教育民生常任委員会会議録 平成21年10月6日

開催年月日

平成21年10月6日(火曜日)

開会時間

午前9時59分

閉会時間

午前10時51分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

  1. 付託案件
    (1)陳情第21-7号 物価上昇に見合う年金引上げの陳情
    (2)陳情第21-11号 「保険で良い歯科医療の実現を求める意見書」を国に提出することを求める陳情書
  2. その他

出席並びに欠席委員

出席8名 欠席0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 阿部勝雄 出席
副委員長 土佐洋子 出席
委員 鈴木知一 出席
委員 守屋亘弘 出席
委員 森勝美 出席
委員 待寺真司 出席
委員 加藤清 出席
委員 中村常光 出席
オブザーバー 議長 鈴木道子 出席

傍聴者

畑中由喜子議員 近藤昇一議員 金崎ひさ議員

説明のため出席した者の職氏名

説明のため出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
保健福祉部部長 石川恵一
健康増進課課長補佐 中川禎久
健康増進課課長 稲子典義
健康増進課主査 伊藤将

会議の書記

議会事務局局長 上妻良章
議会事務局次長 山本孝幸
議会事務局局長補佐 高橋孝行

会議録署名委員

委員長 阿部勝雄

会議の経過

委員長(阿部勝雄君)

教育民生の常任委員会を開会いたします。全員出席ですので開会いたします。(午前9時59分)
連日皆さん御苦労さんです。きょうは式次第をお配りしておりますけれども、陳情2件。1件は継続で、新しく今回付託された1件。そのほかその他として終わりのほうに視察の日程をちょっと皆さんと協議したいと思ってます。
それじゃ陳情2件目については、担当部局もちょっと待機はさせていただいてますけども、そのときに皆さんの御意見で出席を求めるならば出席を要請したいと思っております。2件目のときです、はい。それじゃこの式次第をどおりで順番にやってよろしいでしょうか。
(「結構です。」の声あり)
それじゃ前回の陳情21-7号、物価上昇に見合う年金の引上げの陳情。これについては継続となっておりますので、皆さんさらに今回の質疑…討議をしたいと思います。御意見のある方。

委員(守屋亘弘君)

まず、年金の問題はね、いいですか。

委員長(阿部勝雄君)

年金の問題、どうぞ。

委員(守屋亘弘君)

問題について町議会がどうのこうのまずできないんじゃないかと。要望とか趣旨了承というようなことはできるかもしれませんけれども、実際に年金を引き上げ、陳情事項の中で、1番で直ちに年金を3%引き上げることという件に関して今申し上げてるんですけれども。そういうことはまず町議会としては不可能だと私は認識しているんですけど、ほかの方々はどのようなお考えを持っておられるのか、ちょっとお聞きしたいんですけど。まず、委員長から。

委員長(阿部勝雄君)

名指しで言われたんで。私はこういうことを政府に要望してくださいという意味だととってます。これをこのまま町が云々ということではなくて、下のほうに御支援お願いいたします。「政府に意見書を送るなど力添えをお願いします」ですから、こういうふうにあるべきじゃないかとか、採択されるという意見書出せということなら、これを直ちに年金を引き上げろ。こういう内容の趣旨の意見書を出してほしいというのがこの陳情の趣旨だと考えてますので。我々がどうするこうするというのは間違いなくできない話だと思いますが。

委員(待寺真司君)

これ、継続でね、前回のときも言ったんですけど。例えばこの3%引き上げであったり、無年金、低年金を8万円に積み増す場合、どの程度の財源が必要なんだということで、その辺が町のほうでもわからない。確かにそうですよね。わからないと思います。それで今回ね、政府がかわったことによって、この間の政権交代によって、年金制度改革も大きく図られるということで、民主党がマニフェストに打ち出した案というものは、最低保障年金。それがどういった財源でやるかっていうのは、これから政府が話すことで。この陳情内容はかなり具体的な数字に踏み込んでるんで、今じゃあこれが妥当かということをね、判断はちょっと私はできかねると思うんですよ。ですのでこの陳情については、政府が新たに出してきたときにね、またこういった連盟の方たち、支部の方たちがどの程度が妥当なのかというのは、改めて出していただいて、それについてまた審議、政府の方針と合わせて審議しない限り、国にこのまま意見書を出しても、ちょっとおかしいんじゃないかと思いますので、私はこれはもうきょうはこのままで、一たんまた、不採択にはちょっとできない内容にはあるかなと思うので、趣旨了承というのも、まあこれ全員のね、一致もありますけど。まだちょっと時期的にもね、まだ出てないところでこの趣旨了承、具体的にちょっと出ちゃってるんで、数字が。ですからちょっと私として趣旨了承もつらいのかなということで。あとは委員長の運営にお任せしますけれども、私の意見としてはそのようでお願いをしたいと思います。

