ヤスデの発生について
本ページでは、ヤスデに関する情報(生態・対策など)をまとめて掲載します。
本ページの掲載内容は、次のPDFのとおりチラシとしてもまとめています。
「ヤスデが集団発生した場合の対策」チラシ (PDFファイル: 918.5KB)
ヤスデとは?
有機物が多い湿った場所に生息する土壌動物で、落ち葉などの分解に大きな役割を果たしています。
農作物に被害を与えたり、咬む刺すなどして人体に影響を与える虫ではありませんが、集団発生して塀や壁をよじ登ったりする状況が不快感を与えるため、不快害虫として知られています。
※刺激を与えると、シアン化合物を含む臭気を発することがあります。焼いたり、熱湯をかけて駆除することは避けましょう。
町内で集団発生しているヤスデは、台湾原産の外来種「ヤンバルトサカヤスデ」である可能性が高いと考えられています。
ヤンバルトサカヤスデ
ヤスデが集団発生している様子
ヤンバルトサカヤスデの生態
一年間で卵、幼虫(1~6齢)、亜成体(7齢)、成体(8齢)へと脱皮を繰り返して成長します。
成体の体長は3~3.5センチメートル前後です。
同じく大量発生が確認されている静岡県静岡市では、10~12月を中心に亜成体、成体が混在した集団移動が発生し、一部で4月以降にも成体の集団移動が発生しています。
ヤンバルトサカヤスデの卵塊
ヤンバルトサカヤスデの幼虫(1齢)
ヤンバルトサカヤスデの成体(8齢)
ヤンバルトサカヤスデの全国的な分布状況
1983年に沖縄県北中城村にて、日本で初めてヤンバルトサカヤスデの生息が確認されました。その後分布を広げ、1988年には島内のほぼ全域で見られるようになり、1990年には徳之島、1992年には奄美大島、1995年には鹿児島本土でも確認されています。
八丈島、徳島、埼玉、神奈川、高知でも局所的に確認されています。
分布拡大の要因としては、土、落葉、堆肥、植木などとともに卵や幼虫などが生息地から運ばれてくるためと推測されています。
ヤンバルトサカヤスデが発生したら(事前の対策)
ヤンバルトサカヤスデは、一度定着すると繁殖力の強さから根絶することは困難であると考えられています。
このため、生息地から居住地域への移動を防止し、不快感を軽減するための対策「集団移動防止対策」、生息域の拡大を防止するための「広域分散防止対策」を講じることが効果的であると考えられます。
集団移動防止対策
環境整備
暗く湿った場所を無くす
ヤスデ類は、落葉などの有機物が堆積して湿度が高く日光の当たらない場所を好むため、草刈や落葉を除去するなどして暗く湿った場所を作らないようにしましょう。
侵入防止
壁面に滑る材質のものを貼り付ける
ステンレス材、アルミテープ、養生テープなど、滑りやすい材質のものを塀や壁に貼り付けることが有効です。
滑ってヤスデが登り辛くなります。
※塀や壁にテープを貼り付けることで、剝がす際に粘着の跡が残ったり、塗装が剥がれるおそれがあります。ご注意ください。
例:壁面に養生テープを貼付け
例:階段に養生テープを貼付け
扉などの隙間をふさぐ
屋内への侵入を防ぐために、扉などの隙間をふさぐ隙間テープなどを貼り付けると効果的です。
例:テープで扉の隙間埋め
薬剤を使用する場合
薬剤を使用すると、一時的に効果があっても、やがて薬剤が効きにくくなる耐性が生じることがあります。また、人や動植物への影響も懸念されます。
やむを得ず使用する場合には、使用上の注意をよく読んでご使用ください。
ヤスデ用の薬剤を、侵入されたくないところだけに帯状に撒くと効果的です。
広域分散防止対策
土や落葉などの持ち出しに注意する
生息域の拡大は、土、落葉、堆肥、植木などの移動時に卵や幼虫などが付いてくる人為的な要因が強いと考えられています。
ヤンバルトサカヤスデ発生地の土、落葉、堆肥、植木などを移動させることは、分布拡大につながるので注意しましょう。
発生後の対策(除去・処分)
箒ではたき落として集める
箒などではたくと、一時的に丸くなって集めやすくなります。
集めたらごみ袋にまとめて、漏れ出ないようにきつく縛りましょう。
ごみ袋に入れた状態で日光に当てておくと、自ら分泌する毒で自滅します。
ごみ袋に薬剤を入れることも効果的です。
「燃やすごみ」として処分
死滅後、戸別収集の「燃やすごみ」として処分してください。
本ページ作成にあたっての情報提供:静岡県環境衛生科学研究所 神谷貴文 氏
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更新日:2024年07月09日