イノシシの出没にご注意下さい
令和6年7月3日(水曜日)18時頃に、二子山展望台において、ランニング中の男性(20代)がイノシシに遭遇し、突進されたため、防護した際に軽傷を負う事故が発生しました。
詳細はこちら(PDFファイル:390.9KB)をご確認ください。
葉山町から横須賀市・逗子市に広がる「二子山山系」や「はやま三ヶ岡山緑地」、その周辺地域では、イノシシによる農作物被害や目撃情報が報告されています。
このため葉山わな猟の会が捕獲に努めております。
被害にあわないように以下の点に注意し、自衛をしていただくことも必要になります。
イノシシによる農作物被害を防ぐために
棲家(すみか)をなくす
イノシシは警戒心が強く、雑草などが生い茂った場所に身を隠し、周りの様子を伺ってから行動します。また、本来は臆病な性格のため、身を隠せる安全な場所がないと通常は人前には現れません。
そのため、イノシシを近くに寄せ付けないためにも、田畑周辺の雑草類をきちんと刈り取り、生い茂らせないように整備し、イノシシにとって安全な棲家をなくすことが大切になります。
食べ物を与えない
イノシシは犬よりも鋭い嗅覚を持つと考えられています。そのため収穫した野菜などを付近に放置することは、餌付けしていることと同じになります。エサとなるようなものを農地や住居付近に放置したままにしないように心がけてください。
また、散策やハイキングで山に弁当などの食べ残しを放置すると、人間の食べ物の味を覚えて、ごみステーションなどが狙われる可能性があります。山に入る際にはイノシシに十分に注意すると共に、ごみは必ず持ち帰りましょう。
侵入を防ぐ
農地をトタンや金網、ネットなどで囲い侵入を防ぎます。
●ネットは地形を選ばず設置が容易ですが、農作物が見えるとイノシシは侵入しようとするため、イノシシから畑が見えないような柵(高さ1メートル以上)の設置をおすすめします。
●イノシシは重さ50~70キログラムの石を動かしてしまうくらい鼻先の力が強いため、柵の下にちょっとした隙間があると、鼻先を押し込んだり、土を掘ったりして、簡単に侵入してしまいます。そのため地面との隙間がないように設置し、しっかりと固定することが大切です。
●イノシシが嫌がる唐辛子を浸けた水を畑の周りに噴霧することや、夜間はラジオを設置することも有効です。
●カカシに人の汗が染み込んだ服を使用し設置すると、イノシシは警戒心が強いので近寄りにくくなります。
(注釈)イノシシなどの野生生物が出没する環境には、マダニが多く生息しています。マダニが生息していそうな場所では、腕、足、首などの肌の露出を少なくしましょう。
イノシシが田畑や庭先にまで出没するようになると、人への被害が発生する恐れがあります。そのため、ハイキングなどで山へ入る方は特に注意してください。
- イノシシに出会ったら、近寄らずにゆっくり後ずさりしてください。
大声を出すことや急に動くなど刺激を与えると、イノシシが驚いて思わぬ事故につながる場合があります。 - イノシシの嗅覚は特に優れているため、持っている食べ物のニオイを嗅ぎ付けて近寄ってくる場合があります。この場合には速やかに食べ物を体から離して、ゆっくりとその場を離れてください。
- イノシシを追いかけ回すのは絶対にやめてください。興奮して周りの人を襲うなど大きな事故につながる危険があります。
イノシシを目撃した場合は、環境部 環境課(046-876-1111) または葉山警察署 地域課(046-876-0110)まで通報してください。
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更新日:2024年07月05日