教育民生常任委員会会議録 平成23年3月2日

開催年月日

平成23年3月2日(水曜日)

開会時間

午前9時59分

閉会時間

午前11時31分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

  1. 付託案件
    陳情第22-15号 汚水処理施設整備に係る検討を進める機関の設置を求める陳情
  2. その他
    葉山浄化センター 処理場内圧送管の不具合及び新設管について

出席並びに欠席委員

出席8名 欠席0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 阿部勝雄 出席
副委員長 土佐洋子 出席
委員 鈴木知一 出席
委員 守屋亘弘 出席
委員 森勝美 出席
委員 待寺真司 出席
委員 加藤清 出席
委員 中村常光 出席
オブザーバー 議長 鈴木道子 欠席

傍聴者

近藤昇一議員 畑中由喜子議員

説明のため出席した者の職氏名

説明のため出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
生活環境部部長 成島光男
下水道課課長補佐 高梨敦
下水道課課長 高橋雅宏
下水道課係長 長谷川宣治

会議の書記

議会事務局局長 上妻良章
議会事務局次長 山本孝幸
議会事務局主事 山崎大輔

会議録署名委員

委員長 阿部勝雄

会議の経過

委員長(阿部勝雄君)

おはようございます。8名全員出席のため、出席しておりますので、教育民生常任委員会を開会いたします。(午前10時00分)
最後の常任委員会だと思います。きょう皆さん、次第と、資料として次第と2つのあれが配られていると思います。きょうは1つ残っている陳情と、その他ということで、浄化センターの処理圧送管のふぐあいの以前議論していただいた、これができ上がったということで報告を受けたいと思っています。この2つがきょうの議題なんです。きょうはできるだけ、この最後なんで結論を出したいと考えております。皆さん、前の陳情第22-15号については、8月からの継続となっておりますので、職員は呼んでおりません。皆さんで最後の結論を出していただきたいと思います。いかがなものでしょうか。どなたか。

委員(守屋亘弘君)

1点はですね、公共下水道審議会への諮問が、ちょっと私には若干理解ができないところがあるんですけれども。どうやら下水道課でね、合併浄化槽との比較をするというようになってるようですけれども、それで、そういう解釈でいいんですか。

委員長(阿部勝雄君)

私が答えるのも変なんですが。この前の話の中では、合併浄化槽の費用、いわゆるその制度が云々よりも、制度はありますよというのは紹介していただいたんですけど、費用についての比較をした。布設するのにどれだけかかると、そういうふうに話を聞いたと私は理解しているんですが。確かに今言ったように、こっちがいいじゃないか、あっちがいいじゃないかというのは判断していなかったような気がします。それを住民というか、諮問委員会で判断してもらうというような諮問の内容ではなかったかなと私は解釈しているんですが。それぞれの委員の方でも、こういう解釈もあったんじゃないかというのがありましたら、議論していただければいいのかなと思いますが。

委員(守屋亘弘君)

そういう解釈であればね、また屋上屋を重ねるような機関をね、私は設置する必要ないと。と考えますけれども、ちょっと時系列的に見ると、ここ…私の勝手な解釈ですよ。22年8月30日に出ましたよね。というのは、これは下水道審議会が設置される前の話という、(「そうですね。」の声あり)ねえ。で、ただ、下水道審議会に対する諮問内容は、当然はっきりしてない段階であったと。

委員長(阿部勝雄君)

そう書いてありますね。

委員(守屋亘弘君)

ねえ。当然時系列から追っていけば、そういうことでしょう。で、下水道審議会が設置されたのが昨年の12月ですよね。であればね、先ほども触れましたけれども、ほかの下水道…公共下水道施設と違ったものの、さっきもお話ししましたけど、合併浄化槽等の違ったシステムというんですかね、それとの比較をすべきというように解釈もできるんです。私はこの陳情においてはね。で、下水道と合併浄化槽だけでいいのかね、その辺はよくわかりませんけれども。しばらく、もしどうしてもというんであれば、下水道審議会の答申等を待ってからでも、こういうんじゃ物足りないとなれば、またつくるのかどうかという話じゃないかと私は考えるんですけれども。ほかの委員の方々がどのようにお考えか知りません。

委員(待寺真司君)

今、守屋委員いろいろと御説明いただいたと思うんですけれども、公共下水道審議会3回開催されて、その議事録等々読んでおります。その中で、この陳情の中にあるような合併浄化槽や市町村設置型についても報告や説明があったと。また、この陳情の中にいらっしゃる方が審議会の委員にもいらっしゃるということで、その中でいろんな話が今できてるんじゃないかというふうに思いますと、今、守屋委員言われたように、待ってからでもいいと思いますし、またこういった機関の設置についてはね、きのうも総務建設常任委員会で条例に基づいて設置して諮問や答申を受ける、そういった形で正式に費用弁償とかも出るような形での機関設置となると、私はそれはもうやっぱり行政サイドはね、どういう、こういう方針だということを打ち立てた中で、これをつくって諮りましょうというのが本来で、議会からそれをしなさいというのは、ちょっと今の時点ではね、違うのではないかなというふうなちょっと感覚を持っておりますので、きょう結論を出すというような形になればですね、その言ってる、言われてる内容は十分理解するところでもありますが、ただ、表題が機関の設置を求める陳情となっていますので、現段階でこの機関の設置は必要ないのではないかというのが私の考えではあります。

委員(加藤清君)

今、守屋委員と待寺委員と、ほぼ同じようなあれなんですけど、まず最初に言った守屋委員の、この機関の設置というと、改め…何ですか、公共下水道のあれですよね、審議、葉山町公共下水道審議会があって、そこでもやっぱり公共下水道のみじゃなくて、合併浄化槽等々の検討もされてるわけで、それで結論をある程度出してくる話だと思うんですね。こういう審査会をつくるという大前提は、そういうところで議論をされてないんじゃないかという話がありますので。だけど、当然そういうところで今のこの12月の21日のあれを見ますと、ちゃんとそこで審議されてる。そういうのを踏まえると、先ほど言ったように、何で改めてこの新しい機関ですか…を設けなければいけないのか。非常に疑問になります。それじゃ幾つつくったらいいのかという話が出てきますので、やはり私はやっぱり公共下水道審議会がですね、すべての合併…ごめんなさい、何て言っていいんだろう。汚水処理を検討されてると思うんですね。それに新たにつくる必要はないというのが私の結論でございます。

委員(鈴木知一君)

私もいろいろ考えますと待寺議員に近い内容で、こういう機関の設置を求めるということは、行政、町長サイドに要望を出すことであって、議会に出して議会から、議会の意思で回り回ってという言い方になりますけど、行政にこの陳情を上げてもらうというのとはやっぱり筋が違うと思う…という考え方になってきます。それで、きょうが最終委員会ということで結論を出すという形で、この陳情に反対という考えを述べさせてもらいます。

