8月21日開催・町民との会議/ワークショップ報告

日時

令和7年8月21 日(木曜日) 19時~20 時30分

場所

教育総合センター研修室

参加者

11名

テーマ

1ごみ

2 教育

3 交通

4 議会/広報

方式

ワールドカフェ方式

次第

1 開会 議会広報常任委員会委員長  山田 由美
2 開会あいさつ 議長 土佐 洋子
3 議員紹介 (自己紹介)
4 ワークショップ ワールドカフェ方式
5 閉会あいさつ 副議長 窪田 美樹

ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

開会挨拶 議長 土佐洋子

こんばんは。第 50 代葉山町議会議長を務めております土佐洋子でござい ます。本日は皆さまようこそいらっしゃいました。この「町民との会議」と いうのは平成 19 年から始まりまして本日で 30 回目となります。このワール ドカフェ方式にした第 1 回が平成 30 年、令和6年度 2 月に行われたのが 2 回目、このときは「ごみ」、「子育て」、「交通」、「公共施設の再整備」 についてでした。そして、今回が 3 度目となるワールドカフェ方式でござい ます。 葉山町議会では、5 月 15 日に招集会議が開かれまして通年議会が始まりま した。この通年議会のメリットといたしましては、いつでも本会議招集でき るということ、災害時などの緊急対応が迅速に行えること、また専決処分が 減る、ということで議会の監視機能が確保されるため、議会運営が充実、活 性化につながることが挙げられます。本日は、「ごみ」、「教育」、「交通」、 「議会・議会広報」の 4 つのテーマで分かれておりますので、皆さまの意見 をうかがえれば、と思います。本日、どうぞよろしくお願いいたします。

議員自己紹介(全議員出席)

議長 土佐洋子
副議長 窪田美樹
議員 三浦大輝
議員 星加代子
議員 笹本貢史
議員 中村和雄
議員 石岡実成
議員 山田由美
議員 金崎ひさ
議員 荒井直彦
議員 笠原俊一
議員 待寺真司
議員 近藤昇一
議員 伊東圭介

●4つのテーマでご意見を伺う

   「議会/広報」「ごみ」「交通」「教育」

●各テーブルに議員を3名ずつ配置

ワークショップ ワールドカフェ方式

【4テーブルでの意見交換】 休憩をはさんで65分

(1)ごみ

~改善すべき点~

●収集日の決定ありきでの説明は、一方的である。

●説明会時の、生ごみ・燃えるごみの想定量がおかしい。

●あらかじめ想定できていたはずの紙おむつ対策が、示されていなかった。

●分別が多すぎ、不便である。

●一連の状況を知る議員が、なぜ追求しないのか。

●業者の入札結果に納得がいかない⇒事業者をしっかり調査したのか⇒町 に対する不信感

●ごみ処理のコストや、処理の流れをわかりやすく示すべき(数値やデータ 開示)

●回収ボックス設置場所を熟慮してほしい。

●町のごみ処理の基本的考え方を周知して欲しい。

●出来た堆肥は(成分上)大丈夫か⇒しっかり消費されるか心配⇒町や議会 に対する不信感で否定的なのでは?

●自家処理した場合のインセンティブの構築が必要。

●資源化か堆肥化か、目標が不明。

●質の良い生ごみを出して貰う工夫をすべき。

●生ごみ、燃やすごみ、不燃ごみ、それぞれの対策をしっかり立てるべき。

●町民をもっと頼り、アイデアや施策を作って欲しい。

 

~良い点~

●ごみのゼロ・ウェイストには賛成。

●葉山町民は、行政の言う通りに真面目にごみ出しする人が多い。

(2)教育

~現状の課題~

●教職員人材確保の困難さ(教員の休職者が増加傾向。採用数が減少傾向に あり、将来的な担い手不足が懸念される)

●働く環境の厳しさ(保護者対応に時間をとられすぎる。それが過労につな がっている。縦割りの仕組みに阻まれ、柔軟な対応が難しい)

●家庭・地域との関係性(保護者が地域とつながっていない。学校、先生と の信頼関係が十分に築けていない)

●歴史教育の不足(近代史についての学びが足りない。SNS の情報に偏りが ある)

 

~改善の提案~

●学校運営・体制の工夫

1.コミュニティスクールの活動を推進(信頼関係構築、地域と学校の橋渡 し)

2.近隣市町との連携を深める(小中学校再編成、給食などの広域課題で)

3.高校誘致の可能性を検討。

●教員の負担軽減策

1.公務支援システムの導入(事務作業の効率化)

2.スクールロイヤーの導入(法的対応の専門家配置)

3.電話録音システムの導入(トラブル対応の公平性・安心感向上)

●基本姿勢として

1.教育に関する課題を金銭面の問題として片付けず、教育の質と環境整備 を優先すべき。

2.実体験ベースで学べる機会を創出すべき。

3.インターナショナルな考え方を取り入れていく必要がある。

4.自ら学ぶ姿勢をサポートすることは大切。

5.探求型学習は推進していくべき。

 