委員(加藤清君)

今、待寺委員とほぼ同じようなあれなんですけど。正直政府がかわりまして、この年金の問題、国民のね、政府がかわって最大の関心事であるし、だけど先ほど言った財源の問題、どういうふうにするかほとんどまだ見えてないんですよね。それで物価上昇に見合う年金引き上げの問題と言ってるけど、ある面ではこちらで話したんだけど、デフレ傾向にもあるわけですよね。それでデフレっていったら引き上げじゃなくて引き下げになっちゃう可能性もあるんで、その辺を考えればね、やっぱりこれはもう少しですね、我々が軽々にここで判断するんでなくて、私は継続でいいと思うんですね。もしこれと違うようなね、政府の方針が出てくるのであれば、この今、陳情される方が違った今度は陳情で出していただけば、それのほうが。ということは、今、素案すら見えてないんですよ。素案すら見えてないんで、その辺で素案が見えたときでもね、陳情でも出していただいたほうが私は賢明だと思うんで。これはこのままで私は継続でいいと思いますので、今回は継続。政府がある程度素案とか方向が見えた時点で、新しい陳情を出してもらうなりしたほうがいいということで、継続でございます。

委員長(阿部勝雄君)

ほかに御意見は。(「継続で異議なし。」の声あり)

委員(鈴木知一君)

同じ継続の意見ですけども。少子高齢化の中で、やはり限られたというか、財源の中の振り分けを考えますと、やっぱり福祉や年金よりも、教育や少子化対策に割合を置く、重点を置くべきかなと私は考えております。あとは本当にデフレの懸念がスパイラルに巻き込まれるんじゃないかというおそれもある時代の中で、物価上昇に見合う年金引き上げというのは、ちょっとずれているのかなと考えて、しばらく継続ということで考えさせていただきたいと思います。

委員長(阿部勝雄君)

ほかに御意見あったら聞きますけど、今の皆さんの話の中で、かなりの人が継続で政府の出方を見たらどうだろうかという内容が多いんですが。ほかに意見があったら言っておいて、継続か云々というのを皆さんに諮りたいんですが、御意見ある方。
よろしいですか。それじゃ皆さんの御意見が継続というのが多いようですが、継続でよろしいですか。
(「はい、どうぞ」の声あり)
はい、それじゃあ陳情物価上昇に見合う年金の引上げ陳情、これは継続ということで次回に回します。
じゃあ次に移ります。陳情第21-11号「保険で良い歯科医療の実現を求める意見書」を国に提出することを求める陳情。これに入ります。事務局、ちょっと読んでいただけますか。
(書記朗読)
これの説明を受けるにはと思って、一応職員は待機していただいてありますけれども、皆さんいかがですか。
(「よろしくお願いします。」の声あり)
お呼びしましょうか。じゃあ職員入室のため休憩します。(午前10時11分)

委員長(阿部勝雄君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時12分)
職員入場していただいてます。部長、職員の紹介をお願いします。

保健福祉部部長(石川恵一君)

おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。出席しております職員、紹介させていただきます。私の隣、健康増進課長、稲子です。課長補佐、中川です。主査、伊藤です。部長の石川です。どうぞよろしくお願いします。

委員長(阿部勝雄君)

この陳情をお読みいただいてると思いますけれども、これに対して何らかの御意見とこの辺の説明がありましたら。

健康増進課課長(稲子典義君)

