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平成29年 葉山町議会第1回定例会会議録(第4日)


・招集年月日 平成29年3月14日(火曜日)

・招集場所 葉山町役場議場

・開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

 開議 午前 10時00分 散会 午後 2時00分

・応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

 出席 13名 欠席 0名

第1番 横山すみ子 出席 第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席 第4番 飯山直樹 出席
第5番 ( 欠員 ) 第6番 山田由美 出席
第7番 窪田美樹 出席 第8番 畑中由喜子 出席
第9番 石岡実成 出席 第10番 待寺真司 出席
第11番 伊東圭介 出席 第12番 笠原俊一 出席
第13番 土佐洋子 出席 第14番 近藤昇一 出席


・地方自治法第121条により出席した者の職氏名

町長 山梨崇仁 副町長 山本孝幸
教育長 ウ町和久 政策財政部部長 小山誠
総務部部長 太田圭一 福祉部部長 仲野美幸
環境部部長 伊藤義紀 都市経済部部長 永津英彦
教育部部長 沼田茂昭 消防長 福本昌己
総務課課長 鹿島正


・職務のため議場に出席した者の職氏名

議会事務局局長 矢嶋秀明 次長 廣瀬英之
主任 佐々木周子


・会議録署名議員

第7番

窪田美樹

第8番 畑中由喜子


・議事日程

第1 議案第48号 平成29年度葉山町一般会計予算
第2 議案第49号 平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第3 議案第50号 平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第4 議案第51号 平成29年度葉山町介護保険特別会計予算
第5 議案第52号 平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算
(以上5件予算特別委員会審査報告)
第6 陳情第29−1号 平成29年度からの特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個人番号を記載する件に関する陳情書
(以上1件総務建設常任委員会審査報告)
第7 陳情第28−23号 陳情刑法犯及び特別法犯議員の除名および判決確定までの報酬差し止めに関する条例改正を求める
(再提出)
(以上1件議会運営委員会審査報告)
第8 議案第55号 平成28年度葉山町一般会計補正予算(第7号)〈削除〉
第9 議案第56号 葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例
第10 議会議案第29−3号 マイナンバー制度における行政・事業者間の情報漏えい・情報管理・事務負担経費などの懸念解消を求める意見書
第11 議会議案第29−4号 逗葉新道通行料金の無料化を求める意見書
第12 議会運営委員会所管事務調査報告の件


・議事の経過

○議長(近藤昇一君)おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)


○議長(近藤昇一君)日程第1「議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算」、日程第2「議案第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第3「議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第4「議案第51号平成29年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第5「議案第52号平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算」の5件を一括議題とします。
本5件については、去る2月21日、予算特別委員会に付託し、休会中に審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、予算特別委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

○予算特別委員会委員長(土佐洋子君)おはようございます。予算特別委員会審査報告。平成29年2月21日、当委員会に議会休会中の審査として付託された議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算、議案第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算、議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算、議案第51号平成29年度葉山町介護保険特別会計予算、議案第52号平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算の5議案について、審査の経過概要と結果を報告いたします。
2月22日には現地調査を行うとともに、28日までの5日間にわたり、関係部課長等の出席を求め、説明及び提出資料により細部にわたり慎重審査を行い、審査最終日の3月2日には町長、教育長及び副町長の出席を求め、次の事項について質問を行いました。
町長質問事項、1、消防団活動の充実について。2、新規事業の「葉山の魅力創生・発信事業」について。3、姉妹都市(草津町)交流の事業拡充について。4、ふるさと納税制度について。5、公共施設等総合管理計画策定委員会について。6、南郷上ノ山公園等の有料施設の管理について。7、町ホームページのリニューアルについて。教育長質問事項、1、姉妹都市(草津町)交流の事業拡充について。2、南郷上ノ山公園等の有料施設の管理について。上記質問に対する答弁等の内容は、別添会議録のとおりです。
質問終了後、議案順に採決を行ったところ、議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算、議案第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算及び議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算については賛成多数により原案のとおり可決すべきものと、議案第51号平成29年度葉山町介護保険特別会計予算及び議案第52号平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算については全会一致により原案のとおり可決すべきものと、それぞれ決しました。
また、審査の中で議論され、特に抽出された指摘、要望及び意見は次のとおりです。指摘、1、AEDの設置場所(民間施設)を調査し把握すべきである。2、国際姉妹都市締結20周年を迎えるに当たり、平成29年度中にはホールドファストベイ市との交流のあり方の方針を示すべきである。3、保育園に看護師を常駐すべきである。4、葉山町公共施設等総合管理計画の実施計画の策定に当たっては、公共施設等総合管理計画策定委員会を積極的に活用すべきである。
要望、1、固定資産税(土地)の現況課税の強化のため、現況調査を行い、適正・公平な課税の確保を図られたい。2、小規模な防災倉庫(10平米以下)を設置する条件の緩和を引き続き強く県へ要望されたい。3、消火栓の設置場所のシステム構築を検討されたい。4、図書館の冷水機撤去に伴い、他の給水サービスを検討されたい。5、公共施設課の技術職員の増員に、さらなる努力を図られたい。6、スポーツ推進計画策定の準備作業を速やかに図られたい。7、観光振興策の充実を図られたい。8、消防団員の出動手当の改善を図られたい。9、町有料施設については、適正な管理を図られたい。
意見、なし。
以上、御報告いたします。平成29年3月14日、予算特別委員会。

○議長(近藤昇一君)以上で委員長の報告を終わります。これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて予算特別委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
これより議案第48号から議案第52号までの5件について一括して討論を行います。まず、いずれかの原案に反対者の発言を許します。

