのは、町が出したデータが正しい情報かどうかという意味を、議会が調べるということですか。データのどういうことを…。
委員長(待寺真司君)
今の飯山委員の発言の、そのデータの公正を調査するというのはどういうことを具体的に。
委員(飯山直樹君)
基本的にはですね、このデータが正しいものだというものに基づいて行政の方々がその分析をやっていくものだと思います。じゃあ、それが正しいのかどうかというところは、これ当然性善説に基づいてやっていくべきだと思います。それを、本当にその分析というものを考えていくと、本当は細かい研究をやったりするとそのデータをとったもとのところが正しい機能をしているのかどうかというところも見なきゃいけないんですが、そこまでのものは基本的には今の段階ではやる理由はないと思います。したがって、ここに出てきた行政のまず生のデータですね、それに基づいて分析されてくる方法論なり、そういうものをまずは一つの基準として出てきた答えをもとに検討していくということでよろしいかと思います。
委員長(待寺真司君)
出てきたデータが間違っているという前提だと、もう全て根底から覆ってしまうので、ちょっと何か最近そんなことがあったようなないような記憶がよみがえったんですが、あくまでも出てきたデータをもとに我々としては調査分析をして、その施策自体の進め方が正しいのかどうかを検討していくのがやっぱり議会の役割ではないかと思いますので。あくまでもこういったふうに進めるというのは町長部局が考える中、それを議会として、経費として妥当か、環境面から見て妥当か、そういったことを調査、分析するのが委員会でこれから追っていく役目だと思っておりますので、そんなような形で所管事務調査の中でですね、事あるごとに報告を受けながら、町民の皆様にいつの段階で発表できるかわかりませんけれども、委員会としてですね、一定の方向性みたいなものを見出せるのかどうかはわかりませんが、所管事務として追っていくのが妥当だということと、きょう各委員の皆様からはこの内容については趣旨了承で今後委員会の中でという御意見が全員の方からいただいておりますので、本日につきましてはこの場で趣旨了承という形で、全会一致でこの陳情の取り扱いを決定したいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
ありがとうございます。それでは、陳情第27-23号につきましては趣旨了承とすべきものと決しました。
それでは引き続きまして、陳情第27-24号葉山町のごみ処理の将来計画策定のため専門家や町民が参加した審議会または調査検討委員会を設置して検討するよう山梨町長に要請してくださいを議題といたします。事務局、朗読をお願いします。
(書記朗読)
ありがとうございました。それでは、先ほどの陳情とまた少し議会への要望が変わっておりますけれども、何かもしこの件も含む御質疑があるようでしたら、職員には待機していただいておりますので入室していただきますが、御質疑ありますでしょうか。
では、質疑があるということでございますので、職員入室のため、暫時休憩いたします。
(午後2時18分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後2時19分)
職員入室されておりますが、先ほど出席職員一緒でございますので、御紹介のほうは省略をさせていただきます。
それでは、27-24号に関する質疑が委員の方からあるということでございますので、質疑より始めたいと思います。では、質疑のある委員の方は挙手をお願いいたします。
委員(金崎ひさ君)
この件について、横山議員、うちの新葉クラブの代表は2回にわたって一般質問をしております。それで、1度目は町長がこのごみの将来計画策定のために町民を交えて審議会のようなものをしたらどうかという御提案に対して、それはいいことだということで御承認いただいたように私は聞き取っております。そして、2回目のときにどうなりましたかという御質問のときには、逗子市とのパートナーシップの一件もあるし、そのようなことで、ちょっとまだそれが決まってからみたいな、ちょっとトーンダウンしたような御答弁をいただいたに記憶をいたしておりますけれども、何かその件で町長からこの第三者機関のようなものの設置に関するお話を担当課として受けているかどうか、あるいはこのようにしろという御指示をいただいているかどうかをお聞きします。
委員長(待寺真司君)
町長からの指示です。
環境部部長(伊藤義紀君)
町長から指示という形ではなくてですね、平成28年度末でごみ処理基本計画をつくりかえなければいけないというところがございます。私ども葉山町のほうで、今、焼却施設を抱えていない状況ですとか、それから戸別収集に取り組み始めたというような状況もありますので、計画期間が何年にするかというところ、これから詰めていくような状況ですけれども、町のそのごみ処理施策の方向性を示すものについては、一定の見識を持たれた方の御意見を聞くというのも一考だと思いますという話は、私はちょっと町長にさせていただいたことがございまして、それについてまだはっきりですね、指示をいただいてませんけれども、それに対して町長も将来を見定めるための、特に重要なごみの施策なので、それも視野に入れていかなければいけないねというようなお話はいただいております。
委員(金崎ひさ君)
それでは、本会議で町長みずから答えられたことを置いといて、部長からしたら、そのごみ処理基本計画のつくりかえについて第三者機関のようなものでお話を伺ったらどうかという提案をされている。それに対してもまだ町長からお返事がないということでよろしいですか。
環境部部長(伊藤義紀君)
環境部の所管のですね、さまざまな、いろんな、例えば下水道の話ですとか、環境課の緑の話ですとか、そういうものの含めた中での一つですので、提案というか、私も会議録を拝見させていただいていますので、以前にそういうやりとりが本会議の中であったということも、4月から来てぱらぱらぱらぱら見ていますので、承知しています。それについてはこういう考えもどうでしょうかというふうなお話をさせていただいて、必要性はありますねと。議会で答弁をさせていただいているような状況だとは思います。
委員(金崎ひさ君)
すいません。今のごみ処理基本計画のつくりかえというのは28年度末ということで今おっしゃいましたけど、部長が考えてらっしゃるそういう検討の、何ていうんですか、ローテーションみたいなものはどのぐらいからやって、そしてどのぐらいから意見聴取をしてというふうに、そういう計画を持っていらっしゃる上の発言なんでしょうか。
委員長(待寺真司君)
改定に向けたスケジュールですね。
環境部部長(伊藤義紀君)
期限は決まっていますので、当然議員の皆様にも見ていただかなければいけない。それから公にパブリックコメントもしなければいけないということで、お尻は必然的に決まってくると思います。ただ、もし有識者の会議ということになりますと、当然予算も絡んでくると思いますので、平成27年度の予算措置をしておりません。ですから、例えば取り組むとしたら28年度からになるかなと思うんですけれども、私どもの、先ほどのクリーンセンターの陳情のときもそうなんですけれども、やはりごみの量は減っている、資源化は進んできている。ただ、一方で持ち込みごみのほうはふえてきているとかですね、その辺は分析した上で、短い期間になりますので、いろんなものを検証してですね、準備はできる。いずれにしてもごみ処理基本計画は外部の有識者を交えてなのか、それとも職員が行うかということもありますけれども、いずれにしても、期限が決まってつくらなければいけない作業になりますので、無駄にはならないと思っていますから。そういうことについては今年度中、この下半期ぐらいから着手して、いろいろその検証していく必要があるかなというふうには考えております。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。では、他に質疑のある委員の方。
委員(窪田美樹君)
この陳情書の中に同様なものが8月27日、町長宛てに出されていると書いてありますが、町長のほうから環境課の方々交えて、この陳情に対して何か検討して…検討されてたのか、何か結果というか、答えが出ているのか教えていただけるなら。
環境部部長(伊藤義紀君)
当然町長宛てにもその陳情出て…出していただいていますので、打ち合わせは持ちました。その中で、こちらのほうのですね、陳情書に近隣自治体等とのパートナーシップの相手先というところが、どうも読んでおりますと見てとれるような状況もございます。ただ、近隣自治体のパートナーシップをですね、有識者の方々に契約する相手方はどこの自治体がいいですかというのは、そこはちょっと私は疑問に思うんですね。葉山町のごみ政策全体に関してどういう方向に進むべきでしょうか、資源化・減量化、それから自治体とのパートナーシップなのか、今は民間の事業者を利用してアウトソーシングでやっていますと。そういうところの話を今後町はこうあるべきだ、経済性も考慮してこうだとか、さらなるそのごみの資源化・減量化を進めるべきだというような計画ものの御意見を聞くのは、私はそれは妥当だと思っていますし、どこでも、どこのセクションでもそういう審議会の有識者の方のお力を借りてということはあると思いますけれども。ただ、手を結ぶパートナーシップの先を選定していくためのその審議会というのはですね、私どももどういうふうにいろいろ御説明していいのか、それからどういう回答をいただくものなのかということがちょっと想定できないんですね。それは私ども行政の仕事で、葉山が歩むべきそのごみ処理施策の方向性を有識者の方々に方向づけていただいて、そこに一番マッチングさせた上でそういう方向に進むべき実施計画レベルのものは、私ども行政サイドのほうがつくり上げていくものなのかなというふうに思っています。ですから、町長とも、これは私どもがつくっている書類ではございませんので、陳情の趣旨というのがこうだと思われるというところまでの範囲にとどまりますけれども、そこについては、じゃあ、パートナーシップの先をどこにしたらいいでしょうかということを委員さんにぽんと投げて、そこを分析してどういう答えが返ってくるのか、ちょっと想像がなかなかつきかねるというような話は私のほうからさせていただきました。ですから、その前段で、先ほど来お話ししていますような町のごみ処理施策の方向性を示すための会議を持って、会議体を持って見識のある方々から意見を聞くというのはどうでしょうかねというような話をさせていただいて、それについては本会議の答弁でもあるとおり、そういうことも視野に入れて考えていかなければいけないねというような答えをいただきました。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他に御質疑はいかがでしょうか。よろしいですか。委員の皆様よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして質疑のほうを終結いたします。ありがとうございました。
職員退席のため、暫時休憩いたします。(午後2時28分)
委員長(待寺真司君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後2時28分)