おはようございます。それでは陳情第21-11号「保険で良い歯科医療の実現を求め意見書」を国に提出することを求める陳情書につきましてですね、御説明させていただきます。
まず、この陳情の趣旨につきましては、1点目といたしまして、国の負担をふやして医療費総枠を拡大すること。2点目といたしまして、歯科診療の患者窓口負担をなくすこと。3点目といたしまして、保険適用で満足できる入れ歯ができるようにすること。4点目といたしまして、後期高齢者医療制度を廃止すること。以上4点につきまして国に対し意見書の提出を求めているものでございます。
陳情項目にございます、まず1点目の国の負担をふやして医療費総枠を拡大することについてでございますが、診療所等の改善が図られるよう、診療報酬のプラス改定の実施を要望するものでございます。診療報酬改定につきましては、2年を目安に社会の経済動向、医療経済実態調査を踏まえ、社会保障審議会医療保険部医療部会におきましてとりまとめられるもので、直近では平成14年度、16年度、18年度の改定では、医科、歯科、調剤を含め、据え置きまたはマイナスの改定となっておりますが、平成20年度はプラス改定となっております。
次に2点目の歯科診療の患者窓口負担をなくすことについてでございますが、医療費の一部負担につきましては、受益者負担の原則、負担の公平性の観点から、各医療保険制度の中で、負担割合が規定されているものでございます。
次に3点目の保険で満足できる入れ歯ができるようにすることについてでございますが、入れ歯には大きく分けて、部分入れ歯と総入れ歯がございます。保険治療による部分入れ歯の場合は金属製のバネが使われ、また総入れ歯の場合は樹脂性のものとなりますが、保険外治療では一部に金属やシリコンを使ったものなど、さまざまなタイプのものがあり、歯科診療が行われている状況でございます。
次に4点目の後期高齢者医療制度を廃止することにつきましては、今後の国の動向を注視する必要があるものと考えております。
以上で陳情第21-11号につきまして説明を終わらせていただきます。

委員長(阿部勝雄君)

ありがとうございました。それじゃ皆さん、質疑。

委員(守屋亘弘君)

2点質問があります。1点は神奈川県保険医協会という協会は任意団体なんですか、それとも医療法人とか何とか、財団法人とかそういう。もしおわかりであれば教えてください。

委員長(阿部勝雄君)

わかりますか。

委員(守屋亘弘君)

2点目。ちょっと勉強不足で申しわけないんだけど。日本医科歯科連盟だったか、医科歯科協会だったか、当時の政界の実力者に1億円の小切手を送ったっていうことがあって、それはちょっと前置き…歯科医師会か、ごめんなさい。それはちょっと前置きなんですけれども。その背景について、歯医者さんに聞いたことがあるんですけれども。歯医者さんに対する医療報酬が低いと、点数か何か、わからないんですけど、低いと。そういう背景があって、まあいいか悪いかは別問題なんだけれども、献金したんだというようなことを聞いた記憶があるんですけども。現実的にそういう歯医者さんに対する医療報酬は何か低いということなんですかね。その辺は、もしおわかりであれば教えてもらいたいんですが。

健康増進課課長(稲子典義君)

診療報酬の、先ほどちょっとお話ししましたけど、診療報酬の改定のところでですね、2年に1度の見直しをされて、医科、歯科、調剤、この3つにつきましては同じ診療報酬の改定で行われておりまして。平成、先ほど言いました14年度、これはマイナスの1.3ですね、1.3%。それと16年度に行われた診療報酬改定では据え置きで0.0ですね。18年度につきましてはマイナスの1.5%、20年度は若干プラスの0.4%と、そのような状況になっております。

保健福祉部部長(石川恵一君)

今、課長のほうから2年ごとに診療報酬変えるという形で今御説明しましたけども、委員言われてるように、その報酬自体が高いか安いかという問題だと思うんですけども、そちらにつきましては私ども行政としてははかり知れない部分だと思います。ただ、この報酬については、いろいろな算定方法があって、当初は年金と同じように物価スライドしてた部分があったと思うんですけども、その方法がとりやめになったということでもって、それ以降の診療報酬が2年ごとに今言いましたようにマイナスが2回、ゼロが1回という形で今回まで来てると、そのように思います。

委員(守屋亘弘君)

歯医者さんに対する医療報酬が低いということじゃないと。全体に、部長が言われたのはお医者さん全体に対してパーセンテージが下がったり上がったりしているよということですよね。だから歯医者さんとは関係ないと。全部下がるときは下がるんだと、そういう解釈でよろしいんですか。