○2番(金崎ひさ君)2番金崎ひさでございます。議案第48号平成29年度一般会計予算に対し、委員長報告に反対すなわち本議案に反対の立場で、新葉クラブを代表して討論に参加させていただきます。
この議案に反対するということは、4月からの町民生活に多大なる影響を及ぼすこととなり、甚だ不本意ではございますが、議案審査の中でどうしても賛成しかねる1点がございましたので、反対をすることにいたしました。それは、(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会への補助金600万円の支給予算でございます。仮称とあるように、この実行委員会はいまだ結成をされていない会であり、どのような方が委員になるのかも明確にされておりません。そこで、せめて葉山の魅力を高めるために、600万円を使ってどのようなことをするのか、町長の意向を示してほしいと要望いたしましたが、町長からは明確な指針を示されることはございませんでした。漠然と「山と食」との思いと、例えば田んぼをつくり、そこに土・日に子供たち、町民が憩うというような答弁がございましたが、国から50%の補助金が出る今、葉山の活性化のために明確な指針を打ち出してかじとりをするべきものと、歯がゆい思いを抱いております。官民一体となって行うべき事業なので、皆様方の御意見を尊重するというお考えを示されておりますが、それでは昨年の9月に国に事業計画を提出し、補助金申請をしているのですから、せめてそれを担っていただける委員を明確にして、委員会を立ち上げる準備をすべきだったと思います。まさに準備不足も甚だしい限りでございます。何をすべきか、そしてどこに託すのかもはっきりしないことに600万円を予算化し、認めてほしいというのは、予算編成の基本が狂っており、悪しき前例になることがとても恐ろしく思います。また、町長の御答弁によりますと、もし国からの補助金申請が却下された場合でも、600万円全額を町費で賄ってでも何かを行うとの御判断でした。町費は町民から預かっているお金であり、正しく使わせていただくという基本からしても、目的も明確でなく、運営母体も明確でない事業に600万円の予算立ては到底認めるわけにはいきません。議員の皆様方の的確な御判断をお願い申し上げます。
今回の予算は、全体的に見て、各職員の御努力と熱意を随所に酌み取ることができ、今申し上げた1点を除けばみごとな予算と感じておりましただけに、とても残念でございます。今回の私どもの反対は、町長の将来展望のなさに由来しており、山梨町長には今後この葉山町をどのような町にしていきたいのかという指針を持ってリーダーシップを発揮していただくことを切に願って、新葉クラブを代表しての反対討論といたします。

○議長(近藤昇一君)次に、原案全てに賛成者の発言を許します。

○9番(石岡実成君)9番石岡実成でございます。議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算、議案第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算、議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算、議案第51号葉山町介護保険特別会計予算、議案第52号葉山町下水道事業特別会計予算、以上5議案に対して、予算特別委員会委員長報告に賛成の立場として討論に参加いたします。
この議案に関しましては、去る2月22日より5日間による予算特別委員会にて集中審議が行われ、いずれの議案も賛成多数で可決されております。予算案を大枠で見ますと、山梨町長の施政方針で述べられたとおり、葉山の魅力を伸ばす挑戦という攻めの姿勢がうかがえる新規事業が随所に見られることができます。まずは歳入の部分では、国公準拠とはいえ、近隣自治体との比較からすれば到底納得ができない地域手当の支給率ではあったにもかかわらず、町職員の方々が身を削っていただいた結果により、新たに3,500万円もの財源が確保できることは、町にとっても非常にありがたいことですし、職員の方々には心より感謝いたします。ありがとうございました。
さて、新たに掲げられた新規事業を見ていきますと、特に2020年の東京オリンピックに向けたヨット発祥の地・葉山を前面に押し出す礎となるプロジェクトの始動、町ホームページがCMS化導入を含め全面的にリニューアルされること、町の魅力を再発見・再発信するための議論や夢を語れる場が設置される点については、使途が曖昧すぎるという意見もありますが、今後早急に内容をまとめて、有意義に活用していただきたいと思いますし、私自身はわくわくするような期待感を感じていますので、積極的にお手伝いしたいと思っています。
また、防犯カメラの設置費補助金、振り込め詐欺防止装置や感震ブレーカーの購入などに見られる防災・防犯に強いまちづくりを意識している点、さらに合併処理浄化槽補助事業の新設、資源ごみステーションの新たな看板や、ミックスペーパーの回収袋の製作なども町民に寄り添った新規事業として高く評価できるものと思っています。予算書全体としては、特別委員会の場である一定の理解は得られましたし、平成28年度の予算書と比較しても、特段気になった点や認められないという点はなかったように思います。しかしながら、委員会内で出た指摘・要望だけではなく、今後の経過を見させていただいた上で、判断もしくは言及したいと思えた事業もありましたので、その部分に関しては今後注意深く見守っていきたいと思います。
最後に、予算編成に関しましては、この先どんどんふえ続けていくであろう扶助費や最近幾度となく話をさせていただいている公共施設問題に係る財源の確保をどうするのか、ある一定のスピード感と危機感を持った予算編成をするためには、従来どおりのスタンスのままで進めていっていいものかという、根本的な観点から新たな気持ちで議論を重ねていっていただきたいと願っております。さらに、第四次葉山町総合計画実施計画事業の振り返りの結果を存分に生かし、一つ一つの事業をきめこまやかに分析・改善し、その仕訳作業を追求していっていただきたい旨をつけ加えまして、平成29年度葉山町一般会計予算から下水道特別会計予算の全5議案に対する私の賛成討論とさせていただきます。

