議会運営委員会会議録 平成20年6月25日

開催年月日

平成20年6月25日(水曜日)

開会時間

午前10時04分 

閉会時間

午前10時26分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

議会第2回定例会の運営について

出席並びに欠席委員

出席8名 欠席0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 佐野司郎 出席
副委員長 伊藤友子 出席
委員 土佐洋子 出席
委員 阿部勝雄 出席
委員 加藤清 出席
委員 待寺真司 出席
委員 中村常光 出席
委員 守屋亘弘 出席
オブザーバー 議長 笠原俊一 出席
オブザーバー 副議長 金崎ひさ 出席

傍聴者

山梨崇仁議員 近藤昇一議員 畑中由喜子議員 森勝美議員 鈴木知一議員 鈴木道子議員

説明のため出席した者の職氏名

なし

会議の書記

議会事務局局長 上妻良章
議会事務局次長 山本孝幸
議会事務局局長補佐 高橋孝行

会議録署名委員

委員長 佐野司郎

会議の経過

委員長(佐野司郎君)

御苦労さまでございます。全員そろっておりますので、議会運営委員会を開かせていただきます。(午前10時04分)
お手元の次第によりますと、付議案件、議会第2回定例会の運営についてと書いてありますけれども、内容につきましては先ほど議長が申しました差しかえに関する件と、それから陳情が1件、要望書が1件、そして討論の仕方についてのこういう提案が1つということでございます。
差しかえについては、議運でそれを受けるかどうかという決めるべき問題ではありませんけれども、そのことについて議長から報告を、預かりになっておりますので、報告をいただいて皆様の疑問あるいは御意見を伺っておきたいということで、ひとつその差しかえについての質問についての提案はございますので、よろしくお願いいたします。
それでは、差しかえについての経緯について、議長お願いいたします。

オブザーバー(笠原俊一君)

昨日、4時過ぎですか、副議長さんと議長室にいたところに、総務部長さんから打診がありまして、町長からこの既に4号で出されております景観計画ダイジェスト版リーフリット及び冊子印刷代76万2,000円、これについて取り下げをしたいというお話がございまして、町長みずから、その後、町長さんが差しかえをしたいということであれば、議会はそれに対していいか悪いかという審査するのが議会でありますので、ということであれば、いたし方ありませんねという話をさせていただいて、急遽町長のほうも議長室に見えまして、こういう形で差しかえをしたいと。しかしながら、その町長が差しかえをしたいという前日に、山梨議員あるいは近藤議員の一般質問がございました。その整合性がありますので、特に議会に対して既に配られているものについて取り下げをするということは、議長のほうから厳重に注意をさせていただいたところでありますが、議長室でのことでございます。そこで、当然今後の対応ということになろうかということで、きょう議運の委員長さんにお願いをいたしまして、急遽、議会運営委員会を開催をしていただいたと、こういう段取りでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。

委員長(佐野司郎君)

ということでございます。それで、取り下げに至った理由についての御疑問等たくさんあると思いますけれども、それはまたこの次に諮らせていただきまして、まず最初に取り下げられたということについて特別何か御意見あるいは注文等ありましたら、お伺いしておきたいんですけれども。取り下げが無効になるということはありませんけれども、一応御意見があれば伺っておきたいと思いますけれども。公式の記録に残りますので、どなたか何かありますでしょうか。よろしいでしょうか。

委員(土佐洋子君)

山梨議員の質問に対しての町長の答弁と違っておりますので、町長から謝罪をいただけるように、議長からお願いできたらと思います。

委員長(佐野司郎君)

議長もその旨、既に議長室では述べておりますけれども、改めて本会議でそういうことになろうかと思います。議長、よろしいですね。他に、よろしいですか。

委員(伊藤友子君)

今、土佐委員がおっしゃいましたけれども、やっぱり議会が始まりましてね、既に一般質問の材料にも使われたこともあるし、それから議会に対して大変に軽いというか、今までにないような議会軽視が続いています。ですから、今回陳謝というのをですね、やっぱり公式記録、議事録にしっかり残していただくために、議長席から町長にですね、本会議の席上で謝罪と、二度とこのような、御自分でもってこれ出してきたんですよ。それを本会議始まっている間に抜くというのはね、とんでもないことだと思うんで、その辺、きつく議長からおっしゃってください。二度とこういうことがないようにということをつけ加えていただきたいと思います。

委員長(佐野司郎君)