保健福祉部部長(石川恵一君)

今、課長のほうから言いました14年、16年、18年。ここについては医科も歯科も同じように下がっております。ただ、これがその前がどうなのかというと、当然違う部分もあります。

委員(待寺真司君)

陳情の中にね、兵庫県歯科医師会の、これ、私もごめんなさい、調べておけば、もしくは事前にお願いしておけばよかったかなと思うんですけども。8020運動の実績が実証されているというような形で陳情文にあります。また葉山町でも8020運動に対する団体の補助金が毎年出ておりますけれども。その団体がどういう活動してるかというのは私も勉強不足で大変恐縮なんですけども。その辺の実証のこのどういうことが結果として出てるのか。それからまたこの葉山町で補助団体の一つとなっているそういった部分で、どういった年間の活動がされているのか、その辺ちょっとおわかりであれば教えていただければと思うんです。

健康増進課課長(稲子典義君)

まず1点目のほうの兵庫の関係のほうなんですけども、そちらはちょっと今資料持ってないんでちょっとわからないんですけども。全国的に8020運動ということでですね、活動を行っておりまして、80歳になっても20本の自分の歯を保ちましょうということで、厚生労働省と日本歯科医師会が推奨してですね、運動をしている状況でございます。その中で逗葉歯科医師会、こちらでですね、行っております8020運動につきましてもですね、地域の全体にですね、積極的に広めるためにPR活動及び講演会とかですね、高齢者のよい歯のコンクールを実施しているということで、逗葉医師会、歯科医師会としての活動を行っている状況でございます。

委員(待寺真司君)

今、稲子課長からありましたけど、兵庫のそれは資料として、どこ…例えばホームページに載っているんであれば、それは我々も拾えるんですけど、何かあれば資料として。

健康増進課課長(稲子典義君)

後日また資料でホームページのほうから探してですね、資料を提出させていただきます。

委員(守屋亘弘君)

ちょっとしつこくて申しわけないんだけど、この団体が保険医協会でしょう。全体の医療費をね、何とかしてくれということだったらわかるんだけど、歯科部会長名で出てきてる。歯医者さんだけがともかくこういう陳情を出してきた背景というのはちょっとわからないんですが、その辺どんなもんでしょう。

保健福祉部部長(石川恵一君)

憶測で物を言ってよろしいのかわからないんですけども、今、葉山の中にある医科、歯科件数を言いますと、医科が15件、歯科が13件。ということは医科というのは外科も内科もあるわけですから、それに比べて歯科の診療所が多いということは言えると思います。それで当然多いということになれば当然患者数に限りがありますので、その部分では厳しい面があるのかと、そういう部分は見てとれると思います。

委員(鈴木知一君)

私も確かに葉山町内、歯医者さん多くなったなと感じてるんですが。県下とか全国的に見ても、やっぱり歯科医院というか開業医の方は多くなっている現状なんでしょうか。

委員長(阿部勝雄君)

わかりますか。全体的にふえてるか。わからない。

健康増進課課長(稲子典義君)

ちょっと資料がございませんので、その辺がふえてるのか減ってるのかちょっとわかりません。申しわけないです。

委員(鈴木知一君)

需要と供給といいますか、やっぱり歯科医師の4人に1人がワーキングプアということで、やっぱり歯医者さんがふえるから患者の取りっくらっていうか、そういうこともあり得るのかなと感じているんですが。特に葉山は本当にふえて、皮膚科とか耳鼻咽喉科とか眼科とかが少ないのかなと思うんで、その辺のバランスも考えてやっぱり病院ができればいいのかなと思ってます。意見ですけど。

委員(土佐洋子君)

今の4人に1人がワーキングプアというのは、それは県内の実態ということなんですか。

保健福祉部部長(石川恵一君)

私どもこの歯科の医院の経営状況について、ここには確かに4人に1人がワーキングプアと書いてありますけども、そこまでの実態について把握したことはございませんし、今この場でもって明確な答え、申しわけございませんができません。

委員(加藤清君)