○議長(近藤昇一君)次に、いずれかの原案に反対者の発言を許します。

○6番(山田由美君)6番山田由美でございます。議案第48号平成29年度一般会計予算と第52号下水道事業特別会計予算について、反対の立場から討論をさせていただきます。
一般会計については、大きく2つの部分について問題があると思います。1つは、学校給食センターです。給食センター建設に要する費用の総額がまだ示されていません。おおよその予測で十分ですし、後から費用が変動しても構いませんから、それが10億円前後なのか、あるいは15億円前後なのか、それとも20億円規模になるのかという、大ざっぱな見積もりが必要です。それが示されないうちに部分的な費用を認めるわけにはいかないと思います。
また、設計予算として約4,000万円が計上されていますが、詳細な設計に入る前に概念設計を示していただく必要があると思います。すなわち、給食のためだけの施設にするのか、それとも避難所や非常用物資の備蓄倉庫などを備える複合施設にするのかというようなことです。今後、町に大きな施設を建設することは余りないでしょうから、この際、給食センターの地上部に避難所として使える空間を設けることが有益ではないかと考えています。同時に、物資の備蓄拠点としての機能も持たせるべきだと考えます。まずは、そのような議論が町民参加の上で十分になされることが先で、詳細設計のための予算を計上するのは、それからでよいと思います。東京オリンピックを控えて資材や人件費などが高騰している現状を考えますと、給食センター建設はオリンピック終了後まで延期するという考え方もあってよいのではないでしょうか。それまでの期間なら、現在の小学校の給食室も十分使用できるのではないかと思われます。
もう一つの大きなポイントは、下水道特別会計への繰り出しです。私は下水道事業は都市計画税の範囲内で行うべきだと考えています。昨年も同じことを申し上げておりますが、それ以外に一般会計からの繰り入れをするべきではありません。繰り入れが恒常化してしまうのなら、何のための特別会計かということになります。もちろん、ほかの特別会計にも繰り入れはなされていますが、そちらは命や健康に直結する予算ですので、高齢化が進む中ではいたし方ないと判断しております。しかし、下水道事業は命に直結するというような緊急性を持っているわけではありません。一般会計からの繰り入れは、下水道を利用できない市街化調整区域の町民の方にとっては、不公平になってしまいます。逆に、下山口の方に対しては、都市計画税の分を何かで相殺するという考え方もあるのではないかと思います。
次に、下水道特別会計ですが、これは一般会計からの繰り入れが多いこと、それに今は下山口地区の下水道工事を積極的に進めるべき時期ではないということを反対理由としておきます。ほかの自治体の例を見ればわかるとおり、年月の経過によって下水道事業の中心は、新設から補修へとシフトします。建設のための出費が終わったら、補修のための出費が始まるわけです。葉山町としても補修のために資金を積んでおくべきです。既に下水道事業で多額の借金を抱えているのですから、さらに供用区域を広げることには、将来の財政負担の面から危ういものを感じます。特にこれから整備される予定の下山口地区は、下水道普及が難しい地域であると思われます。既に多くのお宅に合併浄化槽が導入されていること、土地に高低差があってポンプアップが必要な場所が多いこと、あちこちに私道があることなど、多くの困難が見えております。下水道の本管を通しても、どれだけ接続していただけるかわかりません。まして今は資材や人件費が高騰している時期です。10年概成の計画を立てたことはわかっておりますが、今の時期に面積拡大を図ることには賛同できません。景気や人口の動向を見ながら、工事時期の延期や整備計画の方向転換も視野に入れておくほうが安全ではないかと考えます。
以上で一般会計予算と下水道事業特別会計予算に対する反対討論とさせていただきます。

