議会運営委員会会議録 平成25年10月3日(1)

開催年月日

平成25年10月3日(木曜日)

開会時間

午後1時02分

閉会時間

午後1時26分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

  1. 本会議での中村文彦議員の発言の取扱いについて
  2. 「消費税増税中止を求める意見書(案)」の撤回及び「来年4月に行われる消費税増税の撤回を求める意見書(案)」の取扱いについて

出席並びに欠席委員

出席7名 欠席0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 横山すみ子 出席
副委員長 長塚かおる 出席
委員 鈴木道子 出席
委員 待寺真司 出席
委員 中村文彦 出席
委員 笠原俊一 出席
委員 近藤昇一 出席
オブザーバー 副議長 金崎ひさ 出席

傍聴者

守屋亘弘議員 土佐洋子議員 畑中由喜子議員 荒井直彦議員 窪田美樹議員

説明のため出席した者の職氏名

なし

会議の書記

議会事務局局長 山本孝幸
議会事務局次長 廣瀬英之

会議録署名委員

委員長 横山すみ子

会議の経過

委員長(横山すみ子君)

緊急にお集まりをいただきまして、ありがとうございます。ただいまから議会運営委員会を開会いたします。(午後1時02分)
お集まりいただいたのは2つの話し合いのことがあるんですけれども、後ほど出てまいりますが、消費税の意見書について撤回と再度の提案ということで、後ほど出てまいります。それからもう一つ緊急にお集まりいただきましたのは、先ほどの本会議での中村議員の発言と議長、副議長あっせん、その後の発言について急遽、議会運営委員会で相談をという議長からの御要請がございました。中村議員、大変申しわけありませんが、御本人のことですので、後ほどお呼びかけするまでちょっと外していただきたいと思います。ありがとうございます。
(中村文彦委員退席)
それでは、全員出ている本会議での流れでしたので、状況についてはおわかりと思うんですけれども、議長から御発言になりますか。それでは議長。

オブザーバー(金崎ひさ君)

大変お忙しいところ申しわけございません。皆様もう既に御存じだと思いますけれども、中村議員の一般質問の内容の件で、それで一度休憩をいたしまして、そして正・副議長と事務局長同席の上に、御本人に陳謝と、それから撤回じゃないですけれども、言い間違えたというふうなことを言っていただくということを承諾していただいたにもかかわらず、開会と同時に撤回は…陳謝はしないということで、再度休憩をいたしまして、もう一度お話し合いをいたしましたけれども、陳謝はしないということでございました。本当に正・副議長としては大変力が足りず、大変恥ずかしい限りでございますけれども、この件に関しまして、一度承諾したことに対して1分もたたないうちにそれを翻すという態度は、私は議長としては見逃すわけにはいかないというふうに思っております。議運の皆様にそのことを少しお諮りをいたしまして、この対応をどのようにしたらいいかということを検討していただきたいと思いまして、お集まりいただきました。よろしくお願いいたします。

委員長(横山すみ子君)

一般質問の発言を前にしての協議ということで、短時間でなるべく終えたいんですけれども、議運の皆様のこの件について御意見がございましたら、どうぞ。

委員(笠原俊一君)

私のね、知り得る限りの中で、訂正をするときには一応陳謝してるんですね。ですから、今後訂正はするけれども謝らないと。議員の議会自体を停滞させたり、あるいは傍聴の方に違った発言をしたということで、議員として、一般常識としても訂正するときにはおわびするのは当たり前だというふうに私は思っています。過去の私の経験からしても、訂正をするときには、大変申しわけございませんでしたと、議長、御迷惑かけました。この件については明らかに私の間違えでしたと、こういう文書の発言をしてるのが過去であったと思うんですね。その陳謝しないで訂正だけ、これを許していいのかということは、ちょっと疑問があるんですけども、事務局長、今までそういったことは許されてるのかどうかね。少なくとも私は議会のルールとして、陳謝して訂正ということが当たり前ですし、それをましてや議長があっせんをしていただいたという中で、訂正はするけれども謝らないぞと、これは葉山の議会、議員としてのあるまじき行為だと私は思ってますので、それが許されることなのかどうかね。過去を含めて事務局、こういったことが、訂正はするけれども謝らないということがあったのかどうかね。少なくとも私の経験ではないということなんで、確認をしたいんですけども、それでいいのかどうかも含めてね。

議会事務局局長(山本孝幸君)

会議録をすべて調べているわけではないんで、突然ですが、私が来た、議会事務局のほうに来てからの記憶だけでは、当然議会をとめたり訂正してるわけですので、謝罪と訂正は一体のものとして行われていたというふうに記憶しております。

委員長(横山すみ子君)

他の委員の皆様、具体的にどのような処置をしたらよいか、御意見がございましたらお出しください。

委員(近藤昇一君)