陳情項目の3に、保険で満足できる入れ歯ができるようにということですけど、保険ですべて賄える入れ歯ができるんですよね、多分ね。そうですよね。それで、ただ満足というのは、ごめんなさい。あのね、最低…多分、歯でかぶせるとか何かのあれでも、保険でできますよと。例えば金かぶせるとそれだけ差額ですよと、そういうことを言ってるんだと思うんだけど、それでよろしいんですかね。まず、できるできないというのが一つと、そうだろうと、ちょっと推測の部分あるんですけど。

健康増進課課長(稲子典義君)

そうだと思っております。

委員長(阿部勝雄君)

入れ歯やってる私として、普通に入れ歯は、かたっとはめるやつはできます。だけど固定したやつっていうと保険きかない。いわゆる外れないようなそういうやつだと保険がきかない。インプラとかといって差し込んじゃって、そういうのはきかない。そういうあれ、この言ってるのはそういうものにも保険きくようにしたらどうかという意味だと解釈してるんです。余計なことですが、はい。ほかに御意見は。

委員(待寺真司君)

これ、データがあるのかよくわからないんですけれども、この歯科医師の4人に1人がワーキングプアというのは、例えば大手の総合病院とかの、自治体の病院の勤務医であるとか、あと当然開業医ですよね。お医者さんでもそれぞれの働く立場によって収入も変わろうかと思うんですが。こういうのはあれなんですか、データベースでどこか医師会か何かが持って、こういう4人に1人というような。それでワーキングプアの段階がね、通常一般の生活レベルで言うと年収200万円以下でね、過ごすというのがそういった対象になろうかと思うんですが。本当に勤務医で歯科医師で、あるいは開業医でそういうような状況に置かれてるのかっていうのが、若干ちょっと私は、現実に4人に1人ってかなりの量だと思うんですよね。その辺が町としてデータとしてどこかでつかめるものなんでしょうか。

保健福祉部部長(石川恵一君)

今、委員言われたように、所得っていうのがどこまでを言うのかというのがあります。生活水準というのは個々で違うわけですから、どこを基準にしてこのワーキングプアと言うのか、そこからまず調べていきたいと思います。県外にどこそこって今頭の中で聞くところは浮かばないわけですけども。まずは国保連合会に当然レセプトが入ってきますので、そこでもってどのぐらいの件数があるという中でもって、平均値が出てきます。平均値より少ないところが、当然診療報酬が少ないわけですから。ただ、自由診療がありますから、自由診療については保険できかなくても自由診療でもって多ければ、当然それだけ収入が多くなると。そういう部分があるので、どこを調べていいかっていうのは、今、明確ではわからないですけれども。ちょっと当たってみたいとは思います。

委員(待寺真司君)

ちなみに一つ数字を、この間の決算で聞けばよかったんですけど、そのときこの話題が頭に浮かばなかったんで。今、町が国保で診療報酬として支払ってる分で、医科と歯科の割合。金額とか割合、どの程度でしょう。

健康増進課課長(稲子典義君)

資料で出させていただきます。

委員(待寺真司君)

わかりました、お願いします。

保健福祉部部長(石川恵一君)

後で正確な資料をお出ししますけども、件数、ちょっと手元に控えてきましたので、それだけちょっと言います。19と20、2年間分持ってます。医科については19が8万3,811件、それで歯科が1万7,580件、調剤が4万7,099件。20年度につきましては医科が8万5,217件、歯科が1万8,525件、調剤が4万9,305件ということで、すべての面で19年度よりも伸びているという状況になっています。後で正確な資料についてはお出ししたいと思います。

委員長(阿部勝雄君)

資料をじゃあお願いします。ほかにありますか。
(「なし」の声あり)
自席からちょっと質問したいんですが。ここでよく言う保険に適用するあれをって、全部をって言ってるんですが。保険で適用する範囲がふえたということはありませんか。わかりませんか。わからなきゃわからないでいいです。

健康増進課課長(稲子典義君)

ちょっと把握しておりません。

委員長(阿部勝雄君)

はい、わかりました。

委員(森勝美君)