○議長(近藤昇一君)次に、原案全てに賛成者の発言を許します。

○10番(待寺真司君)10番待寺真司です。議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算、議案第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算、議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算、議案第51号平成29年度葉山町介護保険特別会計予算、議案第52号平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算の5議案に関して、予算特別委員会委員長報告に賛成の立場から討論に参加をいたします。
平成29年度当初予算5議案は、2月22日から5日間にわたり予算特別委員会において関係各部課の職員より細部にわたる説明があり、各議案ともに慎重な審査が行われ、3月2日には町長、教育長を初め町幹部職員列席のもと質疑が行われ、その後委員会の意思決定がなされました。私は委員としていずれの議案にも賛成をいたしました。しかしながら、一般会計、国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計は、委員会で全員一致での可決とはなりませんでした。
特に一般会計において反対者が出たことは重く受けとめるべきと思います。審査の中で、どうしても腑に落ちない予算計上がなされていたことが大きな要因です。先ほどの反対討論でもございましたが、(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会への補助金600万円がその原因となりました。この事業は、地方創生推進交付金を活用して、観光振興を効果的に図ることができるイベント等の開催により、その地域の魅力を地域外に発信して、交流人口を増加させて地域の活性化に資することを目的としており、神奈川県と三浦半島4市1町で地域再生計画、三浦半島魅力最大化プロジェクト推進事業に位置づけられているものであります。昨年実施された花火大会当日にも行われたナイトウェーブも、その先駆け的なイベントであったと私は理解をしております。その実施から次へのステップに向けた取り組みの遅さから、実体のない団体への補助金を計上するというイレギュラーな予算編成になったことが、各委員の判断に大きな影響を与えていることは指摘をせざるを得ません。本年2月には、2回開催されたワークショップにおいて、町内でさまざまなイベントや団体活動に深くかかわっておられるメンバーが、葉山の魅力を抽出し、イベントにつなげていくアイデアをさまざま出しておられました。この取り組みが昨年の10月ごろに開催されていたら、実行委員会が立ち上がり、会長が選任されて、当初予算計上の際にはある程度の方向性が見える中での予算審査になったのではないでしょうか。また、町長質問において、町長の考えが委員会で示されましたが、田んぼをつくってと言われて、余計に不安が募りました。認められなければ自主財源でという発言にも大いに驚きました。しかしながら、町民のすばらしいアイデアに大いに期待を寄せるとともに、まさに協働の名にふさわしく行政サイドもこれまでのノウハウや協力を一切惜しむことなく事業推進体制をとって実施されることを切に期待を寄せて了とする判断を私は下しました。
さて、一つの事業において前置きが長くなりましたが、当初予算案について言及をしてまいります。まず一般会計ですが、94億8,590万円の歳入歳出予算となっております。昨年度より1億4,690万円の増額、伸び率にして1.6%の積極型予算となっております。歳入面に関しては、町税が対前年度約5,636万1,000円の増額、伸び率は1%、基金繰入金が対前年度1億40万の増額、伸び率は27%との大幅な増額により、自主財源は全体で対前年度当初予算比1億5,524万5,000円、率にして2.4%のプラスに転じました。一方、依存財源は834万5,000円、マイナス0.3%となっており、自主財源比率が前年度を若干ですが上回り、69.8%となりました。自主財源比率75%が理想であると平成28年度予算賛成討論でも言及しましたが、引き続き自主財源が豊かな町を守っていくためにも、地方創生交付金を有効に活用し、町の魅力を高め、生産人口の転入を促進しつつ、また土地や家屋といった個人資産の価値を高めるための方策に引き続き取り組んでください。施策の展開を強く望みます。
町税の現年収納率は98.7%と高い目標のもと、税務課を中心に引き続きの対応を求めるところです。平成29年度も町債の発行額を抑えた歳入予算となっております。特に一般財源不足を補うための臨時財政対策債は、平成27、28年度と同額の予算計上となっております。低金利の今だからこそ、クリーンセンター内のし尿処理施設や焼却炉の解体など、必ず多額の支出が予測される事業費への対応策として、限度額4億5,000万円まで借り入れて公共公益施設整備基金に積み増しをしておくことも選択肢として考えられます。将来への備えにも積極的に取り組んでいただきたいと、本年も要望いたします。
それでは、歳出予算に関して何点か申し上げます。目的別歳出予算額を見ますと、やはり右肩上がりで伸びてきている3款民生費が総額33億7,902万円、対前年度当初予算比1億422万8,000円の増額、率にして3.2%の伸びを示しました。発達につまずきのある幼児・児童を支援するための事業進展に伴い、児童福祉費が大きな伸び率となりましたが、全ての子供たちが健やかに、この葉山の地で成長できるように、予算の進捗状況を注視して、遺漏のない対応を求めるところです。
4款衛生費では、保健センターの空調設備などの大幅な改修工事により、1項保健衛生費が7,432万9,000円の増額となりました。2項清掃費全体では前年度当初予算に対し2,026万2,000円の増額、率にして2.5%の伸びとなっております。逗子市とのごみ処理事業において、スタートでつまずいてしまったことは大変残念ではありますが、一日も早くパートナーシップのもと、安定的な処理体制を構築し、財政面でも大きくメリットが出ることを期待しております。
5款農林水産業費では、対前年度1,225万2,000円の増額、27.9%の伸び率となりました。水産業費において、真名瀬漁港の護岸補修の実施設計業務や機能保全計画策定業務の委託事業が新規に計上されたためで、他の事業に関しては、住宅リフォーム助成事業の120万増額、伸び率60%の大幅な増額を除いては、ほぼ前年どおりの予算計上となっております。各事業の着実な推進を図り、魅力ある葉山の食と商業がタイアップして6次産業化を進めたり、海水浴事業や花火大会などを通して観光客に葉山の魅力を伝えられるように、引き続き取り組んでいただきたいと思います。
7款土木費は、対前年度当初予算比8,358万円の増額、6.6%の伸び率を示しております。これは、かねてから地域の方々や一色小学校PTAの皆様から強い要望のあった、そして平成28年度には実施設計が行われました都市計画道路一色下山口線の道路整備工事費が公共公益施設整備基金4,500万円を繰り入れて新規計上されたことと、一色前田川沿いの民地の擁壁崩落により河川の護岸工事が急務となり、その設計委託料と整備工事費が必要となり、河川維持費が対前年度5,190万円の大幅な増額となったことが要因です。新年度に入りましたら、早急な対応を求めるところです。前田川の現場は子供たちの通学路として利用される場所に至近であります。また、都市計画道路はまさに通学路として児童・生徒が多数利用する場所です。地域の安全・安心のためにも、年度内早期着工を強く望むところです。関係各課の事業推進に大いに期待を寄せております。
