議会運営委員会会議録 平成20年5月23日

開催年月日

平成20年5月23日(金曜日)

開会時間

午前10時00分

閉会時間

午前10時57分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

1)議会第1回臨時会の運営について
2)その他

出席並びに欠席委員

出席8名 欠席0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 佐野司郎 出席
副委員長 伊藤友子 出席
委員 土佐洋子 出席
委員 阿部勝雄 出席
委員 加藤清 出席
委員 待寺真司 出席
委員 中村常光 出席
委員 守屋亘弘 出席
オブザーバー 議長 笠原俊一 出席
オブザーバー 副議長 金崎ひさ 欠席

傍聴者

鈴木知一議員 畑中由喜子議員 近藤昇一議員

説明のため出席した者の職氏名

なし

会議の書記

議会事務局局長 上妻良章
議会事務局次長 山本孝幸
議会事務局局長補佐 高橋孝行

会議録署名委員

委員長 佐野司郎

会議の経過

委員長(佐野司郎君)

おはようございます。夏日になってまいりましたけれども、大変御苦労さまでございます。本日はですね、議会運営委員会で議会改革、議会基本条例についてお集まりを願っております。全員出席でございますので、これから始めさせていただきます。
(午前10時00分)
それで、最初にお断りしておきたいんですけれども、せっかく皆さんがおいでになる日だということで、この後、会派長会議をやりたいということで議長のほうから頼まれておりまして、こちらは1年間積み重ねていく会議ですので、午前中に終わるように11時台で終わらせたいというふうに思っております。詰め切れなかったら、この次の機会にまたやらせていただきたいと思っております。(「会派会議も午前中で終わりでしょう」の声あり)終わりになればいいかなというふうに私、勝手に考えておりますけども。午後でも必要なら、私、直接は会派長でないのであれなんですけど。ただ、議長も何か2時から公用が入っているということでございますので、できるだけ時間を詰めたいということでございます。
本日の皆さんに御意見を伺うことにつきましては、そこに次第がありますけれども、議会基本条例の骨子についてということで、この前、2回にわたりまして取り上げるべき骨子について皆様の御意見をいただいてまいりました。阿部委員さんのほうからだと思いますけれども、それについて整理をしておけということで、議会事務局に協力をいただきまして、お手元に「議会基本条例の骨子(意見概要)」というのをつくらせていただきました。事前に配ればよかったんですけれども、ぎりぎりのでき上がりということと、皆様出席している会議での記録ということでございますので、目を通していただければ、短い時間でおわかりになるかなと思って、きょうになってしまいました。おわび申し上げます。これについて、お約束どおり、足すべきもの、あるいは訂正すべきもの、あるいはいろいろな御意見を漏れているものがありましたら、伺いまして、それから、これは委員長から前々から提案させていただいております、これから基本条例をつくっていくわけですけれども、まず基本条例の案文、条例文ということですけれども、たたき台、平たく言えばたたき台を議会運営委員会に示して決めていきたいと思っております。そのたたき台づくりについては、あくまでもたたき台でございますので、大人数でやっておりますとなかなか進行の度合いが遅いということで、会議も開きづらいということでございまして、ごく少人数で事務局の法制的な協力も得まして、たたき台を早急につくりたいと思っております。できたものにつきまして、議会運営委員会を開催させていただきまして、何度かその一つ一つについて議論をしていきたいということを考えております。その案文ができた時点で、最終決定ではなくて全員の議員の方にも説明しなければいけませんし、町民の方にもお示しして意見があればいただかなければいけないと考えております。まずはその案文づくりのたたき台の案文づくりということでございまして、それを後ほどきょう、人員構成の人数とメンバーを決めていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
本日の配付になりましたので、議会基本条例の骨子という整理をしたものにつきまして、15分までお時間をとりますので、お目を通していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。15分まで休憩いたします。(午前10時03分)

委員長(佐野司郎君)

それでは、時間が足りたかどうかわかりませんけれども、一応お目を通していただいたということで、これからもお目を通す時間はあるかと思いますので、再開させていただきます。会議を再開いたします。(午前10時15分)
まず最初に、これをまとめていただきました事務局のほうから、このまとめについて多少御説明したいということがありますので、伺いたいと思います。じゃあ、山本さんでよろしいですか、ひとつお願いいたします。

議会事務局次長(山本孝幸君)