委員長(阿部勝雄君)

ほかに。森さんのほう、先に…修正か…ずっと意見述べたので、森委員。

委員(森勝美君)

私もずっと皆さんのね、御意見に、本当に同じような考えだなという共通の考えだということがよくわかりました。この公共下水道、それから汚水処理施設整備というのは、一にも二にも河川の浄化、水を浄化するための施設にもう全部入ると思っています。で、それで何を優先するかというと、やはり現に河川の浄化、水の浄化のために下水道審議会がいかように町の水処理をしていくかという審議会がもう設置されて開かれている状況の中で、新たにこの汚水処理施設整備という機関の設置というのは、やはり守屋委員が先ほどおっしゃっていましたように屋上屋をつくるようなものという考え方が私もそうではないかというふうに思います。特に早く何とかしたいというのは下山川の現状を見れば、何が一番適してて、早くできて安価にできるかということを下水道審議会でも全くやらないというわけじゃないと思いますので、やはり今、下水道審議会が開催されている中では、こういった機関の設置は考えられないのではないかというふうに私は思います。

委員長(阿部勝雄君)

守屋委員、先ほど手が上げられました。

委員(守屋亘弘君)

陳情者の気持ちを推しはかると、町長がもたもたしてるから何とか議会にね、ハッパをかけてくれという意味ですよ、これは。それで、極めて肝心な点は、先ほど待寺委員もお話しになりましたけれども、陳情者が下水道審議会委員になってる…なった。だから、それでもって、ある程度この…私は勝手な解釈しますけれども、陳情者の意は達せられたと。と私は考えておりますので。ただ、どう考えるかについて、暫時休憩願いたいんですけれども。よろしいですか。

委員長(阿部勝雄君)

暫時休憩いたします。(午前10時12分)

委員長(阿部勝雄君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時19分)

委員(守屋亘弘君)

私は継続の動議を出したいと…出します。

委員長(阿部勝雄君)

今、継続という動議として成立しておりますので、一応決をとらないといけませんので、継続に賛成…(私語あり)決とらないと継続と反対が。継続というあれが出たので、継続についての採決をいたします。継続に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(挙手全員)
賛成多数…森さんも上げた。賛成全員で継続といたします。
それでは、次の付議案件と、その他について浄化センターの処理場内の圧送管ができ上がったということで、説明を受けたいと思います。よろしいでしょうか。それでは職員入室のため、暫時休憩いたします。(午前10時21分)

委員長(阿部勝雄君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時22分)
職員入室していただいております。部長、職員の紹介をお願いします。

生活環境部部長(成島光男君)

生活環境部長、成島です。よろしくお願いいたします。職員の紹介をさせていただきます。下水道課長の高橋です。課長補佐の高梨です。係長の長谷川です。よろしくお願いいたします。

委員長(阿部勝雄君)

それでは、浄化センターの件について説明を受けたいと思います。

生活環境部部長(成島光男君)

本日はですね、下水道のほうから資料を2点出させていただきました。まず、浄化センターのふぐあいについてですけども、昨年10月ですかね、一度ふぐあいが生じてるということで、改修のほうを行うということで、それが完了しましたので、きょうその報告をさせていただきたいと思います。
それからもう1点、公共下水道のアンケートについて、3月の1日現在ですけども、その報告をさせていただきたいと思います。説明につきましては担当課長のほうから説明をいたします。

下水道課課長(高橋雅宏君)

それでは説明をさせていただきます。教育民生常任委員会にですね、平成22年の10月の6日に資料を御提出させていただきまして、処理場内の圧送管にふぐあいが生じておりまして、それの修理をさせていただく予定であるという御説明をいたしました。その工事のほうが完了いたしましたので、その結果としてきょう御報告をさせていただきたいと思います。
まず、資料をお開き…ごめんなさい。教育民生常任委員会参考資料として、「処理場内圧送管の不具合及び新設管について」という資料のほうをごらんいただきたいと思います。1枚めくっていただきますと、このふぐあいに関しての経緯を記させていただいております。1ぺージ目につきましては、前回お配りした内容と同じでございますので省略させていただきまして、その1枚めくっていただきますと、それ以降の経緯が記されております。平成22年10月の13日に日本下水道事業団あてに補修工事協議確認書の提出をさせていただきまして、それで11月の10日に日本下水道事業団より補修工事着手届が提出され、受理をいたしました。期間につきましては11月の3日から23年の1月の31日という形になっております。12月の6日に工事に着手をいたしまして、12月の24日に損傷している圧送管から新設圧送管へ切りかえ工事を実施いたしました。また同日に新設管の使用を開始したと。1月の28日に日本下水道事業団による検査が行われまして、その工事が完了したということでございます。23年の2月の10日に事業団より補修工事完了通知が提出され、受理いたしまして、町長にこの工事の完了のことに関しまして御報告をさせていただいております。
次の図面を見ていただきますと、これ、位置関係の図面になっております。葉山浄化センターB1平面図として、ここの赤枠でぐるぐると囲ってあるところの管の修理でございます。もう1枚めくっていただきますと、この管の状況を記させていただいております。簡単に説明させていただきますと、圧送管(ポンプ場より)という青い字で書いてあるところですね、ここの浄化センターに入ってきて、天井のほうに、上部にですね、これを布設してございます。それの管が老朽化で腐食したものですから、それを交換したということでございます。
また1枚めくっていただきますと、写真をつけさせていただいております。ちょっと暗くて、まことに申しわけないんですけれども、施工前、施工後という形で、施工前につきましては圧送管、これ、右側のですね、けたのところの間に太い管が1本入っております。その下を見ていただきますと、施工後として、その太い管の横に直径30センチの圧送管を新たに設置をしたという形での布設がえになっております。
1枚めくっていただきますと、2番として施工前、その下に施工後として、位置関係はこれでおわかりいただけるのかなと思います。3番のほうを見ていただきますと、施工前に中継ポンプ場という45センチの管がついておりますけども、その手前の空きスペースに30センチの管をつけたということでございます。
次のぺージ見ていただきますと、またこの新たに設置した管の位置関係がおわかりいただけるのではないかと。5番につきましても同様でございます。
最後のぺージになりますけれども、ここが夾雑物除去室という、最後に入ってくるところでございますけども、上の施工前の写真と比べていただいて、真ん中に管が布設されているという状況で、このように新しい管をつけたということでございます。
この点につきましては以上でございます。

委員長(阿部勝雄君)

はい、御説明が終わりましたので、質問があれば。

委員(守屋亘弘君)

昨年の3月26日に少しへこみがある、それが判明したと。実際に、じゃあ工事着手したのは、新設するために工事着手したのが12月の6日。何カ月たってるの、これ。それで、長さがどのくらいなんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

50メーター程度です。浄化センター内に配管をさせていただいているんですけども、その浄化センター内で見える、要は目視できる配管の部分をすべて交換したということでございます。