8款消防費においては、対前年度当初予算比1億2,867万3,000円の大幅な減額予算となっております。長柄地区消防第6分団の詰所の新設移設整備事業費と、三ヶ岡緑地津波避難路整備工事が前年度に実施されたことが大きな要因です。この事業で町内6分団の詰所の新築工事が一段落し、今後は各団可搬ポンプが積載できる車両を全ての団に整備し、消防車両2台体制構築の実現を早期に望みますと、再度申し上げます。そして、三ヶ岡緑地津波避難路工事については、年度内完成が望めず、事故繰越となりましたが、この後議案が出てまいりますが、早急に事業が完遂することを強く望みます。全国各地で大きな地震が相次いで発生している状況です。防災・減災対策事業と消防・救急体制の整備に、より力を注いでください。
9款教育費は全体で対前年度当初予算比1,664万2,000円の増額となっております。葉山小学校、南郷中学校の屋内運動場天井等非構造部耐震化工事の関連経費と、葉山中学校グラウンド整備工事費は、28年度2月補正予算で計上されて29年度に繰り越して事業実施となります。児童・生徒の安全・安心と、体育環境の整備により、健全な育成を推進するためにも、なるべく早めの整備に取り組んでいただきたいと要望いたします。
しおさい博物館の30周年記念事業や、スポーツ振興事業の展開にも大いに期待を寄せております。また、昨年討論で指摘をいたしました全国大会等の出場部活動に対する遠征費の補助事業が教育費の中学校教育振興運営事業において、代表生徒派遣奨励費として新規計上されたことは大変うれしく思います。また、図書館においても、大きな整備事業がなされますが、利用者の安全や利用環境に配慮した整備を望みます。
さて、一般会計目的別事業費について、重立った点を述べてまいりましたが、本年度の新規事業についても事業効果が期待できるものが多数見受けられました。一例として、感震ブレーカー購入費助成や、振り込め詐欺防止装置購入費助成事業は町民の安全・安心のために、ミックスペーパー回収袋と添付チラシの製作、資源ステーションの看板製作などは町の環境美化推進に大いに資する事業と思います。また、医薬品、医療資機材期限確認や、保管業務、代替品・廃棄品報告書作成業務委託は、大変重要な事業であると私は考えます。町ホームページのリニューアルも楽しみな事業の一つです。そして、当初予算案には残念ながら計上されておりませんが、旧役場跡地バスベイ新設に伴って、バス停の屋根の設置については、かなり具体的に施政方針に盛り込まれており、29年度内の着工・完成を望んでおります。ゼロ予算事業ですが、スポーツ推進計画の策定に向けた新規事業にも大いに期待を寄せております。
最後になりましたが、学校給食センター整備事業に関しては、4,184万6,000円の予算が計上されて、実施設計業務事業が新規事業として行われます。着実に進展しているとおります。引き続き本年度もさまざまな課題や問題点をクリアするとともに、学校給食の充実が最優先ですが、食生活改善や栄養指導の講座を展開したり、全国的にも広がりを見せている子供食堂や高齢者の孤独な食事を減らせるような機能も併設した、まさに町の総合食育センターを目指して事業推進を図っていただくことを本年も強く要望し、議案第48号に賛成をいたします。
次に、4特別会計の歳入歳出予算案について言及します。国民健康保険特別会計は対前年度当初予算比2,028万1,000円の減額、マイナス0.5%、後期高齢者医療特別会計では1,220万9,000円の増額、1.3%の増、介護保険特別会計では2,668万7,000円の減額、マイナス0.9%となっており、3保健事業特別会計関連では、前年度に対し若干ですが、ここ10年では珍しく減額予算となりました。
国民健康保険特別会計においては、歳入面では被保険者数の減少に伴い、国民健康保険料が2,875万円の減額予算が組まれました。一方、歳出では保険給付費が4,139万8,000円の減額となり、こちらも後期高齢者医療への移行のためか、ここ数年減額傾向にあります。保険料軽減のための一般会計からのその他繰入金は前年同額の7,000万円が、国民健康保険事業運営基金繰入金も同額の1億円を計上し、保険料負担の緩和策が今年度もとられております。また、国民健康保険法の改正に伴い、都道府県単位化、広域連合化に対する情報を的確に捉えて、議会への報告等を引き続き本年もよろしくお願いを申し上げます。
次に、後期高齢者医療及び介護保険特別会計ですが、高齢化率が30%を超えた当町にとっては、高齢者の健康づくりは引き続き重要な課題と認識しております。健康は永遠に町のテーマを掲げて、ぜひとも将来必ず実を結ぶ事業の展開を本年も強く求めます。特に介護保険事業においては、一般介護予防事業や介護予防・生活支援サービス事業が新規計上され、水中歩行教室の実施や地域でのサロン活動に対する事業負担金等が新規事業として計上されました。また、公益財団法人逗葉地域医療センター内に在宅医療推進を図るための拠点整備事業費が計上されております。在宅医療サポートの充実を図り、自宅や地域で安心して在宅生活を送り続けることができるようなまちづくりを進めていただきたいと思います。予算面においては、介護保険給付費支払基金を上手に活用し、前年度同額の3,500万円を繰り入れて、介護保険料の抑制に努めている点は高く評価いたします。平成28年度末見込み残高2億795万6,000円を引き続き計画的に管理して、次期介護保険料改定の際にも上昇分をカバーし、大いに活用できるような運用を望みます。以上、保険関連3事業会計予算についても賛成といたします。
さて、下水道事業特別会計予算は、29年度は委員会採決では全員一致での可決となりました。下山口地区の約81ヘクタールを加えて約472ヘクタールへと認可区域を拡大し、官民連携事業を活用したモデル都市として事業推進を図っていくことや、環境部を中心に3団地のコミプラに関しても地元への理解を深める活動に積極的に取り組まれていることや、こちらも環境部事業ですが、合併処理浄化槽設置の補助金や対象が拡充されるなど、下水道事業を中心とした葉山町の河川の浄化に向けた取り組みが大きく動き出した点が評価されての委員会の採決結果だと私は思っております。引き続き水環境の改善・保全に取り組んでいただくことをお願いをいたします。前年度当初予算比4,064万1,000円、2.8%の減額予算となり、事業進捗にはいささか不安はありますが、今後の10年概成プランの早期実現に期待しつつ、賛成をいたします。
平成29年度の一般会計、特別会計当初予算総額188億532万1,000円が町民の皆様の福祉の向上と暮らしの安全・安心につながる有効なお金の使い方になるように、また総合計画の将来像である「笑顔あふれる町葉山」の実現に向けて行政・議会がお互いの役目をしっかりと果たさなくてはならないと改めて強く思うところでございます。
以上、平成29年度予算において、大変厳しい財政状況の中ではありますが、新規事業をさまざま盛り込まれた予算編成に対し、改善の余地はあるとは思われますが、補正対応にも期待を寄せつつ、平成29年度葉山町一般会計及び特別会計の予算案5件につきまして、認定すべきものと判断し、委員長報告に対し賛成の討論といたします。

