平成30年 NPO法人葉山まちづくり協会との意見交換会

意見交換会の様子

議会報告会での様子

日時

平成30年9 月2 日(日曜日) 午後1時30分~午後3時

場所

図書館2 階ホール

参加者

まちづくり協会登録団体から12 団体(13 人)
・ 景観まちづくり研究会・葉山
・60 才からの音楽教室
・教育自然学研究会
・葉山町文化財研究会
・NPO 法人環境ファミリー葉山
・葉山の交通問題を考える会
・葉山ふるさと(古里)絵屏風継承会
・一般社団法人 葉山町シルバー人材センター
・葉山メダカの会
・ NPO 法人葉山環境文化デザイン集団
・ 二子山山系自然保護協議会
・ 森戸川村

まちづくり協会
   役員 7 人、スタッフ 1 人
 

総務建設常任委員会 6 人
土佐委員長、飯山副委員長、金崎委員、山田委員、近藤委員、畑中委員
 

傍聴議員 5 人
伊東議長、待寺副議長、石岡議員、窪田議員、笠原議員
 

議会事務局 2 人

テーマ

「葉山まちづくりについて」

次第

1 開会 議会広報常任委員会委員長 金崎ひさ

2 あいさつ 議長 伊東 圭介

葉山まちづくり協会理事長 池田 一敏

3 出席者紹介 (自己紹介)

4 テ ー マ 「葉山まちづくりについて」

5 閉会 総務建設常任委員会副委員長 飯山 直樹

概要

挨拶(金崎(議会広報)委員長)

年4 回、公聴会を行う予定で、今回は2 回目。
伊東議長 議会基本条例に、町民との連携が挙げられている。団体との会合は、体育協会、文化協会、消防団に続いて4 回目にあたる。
池田理事長 森町長の時代、まちづくり協会は存続の危機に見舞われたが、議会に助けられた。今回は唐突な申し込みだったが、意見を聞いていただけることを楽しみにしている。

議員自己紹介

所属団体の意見発表

景観まちづくり研究会・葉山(伊瀬知)
●6 月3 日の南郷公園下側斜面の整備のイベントに、議員の皆さんをお招きした。近藤議員が、議会としても取り組みたいと言ってくれた。
●山が荒れている。地質が悪いし、50~60 年手入れされていない。大崩れが起きかねない。イノシシが増え、オリンピックの頃には市街地に出てくる危険がある。
●町役場の窓口が分かれていて、相談する際の壁が厚いと感じる。

60 才からの音楽教室(高梨)
●健康寿命を延ばすために始めたグループ。音楽に触れていると、たとえ認知症になっても進行が遅くなる。認知症の方にはサポート役をつけて、活動していただいている。
●福祉文化会館の大会議室の、冷房の効きが悪い。
●アマチュアでも歌や演奏が上手な方がいるので、スカウトして組織を作れたらと考えている。

教育自然学研究会(矢嶋)
●国際村の有志が立ち上げた団体。地球全体の環境問題から、学校や病院に緑を増やす活動まで。
●活動の費用としては各種団体からの助成金をいただいているが、町からも出してもらえないか。
●国際村については、自然保護や活用を考えている。かつては、くれ竹の郷構想があった。ハイキングコースの整備など、町起こしにつなげたい。HAYAMA STATION はできたが、山の活動とのつながりがない。
●まちづくり展も18 回を迎えたが、町としての取り組みが少ない。ホームページも立ち上げたので、支援がほしい。

葉山町文化財研究会(市川)
●文化財の紹介や、歴史の宣伝などをしている。お願いが3 つある。
1.観光向けの宣伝をしてほしい。外国の方もいらしている。海岸通りを歩きやすく整備してほしい。道路に砂が積もったり、浜が波で削られたりすることの対応を望む。
2.一色小新館に、昔の道具が置いてある。倉庫状態なので、展示品として見てもらえるようにするべき。草津の道の駅には、ベルツ記念館がある。葉山もベルツ博士と縁がある。展示品の常設場所を作り、保管できるよう考えてほしい。
3.昔の災害を、石碑として残すことが重要。津波の時、どこまで波が来たとか、どこで崖崩れがあったとか。町民の防災意識につながる。

NPO 法人環境ファミリー葉山(野中)
●三ヶ浦の防波堤建設の時、県が作るから町は知らないと言われたことがある。
●今年の総務委員会での陳情審議の際、「県の担当なので町は何もできない」との町職員の説明があったが、それはおかしい。本会議では「議会での採択はなじまない」との見解も出たが、いかがなものか。
●消費税反対の意見書は国に出しているのに、矛盾している。規則に従うだけでなく、「公共の福祉に資するか」が重要。それは政治的判断となる。

葉山の交通問題を考える会(杉野)
●5 月のまちづくり展では、バリアフリー協議会と共に講演会を主催し、報告資料を配付した。
●町は第4 次総合計画で「協働」を謳っているが、きちんとPDCA サイクルで検証しているのか。人件費は出さないという姿勢で、あれも駄目、これも駄目と言う。お金がからむと、議員の協力が必要になる。「特定の団体は支援できない」という町の言い分はおかしい。協働事業に対して予算の確保を願う。