議会軽視という言葉を使うかどうかは別にいたしまして、軽いことで扱うということについて、注意を喚起してほしいということでございますし、それから二度とこういうことが起こらないように、職員との連携も密にしてほしいという注文を議長のほうからつけてくれというお言葉ですけれども、議長のお考え、いかがですか。

オブザーバー(笠原俊一君)

全くそのとおりだと思います。既に一般質問をされた方、それに対する返事を自分の糧としながら活動をしているわけでございますから、そういったこともあります。また、議会に対して事前にこういった提案があり、それに対していろいろ研究をされて町のためにどういったものがいいのかと、研究されている方もいられますし、また町民の方々の疑心暗鬼というものも生まれてこようと思います。首長というのは、大変議会に対して車の両輪ということで、いい町をつくるためにいろいろもろもろ提案をしてくるわけですが、それが朝令暮改であってはちょっと困るなということで、私も全く今、御意見をされた方々と同じ気持ちでありますので、厳重に注意をしていきたいと思います。
ただもう1点、きょう5人の方が一般質問を予定をされております。明日がこの議案の審査日ということになっておりますが…ので、ぜひとも議運の委員長さんから皆様方にお願いをしたいんですけれども、この件に対してのいろいろ言いたいということはあろうかと思いますが、明日にしてそれをとっといていただきたいと。きょうはそのいろいろな形の中で、議長からも、あるいは町長からも陳謝、訂正をさせる段取りというんですか、今の皆さんの御意見を伺いまして、これから話をしてまいりますけれども、きょうはいずれにいたしましても、一般質問を控えているという中でございますので、あしたにそのエネルギーをとっといていただきたいと、このように議長としては思っております。以上です。

委員長(佐野司郎君)

はい、ありがとうございました。

委員(守屋亘弘君)

議長におかれては大変労が多いことだと思います。町長の不始末においてね、議場、議会は混乱、大変混乱してると。厳重注意をされたというのは、極めて適切なことであったと思うんですけれども、私も本会議において厳重注意をしたいと思いますが、そういうことでもよろしいんでしょうか。

オブザーバー(笠原俊一君)

もちろん、議会での発言というものは、議事の整理は議長にありますけれども、発言をとめるつもりはございません。しかしながらきょうの議運の流れを読んでいただき、あるいはあした議案の審査がある。また、きょうは5人の方が努力をされて一般質問を用意しているということで、なるべく延刻をしないながらも、もう既に延刻せざるを得ないと私は思ってますけれども、そういう流れでございますので、指摘はそれぞれやりたいと思っておりますけども、きょうのところは少しだけ、当然言っていただいて構わないんですけれども、それを配慮していただいて、またそのエネルギーをあしたにとっといていただきたいと、かように思っております。とめることは議長はできませんので。

委員長(佐野司郎君)

議会としての意思ということで、先ほど議長にお願いいたしました。議員個々の発言権というのもありますので、それは御本人それぞれがお考えになっている。ただ、議会としてはきょう、議長から本会議で行わせていただくということでございます。
先ほど議長のお話にもありましたとおり、その差しかえに至った理由について、皆さんいろいろな御意見とか御疑問あると思いますけれども、議長がおっしゃるように、きょうは一般質問5件ということ、またこの内容については補正予算の審議そのものにかかわるものでございますので、これはぜひ御協力をいただきたいんですけれども、あしたすべて質問をしていただくということで御了解をいただきたいんですけれども、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声多数)
じゃあ、そうさせて…。

委員外議員(近藤昇一君)

先ほど、すいません、代表者会議開かれて、私も出席したんですけども、言い忘れてしまったんで、一言ちょっと言わせていただきたいんですけども。本来こういった事態に関してはね、まず議運に町長が来て一言ね、謝罪すべきだと思うんです。議会運営そのものがやっぱり若干乱れたし、混乱したし。また、議会運営委員会というのは、それだけの権威が議会の中であるはずなんですよ。そういう面で、本会議で当然謝罪するのは当たり前なんですけれども、ここへ来て一言だけでもね、それに対する質疑は、先ほど議長言われたように、あす包括してやるべきだとは思うんですけども、一言ここへ来て、議会運営委員会での謝罪というのは、私、必要じゃないかなと。と思うんですけどね。あと、委員の皆様の御意見でいいんですけど。すいません、先ほど言い忘れましたので。

委員長(佐野司郎君)

という委員外議員の方から御意見をいただきましたけれども、委員の皆様、ここへ来て謝罪を受けるべきだとお思いになりますか。今回はこれで本会議の謝罪あるいは釈明で異議はないかとお思いになりますか。これは本当に近藤議員のおっしゃるとおり、皆様の御意見どおりということでございます。いかがいたしましょう。そういう御発言ありましたけれども。

