大橋マキさん

プロフィール

大橋さん

長柄在住、アロマセラピスト、一般社団法人はっぷ代表理事。鎌倉市出身。2児の母。

2001年にフジテレビを退職後、イギリスに留学して植物療法を学ぶ。アロマセラピストとして病院での活動を経て、現在はアロマによる空間演出、デザインを手掛けながら、葉山つながりprojectとして発足したはっぷでは、ガーデニングや植物遊び、季節の手仕事を通じて多世代が混ざり合う場づくりのほか、園芸療法によるシニア世代の健康づくりのお手伝いをしている。

ここには3世代にわたって変わらぬ生活がある

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最初に移住した家は、山に地続きの薪ストーブがある家で、お庭でヤマザクラや山菜を楽しめるほど自然に囲まれていました。

近所に3世代で住む方が、サワガニを取って遊んだり、ノビルをおやつとして食べるなど、三代を経ても変わらない生活をしていることを見て、興味深く、魅力的だと感じ、もっと地元を味わいたい!と強く思いました。

その想いで普段から町の様々な所へ足を延ばしていますが、知れば知るほど場所により歴史・文化・人などのちがった魅力があり、面白く奥深いと感じ、葉山にいたい想いが年々強くなっています。都内にも通えて、こんなに素敵な自然の中で子育てができる。本当に贅沢だと感じています。

季節のアロマで満ちている

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とあるきっかけから町の社会福祉協議会からの依頼で介護のためのアロマの講師をすることになりました。しかし3年間やって分かったのは、シニア層の方にはアロマは身近ではないということ。むしろこの町は見渡すと、ワカメを干す香り、野草の香りなど旬の食にダイレクトにつながる、季節のアロマに満ちているということでした。その魅力に気付いて、アロマセラピストとしても、もっとここでの暮らしや植物を探求したいと思うようになって、多世代参加型の畑サークルを作りました。

そのメンバーのもっと地元に役立ちたいという想いが形になったのが、今のはっぷの活動です。都会がアロマを求めるのは自然を疑似体験するため。しかし季節のアロマに満ちた葉山は、呼吸が出来さえすれば自律神経が整っちゃう環境なんです。もちろん自然の厳しさを感じることもあります。気候変動などの現実をも教えてくれる自然には恩返ししたい、そして子ども達へも受け継いでいくべきだと思っています。

おすすめの場所

【風早茶房】

和と洋が混ざり合った素敵なガーデン。
多世代でつくりあげた互近助ガーデン。

更新日:2020年08月12日