地方公共団体には、多くの行政機関が設けられています。選挙管理委員会もその一つで、地方自治法第181条により普通地方団体に設置が規定され、選挙権を有する者の4人の選挙管理委員により組織され政治的中立性や選挙の公正確保のうえで各首長から独立し選挙の管理執行を行っています。

 会議は、委員会が招集し、3人以上の委員により開催され、出席委員の過半数で議決されます。

 選挙管理委員会は、都道府県と市町村のそれぞれに設けられています。委員は、それぞれ4人で構成されています。なお、委員長は、委員の互選により選ばれます。

委員は、議会の選挙によって選ばれ、4年の任期となっています。この委員は、非常勤の特別地方公務員となり、その職務の性格上、在職中の選挙運動は禁じられています。また、委員に欠員が生じた場合に備えて、補充員が選ばれます。

• 各種選挙の管理執行
• 最高裁判所裁判官国民審査の管理執行
• 選挙人名簿及び在外選挙人名簿の調製
• 住民投票の管理執行
• 直接請求に関する署名の審査
• 選挙啓発
• 裁判員候補者予定者の選定
• 検察審査員候補者の選定

 選挙管理委員会事務局は、選挙管理委員が行う事務を補助する仕事をおこなっています。

 また、選挙に関する管理及び執行を行い、信頼される選挙の円滑な運営執行並びに有権者の利便性をはかり、投票しやすい環境の整備、明るくきれいな選挙への関心をもっていただくように努めています。