○議長(近藤昇一君)次に、いずれかの原案に反対者の発言を許します。

○8番(畑中由喜子君)8番畑中由喜子でございます。私は、議案第48号平成29年度一般会計予算、議案第51号介護保険特別会計、議案第52号下水道事業特別会計に賛成の立場で、議案第49号国民健康保険特別会計、議案第50号後期高齢者医療特別会計に反対の立場で討論に参加いたします。
平成29年度一般会計予算は94億8,590万円で、前年度対比1.6%の増、5年連続のプラス編成、特別会計を含む全会計では188億532万1,000円で、0.4%の増、6年連続のプラス編成となっております。投資的経費としては、保健センター空調設備改修工事や都市計画道路一色下山口線道路整備工事などの実施により、前年度比15.7%増となりました。今後増加が見込まれる公共施設整備への対応が、当町にとって大きな課題となる中、29年度予算は過去最大規模のものとなりました。財源を財政調整基金や公共施設整備基金などを取り崩して補填をいたします。町の行財政運営には、ますます創意工夫が必要になってまいります。
29年度予算に組まれた個別の事業に触れますと、第四次総合計画実施計画の振り返りでは、総合計画の進行管理として、全194事業の振り返りを実施されました。膨大な作業であったと、職員の皆さんの御苦労を察します。今後さらにPDCAサイクルの完遂に向けて、達成率が低かった事業の原因や理由を検証し、次につなげていくことが重要と考えます。
タブレットの導入については、議会改革の一環として議会での取り組みに合わせたもので、ペーパーレス化が進めばと期待するところでございます。
昨年9月にオープンしたHAYAMASTATIONにある町のスペースは、できるだけ早く有効に活用できるように取り組んでいただくべきと思います。
逗子市とのパートナーシップによるごみ処理については、残念ながら当面延期せざるを得ない事態になりました。逗子市とはごみの収集についても、処理についても違いがある中でのパートナーシップで、難しい面があると思います。今後は双方にとってよかったという取り組みにしていかなければなりません。近隣とのパートナーシップは、今後さまざまな分野で必要になってくるものと思われます。今回のことを教訓として、より慎重な対応を望みます。
給食センターの建設は、町にとって、またこれまで各小学校で自校方式での給食を食べていた子供たちにとっても大きな出来事であり、変革であります。今も自校方式へのこだわりも聞こえてきます。中学生にとっては、あるいは楽しみな給食かもしれません。センター方式に変わっても、地場の食材を生かすなど、きめ細やかな葉山ならではの食育を実践されるよう、強く希望いたします。
平成27年度から始まった三ヶ岡山緑地津波避難路整備は、地域住民の安全・安心が大きく前進するものとして評価されましたが、残念ながら28年度中の完成どころか、県との協議に手間取り、着工にも至りませんでした。したがって、29年度への繰越明許となります。未曾有の大災害となった東日本大震災から3月11日で丸6年、いまだに多くの住民が各地で避難生活を余儀なくされています。原発事故は収束に向けた見通しすら立っていません。南海・東南海地震が心配されるところでもあり、地域住民の安全・安心のために、一日も早い完成が待たれます。
葉山の魅力創生・発信事業は、国の地方創生の深化のための新型交付金として交付を受けることになった三浦半島魅力最大化プロジェクト推進事業として、県、横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市及び葉山町でイベントの開催等で観光客数をふやし、ひいては人口減を食いとめようという取り組みです。この事業のうち、オリンピック関連事業を除く調査業務委託及び(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会補助金の内容は、予算計上の段階では何一つ決まっておらず、合計900万円もの予算が計上されています。財源の内訳は、国と町の折半で、町の一般財源分は特別交付税で対応するとのこと。これまで町の予算編成でこのような予算計上はやったことがありません。予算審査の段階でも、何の根拠も裏づけもございませんでした。議会としては、このような予算をこのまま黙って認めるわけにはいきません。しかしながら、国からの交付金でなおかつ県・三浦半島全体の4市1町での取り組みとされ、葉山町だけが抜けることは、今後の近隣とのパートナーシップにも影を落とすことになりかねません。そこで、この事業を進めるに当たって、予算執行の前に議会に報告し、議会の意見を聞くという手続をとることを強く求めるものでございます。
そのほか、新規に取り組む在宅医療・介護連携推進事業や、未病サミットかながわは、それぞれに町民の安心や健康に寄与すると期待されます。
合併処理浄化槽補助事業では、新たに増改築に際しても補助することにしたことで、合併処理浄化槽の設置がさらに進むことを期待します。
狂犬病対策事業では、災害時に備え、28年度に引き続き犬用のケージの購入とマイクロチップリーダーの購入をいたします。多くのペットとともに暮らす家族にとって、より安心が増す施策となると言えます。