本日お手元に配付させていただきました資料につきましては、一応3月21日に開催した分、その分は議会の権限の手前まででございますが、その部分につきましては会議録が既にでき上がってきておりましたので、皆さんの発言をなるべく要約する形でまとめさせていただきましたので、ちょっと要約の仕方が稚拙な部分もあって、十分意味が通じないところがありましたら、また皆様で御意見をいただきながら直していきたいと思います。
それから、先月の4月の24日にやった部分につきましては、メモ等を中心に再現させていただいておりましたので、まだ会議録ができておりませんでしたので、ちょっと忠実かどうかわかりませんけれども、皆様の発言をメモに基づきましてまとめたものでございます。
なお、基本的な考え方につきまして、(1)、(2)、(3)というのは、委員長が骨子をまとめるに当たり基本的な考え方を述べられたものでございます。それから、*と◎の違いが出てございますが、*につきましては委員さんの御意見ということで、◎につきましては委員長がまとめという感じで述べた言葉でございます。
それから、まとめ方につきましては、議事進行上、大・中・小項目ございますが、小項目ごとに議事進行した部分もございますし、まとめてやった部分もございますので、まとめた部分につきましては小項目、中項目に分けないで、まとめて記載させていただきました。なお、実際に小委員会等で骨子をまとめる…条例案をまとめるに当たりましては、会議録等が実際にございますので、そちらで確認していただければと思います。
以上で、簡単ではございますが、よろしくお願いいたします。

委員長(佐野司郎君)

御協力ありがとうございました。事務局と話し合ったときにですね、取り入れるべき骨子だけを抽出して載せればいいかなというふうに言ったんですけれども、やはり御意見が出ておりますので、例えば反問権につきまして、ほとんどの方が必要ないだろうというような御意見でしたけれども、あえて載せていただきまして、反対意見があったよという記述になっております。そういうふうに読んでいただけますと、どれを取り入れていくべきか、あるいは賛成、反対の意見がどれについてあったか、あるいは皆さんがどうしてもこれは必要だというような御意見であったか、おのずとわかってくると思いますので、たたき台の条文案づくりに役に立つのではないかなと思っております。
話をもとへ戻しまして、2回やらせていただきましたけれども、きょう3回目ということで、もし抜けていては大変なことになりますので、きょうこれを見まして、こういうことについて言っておかなければいけないとか、追加しておかなければいけない、あるいはこう言ったけれども、こういう趣旨ではなくて、こうなんだというような御意見等ありましたら、一つずつやりませんので、一応終わっておりますので、どこでも結構です。指摘をして、何ぺージ目のどれについてということで指摘をしていただいて、御意見を述べていただければ、新たな御意見として取り入れさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、御意見のある方、挙手をお願いいたします。

委員(阿部勝雄君)

全体的にこれやって、これから条文をつくるってあるんですが、条文つくるのは、例えば先ほど言われた反問権があるかないかとかというのは、あるとかないとかつくればいいんですけれども、一番気になっているのは、このあれを討論の場、意見交換の場にするというのがあるんです。これを条文に書いてしまっても、中身がどうなるかということがまず第一だと思うんですよ。だから、条文を書くことはそんな簡単な、討論の場あるいは意見交換の場にするとかって書けばいいんですけれども、中身をどうするかというのが全く議論ないまま条例をつくってしまうと、この前のあれじゃないけど、だれかに実際上、条例あるのに何だということにならざるを得ないと思うんですが、そういうことを議論しないで条文に入ってしまうと、あとは条文のよしあしで議論になってしまう気がするんですけど。その辺をどう考えたらいいものか、私はちょっとだけまだ疑問を持っています。

委員長(佐野司郎君)