先般ね、私自身も「ばか」と言われまして、非常に、それでもっておさめるのかどうかというのは、いろいろ考えてはいます。動議という形で本人に反省を求める決議でも上げたほうがいいのかなとも思うわけですけども。ただ、先ほど各派のね、方たちともいろいろ相談する中では、本人にやっぱり一度、もう一度本会議で謝罪させろという、そういうことができるんであれば、そういう方法がね、この議運として一応対応していただければななんとは思ってはいます。それが成功しないのであれば、だれかが動議を出すという形でやるしかないのかなとは思ってますけども。いかがなものでしょうか。

委員長(横山すみ子君)

今の御提案では、議会運営委員会の意思として、正・副議長のあっせんにもかかわらず、それに従わなかったということで、本会議で謝罪をするということを本人に納得してもらう。それができなければ次の手段という御提案ですけれども、これについていかがでしょうか。本日起きたことですので、なるべく本日処置をしていきたいとは思いますが。
(「異議なし」の声あり)
はい、ありがとうございます。それでは、御本人にこのことを伝えて、本会議で本日中に謝罪、先ほどの行為について謝罪をしてくださいということが議会運営委員会の意思であるとお伝えして、御了解いただけなかった場合については、直ちにそれぞれ御提案が出てくると思いますけれども、議長そのような扱いでよろしいでしょうか。どうぞ。

オブザーバー(金崎ひさ君)

できましたら、謝罪をするということを私たち正・副議長で確認をして本会議に臨んだわけでございますので、できましたらばこの議運の中で謝罪文を皆様に決めていただきまして、これが読めるか読めないかということで本人に当たっていただきたいというふうに思います。

委員(笠原俊一君)

全員の中でね、時間的なの、いかがなのかなと。そこまでのはちょっとね。私は今の議運の皆さんが何らかの手だてで、そういうふうにしようよということをゆだねましたので、謝罪文等については、それは議長あるいは議運の委員長の正・副一任をしたいと私は思ってます。

オブザーバー(金崎ひさ君)

事務局はすぐその謝罪文がつくれると思いますので、それを印刷する間だけちょっと待っていただいて、皆様に一応それを目を通していただきまして、これでいいということになれば、御本人に見せて、これが読めるか読めないかということを、そこまで申しわけありません。ちょっと裏切られたことがございますので、私も慎重にしたいと思っておりますので、ぜひそこまでやっていただけたらというふうに思います。

委員(待寺真司君)

その謝罪の内容なんですけれども、本会議で発言を繰り返して、正・副議長あっせんも受けない。それを無視したということに対する謝罪なのか、前半の部分の謝罪なのか、複合でね、あるような気がするんですよ。ですから、その辺が確かに読ませるということをこの議運の中でそれを決定するというのがどうなのかな。本人の意思もやっぱりその辺、確認してからやらないと、つくったはいいけど読まないということになっちゃったら、逆にまた時間もね、とっちゃうなと思うんです。

委員(近藤昇一君)

私もね、先ほどはあっせんの場に同席していて、軽い言葉だから本人もね、納得したみたいだし、少なくともおわびして訂正しますぐらいのおわびの一言ぐらいあってもよかった…言うのかなと思ったら。考えてみればね、鈴木議員のほうからも文章を書かせなきだめよと言われて、ちょっと軽率だったのかなとは思ったんです。そういう面では、私はこの議運の意思としての文章を一応つくって、これだったら皆さん納得するよという文章で、私は長文じゃなくてもいいと思ってるんです。要点さえ入っていれば。それを確認して、本人が読むか読まないかがその一つの判断の基準かなと。ここでもって、わかった、謝りますよなんて、また不遜な態度でね、悪かったよなんて言われてね、謝ったじゃないかってまた言われたら、何なんだよって話になるんで、やっぱりきちっとした文章を本人に読んでいただくというのが最低条件かなと思ってますので、できればこの場でね、確認してから御本人呼んで、今、議運の意思としてこういう文章を本人に、本会議でもって読むことを決めたんだけども、どうなのかということで運営したほうがいいのかなと私は思いますけど、いかがでしょう。

委員(笠原俊一君)

今ね、近藤さんも待寺君も言われた以前に、議長が議長として議運のメンバーにこの場で読んで確認してもらいたいという意思が議長からありましたのでね、それ、もうすぐに言わずもがなで、やるしかないなと思ってます。

委員長(横山すみ子君)

はい、じゃあ作業に入らせていただいて、御指摘のとおり町長に対する行き過ぎた発言というか、その部分のおわびと、それから議長・副議長のあっせんにもかかわらず、議会運営を混乱させたことについておわびするという2段構えでよろしいですか。

委員(近藤昇一君)

ちょっと事務局に聞きたいんだけど、申しわけない。言っていいのかどうかわからないんだけども、本人が嫌だと言った場合に、これは議会運営委員会の決定だと。これに従わないということについては、それなりの処置があるよということは言えるかどうか。解釈として。いわゆる懲罰ですね。