委員(守屋亘弘君)

日本下水道事業団がいわゆる瑕疵を認めたということであろうと思うんだけれども、いつの時代の工事なんですか。これは21年度末までに例の4系列の工事やりましたよね。その工事なの。それともずっと昔に工事を完了したものなんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

これはですね、今回ふぐあいが出た圧送管、450ミリの圧送管につきましては、浄化センター建設の際に平成8年、9年、10年に工事をさせていただいております。そこの浄化センターの躯体部分ございますけれども、浄化センター本体ですね、そこの工事の建設の際にやった事業でございます。ですから、平成11年3月に供用いたしましたけれども、そこまでに設置をさせていただいた管がふぐあいを生じているということでございます。

委員(守屋亘弘君)

そうすると、普通瑕疵担保期間は過ぎてますよね。ね。よくぞとったと思うんだけど、そんなにひどいことだったのかなあと。

下水道課課長(高橋雅宏君)

その点につきましては、町のほうで協議をいたしました。その際に、この圧送管の耐用年数というものが30年であるということを私どものほうでも調べましで、その30年という、ある圧送管のふぐあいとしてこういう形で状況が悪化してるということを事業団にお話ししました。その中で、30年という耐用年数が記されているものが、ここ10年ちょっとですね、今、守屋議員がおっしゃったように、瑕疵担保期間が過ぎてるよと。確かに過ぎてはいるんですが、その10年以上経過はしているけれども、30年という耐用年数の規定からすると半分以下ではないかという形でお話をしましてですね、事業団の方と何回か協議をして、それで町のほうとしてもここのふぐあいをですね、何とか対応していただかないと町のほうとしても非常に支出が財政的には厳しいし、支出するのも難しい状況であるので、何とかしてもらいたいという協議を重ねましてですね、結果的に事業団のほうでこの工事をしていただいたということでございます。

委員(守屋亘弘君)

先ほどのね、話に戻りますけれども、すごい協議期間ばっかり長かったものでね、8カ月かかったの。

下水道課課長(高橋雅宏君)

確かに協議期間は今おっしゃるとおり3月にわかってから実際にやるまでに、12月にこれ記載させていただいているとおりなんですけども、確かにこんなに時間かかったのかという御指摘でございますけれども、確かに町のほうでも当初は事業団のほうでどうするか。今のお話ししたとおりの話でございまして、要は金銭面とかどっちが負担するのかとか、そういうことがございました。そこのことに関しましても、町のほうとしてもねばり強くですね、こういう状況であって、非常に支出は難しいんだということで、何回かやりとりをさせていただいて、なおかつ事業団の内部でも当然こういう支出をするということになるとですね、いろいろな方面にこういう理由でこうやるんだというような説明をしていただいたんだと思います。ですから、その関係で時間はこれ、かかっているということが実情でございます。

委員(守屋亘弘君)

そうすると、あとの、それまでは全部へこんだままで使用していたということですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

そこにつきましては、実際この状況がわかってから、すぐ調査をいたしました。どういう状況かということで超音波の調査をいたしまして、その配管についてどこが劣化しているんだということを調査した結果ですね、下段部分、これ、前回の写真でもおわかり…お配りしているんですけども、ここの亀裂が入ったといいますか、筋が入ったところがちょうど管のですね、真ん中よりちょっと上の部分、そういったところに入っております。じゃあ、その下段部分はどうなのかということで、超音波検査したところ、そこにつきましては腐食が起きているという数字で薄くなっているということが見られなかったんですね。で、じゃあ下段部分がそういう状況で、影響が出ているのは上半部分だということがわかりましたので、そこの部分にですね、補修剤を塗って、穴があいたところについては補修をしております。ですから、すぐ交換はできなかったんですけども、それがですね、そこから何か漏れたとか、そういうことであってはいけないものですから、そこの部分を補修をしながら協議をして、それで最終的には交換をしたということでございます。

委員(守屋亘弘君)

450ミリのやつをね、300ミリでオーケーになったというのは、450ミリのやつは過大だったということ。

下水道課課長(高橋雅宏君)

当時の設計につきましては、450でその流量を賄えるという結果だったんですけれども、今回計算をさせていただいたところですね、確かに今、守屋委員がおっしゃるとおり過大だったと言われればですね、確かに450を300にかえてますから、それは小さいものでも対応ができたという部分ではあろかとは思います。ただし、450で太いほうがロスが少ないということは確かにあります。ですから、圧送のロスのことを考えた場合は、その450で今、送っておりますけれども、今回改定させていただいたのが浄化センター内で配管をかえさせていただきました。ずっとポンプ場から4.7キロ圧送してきているんですけども、そこの手前のところ、今お話ししたように約50メートルだと思いますが、そこの部分を300にかえたので、そこの部分だけのロスで済んでいるということで、圧送のそこの問題になっているところは速度も早めたいというようなことも、流速を早めて、そこの沈殿物をなるべくたまらないようにしたいという今回の意思もありましたので、350にかえた…300にかえたということでございます。

委員(守屋亘弘君)

450ミリと300ミリのパイプのね、値差は幾ら。値段の差は幾ら。

下水道課課長(高橋雅宏君)

それはちょっとわかりません。

委員(待寺真司君)

他にこの鋳鉄管の450ミリを使って処理しているというか、そのパイプとして使っている箇所はあるんでしょうか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

このお話が出てからですね、ほかのところは大丈夫なのかという形で、450かどうかということではなくて、そこの中の全体いろいろな配管の経緯がございますので、その場所場所によって変わっていますので。ですので、そこの配管の検査といいますか、調査をさせていただいて、あくまでも今回のところはそうなっていたけれども、ほかのところはその超音波の検査で大丈夫であろうという結果はいただいてます。

委員(待寺真司君)

この間の説明のときも、きょうの資料でもあるんですけれども、流量が流速を早めないとたまっちゃって、それが硫化水素が発生しちゃって、今回のようなへこみの原因になったという、原因はよくわかりました。それで、300ミリの配管にすることによって、逆に今回耐用年数30年の中でこういうことが起きていますけれども、300ミリにしたときには下団のほうは絶対そのぐらいは大丈夫ですよというもとで当然やっているんだと思うんだけれども、何が起こるかわからないので、その辺は町として今後についてね、同じようなことが起きた場合、その対応なんかについての協議というのは、しっかり行っていますか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

今御指摘のあったことにつきましては、当時のですね、配管について、モルタルライニングということで、要はセメントのですね、細かい材質のものを管の中にライニング、しゅっと吹きつけてライニングしたものを使っていたと。効果については当然技術の進歩とともに当然ありますし、それで粉体エポライニングということで、粉体エポキシライニング、粉体エポランニングということで、要は化学…硫化水素とかですね、そういうものに対して強いものをですね、使っているということでございまして、過去そういうものを使っていた教訓も生かして、今回はそういう弱く、そういうものに対して耐用がよりいいものをつけさせていただいていますので、その心配という点からすると、前のものによりは格段によくなっているのではないかと。今お話ありましたように、また何かふぐあいがあればですね、当然これは協議をしていかなければいけないことだと思いますので、その点については必要があれば対応させていただきたいと思います。