海水浴場開設事業では、かねてより強い要望のある電柱の撤去について、いまだに実現しないのは大変遺憾なことです。美しい葉山の海岸を取り戻すために、最大限の努力を望みます。
役場の庁舎1階のローカウンター化から総合案内の設置に向けた議論を進めているとのこと、一度は不必要としたものですが、お客様の立場から、また職員にとっても働きやすい職場環境を追求することは大切なことと考えます。
河川維持補修事業では、一色前田川沿いの護岸崩落への対策工事のため、前年に比べ大幅な増額となりました。住民の安全・安心のために、早急な着工を求めるものです。
以上、さまざま申し述べ、指摘すべき点もございますが、全体としては評価できるものとして、一般会計予算に賛成いたします。
次に、国民健康保険特別会計でございますが、平成29年度予算では被保険者数の減少などから前年比0.5%減の41億2,173万2,000円の予算組みになりましたが、28年度に引き続き一般会計からのその他繰り入れと基金からの繰り入れは据え置かれました。保険料も28年度並み、逗子市よりは若干高い設定になったとのことでございます。
平成27年度から滞納の取り扱いに関して、これまでは滞納期間10期以上で滞納額10万円以上に対しての者に対して、保険証にかえて短期証を発行していたところ、取り扱い規則を変更し、滞納期間10期以上だけを条件としたことで、この年は短期証の発行が237世帯と増加をいたしました。29年度予算編成時には、短期証の発行数は190世帯と減少したとのことですが、全ての短期証が有効期限内かどうかの確認ができておらず、期限の切れた短期証は無資格と同じことになってしまいます。税や料の負担の公平性は担保されなければなりませんが、保険証の有無はお医者様にかかれるかどうか、命にかかわることにもなりかねません。保険料を滞納する理由もさまざまあると想像されます。連絡さえもらえれば新たな短期証を発行するとのことですが、窓口にも来られない、電話もかけづらい心情を酌んで、いま一歩前進をしていただけたらと思います。町は被保険者が安心して必要な医療を受けられ、暮らしていけるような配慮とともに、保険料の抑制に努める必要があることを申し添え、国民健康保険特別会計には反対をいたします。
次に後期高齢者医療特別会計では、毎年度申し上げているとおりでございますが、制度創設の当初から後期高齢者数がふえ、かかる医療費がふえれば当然被保険者である高齢者の保険料が値上がりすることは明白であり、後期高齢者は医療が受けられなくなるばかりか、生活そのものが成り立たなくなるおそれが予見されるとして、一貫して反対してまいりました。広域連合での制度であり、町は強制的に組み込まれたものではございますが、制度そのものに反対をいたしております。
次に介護保険特別会計です。葉山町の高齢化率は3月1日現在で30.66%となりましたが、被保険者数は減少しており、29年度予算では保険給付費を4.2%減、制度改正に伴う地域支援事業の大幅な伸びを入れても全体で0.9%減となりました。この制度改正では、29年度から介護予防サービス事業の一部を高齢者の自立支援に資する各種取り組みとして、予防介護・日常生活支援事業に新たに組みかえ、取り組みます。これによって、本来介護保険制度のもと、専門性を持って取り組むべき訪問介護や通所介護のあり方が変質してしまう危惧を感じずにはいられません。
一方、葉山町は比較的元気な高齢者が多いとされていますが、これまで積み重ねてきた町の介護予防事業や高齢者福祉事業、健康増進事業などの高齢者施策が功を奏したという考えであるとのこと、29年度には小規模多機能型居宅介護施設の充実、地域密着型介護老人福祉施設の開設など、介護予防・在宅サービスなどの介護サービスの進展が見込まれること、さらに逗葉地域における在宅医療推進を図るため、連携拠点を設置すること等々、高齢者が安心して地域で生活していける町を目指して、一層の施策充実を期待し、本特別会計に賛成いたします。
最後に下水道事業特別会計ですが、平成29年度には使用料及び手数料収入が歳入の17.9%を占め、歳入の52.8%を占める都市計画税を初めとする一般会計からの繰り入れは7億5,000万円、全体では前年比2.8%減としています。歳出では、事業費が8.7%減と、下水道整備を抑制したものとしております。平成29年度に策定する次期公共下水道事業変更事業計画では、新たに下山口地区に81ヘクタールを拡大します。計画の推進に当たり、国のPPP、パブリックプライベートパートナーシップの官民連携事業モデル地区として認められたことで、国の交付金を受け、新規事業として下水道整備事業民間導入事前調査のための予算が組まれました。当町の公共下水道事業は、後発であるがゆえのデメリットとして工事費の高騰が挙げられますが、逆に近年には未整備地区への国の取り組みもあります。これらを積極的に活用して、少しでも町の負担を軽減しつつ、着実に下水道事業を進めることを期待し、下水道事業特別会計に賛同いたします。
以上で私の討論といたします。