委員(笠原俊一君)

私の考えとしてもね、議運の決定、意思に従わないということであれば、それは懲罰になると思うんですけど、そのなったときに、どこの場所で本人からの弁明というものを聞くのかね。そのタイミングがわからないんですけれども。

委員長(横山すみ子君)

懲罰になれば懲罰委員会を設置しますので、そこでやることになります。その以前として、これが懲罰に…。

委員(近藤昇一君)

いや、だからそれを…申しわけない。できれば今の決定でまとめたいわけですよ。本人、嫌だと言った場合に、そうしたらこういうこともありますよって言っても現実にあるのかどうかね。そんなこと言っても無駄ですよと。対象になりませんと言われるんだったら言ってもしょうがないし。その辺をちょっと局長に見解聞きたかったんです。

議会事務局局長(山本孝幸君)

明確な答えができるかどうかわかりませんけれども、自治法で定めている懲罰は、条例、法律、会議規則等に違反している場合でございますので、議会運営委員会で決めたものが、会議規則上にあればなりますけど、ここで謝ると、例えばいうような議決をして、それに応じなかったからといって、自治法で言う135条に定める懲罰にするということは、ちょっと難しいかなと思います。ただ、事実上の行為として、今言われたように何らかの形で懲罰に…懲罰動議を出す、あるいは全く問責決議、あるいは反省を促す、自覚を求めるといった事実上の議会の機関意思としての決議を出すことは全く問題ないと思います。

委員長(横山すみ子君)

そちらの流れだと思います。それでは、今、書類が来たかな…。(私語あり)謝罪文のモデルをつくっていただいている間にですね、消費税に関する手続に入ってよろしいですか。それでは中村議員に戻っていただきますので、暫時休憩をいたします。
(午後1時15分)

委員長(横山すみ子君)

それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時16分)
ただいまお手元に消費税についての意見書について、近藤議員のほうから撤回と、それから文章変わったものについて提案が出ております。説明を。

委員(近藤昇一君)

申しわけございません。昨日でしたよな…(「一昨日」の声あり)安倍総理が消費税4月にもう上げるんだということを発表しましたので、これまでの文章でちょっと整合性が合わないのかなと思いましたので、改めてこの4月については撤回してほしいという意見書の内容に差しかえたいと思いましたので、前回の意見書案については撤回して、新たな意見書案を提案したいと思いますので、よろしくお願いします。

委員長(横山すみ子君)

まず、撤回についてお諮りをいたします。提案者から撤回の意思が示されましたので、これを認めたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数)
それでは、撤回を議会運営委員会で了承いたしました。
次に、新たな意見書案を提案されるということで、これでよろしいわけですね。はい、御説明、よろしいですか。はい、わかりました。新たな意見書案が出ましたので、扱いは最終日に議案として加えるということで、これについても日程、そのまま入れかえという感じでございますので、御了承をいただきたいと思います。
それでは局長、終わりましたが。中村委員に今までの経過をお話しさせていただきたいと思います。退席していただいて申しわけありませんでした。先ほどの本会議での中村委員の発言と、それから議長・副議長によるあっせんで、謝罪とそれから文言の撤回というのがセットではないかという意見が多く出まして、本会議で謝罪をしていだたくべきではないかという意見が今出ております。議会運営委員会の意思として、このような文言で中村議員が本会議で謝罪をしていただきたいというモデルをお示しして、御了解いただければ本日中の本会議でそのような処置をとらせていただきたいと思うんですが。まだ文言をお見せしておりませんので、判断難しいかと思うんですけれども、流れとしてはそのようなことになっております。これ、まだ間に合いませんので、休憩いたしましょうか。流れとしてはそのようなことになっておりまして、後ほどお話をさせていただきます。5分ぐらい…すぐにモデルの文章がまいりますので、中村議員、ごらんいただくようになると思いますが、暫時休憩をいたします。5分間ぐらいですね、休憩をさせていただきます。(午後1時20分)

委員長(横山すみ子君)

休憩を閉じて議会運営委員会を再開させていただきます。
(午後1時25分)
ただいまお手元に、皆様のお手元にモデル文といいますか、謝罪文をお配りさせていただきましたが、何か…誤字ございましたね。3行目のところですね。3行目のところ「その際、皆様におわびしなかったことは」と「に」が余計な文字が入っておりますので、これは削除いたしますけれども、議運の皆様、そして中村委員、いかがでしょうか。(「納得できません」の声あり)納得できません。受け入れることができないという意思表明がございましたので、この件については本人がこの謝罪文を受け入れることができないということで…となりました。
それでは、議運、緊急にお呼びかけいただきましたのはこの2つでございましたので、終了させていただいてよろしいですか。(私語あり)それでは議会運営委員会はこれで終了させていただきます。ありがとうございました。(午後1時26分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成26年1月9日

議会運営委員会委員長 横山すみ子

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更新日:2018年02月02日