陳情項目の1の中にね、医療費の総額を拡大して、自治体病院とか公的病院や診療所が存続できるようにということですけど。これ、最初のほうの歯科医師の4人に1人がワーキングプアと考えると、こういうところに勤務している医者の割合ということかしら。それとも開業医も含められた数字ということというのが、この4人に1人のワーキングプアという考え方の。この辺があいまいなんですけど、どのように。ここの提出された方に聞かないとわからないことかもしれないんですけれども、ここに1番のところに限定したところがちょっと何か意味があるのかなっていうように思ったんですけど、余り考えなくていいことでしょうか。

委員長(阿部勝雄君)

回答できますか。森委員、続けて。

委員(森勝美君)

要するにね、開業医も含めてのことならこれで納得できるようなんですが、でも自治体病院と公的病院や診療所のみの…が存続できないというところが、ちょっと引っかかるんで。開業医はどこかほかに。(「健康増進課に聞いたってわかんない。」の声あり)そうね、どうしてって提出した人に聞かないとね。

委員長(阿部勝雄君)

申しわけございません、私が答えるのも変ですけれども。一番のあれは医療費総枠をふやしてくださいっていうのは、国の負担、いわゆる国庫補助の分をふやして全体の枠を広げてくださいっていって、ですから単なる開業医だけじゃなくて、病院も、いわゆる医療費にかかる総枠をふやせって言ってるんだと思います。ですから国の負担がもっとふやせと。当然のことながら、ふやしてって書いてありますんで、国の負担をふやすようにというのは、全部を含めて、ね。開業医だけの歯科医師って、こういう狭い考えではないというふうに解釈したほうがいいんではないかと思ってます。ただ、出してあるのは歯科医として代表して出してありますけど、言ってる内容は医療費全体の枠を広げてほしいという意味だととれるんではないかと私は考えてますが。これは提出者じゃないんでわかりませんけど。そうとるべきではないかなと私は思いますが。
よろしければほかにどうでしょうか。よろしいですか。それじゃあ職員の方、御苦労さんでした。ありがとうございます。
じゃあ暫時休憩いたします。(午前10時33分)

委員長(阿部勝雄君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時33分)
この陳情の討議、御意見伺って。

委員(守屋亘弘君)

さっき私が質問したことと関連するんだと思うんですけれども、ここの上から、陳情の趣旨の上から5行目に「歯科低診療報酬政策に端を発した」とありますよね。だから歯医者さんに対する診療報酬が低いという意味ですよね、ここは。

委員長(阿部勝雄君)

この人言ってるのはそうでしょう。だと思います。

委員(守屋亘弘君)

そうですよね。それでさっきの陳情項目の1番で、これは委員長もいまさっきおっしゃったように、全体の話でしょう。

委員長(阿部勝雄君)

だと思います。私はそう思います。

委員(守屋亘弘君)

趣旨がね、ちょっと申しわけない、いろいろてんでんばらばら。医療全体の話も絡んでるし、歯科医師に対する報酬の問題も絡んでるし、その辺ちょっと整理してもらったほうが一番楽だと思うんだけど。もう出されたもの、これ整理しろっていったって無理な話だから。それでほかの、どうせ私が余り好まないんですけれども、当然ながらほかの自治体にも出してると思うんですよ、神奈川県のね。

委員長(阿部勝雄君)

ほかの自治体へも出してるということ。

委員(守屋亘弘君)

多分この陳情自体はね。だからきょうのところはいろいろまた資料もお出しいただけるというような話ですから、ちょっと継続でいかがなものかと私は考えますが。

委員長(阿部勝雄君)

今の、事務局にあれなんですが。近隣でもこれ出てるだろうと言われてるんですが。もしあれでしたら、入手してるんだったら、今言っていただくと、もしそうだとしたら調べておいていただきたいんですが、よろしいですか。

委員(待寺真司君)

私も今、守屋委員が言うように継続で今回はいいと思うんですが。資料もいろいろと私のほうからもお願いしたいのがありますので、その辺見ながらまた審議できればと思うんですが。ただ、やはりこの陳情項目がね、ちょっと整理がされてないのと、あとやっぱり4番目にいきなり後期高齢者医療制度の廃止と、これ、問題としてですね、ちょっと一つの陳情書で片づけるには無理があるんじゃないかと思いますんで、その辺、陳情出された方にこの継続の間にですね、ぜひその整理をしていただいて。やはりこの1、2、3は歯科と医療費総枠の中で一つの結論にね、結びつけてもいいかと思うんです。この4番はこの陳情一つで、じゃあ賛成ですよ、反対ですよというのは、ちょっと難しいかなというふうに私自身はちょっと思ってますので。その辺また事務局、あるいは正・副委員長等で陳情提出者と、もしそういう機会があれば話し合っていただきたいのと。あとまた近隣もね、どういう対応してるのか、ぜひ次回までに調べておいていただきたいということで。きょうは継続でお願いしたいと思います。