ごもっともな御指摘だと思います。反問権を今、例に挙げましたけれども、住民との協働あるいは住民との対話についても、どういうふうに載せるかという御意見、既に出ております。大変住民との距離を保つ、あるいは住民を議会の活動に参加してもらうということは、一義的には皆さん反対はないんだろうというふうな雰囲気でしたけれども、じゃあどういう形でやるかといって、報告会という話になりますと、それはちょっとまずいんじゃないのというような意見も出ております。
ですから、条文にどう載せるかというのは、既にもう皆様の時限でいろんな御意見が出ております。私が事務局と詰めていく中で考えましたのは、あくまでも先ほどからしつこいようにたたき台ですよ、たたき台ですよと言っておりますので、条文の案があったほうが、ここまで書く必要ないんじゃないかとか、あるいはもっと大局的に表現しておいたほうが後々利用しやすいんじゃないかとか、あるいは基本条例というのはそういう…どういう性格のものだとかいう御意見が出やすいかなと思いまして、案文の案が、条文の案が出た時点で、その「てにをは」をとか表現を直すのではなくて、その書き方そのものをもう一回討議したい、御意見を伺って直していきたいと思っているんですよ。そのときに、全体としては基本的には骨子として載せることを採用するんだけれども、表現の仕方によっては全然違ったことになってしまう可能性もありますので、幾つかを読んでいますと出てきているんですね。そこまで書かなくてもいいんじゃないの。基本的にはそういうことが必要だというふうに述べればいいんじゃないのみたいな話もありますし、いや、かなり具体的に述べなければいけないという話も出ていますし、例えば環境について述べよという御意見の会派もありましたけれども、それは前文だとか何かで表現をきちっとしておけばいいことであって、環境についてこういうふうに議会が取り組まなければいけないと、具体的なことはその後の問題だろうという御意見もたしか出たように記憶しております。
ですから、阿部委員がおっしゃること、よくわかるんですけれども、いかがでしょう、条文案を提示してから、その条文そのもの、要するに文章として直すのでなくて、条文のあり方も含めて検討することはできないかなと思っているんですけれども、阿部委員、その辺のお考えいかがでしょう。あったほうがやりいいかなと思って、ざっくばらんに言えばそう思っています。決して案文ができちゃったんだから、小委員会でやったんだから、これはもうみんなでどんどん認めていかなきゃいけないというやり方はしたくありませんので、いつでも必要があればもとへ戻る。もし年度末までに間に合わなくても、これはいたし方ないと。拙速を避けるというふうに考えておりますので、その辺は御理解いただきたいと思うんですが。そのことについてでも結構ですし、ほかの意見でも結構ですけど、何かありましたら。いかがでしょう。

委員(待寺真司君)

非常にこの意見概要をまとめていただいたので、非常にわかりやすく整理されております。それで、きょう各項目についても180度違う意見があったりとか、非常にこれからの調整が大変かなと思いますが、委員長御提案のように、この後どういう小委員会ですか、ワーキンググループが何名で構成されるかわかりませんけれども、その中でそれこそ自由闊達な案文づくりというのが可能になるかと思います。その中で、180度違うものについては条例が2本出て、それをまた議運とか全協に戻して皆さんどうですかというやり方も一つあると思いますし、ここまでまとまっていますので、次の段階、たたき台をつくるという段階に私は移っていいんじゃないかなというふうに思っておりますので、きょうこの後なるのか、皆さんのお考えでその後どうなるのか、ワーキンググループのすごい作業の幅というのは広いなというふうに思いますけれども、それは、そこが正・副委員長を含め、事務局と、それから委員メンバーで力を合わせて、いい形の案文をつくっていければいいかなというふうに思っております。

委員長(佐野司郎君)

案文づくりにかかりましたら、全部出てからというものも当然必要ですし、場合によっては途中で、このことについて意見がかなり分かれているとか分かれるとかということにつきましては、基本的にはみんなでつくるものですから、多数決で決める問題では全くありませんので、全体の合意が得られなければ、それを取り入れないということになろうかと思いますけれども、でも合意を目指す上において調整はしていきたいと思いますので、必要に応じて議会運営委員会も開いていきたいというふうに思っております。
しつこいようですが、もう一回言いますと、全体の議員の方の御意見も、御討議も願わなければいけない。それから、住民の方にどういう方法になるか、これから皆さんに決めていただきますけれども、住民の方にもお示しして、御意見があれば、それについて検討して、それがもっともなことであれば当然変えていかなければいけないというふうに思いますので、まだまだ手間暇かかりますので、ただ進め方において、よその条例を見ながらということではなくて、自分たちの手でつくった案文をもとにして、具体的なものを目にしながらやっていったほうがいいのかなと、これ、私もそうしたほうがいいと言い切れないんですけれども、そういうふうに考えております。そのことについても違うんじゃないのと。もっともっといろんなことを積み重ねていくべきじゃないのということがあれば、皆さんの御意思としてそうしていきたいなとも思っておりますので、忌憚ない御意見をいただきたいと思います。

