特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)等の人員配置基準の条例改正を求める意見書

超高齢化を迎える中で、介護の人材確保・離職防止対策は喫緊の課題となっている。 人材 不足の主な原因は、過酷な労働実態とその労働に見合わない低賃金である。 2007 年8月に改定された「福祉人材確保指針」では、「職員配置のあり方にかかる基準等」について検討を行なうことを求めているが、取り組 みは 進んでいない。
実際の介護現場では、条例で定められた人員基準を大幅に上回る人員配置をしていることが、厚生労働省の調査でも明らかになっている。
こうした現状を改善するためには 、少なくとも「人員配置基準」を実態(特別養護老人ホームの場合「 2.0 :1 」)まで引き上げ、 介護労働者が働き 続け られる労働環境を実現させること が不可欠である 。
よって 、 県 においては、 介護労働者の勤務環境の改善を図るため 、介護施設の人員配置基準 を条例改正するよう 要望する。

1 特別養護老人ホーム (介護老人福祉施設)等の人員配置基準を定めた条例 を、介護職員及び看護職員の実態に見合った水準まで引き上げる改正をすること。


以上、地方自治法第99 条の規定により意見書を提出する。
令和元年 12 月 12 日
葉山町議会
提出先 神奈川県知事

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更新日:2019年12月26日