町の誕生・歴史

誕生

 葉山町は、明治22年の町村制実施によって、木古庭、上山口、下山口、一色、堀内、長柄の6か村が合併して葉山村となり、大正14年1月1日に町制を施行しました。

歴史

 葉山という地名の歴史を尋ねると小田原衆所領役帳の三浦郡内村名の中に当葉山地域は山口、木古庭、葉山、長柄の4か郷村があげられていることからして当時の葉山というのは堀内・一色の総称と思われます。

 葉山の発祥は1,000年近く遡ると言えるでしょう。平安時代の末期に三浦氏の一族が、三浦半島を基盤としてその勢力を誇り、源頼朝が鎌倉に幕府を創設すると、いち早く葉山は将軍をはじめ府内要人の行楽の地となり保養地ともなって幾度となく鎌倉からこの地を訪れたことは古文献にも明らかにされています。

 明治20年頃になると駐日イタリア公使マルチーノやベルツ博士らが葉山の地をしばしば訪れ、気候の温和な風光のよさを認め、自ら別荘を営むとともに多くの人に絶好の休養地であることを広く知らせました。

 明治22年6月には横須賀線が開通したことから、名士の別荘が続々と建てられ、さらに明治27年には葉山御用邸が竣工し名実ともに別荘地葉山となりました。

葉山町の概要

人口(各年10月1日現在)
年別 総数
大正9年 7,558 3,738 3,820
大正14年 8,252 4,071 4,181
昭和5年 9,166 4,595 4,571
昭和10年 9,383 4,672 4,711
昭和25年 15,484 7,369 8,115
昭和40年 17,617 8,353 9,264
昭和55年 28,359 13,706 14,653
平成7年 29,883 14,245 15,638
平成22年 32,766 15,426 17,340
平成27年 32,096 15,117 16,979

歴代町長

歴代町長
初代 伊東春義 明治22年5月7日 ~ 大正14年5月17日 -
2代 鈴木幸次郎 大正14年11月5日 ~ 昭和4年12月16日 -
3代 小林章司 昭和5年12月2日 ~ 昭和18年12月7日 -
4代 川頼源蔵 昭和18年12月17日 ~ 昭和21年11月 7日 -
5代 亀井辰雄 昭和22年4月7日 ~ 昭和31年3月3日 (公選)
6代 守屋光春 昭和31年3月26日 ~ 昭和40年1月31日 (公選)
7代 田中富 昭和40年2月14日 ~ 平成5年2月13日 (公選)
8代 守屋大光 平成5年2月14日 ~ 平成19年12月23日 (公選)
9代 森英二 平成20年1月20日 ~ 平成24年1月19日 (公選)
10代 山梨崇仁 平成24年1月20日 ~ (在任中) (公選)

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更新日:2021年08月31日