委員(守屋亘弘君)

ちょっと会派で意見調整しているわけじゃないんだけど、ステップとして、先ほど委員長がおっしゃられた一つの選択肢としてですね、一応議会で条例案を作成したと。それで町民の方々に説明をすると。私の考えとすれば、でき上がって条例化した後に町民の方々に説明したほうがいいのかなと。後先だと随分スケジュールもかなり変わってくると思うんですよね。もし町民の方々の意見を入れるというんだったら、議会も町民会議に諮ってやってくれというのが私は一番簡単だと思うんですが、そうもいかないでしょうから、その辺、ここである程度段取りを決めて、それから条例づくり、条例文案づくりでも構わないと思うんですが、その辺いかがなんでしょうか。

委員長(佐野司郎君)

その辺も委員長としても大変迷って、迷いを持っておりまして、この基本条例って何かなと考えたときに、やはり住民にとって議会って何って、改めて、いろいろあるんですけれども、改めて議会のほうから、こうなんだよと。皆さんもぜひ一緒にやりましょうよみたいな話で、そういう精神をどうやって示すかみたいなものだと…が、その部分が多いと私も思います。ですから、住民にどうやって示すかということで、途中で単なる一つのパフォーマンスとして御意見、こんなのでいかがですか、まだ案ですから、直しますから御意見くださいっていうのが妥当かどうかというのは、本当に考えておりまして、こういうふうにするから理解してほしいというほうが正しいのかなと。守屋委員が言うのも一理ありまして、私にその固まった考えはないんですけれども、なるほどそうかなと、今お聞きしてそう思いましたけれども。ただ、基本的精神は、住民の方に改めて議会というのは我々は皆さんの代表ですよと。議会というのはこういう役割を担っているんですよ、皆さんと一緒にやっていきましょうよ。議会にもっと目を向けてくださいみたいなことなんだろうなというふうに、今までよそのことを見ながら感じたことなんですけれども。それを生かすとすると、どっちの方法がいいかというのはわかりませんけれども、それも皆さんに決めていっていただく。ちょっと無責任なようですけれども、それしかないかなと思っておりますけれども。
いかがでしょう、守屋委員がおっしゃった住民に対する説明と御意見を伺うということの大体の基本的なことを決めてから条文案づくりにかかって、議会でもんだらどうだろうという御意見だと思うんですが、それよろしいですね、意味は。いかがでしょう。そのことについて御意見があれば伺っておきたい。

委員(伊藤友子君)

私ももう本当に基本的に、町民の皆様には議会がこの基本条例を主導して決めて、そしてそれを大体でき上がったところを御説明しないと、行ったり来たりでもって、何が何だかわからない。だれのための基本条例かというと、確かに町民協働の議会運営を行うということが前提になっているのかもしれませんけど、ここはやはり町民の皆様にお諮りするというのは、守屋委員のおっしゃるように、私たちがやっぱり主導権を持って、決めて、あるところまで、できたところじゃないと、やはりいつまでたっても骨子はまとまらないという危険性があると思います。

委員長(佐野司郎君)

今の御意見なんですけれども、このことについて住民の御意見を伺うのは、もちろんあれば当然伺ってもいいんですけれども、ことよりも、これができた後、住民の方とどうやって接触をしていって、住民の方の参加が得られるかというほうが大事なことなのかなという気もいたしますけれどもね。まあ、その辺、難しいと思いますけど。加藤委員、何かおありでしょうか。

委員(加藤清君)

今、委員長が言ってくれたんですけど。伊藤委員それから守屋委員と同じなんですけど、これをつくるときに、町民に聞く会で御意見を伺ってくる。結局、何やってるのという、何にもこっちがたたき台もなくて持って行きますと、向こうから何ていうんですか、議会に対する不満とか、そういうのになってしまうので、やっぱりたたき台をある程度つくりまして、こういう方向でいきたいんだと。それに対しての御意見はと言ったほうが私はいいと思いますので、守屋委員また伊藤委員の方向でいいと思いますので、それで進めていただけばと思います。

委員(守屋亘弘君)

ちょっと、私の申し上げたことは、もう全部条例案として通って、後で報告だと。それで、当然ながらその報告した後ですね、いろいろ御意見があろうかと思うんですが、それは当然、追って改正するとか、その方法がありますから、案を示して、ああでもない、こうでもないやられたら、いつまでたっても終わらないんじゃないかというのが私のちょっと危惧するところなんで、その辺は含めてお考えいただきたいと思います。