それでは、これより陳情第27-24号につきまして、取り扱い等含めて委員の皆様から御意見等を求めたいと思います。挙手をもってお願いをいたします。
委員(笠原俊一君)
今、伊藤課長が言われた作業に準じて…(「伊藤部長」の声あり)あ、伊藤部長か、のほうがね、言われたことに準じて、先駆けて町民の方が心配して出されたという内容ですので、この陳情の願意というものはある程度部長たちもわかっていることだし、当然のことだということですから、これこそ、その、来年にならないとわからないことなんですけども、今は部長の発言を信じていくということですから、趣旨了承でよろしいと思います。
委員長(待寺真司君)
ただいま笠原委員からは、趣旨了承ではいかがでしょうかということでございますが、他の委員の皆様、いかがでしょうか。
委員(山田由美君)
町の基本的な姿勢として、町民との協働をうたっているからには、ごみ問題に関しても当然いろいろ検討する中で、町民の意見は絶対に取り入れてくださると思いますので、改めて要請しなくても既に十分にこの願意は伝わっていると思いますので、私も趣旨了承でいいかと思います。
委員長(待寺真司君)
ただいまお2人から趣旨了承ということで、町のほうにも出てるということでの御説明もいただきましたけれども、他の委員の方はいかがでしょうか。
委員(飯山直樹君)
私も趣旨了承でよろしいかと思います。今、説明員の方、御説明いただいたように、まさにこれから下半期に向けて、具体的にどういうことをやっていくのかとか含めて、さまざまな角度から分析、検討を進めてくると思うのでですね、その中の一環として町民の方々の意見なり、専門家交えてということも当然出てこようかと思いますので、まずはそういった今の動きを尊重してですね、進めていただくのがよろしいかと思います。
委員長(待寺真司君)
はい、ありがとうございます。
委員(窪田美樹君)
この陳情書の中に、最後に私が質問させていただいた、近隣、町長はどのように捉えているのか、町部局としてどのように捉えているのかというところで、やはりパートナーシップの相手先をどこにすればいいのかというところが、ここの文章の中に書かれています。本来どうやってごみ処理をしていくのがベストなのかというところで、有識者や町民の方を含めた検討をしていく。伊藤部長言われたように、じゃあここの自治体がいいんじゃないのということを、この調査検討委員会ですとか審議会に求めていくものではないと私も思っています。どの地域に限定できるものでもないと。それを決めるのは審議会でもないし、調査検討委員会でもないというところがあります。ただ、このタイトルだけを見ると、ごみ処理の本来はどのようなことか、どのようにすれば葉山町に一番有利なのかを調査というか、審議会を持ってほしいというところでは、反対するものでもないと思います。ですが、この一文の中に全部は賛同できるものではないので、採択というものでもないです。
委員長(待寺真司君)
現在趣旨了承というのが…。
委員(窪田美樹君)
で、趣旨了承ということで。
委員長(待寺真司君)
はい。3名の方から出ております。
委員(土佐洋子君)
この内容の中の、近隣自治体等とのパートナーシップ、そのパートナーシップの相手を審議会で決めるものではないというふうに職員がおっしゃっていて、私もそういうふうに考えますし、しかしながらこの第三者機関というのを視野には入れている、この27年度ではないんだけれども、できるとしたら28年度にというお話もありましたので、私も趣旨了承としたいと思います。
委員長(待寺真司君)
はい、ありがとうございます。
委員(金崎ひさ君)
皆様趣旨了承ということなので、私も趣旨了承で賛同したいというふうに思います。できましたら来年度の予算の経費、予算が、予算化されているのをちょっと待ち望んでいるところでございます。
委員長(待寺真司君)
それでは委員の皆様の御意見がそろいまして、全会一致で趣旨了承ということで、この陳情を取り扱わせていただきたいと思いますけれども、委員の皆様、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
ありがとうございます。それでは陳情第27-24号につきましては、全会一致をもって趣旨了承と決しました。
それでは、以上をもちまして本日の付託案件7件の審査を終了いたします。それでは事務局より、審査結果について報告をお願いいたします。
議会事務局主任(佐々木周子君)
本日の付託案件の審査結果を報告いたします。陳情第27-17号は全会一致により採択すべきものと、陳情第27-18号については全会一致により採択すべきものと、陳情第27-19号についても全会一致により採択すべきものと決しました。その次、陳情第27-21号につきましては賛成なしにより不採択…不採択すべきものと決しました。陳情第27-22号についても賛成なしにより不採択すべきものと決しました。陳情第27-23号については全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。陳情第27-24号についても全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。以上でございます。
委員長(待寺真司君)
はい、ありがとうございました。本日付託案件7件、それぞれ結果が出ております。
では、報告文案についてはいかがいたしましょうか。
(「正・副一任」の声あり)
それでは正・副一任ということでございますので、報告文案については…報告文案の会期日程はいつになってましたっけ。ごめんなさい。また作成でき次第、メール等で配信させていただきまして、訂正とかいろいろとございましたら、それに御意見をお寄せいただければと思います。その開催までにすべて文案等決定してるようでしたら、報告文案に関する委員会は開催しないという形で進めてまいりますので、御協力をよろしくお願いいたします。ちなみに何日…10月5日でございますので、それまでに委員の皆様からいろいろと御意見をお寄せいただければ、決定してまいりたいと思います。
それでは所管事務調査に入りますけれども、この際、3時5分まで休憩をしたいと思います。3時でいいですか。(「はい」の声あり)3時でいい。じゃ3時再開をいたします。
では暫時休憩いたします。(午後2時36分)
委員長(待寺真司君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時00分)
それでは引き続きまして、本日の所管事務調査2点について議題といたします。1点目が平成27年度教育委員会の点検・評価報告書について、2点目が中学校給食に係る検討状況についてということで、ともに教育委員会の関連の部分についての所管事務調査を行いたいと思います。
それでは職員のほう、既に入室しておりますので、職員紹介をお願いをいたします。
教育部部長(沼田茂昭君)
それではよろしくお願いいたします。私の左隣から、教育総務課長の野田でございます。学校教育課長の冨樫でございます。生涯学習課長の梅田でございます。教育部長、沼田でございます。よろしくお願いいたします。
委員長(待寺真司君)
それではまず1点目の、平成27年度教育委員会の点検・評価報告書につきまして、事前に資料のほうは各委員さんのほうにお手元にお届けしてあると思いますが、この内容について御説明をいただき、質疑がある場合は質疑というような形で進めてまいりたいと思いますので、まず御報告、よろしくお願いをいたします。
教育総務課課長(野田仁君)
それでは平成27年度教育委員会の点検評価報告書につきまして、その概要を御説明申し上げます。これは地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、教育委員会は毎年その権限に属する事務の管理、及び執行の状況について点検・評価を行い、報告書を作成し、これを議会に提出することが義務づけられているもので、今回は平成26年度事業が対象でございます。
本文の説明を入る前にですね、訂正がございます。申しわけございませんが、23ページの下から5行目のところで、よろしいですか。句読点が重複しておりまして、まことに申しわけございませんでした。削除のほうをよろしくお願いしたいと思います。
それでは1ページの目次をごらんください。本報告書の構成を記載してございます。目次の2で趣旨、3としまして教育委員会の活動内容について、3ページから15ページにかけて掲載しております。次に4としまして、教育総合プランに沿って学びの基本理念ごとに、平成26年度の各課の重点取り組み状況を評価を掲載し、5といたしまして、2人の学識経験者による意見を掲載させていただいております。
それではまず3ページ、3の教育委員会の活動内容についてでございますが、(1)といたしまして、教育委員会の会議の開催状況でございます。規則にのっとり、定例会を月1回開催し、臨時会を4回開催しました。(2)といたしまして、教育委員会会議の審議状況でございます。審議案件等一覧表を4ページ、5ページに、6ページから12ページまで審議案件の内容、趣旨等を掲載しております。審議案件につきましては29件ございました。そしてその次に戻っていただいて、3ページでございますが、(3)といたしまして、教育委員会会議以外の活動状況について、議会を初め各種行事等への出席回数を掲載しております。また、詳細を資料2として、13ページから15ページに記載させていただいております。
次に16ページ以降になりますが、4といたしまして、教育総合プランの学びの基本理念に基づく取り組み状況ということで、基本理念の1「自立した人間を目指して」から、32ページの基本理念の4「人類の進歩と発展に貢献できる人間を目指して」まで、基本理念に沿って各課ごとに重点取り組み事業を掲げ、それぞれ教育委員会の意見を取り入れて評価しております。
最後に34ページ以降、5の学識経験者による意見ということで、複数の学識経験者の方から御意見をいただきました。今回は元葉山町立一色小学校校長の今井利典氏と、元葉山小学校校長の河村英二氏のお2人から御意見をいただきました。
以上で説明を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。ただいま教育委員会のほうより、平成27年度の点検・評価報告書について説明をいただきました。この内容等について何か御質疑があれば質疑を受けたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員(土佐洋子君)
一番最後の学識経験者による意見のところで、教育委員会の活動内容で今井先生は教育委員各位の積極的な姿勢に敬意を表しますとあるんですけども、河村先生からは、各種行事・大会の指針について基準を設けることも検討すべき事柄ではないでしょうかとあるんですが、イベントとかも多くて、差し障りあるのではないかと先生心配されてるかもしれないんですけども…。
委員長(待寺真司君)
土佐委員、もう少しちょっとマイク近づけて大きめに。
委員(土佐洋子君)
担当課としてはどのようにこの御意見捉えていますか。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