委員(阿部勝雄君)

控室に行ったときに、議運に来て最初謝ると私は勘違い、聞いていたんです。で、ここに行ったら、議長席と言ったもので、私、あれと思っていたんですが。そういうふうに団長会議で決まったのかなと思って黙っていたんですが。本来、一番先にここへ来るのかなと思って、じっと待っていたんだけど、終わりそうなんで。私も本来ここでやっていただいて、一言でもその釈明というか、謝罪だけでもするべきだろうなという感じはします。大きくやっぱり、言っちゃ悪いけど、私の一般質問がどうなるのかなと思いながら(笑い)、議会を大きくね、狂わせているものですから。そういう謝罪はすべきだなと私は思っていますが。

委員長(佐野司郎君)

謝罪すべきであるという本筋論はそのとおりだと思います。ただ、今回に関しては、そういう申し出を町長のほうにいたしませんでしたので、今から呼んでくるか、来るかと聞いてこなければいけませんので、どう扱おうかということでございます。中村委員、何か御意見ありますか。

委員(中村常光君)

確かに今、副委員長の言われるとおりね、町長の一連のね、今までないことがぽこぽこ起こっているということは事実ですから、今後やっぱり厳重にするんだけど、それじゃ、きょうどうするのっていうと、今、議長も心配されている5人の人がいますし、この謝罪をここでするのか本会議でするのか、そこで何とかね、今回やってもらって、済むのかなと。だから、本会議で謝罪するのかしないのかというのは問題ありますけれども。ましてや、きょうやって、あしたまた質問してどうなんだというのは、やりとりできるわけですから。甘やかしちゃうようだけど、きょうのところはあれで、今後はこういうことのないようにしてというんで、厳重に言うようにして、きょうのところは5人やってですね、あしたに持ち越すということがいいんじゃないかと。そこで謝罪するのがいいと思うんですね。ここへ今呼んできて謝罪しろ、どうのこうのといっても、また本会議でやらないわけにいかないんだろうと思う。

委員長(佐野司郎君)

ですから、議事録残りますので、本来については当然、真っ先にここに、議運の委員の皆様に運営を乱してすいませんという謝罪があるべきだということは明記いたしまして、今回に関してはちょっとそれを議長のほうも突然なことで、そこまでまだ申し入れてありませんでしたので、時間も惜しいということで、今回は本会議と明日の質問でそのことについて皆様の御意見を徹底していただきたいというふうに委員長裁断に近いですけれども、それでお願いできませんでしょうか。
(「結構です」の声あり)
じゃあ、そういうことにさせていただきます。近藤議員、そういうことで、ありがとうございました。
それから、次に移ります。陳情が出ております。「〈協同労働の協同組合法〉の速やかな制定を求める意見書」採択を求める陳情ということでございまして、これに関しては緊急かつ町内の方の陳情については、なるべく定例会内で取り扱うという申し合わせがあるんですけれども、これはそこまでは必要ないだろうというふうに考えまして、本日決めさせていただきまして、休会中の審査に、どこかに付託をしたいというふうに考えて…閉会中です。言葉間違えました、すいません。閉会中の審査としてどこかに付託をしたいと考えておりますけれども、内容については読みますか。いいでしょう。皆様、ちょっと目を通していただいて、どこに付託したら適当だと思いますか。

委員(阿部勝雄君)

これは今、これから協同組合法の制定をということで、法制定なんで、私は当然総務だと考えております。

委員長(佐野司郎君)

私も、自分の意見言っては何ですが、そう思っておりますので、それでよろしいですね。じゃあ、総務に付託をいたしますので、閉会中の審査を総務委員長、よろしくお願いいたします。
それからもう1点、先ほどの差しかえにかかわることではあるんですけれども、景観計画2008(案)の見直しに関する要望書というのが出ております。これは本日でも皆様の机上に配付したいと思いますけれども、御了承いただけますでしょうか。
(「異議なし」の声多数)
それでは配付をさせていただきます。
それから、最後になりますけれども、今回の補正予算に関する賛成、反対の討論につきまして、何か会派長会議で提案があって、議長がそれを心得ているそうなので、皆様にお諮りしたいということでございますので、議長のほうから提案を兼ねて説明をお願いいたします。

オブザーバー(笠原俊一君)

