安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善、医師・看護師等医療スタッフの大幅増員を求める意見書(平成26年)
厚生労働省は、「看護師等の『雇用の質』の向上のための取組について」や「医療分野の『雇用の質』の向上のための取組について」を関係機関に通知し、医師・看護師・薬剤師等の医療スタッフの勤務環境改善に取り組んできた。また、医療提供体制の改革においても、医療機関が勤務環境改善に取り組むための支援体制を構築するため、都道府県に対し、医療勤務環境改善支援センターの設置を求めるなど対策を講じている。
しかしながら、医療・介護現場の人手不足は依然として厳しいものであり、医療スタッフ全体の離職防止や医療の質の向上のため、必要な病床機能を確保した上で、人員の大幅増員や夜勤を含む勤務環境のさらなる改善を行うことが急務である。
よって、国においては、質の高い医療・介護サービスを安定的に提供できる体制を実現するため、次の事項について対策を講じられるよう強く要望する。
- 看護師など夜勤交代制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間以内、勤務間隔12時間以上とし、勤務環境を改善すること。
- 医師・看護師・介護職員などを大幅に増員すること。
- 患者・利用者の自己負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること。
- 費用削減を目的とした病床削減は行わず、地域医療に必要な病床機能を確保すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成26年12月12日
葉山町議会
提出先
衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣 財務大臣 文部科学大臣 厚生労働大臣
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更新日:2018年02月01日