河村先生の終わりの部分かなというふうに思うんですが、やはり昨今、学校のほうは多忙化というのは確かに現状あるところでございます。そういったところの懸念ではあろうかと思いますが、まず第一に子供のためにという観点で、先生方一生懸命頑張ってくださっておりますので、それを応援していきたいなというふうに思っております。以上です。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他に何か質疑等ございますでしょうか。
委員(窪田美樹君)
30ページの26年度の重点取り組みとして、重点の取り組みとして、生涯学習課自然体験のイベントの開催って項目があるんです。この中で参加人数を見ると、小学校4年生から6年生43人、ほかの部分でも154人、葉山自然観察会19人という、この限られた人数をもってこの重点取り組みとしたところは、子供たち、4年生から6年生が何人いて、そのうちの43人、154人、19人というところをどのように考えているのか。これを重点取り組みと挙げたところはどのような趣旨を持ってるんでしょうか。
委員長(待寺真司君)
重点取り組みとして取り上げた事業で、なぜ人数の枠を設けてるのかって、その辺について検討とか、はい。
生涯学習課課長(梅田仁君)
やはり葉山という特性、地域の自然とかですね、そういうことをまず子供たちに知っていただきたいと。あと、こういうものを通してですね、学校ではやはり同じ学年、いつも同じメンバーであるんですが、やはりこういう地域の活動の場としては違う学年、また違う学校の子、そういう自然の体験を通してですね、そういう体験の場、そういう、何ていうんですかね、違う学校、違う学年のそういう体験の場としてもやっております。それで人数につきましてはですね、やはりそれぞれ自然、例えば自然観察隊ですと、やはり理科とか、生物に興味のある子が来るということで、なかなかたくさんの方は来れないということもございますし、また事業によってはですね、安全管理であるとか、それぞれ講師のそういう指導のキャパシティーというのもございますので、多少そういう部分ではですね、人数の制限がある部分もございます。ただ、こういうことを地道に、子供は…私たちもそうですが、年々年を重ねて、それぞれ毎年新しい子が対象となっていきますので、そういうのを毎年続けてですね、そういう体験の場を提供していきたいとは考えております。
委員(窪田美樹君)
今言われたように、縦のつながりとか、ふだん会わない子供たちのつながりを見つけてというところはすごくいいところで、この企画を何も否定するものではないんです。ただ、その中で、この43人だったり154人というところで、現状で満足してるのか。その授業の中で、これって授業の中ではないですよね、里山も稚魚も。町の行事と言ったらあれなんですけど、土・日、日曜日とかそういった中で開催してる中で、限られたお子さんだけでよかったのかな。そのときは43人しかできないけど、じゃあもう1週後とか、また何かというところも、それだけいい企画、いい思いを持って企画しているものだから、これをもっと将来的にね、広げていくという、そういったいい体験ができるお子さんがふえていくことが、本来の重点取り組みになっていくんじゃないのかなと思うんですが。また来年度というか、この企画で年々、結果としてやっていったお子さんがふえていくことを、積み重ねだからね。っていうふうに考えられてるんでしょうか。
生涯学習課課長(梅田仁君)
そのように考えております。確かに、こういう体験をですね、ちょっとタイミングをずらせばもっと、例えば回数をふやしたり、タイミングをずらせばできる子もいるかもしれませんが、ただ、この、特に里山体験とか稚魚放流につきましては、例えば里山管理体験はタケノコが生える時期で、1週間待っちゃうと、もうタケノコがすごい大きいタケノコになっちゃったりするとか、そういう自然の状況も実は問題もありますし、その辺でなかなかこう、タイミング的には何回もできないということもございます。あと、そういう子供たちの体験という場ではですね、確かにここでは自然体験というのはございますが、そのほかにも例えば物をつくったりだとか、ちょっとスポーツ行事になりますが、スポーツの体験であるとか、文化的なもの、さまざまなメニューで対応をしてまいります。確かにここには自然という、葉山の自然というのが、やはり体験して葉山を知っていただきたいということで、ここにはこう書いてありますが、対青少年ということになりますと、さまざまな体験の場を用意してるというのが現状でございます。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(土佐洋子君)
同じページのキエーロのところの評価のところで、給食から出る生ごみ量の七、八割をキエーロに投入することができたということで、それ以外のごみはどのように処理されたんですか。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
書き方がわかりにくくて大変申しわけございません。給食から出るのは、ここに記載させていただいている生ごみ処理機に投入をさせていただいております。生ごみ処理機に実は投入できない、例えば貝ですとか、そういったものについてはよけなければならないと。そんな中で、入れられるものはすべて入れさせていただいてるので七、八割ということでなっております。キエーロにつきましては、例えば家庭科の授業での調理実習で出た後のものですとか、そういったことを入れて、子供の環境学習に役立たせていただいているところでございます。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(山田由美君)
最近の子供さんは自然に触れる機会が少なかったり、あと家で家事の手伝いをすることが減ったりしてると聞きますので、そういう点は学校の中で補完していかなければならないと思うんですが、例えば最近の子供たちはマッチをすることができないとか、そういうことも聞いておりますが、何かそのキャンプファイヤーをやるとか、子供がちょっとサバイバルというのでもないんですけど、生活の技術を身につけられるような、そういう自然体験イベントというのは、これから計画なさっていますでしょうか。
委員長(待寺真司君)
ちょっとこれ、まあいいですけども。これからのちょっとことになってしまうんですけど。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
学校の中でというと、やはりかなり限られてきてるかなという感じはいたします。ただ、キャンプの中ですとか、今、委員おっしゃられたキャンプでの火をつける体験、こういったところも子供たちにとってはとても貴重な体験になっております。それからもう一つは、理科のアルコールランプをつける際も、マッチのすり方の指導をするんですね。そういったところを含めてマッチをやろうかなと思うんですが、直接なかなかサバイバル的なところというのは、やはり今、学習内容も非常にふえてきておりますので、それに特化したのはなかなかとりづらいところはありますが、各学校、特色ある学校づくりの中で、地域の田んぼに行って米づくりを体験したりですとか、いろんな体験をしておりますので、そういったところが延長上でできるといいなというふうには考えております。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。では他に。
委員(金崎ひさ君)
ちょっと聞くだけなんですが、障害児の「害」という字を平仮名でここでは記載しているんですが、かつて条例で障害の害を「がい」、平仮名にするんじゃないかと言ったら、葉山町としてはしませんという御報告いただいたんですが、教育委員会としては障害の「害」は平仮名に統一して、条例以外のことは全部障害の「害」は平仮名に統一しているということで、学校の表示なんかもすべてそうなっているんでしょうか。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
まだすべてがなっているかどうかというのは、まだこちらも把握し切れてはいないところなんですが、今、県の状況ですとか、そういったところも一応踏まえながら、今、考えさせていただいてるところです。障害のある方にとって、悪いイメージを持たないような、そういう取り組みはしていきたいなというふうには考えております。ただ、これを平仮名で書くことによって抵抗があるんだという声も耳にいたしますので、そこらはまだまだこれから精査をして考えて、よく検討していかなければいけない問題なんだなというところは認識をさせていただいておりますので、今後またよく勉強させていただきたいと思います。
委員(金崎ひさ君)
漢字の「害」が悪いと私は言ってるわけじゃないんですけど、教育委員会としては行政とはちょっと対応が違って平仮名を使ってるのかなとふと思ったものですから、ちょっと見解を聞きたかっただけです。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
あと要綱上定められている、例えば就学支援会とかそういうものについては、申しわけございませんが既定の文書を変えるわけにはいきませんので、そこは変えてはおりません。通常の中での文書だということで御理解いただければと思います。
委員(笠原俊一君)
1点だけ伺っておきたいんですけども、この教育委員会の点検とか評価の報告書という中には、例えば南郷中のブラスバンドだとか、葉中のブラスバンドだとか、対外的に評価が高かったりいろいろ賞をもらったり、あるいはいろんな運動、あるいは勉強で地域的に県で表彰されたというすばらしい成績を残した子もいるんじゃないかなと思うんですけども、そういったものというのはどこかに書いたりするということはしないんでしょうか。書いてあるんでしょうか。例えばさっき言ったようにね、対外的にもこの葉山の町はこういったところはすごく褒められてるよというものが、点検評価ってそういうものじゃないかなと思って、私はいるんだけども、そういうのは目にとまってないような気がするんだけど、いないから書かないのかね、もともと書くべきものじゃないのか。いかがでしょう。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
非常に難しいなと思っております。確かにそういったところを評価してあげるというのを書ければいいかもしれないんですが、この中で言う点検・評価って学校の、委員会としての事業、そのことの評価ということも入ってきているのかなというふうに思いますので、その中の観点の中で言うと、どこまで何をここに記載していくかという、その線引きのところも難しゅうございますので、そこらはちょっとまた考えさせていただければと思います。
委員(笠原俊一君)
例えばね、やっぱり議会としては点検・評価で、字の間違いだとかね、こんなところが劣ってるんじゃないとかということは指摘は簡単なんだけども、逆にそういう、町がよその町と比べてすごい伸びてる事業だとか、あるいは個人的な、そういう対外的にこの町を代表するような選手がいたりしたときには、やっぱりこういったところに書かれることによって我々の目にとまるし、それを伸ばしたほうがいいんじゃないという話も生まれてこようと思うので、ぜひ検討してみてほしいと思いますね。町がすばらしいと言うものは大いに褒めてあげることが、我々もそのときに、ああ、これは26年度のやつだからそういうのが出てきたよとかね、自慢にもなりますしね。と思いますので、まあ一考してみてください。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(土佐洋子君)