委員(鈴木知一君)

この写真を見ますと、450ミリの管はそのまま使ってなくて、そのまま設置しておくということでよろしいですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

そのまま置いてございます。

委員(鈴木知一君)

将来ポンプ場からそこの圧送管がもう1本使うような流量になったときに、ここの部分でもう一つパイプが必要になってくるわけですよね。そのときにこの450ミリを撤去して、新しく300をつけかえるということの方向なんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

基本的にはそういう形になるのかと思います。

委員長(阿部勝雄君)

撤去までする費用に入れてる。

委員(土佐洋子君)

私もそれが心配だったんですけども、なぜ今、新設したときに使わない古い管を取り除かなかったのか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

これは補助事業でやっておりまして、補助金に対する適正化…補助金の適正化に関する法律というのがございまして、それというのがこの耐用年数がきてないものを勝手に処分することができないんですね。そういうことがありまして、今回は適正化…適化法の関係があるので、材料…今ありましたように、ふぐあいが生じているんですけれども、そを補助金でつくっているものですから、そういう形で今、置いてあります。そういう形で、その耐用年数が過ぎた段階で撤去なり何なりは、今お話ありました次の配管をするというときになった場合はですね、そういうものを撤去するなり何なりして対応しなきゃいけないと。

委員(土佐洋子君)

その撤去するときは、下水道事業団が費用負担できるんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

その点につきましては、協議事項として対応させていただいております。

委員(土佐洋子君)

この30年の耐用年数の前に、またふぐあいとかが起こったら、このところにまた管が新しくつけていくということですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

それにつきましても、今回いろいろ協議をさせていただいて、こういう結果が出てますので、そういう事例が発生した場合は再度協議をさせていただくと思います。

委員(待寺真司君)

ちなみにね、この管の新設工事、総費用というのは町のほうでは報告を受けているのかな。あくまでも下団の中でやっているから、幾らかかったというのはわからないんですかね。

下水道課課長(高橋雅宏君)

それは前回もお話ししたかもしれませんけども、約900万円ぐらいがかかるんではないかという形での御報告はいただきました。

委員(守屋亘弘君)

ちょっと確認なんですけれども、耐用年数30年というものは、配管設備だけですか。それとも下団がね、設置した機械設備あるいは電気設備、全部に及ぶんでしょうか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

そのものもので耐用年数ってばらばらでございまして、今回の鋳鉄管、この鋳鉄管が30年ということで私、御説明をさせていただいております。ですから、例えばほかの機械で15年とか、あるいはコンクリートは50年とか、物によってばらばらでございまして、今回のこの案件は30年ということでございます。

委員(守屋亘弘君)

そうすると、先ほどのお話の中でね、例えば昭和…ごめんなさい、平成8年とか10年でこの配管設備というのか、できたよと。それ以前に機械設備、電気設備もやってますよね。そうすると、もう耐用年数くるやつがあるということですよね。そのいろんなもの、それぞれの設備ごとにそういう。それはあれなんですかね、下団との何らかの仕様書、あるいはそういう契約条件でそう入っているということですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

私どものほうで把握しているのは、下水道の事業の手引というものの中に、それぞれの機械類の耐用年数というものが記載されております。その耐用年数をもとに、例えば更新工事とかですね、そういうものをしていくような計画をつくってやっていくのが通常の考え方であろうと思います。それで、下水道事業団とその耐用年数について云々というような、協議をしているのかというようなお話については、そこについては工事の際に協議をしたということではございません。

委員(守屋亘弘君)

平成11年の4月から浄化センターは供用開始になりましたよね。そうすると、もう13年たつということですよね。ミカド設備がありますよね。建屋、遊休設備。それも何にも使わないうちに耐用年数がきちゃうということ。

下水道課課長(高橋雅宏君)

年数でという話になりますと、耐用年数確かにその年数はたっていますので、そういう形になろうかと思いますが、機械自体を今お話しいただいたように遊休といいますか、使ってないので、それが老朽化しているという形ではないとは思います。それで、私どものほうでもすぐにでも使えるようにという形でメンテナンスをさせていただていますという御報告は、お話はさせていただいておりますので、必要に応じてですね、その機械は使うと。で、ただ、今御指摘のあった耐用年数はどうなのかということにつきましては、設置してから何年という形での規定があればですね、それは15年なり30年なり、機械の耐用年数がくれば、それは耐用年数がきたという形にはなろうかと思います。ただ、耐用年数がきたからすぐに交換しなきゃいけないとか、あるいは壊れちゃったとかいうことではないとは考えております。耐用年数過ぎた機械であっても、ずっとお使いになっている方も…ところもあるでしょうし、メンテナンスをすれば耐用年数がきてもまだまだ使えるよというような機械も当然あろうかと思いますので、そのように対応できればと思います。

委員(守屋亘弘君)

ただ、減価償却はしなくちゃいけないでしょ。何も使わなくても、減価償却はね、しなくちゃいけない。はっきりおっしゃってください。

下水道課課長(高橋雅宏君)

確かに減価償却というのは、設置してから何日とか、そういう形で計算なり何なりをすると思いますので、減価償却として今お話しいただいたとおり、日数が過ぎればその減価償却として減っていくというのはあります。

委員(加藤清君)

前回も聞いたかもしれないけど、壁とかの区画の貫通した部分はこれ、大丈夫だったんですよね。壁とかね、区画を貫通していく部分はありますよね、パイプが。それのところは大丈夫なの。それで、それで450そのままなのかどうか、絞ったのか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

規格については、これも検討した上で設置していますので、まずその安全性とかについては大丈夫だと。それと、450がそのままかという御質問ですか。

委員(加藤清君)

区画の部分とかはね、450そのままになってる。例えば今この300も区画の貫通はされてるんでしょ。見える部分とさっき言ったけど、区画を貫通する部分は300に落としてるということだよね。
ごめんなさい、続けて言えばね、図面の2番目の図面のほうに、例えば写真の5の辺のところ、壁から貫通してくるじゃないですか。その辺のところを含めて300ですかという。

下水道課課長(高橋雅宏君)