委員長(阿部勝雄君)

このあれでね、歯科に関係する単なるだと3番だけなんだよね。そのほか全部を…(私語あり)変な話ですけど、2年前に全く同じ人が歯科医師を。そのときには患者負担の軽減、よりよい歯科医療ができるように、普及した医師の技術の保険すべてとか、こういう全くそこの歯科だけのあれで限定した内容だったんだけど。相当この人は心広くしたのか、医療制度全体にわたって、一つだけ保険に入れ歯っていうのが出てるんでね。ちょっとあれなんですが。これをでもね、ここへ電話して聞いてもという気もしますけど。
皆さん、継続して、特に4番のね、今、年寄りの後期高齢者医療制度については政府がいろいろ議論してるところなんで、そういう点も含めて継続という声が強いんですが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声多数)
それじゃあこれも継続としていきたい。
先ほど言われた資料を提出していただくのは、議会が終わった後になるかと思いますけれども。それでそのときにまた議論させていただきます。
先ほど待寺委員から委員長と事務局でこの人に電話をしてその内容をと言われたんですが、余りにも大きな話なんで、どうしましょうかと。近隣調べるのは簡単なんですけど。

委員(待寺真司君)

そうですね。例えば総務建設常任委員会やったときに、農協の方の陳情があったときに、先方に出向いて話したこともあったんで。

委員長(阿部勝雄君)

この前あれにごみ特で行かされました。まず一応近隣を調べてみて、あと、政治の動きも見ながら、次回までに。動いてるかどうかわかりませんけど、その間で日程があれしたら、4番目の後期高齢者動いてなくともまた開くかと思いますけれども、今回は継続。はい。
それじゃあ付託された2点については両方とも継続ということです。ここでどうしましょうか、一応締めておいて。じゃあ事務局、今のあれを。

議会事務局局長(上妻良章君)

確認でございます。付託案件でございますけれども。陳情第21-7及び21-11号につきましては、継続ということでございます。それに伴いまして、9日の11時、これ正・副委員長との事務局との報告文案の打ち合わせとですね、13日の10時半から教育民生常任委員会最終文案の、報告文案の打ち合わせということで、一応会議を予定しておりますけれども。それにつきましても現時点ではないということで、これはよろしいか、お願いいたします。

委員長(阿部勝雄君)

はい、それじゃあ付託案件は終わりということで。
2番のその他なんですが。視察の予定を事務局、配っていただけますか。
(資料配付)
いいですか。それでは先日皆さんに一人ひとり日程をといって調整したつもりで、加藤委員についてはちょっと抜け落ちちゃってて、申しわけないことしたんですが。日程を2つとったんですけど、向こうの都合とも合わせて、11月の9日と10日で、場所は長野県の飯田市と岐阜県の郡上市。この2つをということで、ちょっと調整をさせてもらいました。
長野県の飯田市、子供向けの環境活動の教育についてということで、なかなか、子供さんたちが一生懸命環境について大人と一緒になってですけど、そういうのをやっておるということで、ちょっとあれじゃないかというんで、待寺委員なんかからも御意見をいただいて。
郡上市については、健康福祉の取り組みについてという、ことしのあれで小学生以上の医療費助成、これが小学校卒業までかな、引き上げたとか、子育て支援についてのいろんなことをやってるということで、その2点について見学をしたい、視察をしたいということで計画をちょっと立ててみました。日程でどうしてもというのは、よろしいでしょうか。
それで当日は結構早くって、バスで行くようになると思います。思いますじゃない、バスで行く予定です。ここに、役場前に6時15分に集まっていただいて、両方とも。宿泊はホテルルートイン美濃加茂にということで、個室、いわゆるビジネスホテルということだと思います。次の日には一応最後にそのあれをやった郡上市のをやった後に、「いがわこみち」って、道路のわきにこのくらいのダーッと郡上のきれいな水が流れてて、よく上で飲み水に使って、ダイコン洗って、順番に洗濯してとか、いろんなあれで使ってるって、そういう場所だそうですので。その辺は単なる説明は受けられませんけど、通りに見てその辺を見て帰るというふうに計画をしています。そんなところです。
じゃあそのとおりに進めさせていただきます。ありがとうございます。全部終わりかな。よろしいですか。それじゃ、きょうはこれで教育民生常任委員会を閉会…守屋委員、何か。

