カラスによる被害対策について
カラスとはカラス属の鳥の総称で、ふつうはハシブトガラスとハシボソガラスのことをいいます。
名称 | ハシブトガラス | ハシボソガラス |
---|---|---|
特徴 |
成鳥は頭の上の羽毛が盛り上がる |
くちばしから頭までが緩やかに繋がる |
鳴き声 | カァカァ(またはガァガァ) | ガァガァ |
生息環境 | 森林や公園 | 草原や川原 |
食性 | 種子や肉 | 農作物や昆虫 |
主な被害 | ゴミあさり | 農作物 |
ハシボソガラスは昔から人里付近にすんでいましたが、近年はハシブトガラスが市街地で増加しているといわれています。
どちらのカラスも、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)」により保護されている野生動物です。被害を防ぐための対策を十分に講じた上で、捕獲しなければ被害を防げない場合に限り、必要最低限の捕獲について許可を受けることができます。しかし、成鳥を捕獲するのは難しいため、追い払いや寄せ付けないようにする対策が現実的です。
かかしや風車、反射材の設置は、一時的に寄せ付けない効果がありますが、すぐに慣れてしまうため、配置を変えたり組み合わせて使用する必要があります。レーザーポインターをカラスの目にむかって照射すると、追い払えるという報告があります。(人やその他の動物には絶対に照射しないでください)
巣を作られた
カラスが積極的に人を襲うことはほとんどありませんが、5~7月ごろの子育てをしている時期は、巣に近づくものを威嚇・攻撃することがあります。雛が巣立つまで近づかないようにするか、近くを通るときは傘をさす(後ろから襲われるのを防ぐため)と、攻撃を回避できます。

どうしても巣を撤去したい場合、卵や雛があると鳥獣保護法の捕獲許可が必要になります。
巣の撤去に関する相談は…
公益社団法人 神奈川県ペストコントロール協会(駆除業者を紹介してくれます。)
0120-064-643
045-681-8585
農作物被害対策

カラスが農地に入れないように、防鳥ネットまたはテグスを張ってください。
- 防鳥ネットは、網目が10センチメートル以下のものを使い、たるまないように張ります(たるんでいると、ネットの外からつつかれてしまいます)
- テグスは、黒く光沢のないものを使い、支柱を立てて1メートル以内の間隔で張ります
- 上側だけ張っても地上を歩いて入ってくるので、周りにも張る必要があります。
落果やくず野菜を放置しておくと餌付けしているのと同じことです。適切に処分してください。

生活被害対策
生ごみをカラスに食べられないようにしてください。
- 生ごみを自家処理してください。(下記リンクをご覧ください。)
- 戸別収集用のごみ箱からはみ出さないようにしてください。
- 指定された日時以外(前日夜など)には排出しないでください。
ベランダなどにとまるのを防ぐには、剣山状の鳥除けやテグスを設置してください。また、上記の追い払い方法を併用するのも効果的です。

電柱や電線の鳥除け・巣の撤去に関する相談は…
東京電力パワーグリット
0120-995-007
電話柱や電話線の鳥除け・巣の撤去に関する相談は…
NTT東日本
0120-116-000
捕獲許可・生活被害に関するご相談
環境課 内線452
農業被害に関するご相談
産業振興課 内線374
- この記事に関するお問い合わせ先
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お問合せ先:環境課
〒240-0192 神奈川県三浦郡葉山町堀内2135番地
開庁時間:8時30分~17時00分
閉庁日:土・日曜日、祝祭日、年末年始
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更新日:2020年10月09日