~まとめ~

先生の働きやすさを整える。地域や保護者との信頼関係を強化する。広域 連携や高校誘致など将来を見据えた教育基盤づくりを重視する。

(3)交通

~改善すべき点~

●政策課は、はやまるタクシーの利用が伸びないのは広報が足りないからと 言っているが、そうではない。運行時間・路線や予約手続の問題もある。

●定時・定路線の方が使いやすい。利用も増える。

●定時・定路線とデマンドを時間帯で使い分けるハイブリッド方式の検討も。

●終了時間が早く、帰りに利用できない。

●早朝に運行すれば通学に使える。

●予約するとプレッシャーになる。

●キャンセルの時は、どうしたらいいのか。

●第 1 地区と第 2 地区に、なぜ分離されているのか。両地区間で使いたい。

●居住地区によって利用できない人がいるのは不公平だ。

●お出かけタクシーは PR していないから、利用率が低い。

●パンフレットに載っていても、ケアマネが知らなければ利用につながらない。

●政策課と福祉課で、交通のあり方についてすり合わせるべきだ。

●地域公共交通会議委員のうち、町民代表は連合町内会長 1 人だけだ。町民が少ない。

●これが未来の交通手段になるのか。

 

~その他~

●シェアサイクルの利用は観光客が多く、町民の利用は少ない。

●葉山公園入口の点字ブロックがめくれていて危険だ。道路河川課に言った が対応なし。県土木に言ったらすぐに直してくれた。

●カーブミラー(下山口)が壊れたが、町設置のものではないので町内会で やってくれと言われた。

●トゥモローランドホテルの道路が狭くて危険なのを町は承知でやってい る。

●問題が生じた段階から、議会が情報を共有して動けるようにすべきだ。

(4)議会・広報

~改善すべき点~

1.ワークショップ関連

●ワークショップで議員は意見を言わないという要綱があるが、そうであれば、意見交換会や会議ではなく、ヒアリングだと明記した方がよい。

●ワークショップの告知が遅い、短い。

●議会だよりの表紙にワークショップの告知を載せてもよかったのでは。ホ ームページ告知では足りない(見ることができない人もいる)。

●議員がそれぞれ、ワークショップに参加者を呼んできたらどうか。

2.議会だより・広報関連

●議会だよりに書いてある内容について、誰に質問して良いかわからない。 問い合わせ先が明記されていない。

●一般質問の数で、議会全体として取り組むべきもの、重点課題を議会の TOP3 としてまとめて、議会だよりに載せてはどうか。

●プロに広報のアドバイスをしてもらっては。

●議会だよりに歳出については書いてあるが、歳入についてはわからない。

●議事録に時間がかかっている。

3.議会全般

●葉山は委員会も中継され、事前に資料が公開されているため、議員の質が 問われる。

●議員の個別の考えが、町民に伝わっていない。町の課題を、議員がどう考 えているか知りたい。

●議員個人で、不特定多数の町民と双方向で話し合う機会を定期的に設けるべき。

●民間の感覚で事業を「やる、やらない」を考えてほしい。 例:図書館 2 階で飲食 NG の理由がわからない。(※現在は飲食可能とな っています)

●「やる、やらない」の判断理由を、データ等を使い客観的に説明してほし い。

●議員の総予算はそのままに、数を増やした方が良いのでは。

●議員の政策を担うスタッフ(副議員?)と組んで立候補を可能にしては(国 会議員の政策秘書のようなもの)。

●議会にアドバイザーのような人を取り入れ、広い視野を持ってほしい。

●議員は 10 人にして、一人あたりの報酬を上げたほうが質が上がるのでは ないか。公務員の報酬、地域手当は上がっているのに、議員は上がっていない。

●町民のモニター制度を取り入れて意見をもらう、アンケートに回答してもらうのはどうか。ランダムと指名を織り交ぜると良い。

●有識者などの顧問制度を取り入れ、議員(議会)のブレーンとしては。

4.予算関連

●収入を増やすため、生前贈与などの寄附をもっと活用してほしい。

●ふるさと納税の返礼品に工夫を。体験型なども取り入れるべき。

 

~良い点~

●葉山町の情報公開度は高い。近隣市より進んでいる。

●議案の評決結果を議員別に明記しているのは葉山だけ。

●議長の公式行事を公開している。 

まとめ発表

各グループから発表者が説明(町民)

閉会挨拶 副議長 窪田美樹

本日は、このワークショップに お越しくださいまして、ありがとうございました。いただいたご意見は、今 後の議員活動に生かして参ります。

報告書データ

この記事に関するお問い合わせ先

お問合せ先:議会事務局
〒240-0192 神奈川県三浦郡葉山町堀内2135番地
開庁時間:8時30分~17時00分
閉庁日:土・日曜日、祝祭日、年末年始
電話番号:046-876-1111 ファクス番号:046-876-1717

更新日:2025年10月15日