河村先生からの御意見のね、「おわりに」というところに、一部保護者の過度の要求等ってあるんですが、そういうモンスターペアレンツと呼ばれる人たちが多くいて、学校教育に影響が出てしまっている例というのは何件もあるのか、把握されてるんでしょうか。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
直接大きなものは把握をしておりませんが、やはり保護者の方たちはよかれと思っておっしゃっていただく部分も多いと思いますので、これは貴重な御意見として伺いながら、よりよく、学校をよりよくするためにはどうしたらいいかというその視点で考えていくことが大切かなと思っております。ただ、一緒に考えなければいけない問題が出たときには、その都度対応させていただければと思います。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(飯山直樹君)
今の質問とちょっと関連なんですが、この教育委員会の点検・評価報告書というのは、個別のそのプロジェクト、事業ごとに評価をしているという報告書だとは思うんですけど、実はそこにベースになっているものが、そうした学校の支援体制づくりとかそういうものが整っていなければ、最終的にその事業をきちんとやっていこうと思ってもなかなか実現が難しいのかなとは思うんですが、そうしたものに対する今度は評価とかですね、仕組みづくりの方法論とか、そうした取り組みについてはどのようにお考えでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
ちょっと明確なお答えになってるかどうかわからないんですけれども、この点検・評価の17ページ、18ページのところにですね、町費教員の配置とか、教育相談体制とか、こういったところで、今、学校現場の子供たちに対する、教育委員会と学校側のパイプという意味でこういった体制を整えているということで、このあたりで現段階で評価させていただいていると、そのように考えております。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(山田由美君)
すみません、18ページの教育相談体制のところで、平成24年、25年、26年の相談件数が載っておりますが、これは子供の数が多少減ってきてるということもあるのかもしれませんが、この何ていいますか、相談件数が減ってるように見えるのは、これはその、本当にその困っている子供が減っているのか、それとも相談すること自体を諦めてしまっているのか、あるいは何かその、この数の変動について説明はありますでしょうか。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
この数の変動ですが、正直申し上げて年々、年によって全然違うんですね。もっと長期的なスパンとってみると大体、例えば教育研究所であれば1,000前後というところで行ったり来たりしながらというのが現状のところでございます。ただ、これが大きく、これを非常に大きくふえたりですとか減ったりという場合がありましたら、そこのところは学校に問い合わせをして確認をしていきたいというふうに思っております。
委員(山田由美君)
件数自体は別に問題ではないんですけれど、問題はこの中身で、相談をした子供たちがそこで本当に納得できたのか、救われたのか、相談したけどうまくいかなくて諦めちゃったとか、何かその、子供たちの反応というか感想のようなものは出ていますでしょうか。
学校教育課課長(冨樫俊夫君)
相談内容は極めてシークレット的なものですので、内容のところまで、細かいところまではこちらには来ておりません。それによって満足したかどうか、追跡というのはなかなか難しい状況にございますが、ただ、実際問題としてそれ以降のところで大きな障害が出てきているかというと、そこが見られないところが、やはりこの教育相談体制を充実させているいいところかなというふうに思っておりますので、このところは充実をさせていかなければいけない大事なことだというふうに考えております。
委員(山田由美君)
ことしの夏休みの終わりに、鎌倉の図書館の司書の方が、学校行きたくない子がいたら図書館にいらっしゃい。ここは居場所になるからいてもいいんだよ。誰も怒らないよというふうな呼びかけをして、フェイスブックとか何かで話題になりましたが、葉山町の図書館にその同じ呼びかけをしろとは言いませんけども、何かその、図書館も子供たちの居場所になるんだよというPRはなされていますでしょうか。
生涯学習課課長(梅田仁君)
明確なPRは特にしておりません。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。それでは委員の皆様よろしいでしょうか、質疑のほうは。はい、ありがとうございました。それでは平成27年度の点検・評価報告書について、今、質疑を終えました。
それで委員長から1点、委員の皆様にちょっとお諮りしたいことがございますが、議長ともお話をさせていただいて、この教育委員会の点検・評価報告書の取り扱いは、これまで葉山町議会の場合は所管の教育民生常任委員会で報告を受けているという形をとってますが、他の自治体はほとんど提出というような形になっております。きょうも、今、御質疑をやっていただいてる中で、前年度の決算、報告書ですから、本来であれば前年度の決算に関する部分が非常に多く出てるということもございまして、教育委員会の皆様ともお話しする中で、これ27年の8月に出ております。できればその段階で、議会のほうに早くお出しをいただく中で行っていけば、この決算の中でこの評価書を見ながらですね、今のような質疑が進められるのではないかということがありまして、今後教育民生常任委員会の所管ではなくて、そういうような形で早め早めにいただく中で、決算審査に役立てていただくのが、この評価報告書ではないかというようなことも思っておりますので、この辺につきまして、本年度は議長と相談した上、きょう、今までどおり当委員会での所管にしましたけれども、次年度以降こういった考え方もありますが、これについて何か御意見、あるいはそういった方向でということであれば、きょう委員の皆様からその辺のことを伺いたいと思うんですけども。突然の振りで申しわけないんですが、いかがでしょうか。
委員(笠原俊一君)
当然決算の委員会で、いろんな決算の金額捉まえてこれしたいところでしょうから、今、話を皆さんの聞いてると、まさしくそういうことなので、それのほうがよくできるんじゃないですかね。金額とあわせながらこれができますから、それのほうが私はいいと思います。どうせ反対番でやらなきゃならないことで、同じことなんですけどね。
委員長(待寺真司君)
こちらの点検・評価書は…ちょっと時期的にいつの段階で出るのか。
暫時休憩します。(午後3時27分)
委員長(待寺真司君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時28分)
では次年度よりですね、この教育委員会の点検・評価報告書につきましては、なるべくその決算書と時期をずらさず、議会議員のほうに御提出いただきながら、事前にこれを見る中でですね、決算審査より順調にですね、進むような、質疑が進むような形でこの点検・評価報告書というのを議会としても活用していきたいというふうに思いますので、ぜひ教育委員会の皆様、そのような対応をしていただきますようお願いを申し上げます。部長、よろしいでしょうか。はい、ありがとうございます。
それでは続きまして、中学校給食に係る検討状況について、こちらの件につきましては委員会ごとに所管事務調査で追うというような形になっておりまして…あ、わかりました。今、手元にですね、本日、葉山町学校給食会の会則ということで配付をさせていただいておりますけども、お手元御用意をしていただきたいと思います。
なお、学校給食に関する件は、生涯学習課、梅田課長は退席をさせていただきますので、職員退席のため暫時休憩いたします。(午後3時30分)
委員長(待寺真司君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時30分)
それでは、学校給食に係る件なんですが、8月6日、教育民生常任委員会で議題とさせていただきました。以降本日まで1カ月半ぐらいと、それから、また本日会則を出していただいておりますけれども、その辺の経緯等についてまず御報告をいただいて、その後、質疑ということで進めてまいりたいと思います。この1カ月半の間にどんな動きがあったかを中心に御説明をいただければと思います。
教育部部長(沼田茂昭君)
それでは、経過報告をいたします。前回、教育民生常任委員会、8月6日にお話しさせていただきました。その後、推進委員会を開催いたしましたのが8月の18日でございます。この委員会では、議員懇談会及び教育民生常任委員会の報告を行いましたが、メンバーの何人かは中継を見ていて、中身はかなり把握をしておりました。当然教育民生常任委員会の指摘、学校現場の意見を聞くとかPTAの意見を聞く、そういった話を受けまして、現在つくっている報告書をどうやってつくり込んでいこうかという話し合いをしたところでございます。当然委員のメンバー、我々事務局ももちろんですが、御指摘いただいた内容については、当然のことでございます。報告書をつくる中で、現場の意見等々を聞かなければ報告書というのはつくり込んでいかれない、それも重々承知しておりまして、今後どうやって取り入れるかという話をしたところ、まず事務局内で検討していただきたいというふうなことを受けまして、それ以降で事務局の中で話をさせていただきました。その結果がですね、現在、教職員やPTAの意見を十分反映させるため、学校給食会を活用する方向で現在進んでおるところでございます。
これには幾つかの理由がございまして、お手元の給食会の会則には、第3条に給食施設等の調査研究に関することなど、その所管の内容が記載されているというのが1つ。また2つ目には、あの時点で今から新しい組織を編成すると、やはりなかなか時間的にも難しいし、メンバーを選ぶのも大変だろうと、そういうことがございまして、まずこの給食会を活用させていただいて、このお手元の資料をごらんになっていただければわかりますが、学校長や給食担当の教師、栄養士、そして現在のPTAのメンバー、そういった方々が入っておりますので、まずここに1回、現在推進委員会でこういう考えを持っていると、もちろんこれは途中経過でございますが、まずそこで1回意見を聴取して話を聞いていきたいなと、そういうふうに考えています。また、先にはですね、要はまだこの学校に上がる前のお子さんの意見とかそういうのも聞いたほうがいいのではないかという教育民生の委員の中から御意見もありましたので、パブリックコメントをとることも今検討しているところでございます。