すいません、御説明がうまくできなくて。ここの5番のところ、ここにつきましては圧送管が今までのものが、上のところの施工前を見ていただくとわかるんですけれども、これで圧送管がポンプ場から来ております。ここの450の圧送管のところを、ここを切りましてですね、外して、今ここに下の施工後というのを見ていただくとわかるんですけど、この450のL型といいますか、Jといいますか、そういう形で変わっていますけど、ここのところで切りかえて350にさせていただいていますので、穴をあけた、新たに穴をあけたとかではないんですね、ここは。ですから、今まであるものを取り外して、それでフランジって、管のボルト締めるところあります。そこにこういう形での1系管をつけて、それで曲げてありますので、コンクリートの躯体のところは、ここは変わっておりません。新たに穴をあけたとかではないです。

委員(加藤清君)

ということは、この写真で言う、この5のところ、そこの450きていて、そこで300に落としてるという感じですね。そういうことですね。

下水道課課長(高橋雅宏君)

そのとおりです。

委員(加藤清君)

もう1点。これ、原因…ごめんなさい。調査の結果わかったのが22年3月26日ですよね。一番最初これ。それで、写真にて町長に報告が5月19日、一月半ぐらいですけど、一月半ぐらいありますよね。約2カ月は2カ月なんだけど。その間、町長には口頭では説明って、報告されてるんですよね。というのは、いつも悪いんだけど、聞いてないとか仕事が忙しいとかということで、いつも言われてね、決裁だって幾つもあってわからないとかって言われるんで話じゃないけど、これにはっきり5月の19日あるけど、普通ならそういう結果…これは5月20、結果報告ですよね。超音波やって。だけど、こういうのがありますと、どうします。これは対処した。これは部なり課なりでね、対処してて、最終結果がこうですと、調査結果は。それでこういう協議事項ということですけど、その辺がいつもね、何か庁舎内の意思の疎通じゃないけど欠けてるんで、されてるのかどうかだけ。

下水道課課長(高橋雅宏君)

ここに記載させていただいてるのがですね、はっきりとした状況なんでございますけども、実際、3月の26日にそのことがわかって、それで、その状況がですね、実際どの程度のものなのか調べないと、報告するにもできませんので、それで超音波の検査機械とかですね、そういうものを用意して、それでこれぐらいの状況でございますというような形での御報告をしたのが5月の19日になっていますので、そこのところで、その間にどのような報告をしたのかという御指摘なんですけども、はっきりといついつに御報告したという記憶は私にはありません。ですから、ここの5月の19日というのが正式に町長に報告したという日にちだと思います。

委員(加藤清君)

だから私言ってるのはね、今の話じゃない、5月19日でいいんですよ。19日で、そういう原因がわかって、超音波でやった結果、こうやって5月の19日でいいんですけど、例えば5月の10日に超音波調査を実施しますよね。しますよね。だから5月の9日から早く言えば4月…3月の26日から5月9日の間にね、ある程度口頭でもね、それは日付はいつというんじゃないですけど、しましたかと言ってるんですよ、簡単に言えば。ということは、その辺がやっぱり大きな問題になるかもわからないじゃないですか。全管というのは、管が全部なのかどうか(テープ1-B)それで報告、正式は確かにそれでいいですよ。でもそのくらいしておかないと、さまざまな問題が出てくるんじゃないかと思ったので、これは今回は出てこなかったでいいですけど、それで言ってるんです。

下水道課課長(高橋雅宏君)

簡単に今お話しいただいたような形で、要は圧送管にひびが入りましたというようなお話はですね、どこかの時点ではさせていただいているとは思います。ですから、正式に何月何日にしたということが私どものほうで記憶がないというか、記録がないので、わからないということです。

委員(加藤清君)

ということは、報告してるということですね。口頭でね。

委員(鈴木知一君)

ほとんど硫化水素が原因。たまって腐食されたというんですけど、ポンプ場から圧送しているのは、とまっている時間のほうが長いぐらい、何ていうんですかね、定期的に送ってはとめ、送ってはとめ。で、ここの部分も300にしたって、とまっている時間もあるわけですよね。で、450だって流れているし、とまっている時間あったというので、細くしても構造的な問題というのは考えられないですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

その点につきましても、今回改修させていただいた中で変更しておりまして、今までは圧送管が夾雑物除去室というところで一たん開放になるというのは、一回とめると、そこの圧送管の口から空気が逆流しちゃうような構造だったんですね。要は夾雑物除去室に配管が来ておりまして、そこの配管からその夾雑物除去室の底盤、底のところに空間がありました。ですから、そこの間から空気がすっと、水が、ポンプがとまれば逆流しちゃうような形になっています。そういうことが原因の一つとして考えられましたので、今回のこの配管につきましては、夾雑物除去室からポンプの一番の出口のところですね、そこを全部水没させて、空気が入らないように改造いたします。そういう形でやりましたし、先ほど御説明したように粉体エポキシライニングというライニングにさせていただいて、そういう化学変化に強いものを採用していますので、以前とは格段に違った状況になっていると思います。

委員長(阿部勝雄君)

ほかに。ちょっと私が聞いてもよろしいでしょうか。先ほどね、副委員長が聞かれた配管の撤去なんですが、補助金云々で…交付金か、云々で撤去できないんだ。もし機械が壊れたら、それを壊れたものを置いといて、別につくらなければだめということ。交付金もらってるから。今言ったのは、だめになって、壊れたものを撤去するんであって、使えないものですよね。ということは、逆に機械だったら、ある程度設置しますよね、補助金もらって。だけど、それ使えなかった。壊れた。だけど、それ補助金あるから30年か、そこまで置いといて、別につくらなければいかんと、こういうことですか。それを変えちゃいかんのですか。そういう考えなんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

壊れた機械を、そのまま据えつけといて、それでなおかつ同じ機能を有することができるかということがあると思います。それで、機械を、スペースが場所がすごく広くて、ほかのところに置けるとか、あるいはその機械をそこに据えつけておかないと、その場所をずらすとまた違う工事が発生しちゃうとか、そういうことがあればですね、浄化センターの機能を確保するために機械をそこで取りかえなければいけないとかということになれば、それは協議をした上でですね、耐用年数がきてないんですけど、こういうふうに壊れてしまいましたという形で、そこに必要…そこにしかつけられないということであれば、それは交換をするということも当然出てこようかと思います。

委員長(阿部勝雄君)

そこにしかつけられないから、そういうことは可能だっていうんだけど、ほかにつけられたら、また別に新たな機械を買って、それを置いおかなければいかん。こういうことなんですか。スペースがなければ取りかえるというんだけど、スペースがあったら、それを置いとかなきゃいかんということなんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

実際に、正直申し上げまして、実際に浄化センターのほうでその機械類が壊れて、それで…(「考え方です。」の声あり)動かなくなってしまったということが、まだ実際起きていないものですから、そこの状況に対してどう…こういうふうになったら、こういうふうな方法でやるというものを、確かなことを御説明できなくて申しわけないんですけども、考え方とすると適化法上、その機械が耐用年数がきてないものを、そのまますぐに捨ててしまうということは…捨てるといいますか、処分してしまうということは難しいのではないかと思いますけど。