委員(守屋亘弘君)

葉山浄化センターの現地踏査をお願いしたいんですが。これは下水道事業団が現地据えつけをそろそろしてるころじゃないかと。工事スケジュール表で見ると、10月のおおよそのスケジュールでいくと、機械設備の据えつけ工事、それからその関連する配管工事、それから電気工事で水処理監視制御設備が行われているはずです。

委員長(阿部勝雄君)

担当課として日程を調整させていただいて、現地踏査ということで計画したいと思いますが、いかがですか。皆さん、よろしいですか。
それともう一つ申し上げるんだけど、以前から副委員長から出されていた空き教室。これを本当はパソコンのときと一緒にやろうと思ったら、パソコンのとき、昼休みに行くような形になって、時間とれなくて、それだけ残ってたんですが。今回の決算特別委員会で、空き教室、空き教室って随分、教育長質問まで出る状態だったんで。何か2カ所、運動会の用具を入れてある部屋とか、2つあいて…あいてるっていうか、そういう可能性があるということだったんで。それももしあれでしたら一緒にするとか。次回にちょっと計画したいと思います。今回それも、午前中だから行こうかと思ったんですが。それだけ行ってもちょっと大変かなと思いまして。じゃあちょうど守屋さんが言われる浄化センターと合わせて2つ一緒にするということで、あれと下水道課とちょっと日程調整したいと。

委員(守屋亘弘君)

空き教室の件はいいんですけれども、有効教室と…空き教室と余裕教室、空き教室というのは禁句だって聞いてたことがあるんですけど。

委員長(阿部勝雄君)

変な話ですけど、去年出した資料には空き教室も余裕教室もゼロなんです。だけどことしの資料については、先ほど言われたように、決算特別委員会では運動会の用具を入れてあるのと、何とかに使ってるので2つあると。あるって言えばあるっていうような言い方ね。そういう言い方で教育長が答えてたんで、それを我々がどう判断するかも含めると思うんですよ、現地踏査して。こうすればこのあれは使えるんじゃないだろうかとか、その辺が視察の目的じゃないかな、視察じゃなくて、現地踏査の目的じゃないかなと思って。

委員(守屋亘弘君)

それは大変結構だと思ってるんですけど。言葉の定義、ちょっと確認してもらえますか。

委員長(阿部勝雄君)

でも、そう言われても、決算の特別委員会の質問書の中に、余裕教室(空き)と書いてある。どっちがいいのかわかりません。文科省にはどっちが使えない、空きっていうのが使えない。そりゃそうでしょ。(テープ1-B)有効利用するべきではないかということだったんで、どっちを使ったらいいんですか。我々はでも余裕教室って。じゃあ教育民生常任委員会の意思としては、余裕教室という使い方をすると。
よろしいですか。それじゃ、ごめんなさい。我々のほうが調整をしておかないと、向こうはね、いつでもいいって言うでしょうから、失礼しました。日程のほうを逆にこちらが、いつごろいいかっていうことのほうが。会期中はちょっと大変でしょうね。

委員(待寺真司君)

浄化センターの状況をいろいろ聞いて。

委員長(阿部勝雄君)

じゃあ後で皆さんの日程を聞いて。わかりました。じゃあ私、正・副で。それで皆さんのこの日とこの日あるんだけど、どっちかぐらい、2つぐらいして、できるだけ皆さん、おれ嫌だ、嫌だって言わないで、合わせてください。はい、わかりました。
それじゃ、これにて教育民生常任委員会を閉会いたします。御苦労さんでした。
(午前10時51分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成21年11月19日

教育民生常任委員会委員長 阿部勝雄

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更新日:2018年02月02日