この給食会に諮るということについては、8月の18日以降にですね、各学校長、それからPTAの会長には、一応戸別訪問をいたしまして御説明申し上げ、了解を取りつけているところでございまして、来週中、今の段階では29日を予定しておりますが、その辺で会議を開いていきたいなと。実際に開いたところ、どうなるかはわかりません。まさかその場でいいですよということには当然ならないと思っております。多分1回持ち帰らせてほしいとか、もしくは個別にですね、保護者に説明もしてもらいたいとか、いろいろな意見が出ようかと、それは想定されますので、それについては適宜対応していきたいなと、そのように考えております。現段階では、そこまでの動きでございます。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございました。それでは、これまでの1カ月半ぐらいの動きについてただいま部長から御報告をいただきましたけれども、ただいまの報告及びそれに関連する件で質疑を進めてまいりたいと思います。質疑のある委員の方は挙手をもってお願いをいたします。
委員(笠原俊一君)
1点確認をしておきたいんですけども、この学校給食、葉山町学校給食会会則というものが27年9月24日付で書類をいただいてますけども、きょうのね。これ、でき上がってるのが昭和63年6月14日制定ということで、この2ページ目をあけますと改正ということで、この6月19日に改正をされてます。
委員長(待寺真司君)
26年。
委員(笠原俊一君)
26年、去年のね。これは、さきに行われた町長のマスコミ報道による、中学校を含めた、あれはことしだったんですけども、それを想定して去年つくってるんですか、これ、変更してるの。
学校教育課課長(富樫俊夫君)
これはですね、実は文面のところが栄養士だけだったんですけれども、栄養教諭が配置をされておりますので、そこを文言上の正確性を期すために「栄養教諭」という文言を入れさせていただきました。その際に当たります改正でございます。
委員(笠原俊一君)
ということは、さきの報道、町長の報道によるものは、何ら考えてないということの理解で、次に、まだどうなるかこれからのことですからわかりませんけれども、中学校と小学校が完全給食が一体になった暁には、あるいは議会でもって承認をされた暁には、この規則というものが当然それに伴って改正をしていかなければならない部分も出るという理解でよろしいですか。
学校教育課課長(富樫俊夫君)
まだ私の一存で全てをお答えできる範囲ではないんですけれども、内容的に今、各学校に配膳、給食室があるという、調理場があるという前提でつくられておりますので、これがもし議会の御理解を得て御承認をいただいて統合した場合には、それなりの形に変えざるを得ないというふうには考えております。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。他にいかがでしょうか。
委員(金崎ひさ君)
すいません、中学校給食推進委員会というのは、やはり最初の計画どおり来年の3月に報告書を上げるまでは存在していて、そしてその委員会がいろんな意見を徴集するためにこの学校給食会というもの、葉山町学校給食会という組織を活用するという。そうすると下部組織でもなければ、ただの1つの団体の御意見を伺うために同等の立場で行うということでよろしいんでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
おっしゃるとおりで、その理解で結構だと思います。
委員(金崎ひさ君)
そうすると、当然来週9月の29日とおっしゃってましたけど、この学校給食会に来ていただいていろんな説明をするんだと思いますけど、中学校給食推進委員会としては、小学校4校も一緒にして大きな給食センターをつくりたいんだという説明から入って御意見を伺うということですか。
教育部部長(沼田茂昭君)
今現在、委員会の中で検討しているのが、今おっしゃるように小学校も一緒にやったほうが合理的であろうというふうに今進めてますというのをまず言ってから、そこから御意見を伺うと。
委員(金崎ひさ君)
その際、いろんな学校の4校の方がたくさんいらっしゃるので、それぞれの立場でそれぞれの御意見があると思うんですけれども、それは4校と中学校2校が一緒になるための、説得するための委員会として行うのではなくて、真摯な態度で皆さんの御意見を伺いながら6校一緒にやるということも流動的に考えた上で、とりあえずこういう形で考えてますけど、いかがですかということで、それの変更があるということもあり得るということなんですか。
教育部部長(沼田茂昭君)
報告書、一種の答申書になりますので、それをつくり込むときの、何ていいますか、材料として意見を聞くわけでございますので、この方向で行くよという話をするわけではございませんので、当然その意見をこの中でまとめていく、こういう意見もあった、こういう意見もあった、そういうふうなつくり込みになっていくのではなかろうかと思います。
委員(金崎ひさ君)
その辺がちょっとよくわからないんですけど、中学校給食推進委員会としては、6校一緒にやるべきだという答えを出してますよね、既に。その上でこういう学校給食会を活用して意見を聴取するということは、1回出した意見を変更する気持ちがあるという部長のお考えなんですけど、その辺がちょっとうまくわからないんですけど、そのあたりがどういう考え方をすればいいのか。だから前にも申し上げましたけど、中学校給食推進委員会では、6校一緒にやるべきだと思いますよと言って町長に1回お戻しになって、そして町長から学校給食会を活用して学校給食会で6校一緒になるのを検討してみてくださいというのが筋ではないかなと思うんですけど、その1回出したことに対して、引っ込めるのか、あるいはその学校給食会の中で検討した中で、やっぱりどうしてもだめだよと言われたので、先ほどの答申はちょっともう一度一から考え直したほうがいいと思うのか、あるいは、このまんまやれと言われたから進みますという報告になるのかもわかりませんけど、その辺の、1回6校でやるべきだと考えたところまで行ってますでしょう。それをどういうふうに理解したらいいのかというのがわからないんですけど。
教育部部長(沼田茂昭君)
うまく説明できればいいんですけれども、例えば、今答申書、意見書をまとめている中で、例えばそのアレルギーの対応とか、地産地消の問題とか、そういった要は我々事務方だけでは書けないようなところがまだ空欄で幾つもありますし、調整中のものもありますので、そういったところに落し込む意見をまずいろいろ聞きたいというのと、結果的に多分1回開いてそれで終わるとは思ってなく、例えば1回持ち帰らせてほしいとか、そういった話になれば当然持ち帰ることにもなろうかと思います。その中で、どうしてもやはり小学校は自校方式のほうがいいのではないかという話になったら、それを、推進委員会の決定意見ではなく、こういう意見がここから出たんだという形で報告書をつくり込んでいくというイメージを持っておるんですが。
委員(金崎ひさ君)
ちょっとわかりました。そうすると、パブコメはどの時点でやるんですか。そのあれもある、これもあるという意見でパブコメをするわけじゃないですよね。来年度ということですか。
教育部部長(沼田茂昭君)
今の段階で、パブコメは報告書がどういう形にせよ、まとまった段階で出そうかなと。
委員長(待寺真司君)
他にいかがでしょうか。
委員(窪田美樹君)
この先の流れがちょっとよく見えてこないんですけど、やはり中学校給食推進委員会でしたっけ、そこはそのまま小学校の給食も検討していくというスタンスは変えてない、新たにその小・中学校というものを構えてという中ではないというところ、新たにつくるっていうんですか、もう本当に6校でやっていいかどうかという、もう頭の中では、形の中では、その推進委員会、中学校給食推進委員会では答申というんですか、出てしまってますよね。その中間報告まで、もうこういう形。ただ、小学校をどのように考えていったかと、食育の面とか全く検討してないような中での中間報告が出てしまっている中の心配として、じゃあその中間報告で、これ、議会の中とか新聞の後、新聞報道の後にお母さんたちやほかの方からもいろんな心配の声が上がってきた中で、じゃあどうしようといって出てきたのがこの中学校給食…ごめんなさい、葉山町給食会、学校給食会という方々を含めて話を聞いて、その結果がもうその小・中学校給食ということになる。意見を聞くだけ、一緒に話し合って考えていくじゃなくって、会を設けて、この会を9月29日に会を設けてここの方々のお話は聞きます、その結果、中学校給食推進委員会の中で報告をして考え、練り直すか、裏づけをとるとか、何かあると思うんですけど、ということ、別々の組織でやって話を聞いただけで、その意見交換というんですか、やりとりの場という場ではない。どういう位置づけになっているのか。
教育部部長(沼田茂昭君)
推進委員会を開催する中に、この給食会のメンバーを一緒に入れてというところまでは考えていないんです。給食会のメンバーに今我々が考えていることを投げかけて、その意見をもらいながら、多分やりとりという形になるのではなかろうかと思います。結局いろんな意見とか要望とか心配事というのが上がってくるわけです。それをその場で解決できればそれはそれでいいんですけども、解決できない場合は、それが一つの懸案事項としてやはり推進委員会の中でも当然残ってくるのであろうから、そういった形を残しながらの意見書になる可能性があるかな、それもゼロではないと。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。
委員(金崎ひさ君)
そこまではわかったんですけど、私は。そして報告書を町長に上げますよね。そしてパブコメをやるまでの間に1つの意見にまとめなきゃいけないですよね、それは誰がやるんですか。
教育部部長(沼田茂昭君)
それは委員会の中で、推進委員会の中でまとめていきます。
委員(金崎ひさ君)
今年度末までに学校給食推進委員会の報告書を上げて、学校給食会でこういう意見もありましたというものを入れて報告書を上げますよね、町長に出しますよね。そしてそれをまた学校給食推進委員会に戻すんですか。ちょっと違うでしょう。町長に報告書を上げた後、パブリックコメントにするまでにいろんな意見が出て、報告書があると、それを一つにまとめなきゃいけないですよね。それは町長の権限でやるんですか。
教育部部長(沼田茂昭君)
それは町側の、何ていいますか、多分推進委員会ではやらないと思います。今ちょっと私、間違えました。すいませんでした。一応推進委員会としての一種の意見書をまとめた、まとめて出した、それでパブコメもとり、じゃあそれをどうやってまとめていくか。それはやはり町長側の指示で動くと思うんですが、多分今考えているのは、多分教育委員会でまとめていくのではないかと、そのように思いますけど。
委員(金崎ひさ君)
この中学校給食推進委員会には各部長が、全部じゃないですが、入ってますよね、要人が入ってますよね。そして、それで決めたことを町長に報告書を出しますよね。そしてあれもある、これもあるよという意見にするとおっしゃっていましたから、報告書にするという、一本じゃないですよね、可能性として。そうすると、学校給食に関して、じゃあいろんな意見がある中で、こういうふうにしようって決めるのは町長1人ですか。部長はもうこの推進委員会に入ってますよね。それで町長1人の御意見でこうするというふうに決める段取りなんですか、ちょっとわからない。