委員長(阿部勝雄君)

もう一つ、じゃあ。今出て、新しくしたその管は、交付金ついてませんよね。それは勝手に撤去したりなんかすることは可能なわけね。で、古いほうのぶっ壊れたほうのやつは、補助金がついてるから役に立たないけど、置いとかなきゃいかん。そういう考え方なんですか。交付金…それともう一つ、先ほど課長が言われるように、協議して云々と言いましたよね。場所がそこしかなかったら、協議してそれを取りかえることができる。協議すればいいんじゃないんですか。どこと協議するのか知らんけど、協議すればそういうことが可能だって言っておきながら、下団の言うとおり、そのまま残しておいて、30年後新たにこちらが何かするときに、もう今、10年だけど、その次取りかえるときには、もう私は知りませんと言われたら、町の費用ですよね。今こそ協議して取りかえる必要があるんじゃないかな。撤去ぐらいだったら、そんな金かからないというと怒られるけど、撤去させておくべきなんじゃないかなと、私はつくづく思うんだけど。今こそ協議するときなんじゃないんでしょうか。その2つ答えてください。

下水道課課長(高橋雅宏君)

今お話しいただいたことについては、協議事項として残してあるというお話をさせていただきましたので、それはまず協議を今後、発生すればまだ協議事項にはなろうかと思います。
あともう一つは…あと、申請してですね、恐らく国だと思いますけども、国庫補助金でいただいていますので、県を通じて国のほうにこういう状況ですよと、機械が例えば壊れてしまいましたという形で協議をするようになると思いますけれども、その際には今まで維持管理はどうしていたんだとか、メンテナンスはちゃんとやっていたのかとか、そういうことをいろいろ調査した上で協議をして、了解をしていただければそれができるのではないかとは思います。ちょっとそれぐらいしか今お答えできなくて申しわけないですが。

委員長(阿部勝雄君)

ということは、それをやるということでいいんですか。今言った調査して、それで下団の責任で撤去させる。そこまで努力をする。こういうことなんですか。今言われたように、手続が面倒だからやらないんじゃなくて、当然私は下団の責任で今と同じことをして撤去する、そこまではこの工事内容に入ってなければいかんと思うんだけど、今後それを協議していく、そういうふうに解釈していいんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

そこのところも含めて、協議事項として対応させていただければと思いますので。

委員長(阿部勝雄君)

あともう一つ、じゃあ別の観点でね。300に、パイを300にしましたよね。これだと半分ですよね、大体の流量はね。これで余ると言っちゃ何ですけど、足りなくなることは絶対ないんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

それは流下…管の流量ですね、流せる能力というものも含めて計算をさせていただいて、それで大丈夫だという結果をいただいております。

委員長(阿部勝雄君)

これも下団のあれですか、計算ですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

そのとおりです。

委員長(阿部勝雄君)

もし逆に、これ、あふれるということがないと心配なんだけど、先ほど鈴木委員が間欠に、とめたり動かしたりするというんですが、動かしたりするときに300のパイで十分だというあれは、これ、流していくのをポンプで送るんですよね。ポンプの流量のマックス、そういうのも皆さんちゃんと研究されて十分だと。全くこちらではそういう計算もできない、下団の言うとおりだけですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

今御説明させていただいたのは、全体計画の中のトンネル2本分の流量が流せるのかというような形、全体で450を2本ですよという形で計画がございまして、今1本は使っていると。その1本分の能力ですね、必要とされている能力の分をこの300で流せるのかということで検討いただいて、それで大丈夫だということでいただいております。

委員長(阿部勝雄君)

気になったのは、これ、十分にいつも汚水で満たしておくんだということは、いつもいっぱい、ぎりぎりのところで流しているんじゃないかなという気がしたものですから、そういうあふれると言っちゃ何だけど、ポンプの能力から見て云々というのも含めて、大丈夫なのかなと、ちょっと気になったものですから。確信を持って大丈夫だと。はい、わかりました。

委員(鈴木知一君)

先ほど空気を吸っちゃうというか、最初に流れるごみを除去するところのところを、水が覆うようにして空気を吸わないようにしたということも含めて、みんな下団が対応して、900万の中で工事をし直してくれたということでいいですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

今の水位については、水没させるということについては、浄化センター内に夾雑物除去室のところに堰というのがついていまして、そこで高さの調整ができるようになっているんですね。入ってきた水のその流れる高さを変えられるようになっています。ですから、そこのところの堰を変えることで高さが調節できましたので、そこの費用はかかっていません。ですから、それはこちらのほうで、浄化センター側でできたことですから。ただ、そのほかに、今お話あったように、今回水没をさせて空気が入らないようにいろいろなことを検討して、実際に配管をしていただいたことにつきましては、全部事業団のほうでやっていただいております。ですから、町のほうで費用は一切払っていません。(「わかりました。」の声あり)

委員長(阿部勝雄君)

ほかに質問ありますか。

委員(待寺真司君)

ちょっと最後確認なんだけど、先ほどの課長の説明で、今のこの300ミリの管で、4系列がマックスが1万2,600だっけ。4系列だと、処理量が。1つが3,100だった…資料だったような気がするんだけど。

下水道課課長(高橋雅宏君)

今、6系列なんですけども。全体で6なんで、だからその半分。

委員(待寺真司君)

それを全部賄える。

委員長(阿部勝雄君)

ほかによろしいですか。よろしいようでしたら、職員…(私語あり)それじゃ、次の公共下水道に対するアンケート結果について、御説明。

下水道課課長(高橋雅宏君)

