葉山町学校整備基本構想(令和7年4月)

本町の学校施設は、古いもので築50年を超えており、児童生徒の安心・安全を担保する学び舎である6校すべての施設での老朽化が問題となっています。

一方、学校教育においては、一人一台端末が整備され、学校の授業は大きく変わると共に、社会の変化を痛切に感じるようになりました。令和2年度、学校施設のあり方からはじまった小中一貫教育の検討においても、探究の学習、社会に開かれた教育課程、誰一人取り残さない支援教育など、より社会の変化を意識した学びが重視されるようになりました。

平成29年度に文部科学省が実施した「小中一貫教育の導入状況調査」では、先行して小中一貫教育を実施している多くの市町村が、総合的にはもちろん、学習指導面、生徒指導面、教職員の協働、学校運営面で成果が認められると回答しています。また、施設面では、義務教育学校等の施設計画の推進に関する調査研究報告書(平成30年8月・国立教育政策研究所 文教施設研究センター)によると、施設一体型の満足度が他の施設隣接型・施設分離型に比べて高い結果となっています。また、平成28年の学校教育法の改正では、9年間の系統性を十分確保した教育課程を編成する学校として「義務教育学校」が加わりました。

このような背景から、本町では、「楽校(がっこう)をつくろう!」を合言葉に、学びの変革と学びを通した地域との交流、まちづくりを目指して、新しい時代の学び舎の整備が必要と考え、葉山町学校整備基本構想を作成しました。

近い将来でさえ見通すことが難しい時代だからこそ、教育によって社会を変革し未来を切り拓く力を身につけることが一層求められており、その環境として「こうしてくれてよかった」と言ってもらえるような学びの場をつくっていきたいと思います。

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更新日:2025年07月25日