委員長(待寺真司君)
最終決定をどういうふうに持っていくかというところ。
教育部部長(沼田茂昭君)
町長1人ということはないと思うんですけど、答申書、意見書を出した後の、どういう形になるかというのを、今こういう、例えばこういう組織をつくってやりなさいとかというふうな話までちょっと行ってないので、ちょっと非常に、ちょっと見えづらい部分があるんです。
委員長(待寺真司君)
当然教育長とかその辺もね、入って。
委員(金崎ひさ君)
そうすると、ちょっと申しわけないけど、次回の委員会までにその後どうするのかというのを町長と詰めて、それで聞いてきてください。3月までのことは、まあちょっとわかりましたけど、その報告書が、曖昧報告書のようですので、こういう意見もあった、こういう意見もあったということで、その中学校給食推進委員会の中で意見を聞いた中で一本にまとめて報告書を出すのではなくて、ああいう意見もあった、こういう意見もあったという報告を出すと今おっしゃったので、じゃあ、それを受けた町長がどうするのかというのがちょっと疑問になりましたから。
教育部部長(沼田茂昭君)
私が言いましたのは、ああいった意見もある、こういった意見もあるというのは、このまとまらない場合です。まとまればそれはそれでいいです。どうしてもやはり内部で、ここはうまくつくり込みができないとなったときには、多分そういうコメント的にこういう意見があったと、ここはまだ調査中みたい、調整中というか、今後も調整を要するみたいな文章になる可能性もゼロではないということでございます。
委員(金崎ひさ君)
想像するに、学校給食推進委員会としては6校一緒にやるのが合理的だとは思うけれども、学校給食会へ諮った結果、各学校からいろいろな御意見が出て、自校方式がいいというお話も出ましたみたいなことになった場合にですよ、それを切るんじゃなくて、そういう意見も上げて報告書をつくるとおっしゃったので、そうなった場合、やっぱり一本にまとまる可能性は、私はゼロではないという言い方ではなくて、五分五分だと思ってますので、一本にはまとまらないのではないかと懸念があるんです、50%は。ですから、そうなったときに、だれが決定、その町長が報告を受けて、それで部長会とかそういうのが残っていればいいんですけど、部長がこの推進委員会に入ってますので、それもないわけですよ。だれが決めるのということなんですね。ちょっとそれを聞いてきてください。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。仮定の話ですけどね、一本にまとまらないときには、どこが最終決定を下してこの事業を進めるのか、または戻すのか、そういったことの判断をどこの段階でやるのかということをちょっと調査をしていただきたいと思います。
では、他にいかがでしょうか。
委員(窪田美樹君)
保護者の方とか子供たちの意見を聞いてほしいという、声を聞いてほしいという中で、いろいろな先ほど言われた取り組み、されるということなんですが、このメンバーの方を見ると、やはり一部のPTA会長とかそういった方で、結果的には保護者の方も入っているんですけれど、この後の…この後というか、この29日の前に、そのほかのお母さんたちの意見をこの方がとってきて、何ていうの、橋渡しというんですか、町に対しての橋渡しになれるかといったら、なかなかなれない。この短いね、夏休み終わって、じゃあこの会、こういう会が町と設けるんです、意見ありますかということがお知らせできて、この方が聞いて、この方に届いて、例えばPTA会長さんに届いて、29日の町との話の中に話ができるというならまだいろいろな方の声を聞いてきましたという部分もあると思うんですけれど、日程的にもこのメンバー的にも難しいと思うんです。だから本当にこの一部の方々の声だけをもって保護者の方の声を、子供たちの声を聞いたという事実にはならないと思うんですが、この代表の方がどのように意見を聞いてきて、意見を広めていく、そこまで教育委員会では考えられているんでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
1回、初めて会議を開催する中で、多分そういう御意見になろうかと思ってます。多分お母さんたちもその場で判断して自分個人の意見をその保護者の意見として言うことは多分かなり難しい。多分1回持ち帰るとかそういった話になろうかと思います。そういうときに、学校側で全ての保護者に意見を聞くのか、運営委員というそのメンバーに聞くのかはちょっとわかりませんけれども、そういったそのやりとりが当然出てくるであろうと。場合によっては、PTAのほうから学校に行って説明をしてもらいたいというふうに、説明会を開いてもらいたいみたいな、そういった話が上がってくる可能性もあるのではないかと思ってますので、それはそれでまた説明に上がると。つまり、まず1回やってみて、当然もうそれでこの人たちの意見が全てとは思っておりませんので、その後ろにいる保護者の皆さんの意見を吸い上げるのは、多分1回戻していただいて、各学校に、それで意見を改めて吸い上げる形になろうかなと、そんなふうに思います。
委員(窪田美樹君)
中学校給食を始めるに当たって、小学校5、6年生のアンケートをとったり、中学生の在学生のアンケートをとったり、葉山町として時間は、いいか悪いか、時間はかかっていろいろ検討した結果が今の中学校給食のあり方になっていると思うんです。そこではちゃんと子供、将来中学校給食を食べる子供たち、今食べてる子供、お弁当を食べてる子供たち、お弁当をつくってる保護者の声もきちんと聞いた上でのこの検討結果が出てきてるんですけど、この小学校に関しては、今のお話、9月何日、9月の来週にやって、その後にどのようにほかの子供たち、これから小学校の給食を食べてるお子さん、これから食べる幼稚園、保育園の子たちの声をどのように聞いていくかという体制が全く見えてきてない中で、急ぎ過ぎてるのではないかという心配がすごくあるんです。ただ、そこでもっと心配があるのは、そうやってじゃあその人たちの声聞きなさい、聞いてほしいという声を通していくと、今もうやろうってなってる中学校給食を食べようとしているこの計画の中の31年にはという子たちが、食べれるはずだった子にブレーキがかかるとかってことも、それを心配する人も絶対いるわけですよね。この小学校は自校式がいいんですって通すことによって31年にやれない、食べれない人が出てくるんじゃないか。そこら辺も教育委員会がどのように考えてるのか、そこは教育委員会が考えるんじゃなくて保護者の方が考えて答えを出すべきことなのか、教育委員会としてはどのように考えられているんでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
今のおっしゃることはよく理解できるんです。今のところ推進委員会では一体でというふうにやっておりますので、小学校の一本化がおくれると当然中学校も一緒になっておくれてくる可能性があると。それを、全体をうまくなるべく、中学校のほうはなるべく早めに、でも小学校はもっとゆっくりとというふうな、そういう話になってくると、もう本当に非常に今ここでですね、私がぽんとちょっとなかなか答えるのは難しいんですけれども、まずは、給食会にこの話を正式にまだしておりませんので、1回そこでまず話をした上でですね、ちょっと考えたいなと。例えばそのアンケートをとってほしいとかそういった話が出てくる可能性もありますし、いろいろ意見が出てくる可能性がありますので、我々は今の段階では、かなりのりしろみたいなのを持っているつもりでおりますので、その辺でちょっと判断していきたいなと、そのように思います。
委員(窪田美樹君)
アンケートをとるとかそういったことはね、今後検討していきますというような答えでも、どのぐらい時間がかかるかわからないけれどというような答えでもいいと思うんですが、その一番の中学校給食におくれが出るんじゃないか、小学校で検討してほしいって声を上げたら、そこが一番の心配なところだと思うんです、保護者の方。でも、すぐ29日にあるというところでは、教育委員会としては、いや、小学校を一緒にしなくても中学校給食だけは31年度までにやれる、この、何もなければね、この計画的にこの最初の中学校給食を始めていく上での31年という計画に、補助金がないと物事っておくれたりしてますよね、そういったものを含めなければ31年度にはできるんですよ、やりたいって、努力しますっていうような答えがあるのか。小学校は別に考えていけるという答えがある程度持てるのか。そこは全く保護者の方が、繰り返しになりますけど、保護者の方に任せて、そこも考えて検討してくださいというところは大きなウエートを占めると思うんですけど、別々に考える余地があるのか、教育委員会として、葉山町として。
教育部部長(沼田茂昭君)
教育委員会としては、もう既に町長のほうに昨年の5月に意見書として中学校の共同調理場が合理的であるというふうに出しておりますので、教育委員会の考え方としましては、もうそれで1回区切りをつけていると、そのように考えてます。ただ、うちの教育長も申してましたけれども、もうそこまで来ると、この教育委員会だけで実現することはなかなか難しいので、今は町の部局の者と一緒に推進委員会でやっておりますので、教育委員会の方向性としては中学校の共同調理場というのが、これはもう意見として出しております。それの上で、今度全体の話になってきておりますので。決してその保護者の人たちに全てお任せするというつもりももちろんございませんで、そこまで重いものを背負わせるつもりはございませんので、それを、全体をだからどう今後この報告書をまとていくのかというところで、その給食会をちょっとやってみますので、その辺の動向を見定めていきたいなということで、今の段階ではそれで御理解をしていただきたいなと思います。
委員長(待寺真司君)
ちょっといいですか。今度の29日が1回目ということでありますので、ぜひその議事録なりね、会議録、メモ…メモでもいいんですけれども、どんな意見が出たかというのは、早急にまとめてぜひ委員会のほうに出していただきたいと思いますので、それをちょっときょうぜひお願いしたいと思います。そこからちょっとスタートというところもね、お話を聞いている中では大変あるようなので、今、各委員が懸念をいろいろと持っておられますので、その辺もその今回の打ち合わせの中でね、いろんなものが出てこようかと思いますので、それを一つ一つやはり全部こちら側にも提示していただきたいなと思いますけれども、よろしいですか。はい、すいません。ありがとうございます。
委員(窪田美樹君)