今までですと、この補正予算というのは案件まとめて一括の討論だったんですね。ところが、今度は議案ごとに細分化したほうがわかりやすいということがございますので、今回はぜひともグロスの賛成討論、反対討論じゃなくて、案件ごとのというんですか、それの一括ごと、1項ごとの賛成、反対の討論にさせていただきたいというふうに思っております。詳しくは事務局のほうから説明をさせます。

委員長(佐野司郎君)

案件というのは、一般会計、特別会計という、議案ごとということですね。事務局長、お願いします。

議会事務局局長(上妻良章君)

ちょっと簡単に説明をさせていただきますけれども、大枠は今、議長のおっしゃったとおりで、本来、採決は単独採決でございますので、案件ごと、今回にすれば一般会計、特別会計ごとの採決になり、その都度の討論になるのが…なる形だと思っております。今まではですね、流れといたしまして、グロスの審議の中で、討論もグロスでの審議、あと採決に関しては当然個々にやっておったんですけれども、今後いろいろ形として想定がされる部分で、やはり変化球が出たときに対応も含めましてですね、本来の形、各会計ごと、議案ごとの討論、採決をしていただければというふうに思ってお願いしているところでございます。

委員長(佐野司郎君)

何か質問、御意見。

委員(阿部勝雄君)

討論を別々にするって、今までと何が変わる…何でという気が。我々はそういうふうにして、この議案の中身、議案の題を読んで、これとこれとこれには賛成、これとこれには反対だとか、そういう言い方をして討論をした記憶はずっとやってまいりました。今回これを変える必要性というのは、どこにあるんですか。

オブザーバー(笠原俊一君)

すいません。もう少しわかりやすく言いますと、今、阿部さんが全く言ったとおりで、これとこれについては賛成、これとこれについては反対ということで、一括の討論をしていたんですけれども、ただし採決の段階では1件ごとの採決ということでよろしかったんですけれども、話を聞いていると、今、阿部さん…例えば阿部さんが発言をしたどれとどれが賛成で、どれとどれが反対かという、聞いている人にはわからないということと、もう一つ、これから広報の関係も出てきますので、1件ごとにきちっと反対、賛成が明確に討論がわかって、記録も残るという形のほうがよろしいと思いますし、また議長に当たりましては、口述のものが非常に紛らわしい部分が出てきますので、そういったもろもろを考慮したときに、これからの新しい議会を目指していくときには、やっぱり1件ごとにきちっと討論をして、これは反対、これは賛成とやったほうが明快であろうということで、今までこういう補正のときにはなかったんですけども、そういうやり方をやっていきたいなと、こういうことでございます。

委員長(佐野司郎君)

要するに、今までと…今まではグロスで賛成か反対かということでやってきたのを改めるということが1つと、もう一つは、わかりやすいということだろうと思うんです、提案の理由は。これは会派長会議で出たお話だということなんで、議運に預けられたことでございますけれども、それでいけないかなという話。

委員(阿部勝雄君)

今、補正だからという言い方をされるから、これだけに限ってというふうに聞こえるんですよ。今までと、その理由だったら、ずっと同じですよね、どれでも。そういうふうに今後変えますよというんだったら、これはそれで私は結構だ、そのほうがありがたいなと思いますけど、補正だからという言い方をされると、これだけ変えるのかなと、こう思ったものですから聞いてるんですが。

オブザーバー(笠原俊一君)

言葉足らずですいません。議長の私案ということで、今回補正にぶつかっていますから。また、これがいいよということであれば、次に。ただし先例とするべきじゃないな。今、私が思ってるんですけどね。ただ、会派長の会議では、これ、先例にしてもいいんじゃないかという意見が出てるんですけども、何しろ初めての目論見ということで、いいか悪いか、きちっとやってからまた皆さんの判断をいただいて、次の9月の議会でもこれがやっぱりよかったよということであれば、それを踏襲していきたい。ちょっと反応を見ながら進めていきたい。初めてのことだということで失礼いたします。そういうことでスタートさせていただきたいと。

委員長(佐野司郎君)

ちょっと会派長会議を聞かせていただいたんですけれども、そういう意見がございまして、これは決算も予算もやるべきだというふうな提案もありました。ただし、制度として議運で決定するには、きょうちょっと間に合いませんので、これはまた後日改めて議題として、議運の議題として取り上げたいと思いますけれども、今回とにかく一応やらせていただきたいということで、御了承を得ろということでございますので、よろしいでしょうか。
(「了解」の声あり)
そういうふうなことで、試みを含めましてやらせていただきたいと思います。
これをもちまして議運を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。
(午前10時26分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成20年8月19日

議会運営委員会委員長 佐野司郎

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更新日:2018年02月02日