決議第1号

 総務建設常任委員会は、所管事項調査として、真名瀬漁港再整備事業について審査を行ってきた。
 8月7日に開催した本委員会において、文書関係規定に定める起案及び決裁を経ることもなく、森英二町長自らが神奈川県環境農政部水産課長あてに都市経済部産業振興課長名で「平成20年度の真名瀬漁港整備事業に関するお願い」と題する文書を作成し、6月30日付けで提出した事実が明らかとなった。
 この行為は、明らかに葉山町事務決裁規程、葉山町公文例規程及び葉山町文書管理規程に反するものである。また、担当部課長も文書の内容を知らないという異常な状況で、かつ、葉山町の公文書として不存在であったことは、行政としてはあってはならないことである。
 町長は、法令を遵守する模範的な立場にあり、職員を指揮監督する立場であるにも拘わらず、独断でこのような行為を行った森英二町長の姿勢は、町政全体に対する町民の信頼を裏切る結果を招くこととなり、その責任は極めて重大で、誠に遺憾である。
 よって、葉山町議会は、このような結果を招いた森英二町長に対し、その責任を十分自覚し、深く反省するよう強く求めるものである。
 以上のとおり決議する。

 平成20年10月17日

葉山町議会