熱中症を予防するために

熱中症にご注意を

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いること等により、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)が減少し、血液の流れや体温調節機能に不調が生じ、体温の上昇により重要な臓器が高温にさらされることで発症する病態の総称です。屋外だけでなく室内でも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

気候変動の影響により、国内の熱中症による死亡者数は増加傾向が続いています。今後についても地球温暖化が進行すれば、極端に気温が上昇するリスクも増加すると見込まれています。熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)について

神奈川県内の暑さ指数情報提供地点5地点(海老名、横浜、辻堂、小田原、三浦)のうち、いずれか1か所において、暑さ指数予測値が33以上に達するとされた場合に「熱中症警戒アラート」が発表されます。

熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)について

改正気候変動適応法が施行され、熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)が新設されました。

環境省では、令和6年4月24日から「熱中症特別警戒情報(通称:熱中症特別警戒アラート)」の運用を開始しました。この熱中症特別警戒アラートは、気温が特に著しく高くなり、熱中症による重大な健康被害が生じる恐れがある場合に、環境大臣が発表するもので、神奈川県では、県内の5地点(海老名、横浜、辻堂、小田原、三浦)すべての暑さ指数情報提供地点において、暑さ指数の予測値が35に達する場合に発表されます。
熱中症特別警戒アラートの発表地域では、広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります。自発的な熱中症予防活動を積極的に行ってください。また、家族や周囲の方々(特に高齢者、乳幼児等の熱中症にかかりやすい人)にも見守りや声かけ等を行ってください。また、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更(リモートワークへの変更を含む。)等を判断してください。

熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの運用期間

令和7年4月23日 水曜日 ~ 令和7年10月22日 水曜日

全国の暑さ指数(WBGT)やアラートの情報について

全国の暑さ指数(WBGT)やアラートの情報などの詳細は下記サイトをご覧ください。

環境省「熱中症予防情報サイト」

熱中症特別警戒アラートのリーフレット 熱中症に関する情報

PDFはこちら熱中症特別警戒アラートリーフレット(PDFファイル:817KB)

熱中症は予防が大切です

熱中症は予防が大切

熱中症は、暑さやそれに伴う脱水により、体内の水分や塩分バランスが崩れ、体温調節がうまくいかなくなり、様々な症状が現れます。症状が進むと命にかかわることがありますが、適切な予防法で防ぐことができ、万が一、熱中症になっても、適切な処置で回復することが可能です。予防のポイントを実践しましょう。

熱中症予防のために 熱中症の症状

PDFはこちら熱中症予防のためにリーフレット(PDFファイル:905.4KB)

暑さを避ける

  • 直射日光を避け、日陰を歩くようにしましょう。
  • 炎天下や高温多湿下での作業はできるだけ控えましょう。
  • 暑い時は無理せず空調を利用しましょう。

服装の工夫

  • 襟元を緩め、風通しのよい服装にしましょう。
  • 外出時は、帽子や日傘を使用しましょう。

水分をこまめに摂取

  • 喉が渇かなくても水やお茶などの水分をこまめにとりましょう。喉が渇いた時は脱水が進んでいる証拠です。
    (注意)アルコールは利尿作用があるため、逆に脱水を進めてしまいます。
  • 汗をたくさんかいた時は、スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給しましょう。

日頃からの健康づくり

  • 三食をきちんととり、主食、主菜、副菜のそろった食事を心掛けましょう。
  • 短時間の軽い運動をする習慣をつくり、暑さに慣れるようにしましょう。
  • 睡眠を十分にとり、体調の悪い時は無理をしないようにしましょう。

 

特に高齢者や子どもは注意が必要です

部屋の中でも注意が必要です。

エアコンを上手に使いましょう
 

さらに気をつけるポイント

のどが渇いていなくても、こまめに水分・塩分を補給しましょう

子どもは・・・

大人に比べ暑さに強くありません

汗をかくなどの体温調節機能が未発達のため、身体に熱がこもりやすくなります。

自分では熱中症の予防を行えません

身体に異変が起きても、気づかない事があるため、周囲の大人が気にかける必要があります。

高齢者は・・・

体内の水分が不足しがちです

若年者に比べ体内の水分量が少ないため、こまめな水分補給を行う必要があります。

暑さに対する感覚機能が低下しています

加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。

暑さに対する体の調整機能が低下します

高齢者は身体に熱がたまりやすく、暑いときには若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。

高齢者のための熱中症対策 高齢者は特に注意が必要です

PDFはこちら熱中症予防(高齢者向け)リーフレット(PDFファイル:1.5MB)

外出時、一時的に暑さをしのぐ場所をご利用ください

気温の高い日は、涼しい場所で過ごすことが熱中症予防に有効です。外出時、暑さにより体調不良を感じた際など、一時的にエアコンが効いた施設で暑さをしのぐことができるよう、町では葉山町役場、葉山町教育総合センター(2階)、葉山町立図書館を 「暑さをしのぐ場所」 として開放しています。

葉山町役場
  ・住所        葉山町堀内2135番地
  ・開放時間  8時30分~17時15分(平日)

葉山町保育園・教育総合センター 2階 学びの広場
  ・住所        葉山町堀内2050番地の9
  ・開放時間  8時30分~17時15分(平日)

葉山町立図書館
  ・住所        葉山町堀内1874番地
  ・開放時間  9時~18時
  ・閉館日     毎週月曜日(但し、祝日は開館、翌日以降の平日に振替)、年末年始、特別整理期間

関連情報サイト

熱中症予防情報サイト(環境省)

熱中症予防のための情報・資料サイト(厚生労働省)

救急搬送状況、熱中症予防啓発コンテンツ(消防庁)

普及啓発資料(環境省「熱中症予防情報サイト」)

この記事に関するお問い合わせ先

お問合せ先:町民健康課
〒240-0192 神奈川県三浦郡葉山町堀内2135番地
開庁時間:8時30分~17時00分
閉庁日:土・日曜日、祝祭日、年末年始
電話番号:046-876-1111 ファクス番号:046-876-1717

更新日:2025年04月23日