消防だより 2022年(令和4年)

消防協力者感謝状贈呈式を行いました

管内で発生した2件の救急救命事案に対する表彰を行いました。

1件目は令和4年1月23日午前11時42分、葉山町一色のコンビニエンスストア駐車場において、安澤栄一氏は喫煙中に倒れた男性を目撃し、状況を確認したのちに店内に駆け込み店内にいたアンドレセン香織氏に119番通報を依頼、アンドレセン氏は迅速な119番通報により的確に現場の状況を伝え救急車の要請を行いました。また同じく現場に居合わせた須藤実氏（救命講習修了者）は傷病者が心肺停止状態であったことから、直ちに胸骨圧迫（心臓マッサージ）による救命措置を実施しました。この3名による連携した対応により救命の連鎖が功を奏し、救命することができました。

2件目は令和4年9月4日午前8時頃、葉山町下山口長者ヶ崎沖約800m付近海上にて居合わせた柏木星詩氏はうつぶせの状態でサップとリーシュコードでつながれた傷病者を発見し、海上から119番通報を行うとともに、付近でボートを操縦していた大森晋太郎氏に救助を求め、2名が協力し傷病者を船内に収容するとともに、柏木氏は傷病者に呼吸が無いことを確認したため、直ちに胸骨圧迫（心臓マッサージ）による救命措置を実施し、大森氏はボートを操縦し砂浜へ向かいました。ボート上で呼吸が再開したことから胸骨圧迫をやめ、砂浜に到着したボートから傷病者を砂浜に降ろし、回復体位をとらせ救急隊の到着を待ちました。この2名の連携した対応により傷病者は一命を取り留めました。
この2件の救急救命事案の功績に対し感謝状の贈呈を行いました。
なお、ボートで搬送した大森晋太郎氏は本町の消防団員であったことから、町政功労者として後日感謝状を贈呈いたします。

「歳末火災特別警戒」の実施について

年末は生活のあわただしさから、火の取扱いがおろそかになりがちです。また空気が乾燥し火災が起こりやすい時期でもあります。消防では火災警戒体勢の強化と防火意識の高揚を図り、火災発生を未然に防止するため「歳末火災特別警戒」を実施します。実施期間中は、消防車両が町内を巡回し、火災予防の広報活動を行います。町民の皆様が安心して新年を迎えられるよう、ご理解とご協力をお願いします。

実施期間

消防本部・消防署 12月25日(日曜日)～12月31日(土曜日)

消防団 12月29日(木曜日)～12月31日(土曜日)

2022年度全国統一防火標語 『お出かけはマスク戸締り火の用心』