引き続きまして、きょうお配りいたしました公共下水道に関するアンケート結果について御説明をさせていただきます。これはですね、事前にアンケートをさせていただきますという形で、自治会のほうにもお配りをしてですね、アンケートを木古庭、上山口、下山口の約1,600世帯の中から800件の皆様方に無作為抽出で郵送でですね、このアンケートをお願いいたしました。それで、ここに記載させていただいてますように、23年の3月の1日現在で、379件が回答をいただいて、あて先なしで返ってきてしまったものが11件ございました。合計で390件になりますけれども、そこの中でこのどういうような皆様が御回答されたかという結果がここに記載させていただいております。
この1番、2番、3番、4番、ここら辺につきましては皆様の現状とかですね、をお伺いしたものでございますので、そこにつきましては後でごらんいただきたいと思います。
この5番について、付近の川や水路の水質についてどのように思われますかということにつきましては、1番が以前に比べて水質がよくなった。で、2番が年々少しずつ水質がよくなっている。3番については余り変わらない。4番については少しずつ悪くなっているという形で、この率で言いますと10%、16%、40%、15%という形になっております。今、平成12年から合併処理浄化槽しかつくれないということで、それが浄化槽のほうでも変化してまいりまして、そこからは生活排水についても新しく設置された、あるいは設置がえをしていただいた家につきましては、そういう合併浄化槽による効果が出て、それでこのような形で水質がよくなったというような形で感想を持たれている方もいらっしゃるのかもしれませんが、この3番のところで変わらない、あるいは悪くなっているという思いの方については、感覚としてこれ、とらえていただいている部分かもしれませんけれども、余りいい印象を持たれていない方もいらっしゃるのではないかということでございます。
それで、右側のところにですね、ざあっといろいろなコメントが書いてございます。これはですね、アンケートを行った中で、右側に御意見がある方に記載させていただくスペースを多少設けたものですから、そこに記載させていただいた内容を、そのまま書いてございます。ですから、意味がわからないところは、言葉がよく通じないとかという御指摘もあろうかと思いますけれども、そのまま書いてございますので、その辺は御容赦いただきたいと思います。
それでですね、次にいきますとですね、その7番のところですね、本町で公共下水道の整備を行っていることを御存じですかという形での御質問をしたところ、約4分の3の方は、77%の方は知っているということを言っていただいているんですけども、残りの約2割の方ですね、については知らないというお話がございますので、まだまだ町のほうでの公共下水道のPRが足りないのかなということを自覚した部分でもございます。
それからですね、次のぺージの問8でございますけども、今後の公共下水道整備について、あなたのお考えに最も近いものを1つお選びくださいという形で御質問したところ、1として公共下水道でも合併浄化槽(個人設置型・市町村設置型)でも、町にとって最も経済的な整備手法を採用すべきだというお答えが14%。それから公共下水道でも合併浄化槽(個人設置型・市町村設置型)でも、住民負担の少ないほうがよいというお答えいただいたのが42%。3番で、できるだけ公共下水道を整備してほしいというお答えなのが32%。そのような形で、生活排水はなるべく早くやってほしいというような御意見とですね、下水道でやってほしいという御意見がかなりのウエートを占めているということがこれでおわかりいただけると思います。
それで、問9につきましては、今後公共下水道未整備地区への整備の進め方について、あなたのお考えに最も近いものをお選びくださいということにつきましては、1番で、できるだけ早い時期に公共下水道を整備してほしい。これは26%。公共下水道でも合併浄化槽でも、早く整備されるほうがよいというのが25%。それで、3番として、少しぐらい遅くなっても公共下水道を整備してほしい。おおむね15年という目安をつけたんですけども、この方が19%。公共下水道は必要だから、遅くなっても整備してほしいという形でお答えいただいたのが13%となっておりまして、こういう形での数値を見ますとですね、公共下水道への御要望がやはり高くなっているのではないかということが、この調査のことだけで言えば言えるのではないかというふうに思います。
次に問10として、御自宅が公共下水道の処理区域となった場合の対応について、あなたのお考えに最も近いものを1つお選びくださいということにつきましては、なるべく早く接続したいということでお答えいただいたのが21%、地域の皆さんと同じ時期に接続したいということが40%という形で、ここで6割の方が公共下水道がくればつないでもいいよというようなお考えをいただけたのかなというふうに判断をしております。
あとにつきましては、いろいろと皆様の御意見がですね、ここの枠外に書かせていただいておりますので、公共下水道にすべきだという御意見もあれば、費用負担を少なくしてほしいという御意見もあれば、浄化槽でいいというような御意見もございますので、それを参考にしながらですね、今後の公共下水道審議会の審議していただく材料にしていただければと思います。以上でございます。

委員長(阿部勝雄君)

何か御質問があれば。

委員(守屋亘弘君)

今のお話で、下水道審議会の参考ということで、このアンケートをとったという解釈でいいんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

町民の方々のお考えも含めてですね、今後の公共下水道か、あるいは合併浄化槽か、全体計画区域の今、見直しを審議会に諮問させていただいておりますので、その審議をしていただく参考として、この町民の考え方を利用していただければと思って、これをいたしました。

委員(守屋亘弘君)

じゃあ、アンケートに応じた方々には何も返事もしないと。例えばね、当該区域の人が下水道を望んでいると。ところが、現実には毎々申し上げ、申しわけないけども、年10ヘクタールしかできないとなればね、23年度で300ヘクタールに達したとしても、あと21年かかりますよと。それでもいいんですか。さっきのアンケート調査の結果ではね、少しぐらいおくれても、というのは15年めどと。それじゃ、とてもとてもと、御要望に応じられませんと返事してあげるのが筋じゃないかと私は思うんですが、いかがですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

アンケート結果について、皆さんにどのような形でおこたえするかという部分につきましてはですね、今、公共下水道審議会の審議結果…ごめんなさい、資料について、町のホームぺージから見れるようになっております。ですから、そういうことも含めてですね、皆さんに再度お知らせをするような形で御協力のお礼とですね、それからこういう形で結果をですね、御報告をさせていただきますというようなことを周知できるようにさせていただければと思います。広報とかそういうものにですね、もう結果が出てますので、ごらんくださいというような趣旨の文面を記載させていただければと思います。間に合えば、きょうそういうお話いただいていますので、間に合うようであれば、一番近い広報の掲載ができればと思いますので、対応させていただきたいと思います。

委員(守屋亘弘君)

逆に、合併浄化槽だったらすぐ、まあ財政状況はどうか知りませんけども、すぐとりかかることは条件整備の上でできるということですよね。

下水道課課長(高橋雅宏君)

合併浄化槽の整備をする、しないということも含めてですね、今、公共下水道審議会でどのような方法がいいかという形で御協議をいただいているところでございます。それで、合併浄化槽がいいよというような結果が出た場合はですね、またその次のステップとして今度は合併浄化槽の審議会なり担当課のほうでやっていただくようになろうかと思いますけれども、そういう準備をしてですね、今後どうしていったらいいかということを決めていければいいのではないかとは思います。

委員(守屋亘弘君)

だから、そういう手間暇もかけずにね、今申し上げたように財政状況がどうか知りませんけれども、すぐできることは確かでしょう。合併浄化槽だって。そういうことじゃないんですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

市町村設置型の合併浄化槽とかですね、そういうものをやるとなると、やはり全体計画の区域を外さなければいけないとか、そういう状況にもなりますので、外すことが必要な案件であれば、それは公共下水道審議会で今、審議していただいている全体計画の見直しの結果が出なければ、それをやる、やらないという方向性もなかなか示せないのではないかとは思います。

委員(待寺真司君)

ちょっと1点確認なんですけど、これは無記名でアンケートをとってますよね。

下水道課課長(高橋雅宏君)

そのとおりです。

委員(待寺真司君)