委員長(佐野司郎君)

こういうことについて、関心を持たれる住民もある限られた部分になる可能性もありますよね。それはあります。ですけども、ただ始めたときの発想では、条例案づくりを種にして、住民と議会の接触を図りたいという心づもりもあったんです。ですから、何の準備もない段階で住民の方の御意見を伺う。サンドバックになりましたけれども、そういうこともやってみたわけでございます。だから、そういう…これ自体が種だったわけです。だから、それにかわるものがきちっと条文に盛り込まれれば、守屋委員が言うように決まってから我々はこういうふうにしたいと思ってるんだよということで済むかもしれませんけど、その辺が確かに問題点として指摘されれば、私はちょっと整理できないんですけども、いろいろあるかと思いますけども、いかがでしょう。今感じただけのことで結構ですけど、御意見があれば伺っておきたいと思います。

委員(待寺真司君)

確かに守屋委員が危惧されるところもわかりますけれども、でも一方で、やっぱり議会に関することというのは町民もやはり報告会なんかをすると非常に興味を持っている、当然のことでしょうし、町のチェック機関としてどういう活動をしているのかというのは非常に興味を持っているところもありますので、私は素案ができた段階でですね、やはり町の条例とか都市計画決定なんかのいろいろについても、パブリックコメントという手法をとります。パブリックコメントですと全体に案内して意見をもらうと。そこでまたいい意見がある、あるいは参考人として話したい人がいるとか、そういったいろいろな状況もつかめると思いますので、できちゃってから、はい、これですよというのを、この議会基本条例のときは私はやらないで、やはり前段で素案の段階で何か意見を聞く方法、それがこの間やったような議員懇談会のように各地に出向いて行ってね、1条ずつ説明するのがいいのか、それか、もしくは全体として解説文をつけてパブリックコメントをかけるのがいいのか、これは今後の検討課題だと思いますけれども、何かワンクッション、住民の意見をこの中に反映させるという努力を我々はしないといけないのではないかというふうに、この議会基本条例制定についてはそう思っていますので、前段でどこかで住民の意見を吸い上げる機会というのは、設けたほうがいいかなというふうに思ってます。

委員長(佐野司郎君)

迷っていると申しましたけど、両方の見方をして大変申しわけないんですけれども、住民の方にこの基本条例について興味を持ってもらうという行為も、確かに待寺委員が言うように必要なわけでして、でき上がった時点でこういう条例があるよということで示したところで、どういう興味を持っていただけるかなということもあります。パブリックコメントがいいのか、あるいは出向きで、出張の説明会がいいのか、あるいは参考人を何人かお呼びして、我々こう考えるんだけど、どうだろう、どう思っているんだろう、どうお考えになりますかとかということでもいいですし、方法としては3つぐらいなんでしょうけれども、その辺もやったほうが、やらないよりは。
確かに内容的には御意見を伺う会について、基本条例の作成についての貴重な御意見というのはほとんど得られなかったわけですけれども、全議員が住民の前に顔をそろえたということ自体だけで、へえって言われたような、それだけが印象として残ったんじゃないかなという気もいたします。だから、住民の方に、あんなこともするんだという関心を得るだけでもいいかなという気はするんですけれども。確かにいろんなことを言って、そんなの甘いよとか、こうじゃなくて、こういうことも入れるとかと、いろんな意見が出たらどうするんだと言われますと、それも大変困るなということで、はっきりしない委員長の振り分け方で申しわけないんですけれども、待寺委員の言うのも、ああ、そうかなと、聞けばそうかなと。守屋委員の言うのも、聞けばそうかなということに思っておりますけれども、いかがでしょう。これも皆様の意思として、前提として考えておきたいと思うんですけれども。

委員(阿部勝雄君)

