介護保険制度が施行された年である平成12年10月1日時点で、葉山町の65歳以上高齢者数は6,312人、高齢化率20.1％であったものが、平成26年10月1日時点で9,986人、29.8％まで上昇しており、今後も団塊の世代を中心として65歳以上高齢者数は増加し続けていくと見込まれます。

 しかしながら、高齢者にはこれまでの人生で培ってきた「知識」や「経験」という大きな財産があります。

 地域でお互い助け合いながら、年齢を重ねても可能な限り葉山町で暮らしていける町づくりを行うため、地域福祉活動を推進している社会福祉協議会と協働した取り組みを行うことが重要となっております。

 更に、今後、ますます高齢化が進展していく中、介護保険料の上昇を可能な限り抑制しながらも、介護が必要な状態になった際は、十分な介護保険サービスが提供できるよう、適正な給付管理を行う必要があります。

 このような状況において、本町では、団塊の世代が全員75歳以上となる平成37年度を見据えた上で、「お互いに支え合い、いきいきと健康に過ごせるまち はやま」を基本理念として平成29年度までの高齢者福祉及び介護保険事業の計画目標を盛り込んだ「第6期（平成27年度～平成29年度）高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を策定し、年齢を重ねても葉山町で生き生きと暮らしていける町づくりを行ってまいります。