今の部長のお話だと、中学校給食、共同調理場でという教育委員会の答えを出した…答えというんですか、答申出しましたという中で、いざ進んでみたらそこに小学校が入ってるというところを、全くその教育委員会の意見がどこに、また推進委員会はね、教育委員会とはまた別組織で動いているから、そこに、いやいや、中学校給食までしか教育委員会では検討してないですからという一言も言えなかったのか。どこまでが、教育委員会がね、小学校の給食って教育委員会の中で大事なものだと思うんですけれど、その進め方に、結果としてお母さんたちの声がね、心配ないとかいろんな声が出れば何も心配はないところなんですけれど、その進め方が今問題と思っているんです。町民の方の声を聞くという葉山町の方針から非常にずれているんじゃないか、まして教育委員会の声をきちんと聞いた結果ではないと、その推進委員会の答えが。小学校のこと、教育委員会では何も話してないし、その中で推進委員会が小学校も入れたことを検討してしまってるという中で、教育委員会が意思を持って、教育委員会の意思はどこにあるんですかね。小学校の給食を考えた教育委員会の意思。
教育部部長(沼田茂昭君)
推進委員会の中での話になりますけれども、確かに私たちは教育委員会でして、やはり子供第一、教育第一というふうな、それは十分承知はしております。ただ、こういった、一種の大きなお金の動くこういった計画というか一種の意見をまとめる中では、やはり町全体のいろんな意見も、当然我々は教育委員会である前に町の職員でございますので、それも当然理解できる部分もあります。だからといって一歩も教育委員会も引かないというのも、なかなかやはり話し合いの中でもそういうふうな会議の進め方というのは非常に難しいと。それから、平成26年の3月に公共施設白書、ああいったものが出されまして、やはりその中にも将来的な葉山の公共施設のあり方の中で、やはり縮減というそういった記載も出ております。やはりそういう町全体のことも当然我々も考えていかなきゃいけない。かといって、じゃあ子供はどうでもいいのかというとそうもいかない。そういった中で、とにかく今話が途中で進めていまして、今後その子供たちに影響しない、させないためにはどうしたらいいのかという、そういったところで今話をこれからまとめていきたいなというふうに考えてるんです。ちょっとお答えになっているかどうかわからないんですけれども。
委員長(待寺真司君)
多分窪田委員は、その教育委員会としては中学校給食は実施すると。それから、いろいろ決まったこと、それをもって今度中学校給食推進委員会、役場の職員が中心となったところに入ったときに、恐らく皆さんが教育委員会の代表として出ておられますよね。そんな中で、例えば、じゃあその推進委員会の中でどなたかの発言で、そういういろいろ今公共施設白書の話も出ましたけど、そういうのを話している中で、じゃあ中学校と小学校を一体にしたらどうだという話が出たときに、教育委員会としてはそのときにどういう対応をとってね、説明をしたのか、その辺が多分経緯として不明瞭だから知りたいなというところだと思うんですよ。メンバーに皆さん入られていますものね。ですから、その教育委員会としての中学校給食は実施するという答申を受けて、それが変容していった中で、教育委員会としてはどういう意見を述べていったのかというのが多分知りたいということで、違いますか。ちょっとまとめないと、同じような形になってますので。
委員(窪田美樹君)
そうなんです。議事録というか、出していただいた推進委員会の話し合いの中に、小学校の給食をどのように考えているかというものが何もない中、もうコスト面と場所誘致と、そういったメリット・デメリットも、中学校給食に関してのメリット・デメリットという中では、小学校のことを考えてないというところが、葉山の教育委員会の中ではどのように小学校給食を考えてこの中学校給食推進委員会の中に持っていったのか。もちろんお金の面とかいろんなことも考えるのは、町職員ですし、そこもわかるんですけれど、だけれど小学生はこうあってほしい、だけれど費用とこう考えたらここは妥協できるというような、その教育委員会としての意見がその中学校推進委員会のこの報告書というんですか、このやりとりの委員会の議事録の抜粋とかの中には見えてこない中にその説得性というんですか、欠けてしまってる。職員であるけれど、教育委員会の委員さんであるなら、教育委員会であるんなら、子供たちのこともどのように考えてここに持っていったのかというところが聞きたい。
教育部部長(沼田茂昭君)
今の進捗している今までの中では、どちらかというとそのハード面とかコストとか、やはりそういったところが中心になって多分話し合われてきた、そういうイメージを持っています。ただ、話の中で、少なくとも教育委員会の人間は当然その食育とかそういったアレルギー対応とか、そういうソフト面ですね、そういうのは当然持っていましたので、今の段階では、どちらかというとそのコストとか何かそういったやりとりが非常に多かったんですが、これらから当然その…ごめんなさい、今まではハードの話が非常に多かった部分がありますけれども、当然最終的な意見書をまとめる中では、これからこのソフトの部分をいろいろと意見をいただいてまとめていかなければいけない。だからその場では、今まではどちらかというとハード系の話が多かった、そこに対して頭の中では当然そのソフト面というのは持ってはいたんですけれども、どうもその段階を踏んで話してきたようなイメージを持っています。ですので、これから、皆さんも我々委員も当然その食育とかそういったものは当然頭に入っておりますので、全くそれを無視してお金のことだけ考えて話をしているわけではないんですけれども、やはり一緒に考えてきたわけではなく、どちらかというと今まではハード。これから当然その現場の意見とか、実際今はもうアレルギー対応も何もかけてない状態、何もコメントもない、これからそういうところも落とし込んで全体像をつくり上げていくという。ですので、今までの会議の中で、教育委員会として、例えば小学校は自校式がいいだろうというそういった話は、そのコスト面の話が中心で話していると、やはりそれはなかなか、一職員としてはなかなかそれは言えなかった。ただ、これが今後ソフト面の話になってくると、いろいろと調整が必要になってこようかなと、そのように思います。
委員(金崎ひさ君)
角度を変えて質問しますけど、昨年教育委員会から、中学校は共同でやるのがいいよといって答申したときに、長い間かけてそこまで結論を出すために教育委員会の中でいろいろもみましたよね。その中で6校を一緒にしようという話はあったんですか、なかったんですか。
委員長(待寺真司君)
教育委員会の中で検討しているとき。
教育部部長(沼田茂昭君)
その中ではないです。
委員(金崎ひさ君)
では、中学校2校だけのことを考えて、小学校を一緒に、6校一緒にということは一切なくて、中学校の給食をどうしようというところだけを検討していたということですね。それで、自校じゃなくて2校一緒のほうがいいですよという答申を昨年したと。そして、中学校給食推進委員会が出てきたとき、でき上がったときに、いろんなこと、白書のこととか、経済的なことを考えて、小学校も一緒に6校でやったほうがいいんじゃないかという意見が出たときに、教育委員会として、部長は教育委員会の検討にも出てるしそこにも出てますので、青天のへきれきというか、えって、そういう考えもあったのかと思ったのか、あるいは、とんでもない、中学だけですよと思ったのか、そのあたりはどうなんですか。
委員長(待寺真司君)
部長のお考えということでよろしいですか。
委員(金崎ひさ君)
いやいや、教育委員会を代表した考え方ですよね。
教育部部長(沼田茂昭君)
教育委員会に推進委員会で御意見が出たというのをまだ、中間報告では話してますけれども、そのときは当然そういう意見もあるだろうなという考えでございまして、とんでもないというイメージではないです。
委員(金崎ひさ君)
それでは、検討してなかったから小学校のことは考えてなかったので、中学を一緒にやりましょうということで報告はしたけど、そういえば小学校一緒という考え方もあるよねということで、その中学校給食推進委員会の話し合いの土台に何の抵抗もなく乗っかって現在があるということですね。
教育部部長(沼田茂昭君)
もちろんその前提で、そのソフトの面とか、現場の意見も全く聞いてないときの話でございますので、教育委員会としてもそこまで細かく、何ていいますか、意見を言っているわけではございません。ただ、そういう考え方もある、それは一理あるという意見でございまして、6校でという話もあったし、葉山小学校で葉中分、長柄小で南郷分、そういった話もございまして、いろいろそういった中で、あ、一つにするというのも一つの意見だということでございます。
委員長(待寺真司君)
いずれにしても、ちょっときょうのお話の中で、その経緯の中で、まだ不確定な部分が中間報告という形で大きく取り上げられたということが非常にボタンのかけ違いを生みやすい状況をつくってしまったということがあろうかと思います。ですので、メディアに対する対応もね、含めて、やはり役場としてもその辺をしっかりと対応して記事は精査して出していただくようにしないと、もうあれを読んだら、みんなもうありきだと思っちゃうと思うんですね。経緯を聞くと、まだこれから意見を聞くというような話になると、ちょっとそこのね、ずれが非常に大きく生じちゃいますので、その辺はちょっと気をつけていただきたいということをお願いするのと、あと、委員の皆様、もし質疑があれば受けますが、29日に行われる会議録というのが非常に大事になると私自身も思っておりますので、それをいただく中でですね、また改めてそのときの御意見等、雰囲気等、今後の方針等がその中で少し見えるのか、それから今後PTAの実際に食べるお子さんたちにどうしていくのか、その辺の検討課題をですね、また議会のほうに報告をしていただきたいと思いますので、きょうはこの辺で、質疑のほうはよろしいですか。
委員(窪田美樹君)
29日にどういった資料というんですか、保護者の方というか…保護者じゃない、委員の方々にどういったものを出して、そこで、持って帰ってね、そこで話をどこの、PTAとかで話をするのかもしれないんですが、どのような資料をもってお話ししていくのか。
教育部部長(沼田茂昭君)
今現在、推進委員会でまとめている意見書の途中段階のものがございますので、かなり空欄とかそういったものもありますけれども、それをもとに進めていきたいと。事前配付する予定でございます。もう事前配付した…(「しています」の声あり)もう事前配付しております。
委員長(待寺真司君)
決定してない部分は…決定というか、書き切れないところは空欄でということで。
教育部部長(沼田茂昭君)
今現在のその8月段階のものですので、何も、まだ調整中とか空欄の部分とかそういうのがある、その状態のものでもう事前に配付してという形をやろうと思っています。
委員長(待寺真司君)
仮にその資料は、終わった後、委員会のほうには提出は大丈夫ですよね、当日の資料ということで。それとあわせて議事録と。よろしいですか。
委員(窪田美樹君)
すいません、切りがないからこの辺でなんですけど、推進委員会の議事録で1回目が6月18日にありましたよね。その後に、この、何ていうんですか、点検・評価報告書、先ほど…先ほどというか、いただいている中に、教育委員会での審議状況という中にね、4月、5月という中に中学校給食についてってあるんです。6月に中学校給食推進委員会についてということで、多分ここに推進委員会がどのような報告をしたかわからない、それ以降は全く教育委員会で話してないんです、その中学校給食に。ここに載ってないだけなのか、それとも全く話してないのか。ここに載ってないぐらいの、話したとしてもね、ぐらいの重さのその小学校、大きな変更であるけれど、教育委員会としては何も議題に上がってなかったという認識でよろしいんでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
