令和元年 葉山芸術祭実行委員会との意見交換会

葉山芸術祭実行委員会との意見交換の様子

意見交換会の様子

開催日時

令和元年10 月15 日(火曜日) 午後3時~午後4時30分

場所

 役場 3階 協議会室2

参加者

葉山芸術祭実行委員会 6人
松澤、朝山、堀、長谷川、清水(えり)、矢部(事務局)
議員 14人
伊東議長、待寺副議長、飯山、中村、伊藤、山田、石岡、金崎、鈴木、荒井、笠原、土佐、窪田、近藤

次第

1 開会  議会広報常任委員会委員長 石岡 実成

2 あいさつ  議長 伊東 圭介
葉山芸術祭実行委員会 松澤 利親

3 出席者紹介 (自己紹介)

4 テ ー マ  「葉山芸術祭について」(葉山芸術祭と葉山町)

5 閉会  教育民生常任委員会委員長 鈴木 道子

葉山芸術祭実行委員会との意見交換会の様子

意見交換会の様子

概要

【葉山芸術祭について】
・葉山芸術祭は、葉山を中心に逗子から秋谷にかけてのエリアで実施している(その他浦賀、佐島等)
・葉山芸術祭開催期間は、4月中旬から5月中旬にかけての1 か月~1 か月弱
・会場は、個人住宅、図書館、寺社、海岸、店舗等で実施。個人の自宅を開放(オープンハウス)して行っている。これは葉山の治安の良さやコミュニティー力の強さをあらわしている
・葉山芸術祭の運営は、有志による実行委員会制で3名のアドバイザーの協力を得ており、2019 年現在実行委員7 人と事務局1 人、代表なし、合議制で実行委員が必要に応じて担当部門の代表を務める
・特別実行委員会として、森山神社実行委員会、非常設の実行委員会がある
・葉山芸術祭調査研究グループを設置し、葉山芸術祭を客観的に調べて運営の参考にしている
・葉山芸術祭本体予算は200 万円弱。収入は参加費、寄付、自主事業収入と葉山町補助金(Web に決算情報を掲載)
・葉山芸術祭=森山神社イベント(あかりのイベント、青空アート市)とみられているが、森山神社イベントは葉山芸術祭の一部
・葉山芸術祭は、主催企画、共催企画、協力企画、参加企画で構成され、約90%が一般自由参加
・葉山芸術祭の特徴は、1.明確なテーマや目的を提示していない 2.地域発住民主体の生活芸術祭3.ゆる〜く葉山芸術祭の価値観を共有している。
・2019 年現在主催イベントは、竹あかり、ガイドツアー、森山神社イベント等
・葉山芸術祭は生活芸術が多く、誰でも参加できる
・葉山芸術祭は2019 年現在、100 以上のプログラムを実施。人手が足りない状況が続いている
・葉山芸術祭には毎年、地方自治体,大学、研究機関から問い合わせや視察がある

【葉山芸術祭の価値について】
・葉山芸術祭は、その参加者・関係者の約90%が地域住民。
・ごく普通の住民(行政や商工会等の運営ではなく)の自主運営で、世代継承しながら27 年続いている。このこと自体に価値があり他からの高い評価を得ている。これを議会や行政には知って貰いたい。
・葉山芸術祭のような住民主体のこうした規模・内容のアートイベントは全国でも極めて珍しい
・葉山芸術祭はアートイベントを通して地域のコミュニティー再構成(新たな関係づくりや交流)を行う機能を持っておりその役割は大きい
・葉山芸術祭には地域の場所(境内、公園や公共施設の新しい使い方や価値創造)を再発見・再構成し、新たに付加価値化を行う機能がある
・葉山町には葉山芸術祭が成立するような豊かな文化的土壌がある事を議会や行政に認識して欲しい