葉山ふるさと(古里)絵屏風継承会(今井)
●絵屏風作りを始めてから4 年経ったので、継承会を立ち上げた。
●畑をやる人が減っている。支援できないか。棚田に看板を立ててもらうだけでも、申請から1
年かかった。
●里山を再生したい。整備してから木を植える活動を、里山部会で開始した。お金も人手も必要だ。議員にも活動を知った上で、支援してほしい。
●上山口、木古庭は葉山のチベットと言われている。議員もこの地域を宣伝してほしい。
一般社団法人 葉山町シルバー人材センター(清水)
●60 才以上65 才未満は5000 人くらいいる。65 才以上は1 万人くらい。それなのに人材センタ
ーは165 人程度。人手不足で、植栽の注文に応じきれない。65 才以上の派遣業は無期限になったので、もっと人がほしい。仕事内容も広げたい。
●山が荒れていることが悩み。川が汚れると海も汚れる。クリーン葉山で山、川も綺麗にしてほしい。
●京急ストアの裏手、以前はスーパーの土地所有者が手入れしてくれたが、今は町との区分がはっきりしたため、逆に荒れ放題になっている。土砂崩れも起きて、川幅が半分くらいになっている。県土木は頼めばすぐ動いてくれるのに、町の道路河川課は、水が流れているうちは対処してくれない。

葉山メダカの会(佐々木)
●会長2 年目だが、若い人がいないのが問題。昔は「還暦の会」や「古希の会」があったが、今
は65 才からの会があるといい。他所から新しく来た人は、年齢が同程度でも同級生としての横のつながりがないので、顔も知らない。顔を知らない人は誘えない。
●下山川の調査をしたが、昆虫などの知識がないと難しい。45 年前は鮎が獲れて美味しく食べられたが、今は洗剤の匂いがして食べられない。川に降りられるようにして川辺を開放し、水質検査や生き物などの調査をして手を打つべき。

NPO 法人葉山環境文化デザイン集団(高田、高松)
●白石地区の開発が大きな問題。5000平方メートル以上の土地が3 カ所あるので、ここが開発に対する最後の砦といえる。
●開発問題でトラブルが多いのは、元になる規則に不足があるからだ。まちづくり条例見直しのための勉強会を、去年の夏から12 月にかけて行ってきた。専門家を呼び、町職員にも参加してもらった。このテーマで意見交換会を開いてほしいので、事務局に申込書を提出する。
二子山山系自然保護協議会(桐山)
●二子山は荒れている。イノシシが問題。
●役場には縦割り行政の弊害が見られるので、部署を超えて情報共有してほしい。
●代表の小菅からの伝言だが、逗子には夜9 時まで使える市民交流センターがあるので、現役世代でも平日夜の交流会に参加しやすい。町にも、そのような場所を作ってほしい。

森戸川村(石井)
●森戸川上流の林道は、葉山、逗子、横須賀など、地権者が入り乱れている。地主さんも多くいて、私道部分が混じっている。倒木などが放置されたままで、手入れされていない。管理者が高齢になってますますわからず状態で、相談先に困る。管理者を明確にしてほしい。あいまいな状況なので、逆にこちらが動ける利点もあるが。
●我々でできる手入れはしているが、入口から1 時間ほどの位置にある砂防ダムは、一昨年、がけ崩れが起きたままになっている。横須賀土木の管轄だが、復旧作業は市街地優先なので、後回しになっている。

協会理事(柳川、池田、川崎)
●福祉文化会館、図書館など、問い合わせ先がばらばらだと不便。公共施設の利用状況を、一元的に閲覧・管理できるようにしてほしい。
●そのようなソフトは作れるはず。まちづくり協会で総合管理をしてもよい。
●逗子の文化交流センターのような場所がほしい。
●夜間の会合もあるので、翌日の会合場所をその場でネット予約できると助かる。

意見交換会の様子

所属団体による意見発表等の様子

所属団体による意見発表の様子

質疑応答

近藤委員
福祉文化会館の大会議室の冷房修繕は、既に予算計上されている。

高梨
練習室での飲み物禁止はつらい。せめて、水だけでも許可してほしい。

杉野
事前に発言内容を書面で出しているのに、今日は回答がもらえないのか。

土佐(総務)委員長
これから議会で対応を考えていく。

杉野
これだけで終わらせてほしくない。

飯山(総務)副委員長
具体的な回答はまだないが、これから委員会で議論して、協会へフィードバックしていく。本日の会合が第一歩。個々の議員が、町への質問で取り上げていく。

杉野
来年度予算にかかる時期なので、ぜひ形にしていってほしい。池田理事長 議事録は作るのか。署名人がいないと、単なるメモになってしまう。署名人は柳川に頼みたい。

伊東議長
議事録ではなく、報告書を作る。

土佐(総務)委員長
報告書ができたら、柳川氏に見ていただく。

桐山
この意見交換会の「次回」はあるのか。今回、ワナ猟の会の会合と重なったので、三井は来られなかった。ワナ猟の会は忙しく活動している。彼が来れば、イノシシの話が詳しくできたはず。次があるなら、早めに予定を教えてもらい、すり合わせしたい。


金崎(広報)委員長
予定していた4 回の会合のうち、2 回は終了した。個別の話し合いを希望される団体は、申し出てほしい。総務常任委員会としてこの会合の報告書を作り、議会だよりに載せる。ホームページにも上げる。それ以前に、協会に中身をお伝えする。
 

まとめの挨拶(飯山(総務)副委員長)

 これをきっかけにして、色々な活動をしている方たちから、直接お声をいただき、議会活動に反映していきたい。

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更新日:2019年01月17日