熱田充克さん
[堀内在住・居住歴50年]
葉山生まれ葉山育ち。
毎日新聞社記者、フジテレビ報道局でパリ支局長、ニュースJAPAN編集長、国際局長等を経て現在はフリージャーナリスト。
02年「薬害C型肝炎」報道で新聞協会賞受賞。
「おかえり」と言ってくれる町
会社勤めをしていた時は葉山には寝に帰るだけ。意識はいつも仕事場でした。会社を退職して、森戸海岸を犬と散歩していて、最初は風景がヨソヨソしく感じたんです。
でも、しばらくすると「ああ、そうだった、子供時代に見た海と一緒だ」と思い出しました。長いブランクのあとで「おかえり」と言ってくれた瞬間でした。
そんな思いを詩にしたんです。知人の箏奏者で、犬の散歩仲間でもある宮西希さんに託したら、すごくいい曲をつけてくれました。
そんな出会いもあるすてきな町がふるさとです。
伝えるということ
ずっとジャーナリズム(フジテレビ報道局)で働いていました。会社組織を離れても、まだまだ伝えるべきことはたくさんあって、報道は私のライフワークです。
あの砂浜で今、子供たちが遊んでいるでしょう?私たちはなんとか、この浜辺を彼らに引き継ぐことができました。
半世紀たって、彼らが大人になった時、今と同じように子供たちが遊んでいる浜辺であってほしい。この町の良さを世代から世代へ引き継いでいく努力は大切です。
ずっとずっと「おかえり」が聞こえてくる町でありますように。
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更新日:2022年01月31日