【葉山芸術祭からの葉山芸術祭についての意見・要望・提案】
・旧役場跡地の駐車場なくして,葉山芸術祭を始め多くのイベント開催は困難
・旧町役場跡地利用を注視しており、我々の意見や要望も聞いて貰いたい
・森山神社で行われるイベントでは約80 台分の駐車場の確保が必要
・葉山芸術祭活動の拠点(準備段階の作業や会議場所や会期中の案内所、飲食を伴う懇親会会場等)の確保は常に課題
・議会有志で葉山芸術祭に参加してはどうか。例えば、文化や芸術またそれに関わる施設、文化芸術関連の教育、文化芸術産業等に関わるフォーラムの開催等葉山芸術祭実行委員会はその手伝いは出来る
・議会有志で竹あかりプロジェクトに参加
・議会有志で葉山芸術祭ガイドツアーへ参加
・葉山町はプロジェクト型(企画、推進、管理統合力)企画運営能力がある人が多く、活気がある
・今後も葉山芸術祭実行委員会は、議会と町の文化芸術政策に関しての情報共有と意見交換を定期的に行いたい

【葉山芸術祭から議会への様々な提案・要望】
・行政は町民からの要望に応えられない場合に常にその説明や根拠(公共施設での飲食、販売等が出来ない明確な理由・説明など)を示す必要がある
・葉山町には豊かな文化や人材(美術作家、音楽家、デレクター、編集者、鑑賞者、戦前戦後の名建築遺産他)があるという事実を議会や行政は具体的に認識して欲しい。それを利用すべきだ
・町民や活動団体の意見や提案をもっと町政に反映されるべきと思う。またそうした仕組みをしてほしい(町民会議や議会や行政との会議の場)
・行政や議会が主催する町民との話し合いの場に数多く参加してきたが、感情的になって話にならない場面を何度も見てきた。議会はその主催する意見交換会等において対話のスタイルを再検討し意味あるものとして実現して欲しい。哲学カフェの手法など新たなやり方を取り入れる検討を試みてはどうか
・町(行政)が間に入らないと県や国のお金(助成金他)を出してもらえない事がある。そうした支援や情報収集をお願いしたい
・葉山には美術館が2つあるが、子どもたちがアートに触れる施策がない。学生への美術館等入場料補助等、子どもの感性を磨く試みをして欲しい
・葉山は、そのイメージに比べて、実際とのギャップがある。例えば景観に問題が多い(都市計画や電柱等)。ブランド力を生かし、看板や色彩規制を考えてもらいたい。真剣に考えて欲しい。真鶴町の美の基準条例を参考にするなど検討して欲しい。全国一素晴らし景観条例づくりを目指してはどうか
・町はIT化推進が必要。各種申請や情報の出し方等でIT化が遅れている。特に指摘したいのは公共施設予約にネットが使えないというのは不便極まる
・葉山町ホームページは見難いし使いにくい。以前の方が良かった。何故後退したのか?葉山の個性を活かしたホームページを望みたい
・葉山の多くの活動団体は弱っている。例えば、かつては文化活動グループがたくさんあった。多くは高齢化や世代交代が出来ずに悩んでいる。このままでは葉山から活動団体が減っていく。担う人が減って,文化財産があってもそれを活かす人がいなくなる。そうした事への対策を関係団体と共に町も考えて欲しい
・町が発展するのは何が理由で必要なのか考えて欲しい
・公共施設の計画に施設利用活動団体も参加させて欲しい。行政側だけでなく、議会側でも関連するワークショップや研究会・勉強会とか、仕組みをつくって欲しい
・葉山町民が使えるギャラリーがない。しおさい公園の中につくれないか。
・しおさい公園は、夜間閉鎖するので野外作品展示場所として使い易いしおさい公園の利用についてはまだまだ可能性がある
・文化政策について議会も勉強して欲しい。
・葉山町主導で、三浦半島サミット内文化芸術サミットが出来ないか。文化政策はあまり地域での利権が絡まないので、理想的な提案がしやすいと思う。
・葉山町内での様々な活動(行政や議会も含む)の記録を後世に残す仕組みを構築して欲しい。大磯には,郷土史史料館がある。・真鶴町では、条例で美の基準をつくった。公共施設のデザインの基準は必要
・町の空き家の活用を考えるべき 活動団体の分散型町内活動拠点利用等に使えないか

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2020年01月20日