それでね、返答の中で、ざっと目を通した中でね、例えば上山口は対象外と聞いているとか、最悪の川とかって書いてあるんですよ。これ、やっぱり行政としたらこういうのにはすぐに対応をしたほうがいいんじゃないかなと思うんで、無記名なんでね、ちょっとしようがないのかなと思うんですが、例えばこういう御回答、先ほどの守屋さんじゃこないけど、御回答いただいた方がいらっしゃいますが、お教えいただければすぐに調査行きますとか、そういう何か対応をとったほうがいいような、例えば対象外と聞いているといったら、上山口の住まわれている方だと思うんですけれども、やっぱり町民の方がそれを知らないというのは、町としてもやっぱり何らかの手だてを打たなきゃいけないんじゃないかなと。このアンケートの右側のね、細かい字を読むだけで、そういう発想も起きようかと思うので、その辺の対応はしっかり担当課のほうでやっていただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょう。

下水道課課長(高橋雅宏君)

PRも含めてですね、処置が足りないという部分もありますので、今後皆様になるべく情報を出してですね、対応させていただきたいと思います。

委員長(阿部勝雄君)

ほかに質問ありませんか。
じゃあ、アンケートなんで、これ、我々議論するあれもないと思いますけれども。職員退席のため、暫時休憩いたします…あ、質問あるそうです。ちょっと待ってください。

委員(守屋亘弘君)

し尿の下水道投入施設に関連して、この間、予算審査の際に下水道、いわゆる建設予定地が下水道課の行政財産かどうか。で、まだ返事をね、寝ないで待ってるんだけど、町長はっきりそう言ってるんだけど、下水道課長は全然わかってなかったということですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

町長にその御質問が出たときに報告をさせていただきまして、町長のほうからお話をいただいてる…させていただいてると思いますが、私のほうでもですね、下水道の行政財産の土地がありますと。そこに町道が後ろ側にあってですね、それをつけかえる云々というようなお話を聞いていたものですから、そこの町道側のほうについては下水道の行政財産ではないので、その面積が足りないのではないかということで私が全部ではないというお話をしてしまったんですけども、結果として現在あそこにある土地については、下水道の行政財産で今、計画をしているということでございます。私のほうでちょっと説明が悪くて申しわけございませんでした。

委員(守屋亘弘君)

もう1点ですね、かの有名な町民からいろいろ話がきているんですけれども、直接投入できないんですか。し尿をバキュームカーで運んで。そういう質問を何度もしている。環境課にもしているんだけど、返事が返ってこない。ね。というのは、逆に言うと、吸引装置、吸引設備をつければいいんじゃないかと、私は単純に考えるんですけれども、そういう検討か何かはされては全くないということですか。

下水道課課長(高橋雅宏君)

適化法の関係とかいろいろある…補助金の適正化に関する法律とかですね、そういうものの絡みで、要は下水道の処理場の中にほかの部局のものを入れるというのがですね、その法律に抵触する可能性があるので、すぐにどうこう、入れますよ、バキュームカーが来ました、すぐ入れますよというふうにできる状況ではないんです。ですから、それはまたいろいろなことを調べて対応しなければいけないと思いますけれども、現段階で言えることはそのすぐに他部局のものをどんと入れるということはできないということでございます。

委員(守屋亘弘君)

だってね、し尿の下水道への投入施設からばっと入っちゃうんでしょう。同じじゃないですか。だって、処理しないんだもの。処理するのは実際に浄化センターでしょう。同じじゃないですか。何が補助金等の適正化もへったくれもないんですよ、調べたら。

下水道課課長(高橋雅宏君)

施設内にそのままバキュームカーを乗り込ませて、それでそのまますぐ投入をしてしまうということが、今お話しした補助金の適正化に関する法律ということで、あそこは下水道の補助を使って施設ができているものですから、そこに下水道の以外のものをすぐに直接投入するというのが、すぐにはできないということでございます。

委員(守屋亘弘君)

そうすると、目的外使用でさ、許可取ればいいんだ。そういうことでしょう。秦野に行っていろいろ研究したら、どうやらそういうことらしいんですよ。だから、もしね、何かテストをやってみたらどうかなと考えているんですよ。一目瞭然でしょう。バキュームカー持って行って、できるかどうかやればいいんだから。どうしてそういう発想にならないのかね。極めて連携が悪い云々もさることながら、必ず何か難しい、だめだというようにとらえるんだよな。

生活環境部部長(成島光男君)

今、課長のほうから御説明いたしましたけども、あくまでもあの施設につきましては国交省のほうからの補助金でつくった施設です。そこに違うもの、例えば環境省関係のものをぱっと入れて施設…そういう投入する一部の、大きいもの、小さいもの、大小あると思いますけど、そういうものをつくって、そこで入れるということは、適化法の関係でできない状態です。それを例えば何らかの方法でやるというには、それなりの目的外使用とかですね、そういうのをとれればいいんですけども、なかなか今の段階ですとその目的外使用をとるのは非常に難しいというふうに私どもは聞いております。それについては伊勢原なんかについては目的外使用というのをとっているんですね。浄化センター内につくるということで。あの辺も伊勢原がとった後について、かなり国交省のほうから厳しいような内容とかですね、条件整備とか、そういうものをかなり突きつけられているというのが現状だと思います。

委員(守屋亘弘君)

再度考え方をね、できなくはないということでしょう。できなくはないということでしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

そう言われれば、できなくないことはないかなとは思います。それなりの対応をとれれば可能かとは思います。

委員長(阿部勝雄君)

今のね、だと、環境課に聞くと技術的に問題があって、粉砕機をつけなきゃいかんとか、いろんなことを言われるんです。今、こちらの説明だと、補助金の関係で云々なんで、技術的には大丈夫なんですか。どっちが正解なんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

ちょっと技術的な問題については、ちょっと私どものほうで細かいことはちょっと説明できなくて申しわけないんですけども、今言ったのは技術的な問題ということじゃなくてですね、あそこのところにそういうものを、施設をつくることができるかできないかって、基本的なところがありますので、それがクリアできて初めて技術的な問題というふうにいくと思います。その部分をまずクリアしないといけないと思います。

委員長(阿部勝雄君)

よろしいですか。(私語あり)ハードルが2個あって、おりたところに水たまってるんだって。よろしいですか。(「はい」の声あり)じゃあ、職員退室のために暫時休憩いたします。(午前11時29分)

委員長(阿部勝雄君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時30分)
先ほど陳情のほうは継続となったので、今回の教育民生の報告文案のあれはありません。ですから、11時からの3日のあれはありません。これで全体が今回で全部教育民生のあれは終わるわけですけれども、私のつたない委員長で大変御迷惑をおかけした点が多々ありました。申しわけなく思います。また皆さん、これからもぜひ町民の信託…そっちは皆さんのあれで、町民のあれにね、いろいろ研究されてきた下水道の問題とか、いろんなのまだ山積してますけれども、今後とも町民のために頑張っていただきたいと私は思っております。つたない委員長で大変申しわけございませんでした。ありがとうございました。(午前11時31分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成23年5月6日

教育民生常任委員会委員長 阿部勝雄

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更新日:2018年02月02日