米国の臨界前核実験に抗議する決議

核兵器の廃絶は、 唯一の被爆国である日本をはじめ、今や全世界の人類共通の願いとなっている 。
しかしながら、このたび、米国政府がネバダ州にある核実験場において、 2019 年2月に臨界前核実験を実施していたとの報に接したところである 。
非核平和都市宣言を行った 葉山町議会は、これまでも核保有国が 核性能実験、臨界前核実験及び地下核実験を実施した際に抗議の決議を行ってきた。また、米国政府に対しても、再三にわたって核性能実験や臨界前核実験の停止を求める決議を行い、これを送付してきた。
それにもかかわらず、今回、米国政府が再び臨界前核実験を強行したことは、極めて遺憾である。
このように核実験を繰り返すことは、「核兵器のない世界」を目指す国際情勢の流れに逆行し、核兵器廃絶と恒久平和を願う世界の人々の期待を裏切るものである。
よって、葉山町 議会は、米国政府に対し、臨界前核実験の強行にあらためて抗議するとともに、核兵器廃絶と核実験中止を求める国際世論を真摯に受け止め、今後、いかなる核実験も恒久的に行わないよう強く求めるものである。
以上、決議する。

 

令和元年6月26 日
葉山町議会

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更新日:2019年06月27日