最初から町民に打って出られるような中身になっているかどうかというのが、まず疑問を持つんですが。本当にこれ、条文をつくっていって、いろんな議論の中に耐えられるだけの条文で、ここで意思統一できて、本当に町民からいろいろな意見が出ると私も思います。この前の意見聞いたのと同じように、こういうのを入れろ、ああいうのを入れろ、おまえらこういうことをやってるのかと、いろんなことが議論に出てきます。ですから、それを、ここの中でもんでいく中で、町民にどんな…どんなと言っちゃ失礼だけど、いろんな意見出ても、我々はこういう議論をして、こういう結論を得たんだというのが説明できるようにならなければ、どこへ出てもやっぱり、また戻ってきて条文直さなければいけない。そうすると、余りにも、何だ、めちゃくちゃなものをつくって出てきたかということになるんで、ここで議論して、いろんな議論が恐らくこの中から出ると思います、その中身で。それを見て、これでじゃあ打って出られるんじゃないかといったら、その前に持っていってもいいし、町民に例えばホームぺージにしてパブリックするなり何にしてもいいし、出て行ってもいい。その場で決めればいいんじゃないですか。もう少し具体的に、中身がめちゃくちゃなうちに、打って出るかどうかだけ決めておくというのも、ちょっとどうかなという気がするんで、もう少し進んでいって、議論に耐えられるようなものをつくってからにしましょう。

委員長(佐野司郎君)

確かに守屋委員の御指摘で委員長もそうかなと、確かに思って皆さんに御説明したんですけれども、多分、でき上がるものについてですね、かなり栗山町だとか湯河原だとかというものと、そんなに変わらなくなってくる可能性、たくさんあるんです。そうすると、何にもしないで、それをちょっと焼き直してぽっと出せば、まちづくり条例がどうのこうのとは言いませんけれども、そういうことだってあり得るわけです。ですから、私個人としては住民の方に、これだけやったんだよと。やったのについては、いろんなこと出てきたよと。みんな意見を言ったんだよ。で、条文にしてみたら、結果的に取り除いて、ふるいにかけていったら、やはり大して違わないものができたんだよと。ただ、葉山の目玉というのは、これとこれだよというのが入れられればいいかなと思ってるんですけども、その程度だと思うんですよ。ですから、その過程についてね。かといって、議会で統一見解出すのって、大変難しいというの、よくわかりましたし、この間。ですけど、経過については説明できるわけですから、確かにそういう御意見出ましたと。議員の中からも出ましたと。こういうことで、そうしたらこういうふうに考えたらどうだという意見も出ました。結果こうなったんですという説明は、もしさせていただけるなら、したほうがいいかなと思ってますので、今、阿部委員の言ったように、もう少しペンディングしまして、条文案ができて、その中の議論をわきまえた上で説明したほうがいいか、あるいはもうお示しして、悪いところあったら直すから言ってくれというほうがいいのか、それはもう少し先に延ばしたいと思いますけども、住民と接触していきたいなと、最初の予定どおり考えていきたいなと今は思っております。
他に何か、このことじゃなくて結構ですから、御意見がありますか。取り上げるべき骨子としては、皆さんこれでもう全部言ったということでよろしいでしょうか。じゃあ…何かありますか。

委員(阿部勝雄君)

議論の中で、作業部会の中でもまた議論の中でも出てくる可能性としてあると思うんですが、これでいくんだというだけじゃなくて、その場で、もしあれでしたら議論して、組み入れるものもあればという余裕を残したほうがいいかなと思います。

委員長(佐野司郎君)

