外国人サミット 7月16日(土曜日)

「町長と葉山のはなし ~外国人サミット~ 」開催結果の概要

「町長と葉山のはなし」の写真

1.日時

平成28年7月16日(土曜日)
午前10時~午後0時10分

2.場所

しおさい公園 潮見亭

3.出席者

40人(うち外国人15名

外国の文化に日常的に触れる方のこと

4.国

ドイツ、韓国、アメリカ、ベラルーシ、カナダ、ポルトガル、中国、ベリーズ、スロベニア、日本

5 意見交換

【町長】
本日は10カ国にわたる方々にご参加いただいたという貴重な機会ですので、グループワークを通じて皆さんのご意見を多く聞かせていただきたいと思います。

【第1回目グループワーク】外国人・日本人別(5グループ)
日本人グループテーマ「海外のここがよい!」についての意見
[1班]
アジア地域の人はお年寄りを大事するところや英語が浸透しており、共通言語としてコミュニケーションをとれるところが良いです。ヨーロッパ地域は伝統文化を大事にし、そこに時間やお金をかけているところが良いです。

[2班]
困っている人や障がい者の方にも積極的に声をかけるなど、誰にも手を差し伸べるところが良いです。また、休暇が取りやすく、子育てがしやすいところも良いです。そのバックグラウンドを考え、日本でも生かしていきたいです。

[3班]
自分の考えを表現する事が上手いところが素晴しいと思いました。

外国人グループテーマ「日本のここが変!」についての意見
[4班]
日本の変ではなく、違いについて話します。言語の問題だと、日本人の言う「すみません」と言う言葉が、肩がぶつかったときなどに言う軽い謝罪なのか、ごめんなさいという意味で使う重いものなのかがわかりづらいです。「いいです」も同様に、肯定と否定の意味があり、困惑する。「顔色が悪いですよ」は心配しているのか、病状を直接伝えているのか、判断が難しいです。文化のことだと、韓国では親しくなったら家に招きますが、日本人はあまり家に呼ばないところに違いを感じます。

[5班]
「日本のここが変!」というテーマですが、変の概念とは何なのでしょうか。日本人が東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国人をおもてなししたいという気持ち伝わりますが、無理しておもてなししようとしているように感じます。日本の良さを知ってもらうには、ありのままの日本を知ってもらうのが良いです。変なキャラクターを作るなどの無理はしないでほしいです。必要なのは、通訳・翻訳ができることだけでなく、真の文化を理解したうえで説明できることです。

これこそ変なところだと思うのは、日本の運転免許のテストはひっかけ問題が多くて難しいことです。

【第2回目グループワーク】外国人・日本人混合(5グループ)
テーマ「日本のよいところ~葉山ののばすところ~」
[1班]
日本人はあえて外国人のように振舞う必要はないです。おもてなしとは、何でも許すことではなく、Don’tという勇気も必要です。葉山町は3万人が住む町にデザインされているので、観光客がきたところで、受け入れるキャパシティがないのではないでしょうか?世界水準(グローバルスタンダード)を学び、その基準に基づいて町づくりをしていくべきです。

[2班]
気軽に葉山を見てもらうために、ホームステイシステムを充実させることが必要です。御用邸があるので環境を保護し、葉山の景色を残していき、安心・安全な町を維持していく。現在やっている葉山芸術祭や朝市をもっとアピールすることも必要です。

[3班]
皆さん、“葉山病”をご存知でしょうか。仕事をやめて、海で貝を拾ったり、ヨットやセーリングを楽しんだりしてしまうことを言います。葉山の昔の方言で、“ごっちょきるよりふわららせ”という言葉があります。意味は、「一生懸命生きるより、気楽にいこうじゃないか」です。今のままの葉山を変える必要はありません。

[4班]
どこまで葉山を残すか、どこまでおもてなしをするかの線引きをし、ありのままの葉山を経験してもらい、そこから必要なおもてなしを考えるべきです。例えば、観光客などにごみ出しの説明ができるような準備を町民や職員がすること。文字だけでなく、写真や絵をたくさん使用することです。

[5班]
葉山は、安全でごみの分別はしっかりしていて町が綺麗で子育てによいです。また、バスが時間通りに来きます。一方、土地を細かく分けすぎ、過剰包装も気になります。また、中学校給食を導入してほしいです。

【町長】
土地の分割やごみの分別が複雑というお話については、役場も当然課題と感じていることです。土地の分割などについては神奈川県の管轄ではありますが、地域の皆さんとなるべく大きな土地にしてください、マンションもなるべく低くしてくださいとお願いしているところです。ごみの分別もよりわかりやすくすることは大きな課題と感じています。学校給食の話しがでましたが、31年に向けて取り組んでいるところです。また、私の夢ではありますが、葉山の小中学校の9年間で、卒業したときはみんな英語が話せるようにできたらと思い描いています。

2020年オリンピック・パラリンピックには大きな可能性を感じています。葉山を変えないけれども、このチャンスを使って葉山を海外に発信し、子どもたちが海外の人と触れ合う機会としてとらえています。そのために、葉山の良さを守りながらも小さく変えていくことが必要であると考えます。また、併せて役場をより近く感じてもらう機会としていきたいです。

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更新日:2018年01月31日