これ、実際には報告を上げてます。議案に載っていないんですけれども、一応報告事項としてその都度報告はさせていただいてまして、今の推進委員会の動きというのは、もう教育委員は承知をしておるところです。
委員(窪田美樹君)
報告だけで、検討とか話し合いじゃなくて、推進委員会でこういうことが話し合われましたという報告。
教育部部長(沼田茂昭君)
先ほども話したように、そのときに、あ、なるほど、そういう6校全体というのも一つの意見だとかという、そういう意見交換というのはあります。これから当然その今度議案として、ある程度意見書がまとまってきたら、今度は教育委員会にかけて、当然そこの中で一つの議案として審議をしていただくようになろうかと思いますが、今まではその都度その報告という形で行っている、資料も提出しているということでございます。ただ、26年度はちょっと数カ月間委員会が開かれてなかった経緯がございますので、やはりちょっと開催日数も少なかったので、なかなかこの進捗という形で報告するような案件がなかった、その都度のはなくて、いわゆるその小学校4校も含めた6校一体化という話は、当然26年度中にはしておるところでございます。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。じゃあ、委員の皆さんがよろしければ、オブザーバーである議長からちょっと発言を求められておりますので、よろしいですか。では、議長。
オブザーバー(近藤昇一君)
申しわけありません。この間も私、話したんだけど、やはり町民との協働というのは一体何なのか、どういうやり方なのかというのをもう一度きちっとつかんで、その学校給食会、対応してもらいたいなと。本来であるならば、あれが中間報告であれ何であれ一度白紙撤回して皆さんと一緒に考えたいと、将来の小学校給食について、そういう姿勢で臨まなきゃ私はいけないと思うんですよ。説明に来ましたとかね、あるいはその、こういう中間報告を報告して、皆さん、どうでしょうかというだけだったら、やっぱり反発、私は生むと思いますよ。ですから、そういうんじゃなくて、皆さんと一緒に考えたいと、給食室のね、老朽化もあるし、将来の小学校給食について考えたいと、そういう姿勢でやっぱり臨んでいかなければいけないと思いますよ、それがまた協働だと思いますし。ぜひそういう姿勢でね、余りこちらで強権的になると向こうも反発しますから、そうしたらできるものもできなくなるというのがありますのでね、ぜひお願いしたいと思います。
委員長(待寺真司君)
よろしいですか。ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして中学校給食に係る検討状況についてを終わりたいと思います。では、以上をもちまして所管事務調査を終わります。
では、職員退席のため、暫時休憩いたします。(午後4時22分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時23分)
では、本日の議題3番目、委員派遣、行政視察についてに入ります。閉会中の委員派遣についてお諮りをしたいと思います。所管事務調査のため、会議規則第69条の規定により、議長に対し派遣承認要求を行うこととして、派遣委員は教育民生常任委員会全委員で、11月4日(水曜日)から6日(金曜日)。4日は滋賀県近江八幡市に福祉トータルサポートセンター構想を、5日は同県愛荘町にけんこうプール及び給食センターを、6日は石川県加賀市に子育て支援及び家庭教育支援条例をそれぞれ視察したいと思っております。なお、経費等の手続については委員長に御一任願いたいと思いますけれども、それで御異議ありませんでしょうか。
(「異議なし」の声多数)
それでは、御異議なしと認め、そのように取り計らわせていただきます。
それでは、暫時休憩いたします。(午後4時24分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時28分)
それでは、閉会中の継続審査についてを議題といたします。ただいまお手元に配付をさせていただきました閉会中の継続調査申出書につきましては、議長宛て本職より提出したいと思いますけれども、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声多数)
ありがとうございます。
それでは、5番目のその他に入りますが、その他、何かありましたら、委員の皆様から。
委員(笠原俊一君)
先ほど教育委員会のほうで、今月の29日にあるということですので、そうしますと次のこの所管事務調査というのは、委員会としてはいつごろを予定しますか。当然議会が終わってからということになろうと思うんですけども。
委員長(待寺真司君)
そうですね、ちょっとこの件なんですけれども、窪田委員、広報常任委員長、例の件をちょっとお話しいただく中で日程調整をしたいなと思うんですが、ちょっと窪田委員長、よろしいでしょうか。
委員(笠原俊一君)
それで、ごめんなさい。追加で話をすると、我々…我々というか、広報委員会のほうで今度は町民との懇談会というか、それがありますよね。それが大いにその影響する結論が29日に出されるのかなというような想像をしてしまうんですけども。そうしますと、その町民との懇談会、10月24日、その前にやっておかないといけないのかなという。それが窪田委員が委員長さんですから、あわせて広報の委員会のメンバーとしては必要事項に当たるのかなということですから、それをちょっと調整しながら、その会議の前に1回やっていただけたほうがいいのかなと。
委員長(待寺真司君)
ありがとうございます。今、笠原委員からありましたけれども、当委員会に議会広報常任委員長の窪田委員長がいらっしゃいますので、今、笠原委員からお話があった件について、改めて委員の皆様にですね、御報告、お願いを含めてしていただければと思いますので、窪田委員長、よろしくお願いします。
委員(窪田美樹君)
今、笠原委員からお話があったように、委員長からお話があったように、10月24日の土曜日に中学校給食について…ごめんなさい、学校給食についてという題で町民の方々に…のお話を聞く会。こっち、意見交換ではなく、町民の方の声を全く町のほうが聞いていない中で、中学校給食と小・中学校を一緒に進めていこうというお話が出てきた中で、どうやったら町民の方のお話を、意見を聞けるのか、それを町に届けるのかという趣旨もありまして、町民の方の意見を聞く会、伺う会、御意見を伺う会というのを議会広報として設けたいということを行いました。企画しています。それが10月24日で、題材が学校給食なので、その説明者に教育民生の委員長にお願いしたいと思っています。ほかの、今回、ちょっと今までの企画と違うのが、広く町民の方の意見を聞けるようにということで、今までは1回しか、1日1回だけだったんですが、午前の部と午後の部ということで2回を設けています。そこでこれから広報のほうで役割担当とかも振らせていただきたいと思っています。あくまでも町の決めたことを報告という形、全く議会がどうということではなく、町のほうの報告を、こういうことを町が、先日、全協でしたっけ、議員懇談会。
委員長(待寺真司君)
議員懇談会ね、6月の。
委員(窪田美樹君)
議員懇談会で説明を受けたものをそのままの形で町民の方に説明をして、皆さんの意見を、町民の方のお話、御意見を聞きたいという形をとりたいと思っています。その報告の仕方というのは、ちょっと委員長にお任せしてるんですが、こんなところでよろしいでしょうか。
委員長(待寺真司君)
今、窪田議会広報常任委員長から報告がありましたように、10月の24日、テーマが学校給食についてということで御意見を伺う会なんですが、その意見を伺うにしても、現在町の状況がどうなっているのか、議会に対してどういう報告がなされているのかというのを冒頭ですね、そんなに長く時間をとるつもりはないんですが、ちょっとスライドでちょっと交えながらですね、私のほうから報告をするということになるんですが、やはり委員会でずっと追っていることでもございますし、その内容等について、委員会の皆さんに一度見ていただいてですね、やはりこれで行こうという決定をしていただかないと、勝手に私が進めるわけにもいきませんので、教育民生常任委員会で一回決めた後、やはり全員でやる意見を伺う会ですから、全協等の場でですね、改めてこういった形で当日報告をしますと。報告が終わった後は本当に質疑を受けるだけというような形の進め方で、こちらから答える内容については多分ないと思いますし、議員個人の意見を聞かれてもそれはちょっと場が違うということでの対応になろうかと思いますけれども、そのような形で進めるに当たって、一度委員の皆様にですね、その内容も見ていただく時間を設けなくてはなりません。その後全協に諮るということになると、非常に時間がタイトの中で24日開催、ちょうど1カ月後になりますけれども、なりますので、委員会を早急に開かなくてはいけないなというふうに思っております。ただし、その内容について、今事務局も含めてですね、検討を進めているところですから、それに、作成に当たって少々お時間をいただくとなると、最短で9日の予備日に開かせていただくかなと、かな…えっ、違ったっけ。
暫時休憩します。(午後4時35分)
委員長(待寺真司君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時42分)
では、ただいま、次回の教育民生常任委員会の日程について調整をさせていただきました。ちょっと所管事務調査で出席要請を出す教育委員会のほうは、今、教育部長を初め打ち合わせ中ということで日程調整を図れませんので、一応委員会の開催予定というふうにさせていただきますが、14日(水曜日)の午前10時を第1といたします。以降、午後1時半を第2。それから、14日、教育委員会が都合が悪いということであれば、13日(火曜日)の午前10時を第3、午後の1時半を第4候補としてこれから調整をさせていただきます。決定については、明日の中で皆様に御報告できると思いますので、13、14の予定は、今のところあけておいていただきますようによろしくお願いをいたします。
それでは、以上をもちまして本日の教育民生常任委員会の全ての審議を終了したいと思いますが、よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして教育民生常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。
(午後4時43分)
以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。
平成27年12月25日
教育民生常任委員会委員長 待寺真司
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更新日:2018年02月02日