はい。作業をしていて条文にしていく過程で、またいろんな問題だとか考え方が出てくると思います。そのときは議運に戻していただきまして、御足労でもまたこのメンバーで集まっていただいて、作業部会でこんなことを言ってるんだけど、どうだろうかということを繰り返していきたいと思います。決して急がないつもりでおりますので、もし7分しかできなかったら7分でいいと思うんです。次の2年の方に、またあとの3分を完成してもらえばいいわけですから。ただ目標としては年度末、持っていますけども、決してサボる気はありませんけども、無理をしないというふうに考えておりますので、御意見として、貴重な御意見ですので、伺っておきます。よろしいですか。じゃあ、項目として、これを種にして、たたき台の案文、条文案づくりにかかりたいということで合意したというふうに考えてよろしいですね。
(「はい」の声あり)
じゃあ、そうさせていただきます。
では、作業部会なんですけれども、私はこの委員会の中で、ごく少数で、案文づくりですので、それで決めるわけじゃありませんので、組み立てと案文の書き方の問題ですから、どんな書き方でも出していただいて、これじゃまずいよということであれば、訂正していくということですので、そんな大人数いらないと思いますし、小回りがきいたほうがいいと思いますけども、何人ぐらいか、あるいは…でよろしいでしょうか。今おっしゃった意味で、考えました。確かに正・副と事務局で案をつくってお示しすれば一番簡単なんですけれども、やっぱりそれではね、今度議運のほうでそれについて討議するわけですから、自分が手掛けたものを、やっぱり守りたいという精神は当然働きますので、それじゃ委員長として務めが果たせないという気がしますので、一応違う組み立ての中から出てきたというふうにしたいと思いますので、私は3人選んでいただきまして、事務局を入れて4人、私がオブザーバーで、意見はもうほとんど言わないつもりですけれども、できる限り出席いたしますので、全部で5人というふうに考えております。3人、メンバーの中から選んでいただきたいんですけれども。その中の1人は、やはり副委員長になっていただこうかなと思っております。嫌だと言っても何でも、割り当てです。私、ちょっと体調がすぐれない面もありますので、ぜひお願いしたいと思っております。あと2名、やっていただける方、挙手願えれば。じゃあ、待寺さんと阿部さんと守屋さんの3人のうち、1人…阿部さん、体調、大丈夫ですか。守屋さん、やりたいですか。じゃあ、阿部さんと守屋さんにお願いして、伊藤友子さんと…待寺さん、3人だから、やる…やりたい。(私語あり)いや、いいですよ。副委員長と僕と、じゃあかわりばんこというか、オブザーバーで。(私語あり)じゃあ、中村委員が言ったように、決断いたします。発言の多い方から、阿部さん、待寺さん、守屋さんにお願いしたいと思います。事務局、どうでしょう。助けていただけますでしょうか。よろしいですか。じゃあ、お3人にお願いしたいと思います。(私語あり)じゃあ4人にしましょう。じゃあ4人ということで、この後集まっていただいて、座長というんですか、だけ決めていただいて、きょうは終わりにしたいと思います。できれば、あと日程等全部事務局とその方にお任せしますので、夜やろうが、朝早く、5時起きてやろうが、私は文句言いませんので。万難を排して出れる限り出席いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
じゃあ、そういうことで、事務局よろしいですね。あと、そっちの事務局もよろしくお願いいたします。そういうことで、ほかに何かありますか。骨子については。よろしいですか。じゃあ出てきた時点でまた、きょうは次の日程を決めませんで、小委員会から出てきた時点で、小委員会と話し合って、必要に応じて運営委員会を開催していきたいと思っております。議長、よろしいですか。はい、どうぞ。

委員(待寺真司君)

この小委員会は、会議規則とか、そういう委員会規則とは別で、時間の規定とかどうだというのは特段なく…。

委員長(佐野司郎君)

政治倫理のとき、どうだっけ。

委員(待寺真司君)

正式なあれとして委員会が出すという形でやるんですか。

委員長(佐野司郎君)

阿部部会長だったよね。作業部会の位置づけだんたんだよね。事務局、どうなんだろう。議会の活動とは認められて、例えば災害も補償されるよね。(私語あり)あと何が問題…事務局の制約がなければね、かなり自由だと思うんだけど、いかがでしょう。
休憩にします。(午前10時46分)

委員長(佐野司郎君)

休憩を閉じて再開いたします。(午前10時49分)
休憩中に御意見をいただきまして、委員会の中の作業部会として、記録はとりますけれども、議事録は発行されないということで、なるべく速やかに、スムーズに活動していただきたい、作業をしていただきたいということで、先ほど決めた守屋亘弘さん、阿部勝雄さん、待寺真司さんと、副委員長とで、ぜひ作業をよろしくお願いしたいと思います。事務局のほうからは御協力をいただけるということでございます。

委員(阿部勝雄君)

前にやったときに、全文でき上がってからじゃなくて、途中途中で報告ということがありました。そういう形をどうするのかだけ、ちょっと。全部最後まででき上がってから作業部会としてでき上がりましたよってするのか、例え前文だけだったらここへ出していくのかとか、そのあれだけ、ちょっと聞きたい。

委員長(佐野司郎君)

