新型コロナウイルスの感染拡大に対し、政府の専門家会議や関係省庁のガイドを受け、町としての考え方をまとめました。
葉山町では、感染クラスターを避けるための対応である公共施設の利用制限や、団体活動の自粛等について、4月末日まで延期することとしました。
なお、小中学校については、3月25日からは春休みの扱いとし、4月6日に縮小した形で入学式始業式を行うとのことです。校庭開放は春休み期間も継続します。
各小中学校長と教育委員会でその後の授業のあり方などについては議論していますので、方針決定し次第、保護者の皆様へ直接ご連絡をいたします。

町の判断のポイントは以下の通りです。

1、3月23日現在、国内にあっても、日々の感染者数と回復者数では、感染者数の方が多く、収束には向かっていないと考えられる。したがって、オーバーシュート（ある時に突然爆発的に患者が急増すること）をはじめ、医療資源の確保のため、引き続き、感染防止、ウイルスに対する緊張感は保持されるべきと判断する。

2、葉山町は人口の約25%が日中町外に学びや働きに出られる人の多い地域で、観光を含め、人の流動も大きいことから、常時、外部からの感染リスクのある地域である。

3、高齢化率は約32%とやや高い地域である。万が一の罹患の際の重症化リスクを考えると、屋外での距離をとった活動をお願いするべきと考える。

以上のことから、引き続き感染拡大を避けるべく、判断をしました。

ご高齢の方々には健全な心身の保持のため、屋内の簡易な運動や人との交流をしていただきたいのですが、いましばらくは

3つの「密」

1.換気の悪い「密閉空間」

2.多数が集まる「密集場所」

3.間近で会話や発声をする「密接場面」

が重ならないよう感染防止のご協力をお願いいたします。

令和2年3月25日

葉山町長 山梨 崇仁