人×食=葉山の元気(土曜日)

「町長と葉山のはなし~人×食=葉山の元気~」開催結果の概要

「町長と葉山のはなし」の写真

1.日時

平成29年3月4日(土曜日)
午前9時30~午前11時30分

2.場所

福祉文化会館ホール

3.パネリスト

イタリア料理講師・高木奈美、IGES研究員・渡部厚志、町管理栄養士・菊一重宏、商工会会長・栁新一郎

4.参加者

37人

5 内容

(1) 行政報告
【町長】
現在の葉山の行政課題として、待機児童、学校給食センター設置、地域福祉、事業系ごみの資源化・減量化の推進や逗子市とのごみ処理連携などがあります。逗子市とのごみ処理連携につきましては、逗子市の焼却炉から重金属が出てしまったため延期となりましたが、早ければ今年の夏ごろを目指し、再度進めていけたらと思っています。

給食センター設置や学校給食のあり方につきましては、地域や教職員の方々と沢山の議論をいたしました。そしてご意見をもとに葉山町学校給食基本構想を策定し、議案を上程いたしました。現在では、設置場所である葉山中学校下の斜面地の地質調査、測量や造成のための設計について、議会に合意をいただき調査しています。

学校給食では、さらなる地産池消・食育の推進、孤食を防ぎ、栄養管理のための完全給食、アレルギー問題、栄養士・給食作業員と交流する機会や作業現場の見える化に取り組んでまいりたいと考えております。

私が勝手に期待する学校給食への思いなのですが、無添加自然食品の使用、学校給食のための農地があることや、年に1回でも葉山の名産である葉山牛が出ることなど、葉山らしい学校給食を作れたらと思っております。

学校給食に求めるものは、栄養、安全、おいしいです。学校給食を食べた子どもが10年後、どう思うかが大切だと思います。

【意見】
学校給食は委託になるのですか?

【町長】
委託にはなりません。現行の栄養士や給食作業員が引き続き作業をする予定です。

【意見】
お弁当を学校で食べさせたいのですが、可能ですか?また、選択性にできますか?

【町長】
給食でできるかぎり対応し、給食を食べたいと思っていただけるようにしたいですが、今後、話し合いの場を作っていきたいです。

(2) パネリストのプレゼンテーション
食の楽しさ、安全・安心、食育と栄養、地域活性、行政の活動をテーマにプレゼンテーションを行いました。

(3) パネルディスカッション
【柳さん】
農業、漁業や商業が連携しているHAYAMASTATIONでは、それぞれのお店がこだわりを持っており、野菜は市場を通さないので、鮮度はピカイチです。また、葉山野菜も販売しております。こうした地域の団体が連携することが町の活性に繋がっています。

【高木さん】
葉山は食にこだわりを持っている方が多いので、珍しいものや葉山ならではの野菜があれば葉山の魅力のひとつになりますね。

【町長】
農家が持っている休耕地を貸してほしいという声を聞きますが、農家は大切な土地を貸すことに対する不安感が大きいみたいですね。利用希望者が最初から農家の作業に関われば信頼関係が築けますか?

【渡部さん】
農家と消費者の距離が近くなれば安心に繋がりますが、農家がそれぞれ利用希望者を募集すると大変です。農家は本当に忙しいので、利用希望者は行政が仲介すると良いです。

(4) 参加者との意見交換
【意見】
葉山は料理講師が多いので、そういう方たちに学校給食のメニューを作成してもらうのはいかがでしょうか。

【高木さん】
そういった葉山オリジナルメニューを集めてレシピ本になると面白いですね。

【意見】
町内会館などでの給食メニューパーティーや役場の食堂で給食の提供をすると、子どもたちがどんなものを食べているのかがわかるので、面白いと思います。

【町長】
食堂の委託業者に相談してみます。

【意見】
葉山の食材を使った葉山弁当を作るのはどうでしょうか。

【町長】
町内のお店など、皆さんにご相談していく必要があります。

【意見】
学校から離れた給食センターになると、給食作業員と子どもとの関わりが減ってしまうのではないでしょうか。

【菊一さん】
建物のことではなく、子どもたちのことを一番に、子どもたちが食べる給食の内容をどうするかなどを話し合うことが重要だと思います。

【町長】
子どもにとって大切なことを一番に考えていきたいです。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2018年01月31日