先ほども言いましたように、どういうやり方をするか、作業部会にお任せいたしますので、例えば1条ずつ文章にしてしまうのか、それともまず組み立てをね、してしまうのかとか、いろいろあると思うんです。それから作業部会のほうでこの時点で議運にかけておいたほうがいいとお考えになるか、それはもう成り行きでいこうかと思っております。というのは、先ほど言ったように、新しい、阿部委員が言ったように新しい何か意見が出たときに、議運に諮ったほうがいいという事態もあると思われますので、そういうときには速やかに開きますと私、答えましたけども、そういうこともありますので、議運のほうは必要に応じていつでも開くというふうにしたいと思います。で、できれば全文そろえてやるのが一番効率的なんですけれども、そういかない場合は、この辺でみんなに諮ろうよということであれば、戻していただければ、副委員長がおりますので、副委員長を通じて言っていただければ、そういうスタイルをとりたいと思います。

委員(阿部勝雄君)

今のあれですと、そういうとるか、どこで報告するかどうかは作業部会に任せるという言い方ですけど、それでいいんですか。

委員長(佐野司郎君)

必要と進行で、作業部会にお任せいたします。全部終わってからでも結構でございます。すいませんけども、ひとつどうぞ、暑いところになりますけども、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、11時ちょっと前ですけれども、きょうの議会運営委員会は、議会基本条例に関する改革ということで、御意見をいただきましたけれども、これで終了させていただきます。はい、どうぞ。まだ締める前ですから。

委員(阿部勝雄君)

この前の町民の皆さんに伺う会の各会派ごとの云々といったのは、その後どうなったのか。意見を出して。

委員長(佐野司郎君)

あのときに意見を提出してくださいということで、ただし出さないというのも、あるいは答えないというのも回答のうちとみなさせていただきますということで、各会派・個人にお願いをしたと思います。で、提出されたんだよね。事務局、その後の説明を。

議会事務局局長(上妻良章君)

一応提出意思といいますか、御回答のあるところからは、アナログ等も含めて御回答はいただいております。

委員長(佐野司郎君)

で、量からいって、まだ決定してないんですけれども、もし町民の方に示せるとしたら、ホームぺージか小冊子をつくる以外にできないんですよね。ちょっと、議会だよりで処理するという量じゃないみたいな気がするんですけれども、いかがでしょう。ホームぺージに載せられますかね。載せられますか。その載せるスタイルは広報特別に考えていただくとして、載せるしか方法ないんですけれども。

委員(阿部勝雄君)

その前に、ここなりどこかに…。

委員長(佐野司郎君)

示しますか。

委員(阿部勝雄君)

ホームぺージにひょっこっと出てから我々見るというわけですか。それもちょっとおかしな話じゃないかなと思うんで、その辺も含めて。

議会事務局局長(上妻良章君)

事務局のほうで、トータルの皆様の御回答としてまとめたいと思いますので、それを一応皆様にも見ていただきたいと思います。どの場で見せるかというところを、ちょっと御検討いただければ。それまでにうちのほうも。

委員長(佐野司郎君)

どこまで見せるって、どういう意味ですか。

議会事務局局長(上妻良章君)

どの場で、うちのほうでまとめた資料をお示ししますので、それをどういった現場でするかということで。

委員長(佐野司郎君)

じゃあ、まとめていただけるということですので、それをどこに提示すればいいとお思いなりますか。ここですか。議会運営委員会にまず出せと。

委員(阿部勝雄君)

議運でやったあれですから、まず議運じゃないんですか。

委員長(佐野司郎君)

そうですか。同時に…。

委員(阿部勝雄君)

みんなに配ってもいいです。議運でね、これをやって、それで各会派でって、全部ずっと議運の話なので、議運にまとまりました。こういう各会派から意見が出ましたというのは、ここにして、それをホームぺージに載せるか載せないかという話で、ここで決めるんじゃないんでしょうか。

委員長(佐野司郎君)

わかりました。まず、それじゃ最初に議運に提出してください。

議会事務局次長(山本孝幸君)

6月の第2回定例会の議運がございますので、6月18日の予定でございますが、それまでに事務局のほうでまとめて、各全議員さんのレターケースに、少なくとも1週間ぐらい前までには入れさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(佐野司郎君)

それを提示された後、議運の開かれたときに、それを改めて広報特別にお願いに参上するかどうかということも含めて考えたいと思いますので、目を通した後で御意見を寄せていただたきいと思います。それでよろしいですか、阿部さん。じゃあ、そういうことにさせていただきます。よろしいですね。ほかによろしいですか。
では、正式にこれでこの会議を終了させていただきます。どうも、お疲れのところ、暑いところありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。(午前10時57分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成20年6月9日

議会運営委員会委員長 佐野司郎

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更新日:2018年02月02日