○議長(近藤昇一君)次に、原案全てに賛成者の発言を許します。
ございませんか。それでは、次にいずれかの原案に反対者の発言を許します。

○7番(窪田美樹君)7番日本共産党、窪田美樹です。議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算、議案第51号平成29年度葉山町介護保険特別会計予算、議案第52号平成29年度葉山町下水道事業特別会計の3議案に対し賛成の立場で、第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算、議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算の2議案に対し反対の立場で、日本共産党を代表して討論を行います。
29年度施政方針では、これまでの町民の方々と町職員が同じ目標に向かって培ってきた一つになる力を、その協力体制の中から見えてきたさまざまな可能性や新たなニーズに向き合い、葉山の強みを伸ばす挑戦にかえていきたい。そして引き続き葉山町民が休日を葉山で楽しめるようなまちづくり、町外の方にはいつかは葉山へと思ってもらえるまちづくりに全力を挙げて取り組むと言われています。しかしながら、総括質問でもお話ししたように、近隣自治体では横須賀市では人口減少対策に必ずや市の社会減をゼロにするという意気込みを職員と共有し、市役所が一丸となって邁進すると、全力を挙げる考えを話されています。逗子市でも人口減少と少子高齢化を克服するため、逗子モデル強化予算と銘を打った予算組みをされています。鎌倉市でも子育て世代にねらいを絞って施策を充実させた市への流入をふやし、人口増加へつなげたいとし、緊縮財政と言われている三浦市では人口減対策として結婚、出産、子育て支援に重点的に取り組むとした他の自治体と格差がないよう、市としてできることを一層進めていくと、現在小学校6年生までの通院医療費助成対象を中学校1年生まで引き上げる方針を打ち出しています。緑深い葉山、青い海が間近にある葉山で生活していると、誰しもが心豊かに、心穏やかになります。山梨町長が町政を担って6年目、他の自治体では社会的減少となる人口の奪い合いともとれる施策を打ち出している中、町外の方にはいつかは葉山へと思ってもらえるまちづくりを抱えられた町政運営は、29年の年明けのすばらしい天候、富士や丹沢の山々を幾日も望めるような葉山の環境がそうさせている。葉山という名前、ブランド名にあぐらをかいた町政運営ではないかと考えるのは私だけでしょうか。
さて、予算編成では第四次総合計画に基づいた町政運営で、27年度実施計画をPDCAサイクルによる進行管理のもとで29年度予算編成を行っています。議会に第四次葉山町総合計画実施計画事業の振り返り結果が出され、総務建設常任委員会で説明を行っているのを傍聴いたしました。初めての試みでもあり、行政側も今後の手直しが必要としていますが、事業執行について自主的な評価ではありますが、行っていることは評価いたします。その中で、各課との連携、担当課の見直しが行われ、予算書内で事業項目、担当課の表記が変わっており、前年度と比べたとき、どこに移行したのかがわかりにくい部分がありました。変更された部分は口頭による説明だけでなく、表記していただけるとどなたにもわかりやすいのではないでしょうか。また、各課から付属説明書に沿って説明を受ける際、環境課の方からの説明は前年度対比幾ら違っていて、その理由まであわせて明確に説明していただき、大変わかりやすいものでした。
予算編成内容では、健康増進施設利用券は28年度中に補正予算を組むほどの企画であり、29年度には助成補助内容を拡充しており、難しいという声がある葉山体操では簡単なバージョンも考えるとし、イベント参加や生活習慣の改善など町民の健康増進に寄与しているものと評価いたします。民間事業者の協力で若い女性を中心とした来町者がふえ、しおさい公園の来園者、町内の飲食店の行列も目にしています。また、HAYAMASTATIONがオープンし、町の内外の交流が深まったと感じています。その流れも最大限に生かし、町外の方には、いつかは葉山へと思ってもらえるまちづくり、魅力発信にインスタグラムを活用し、自治体アカウントとしては国内フォロワー数ナンバーワン、施政方針発表時には2位、現在は残念ながら横浜市が1位、岐阜県白川村が2位、葉山町は3位になったと聞いています。町内外の方に、いつかは葉山へと思ってもらえるまちづくり、その発信を担う重要なツールでもあり、いつかは葉山への定着へ向け、町の価値を若い世代中心に届けられる強みを生かしていただきたいと思います。
また、新聞に20万人以下規模の自治体で葉山町が全国3位の在宅看取り率が報道されました。29年度、逗葉医師会などの協力を得て、在宅医療の推進として地域包括ケアシステムの拠点を逗子市と設定するとしています。人生の最期を住みなれた町、自宅で過ごせるよう、患者の意向に沿った医療・介護体制を提供できるよう、家族や本人に心身の負担がかからない体制、そしてそこに従事する医師やスタッフへも考慮した議論を進めていただきたいと思います。
また、「広報はやま」の全町ポスティングの予算が前年度比で大幅に増額され、その理由として、ポスティング業者への聞き取りで、これまでの単価では継続することは難しいとの回答を得たためとの説明がありました。そこで、町は経費削減をねらって一部の町内会に打診し、全世帯配布を町内会に協力を求め、モデルケースとしたいと明らかにしました。そもそも町内会・自治会は、地域の友好団体であり、行政の下請機関ではありません。都合のよいように利用すべきではありません。第四次葉山町総合計画で、町民との協働を掲げていますが、今回のモデルケースは町民との協働ではなく、住民組織の下請化をねらうものでしかありません。「広報はやま」の全世帯配布は、民主主義の根幹をなすものであり、経費削減を最優先にさせるべきではないことを指摘いたします。
また、TVKデータ放送を活用した町情報の発信は、防災行政無線が聞き取りにくい場合や災害発生時の防災情報の発信にも役立つとしています。また、住宅火災警報、広報チラシの作成では、設置率向上だけでなく、電池切れチェックへの警鐘にもつながるものと、また振り込め詐欺に町内の方が28年度中に7件、2,600万円の被害に遭われています。振り込め詐欺防止装置補助事業が被害防止に大いに役立つものと考えます。また、感震ブレーカー設置補助は、3月12日に行われた防災講演でも伺ったとおり、地震発生時、電気の復旧時の火災予防に大変重要なものと考え、防犯・防災に強いまちづくりとして評価いたします。また、合併浄化槽設置整備事業補助の増額と、これまで行ってこなかった増改築にも補助金を支給し、合併浄化槽の普及を進め、町民の負担軽減につながることを評価いたします。
また、県下一番に始まった住宅リフォーム助成制度ですが、28年には手続の簡素化、一律5万円の補助とし、拡大・拡充を行ったとされましたが、平均8万円ほどの助成金額だったものを5万円の補助にしたことに疑問が残ることを指摘いたしました。29年度には予算額も増額となり、一定の評価はいたします。また、地球温暖化対策事業で、住宅太陽光システム設置補助、家庭用燃料電池システム設置補助や家庭用リチウムイオン蓄電システム補助が加えられていますが、28年度同様の予算組みであり、町長政策チラシにあるエネルギー自給自足の町に結びつくものでもなく、震災から年月がたち、意識が薄れてきたというお考えがあるのなら、なおさら公共施設においても率先して設置するなど啓発の努力を望むものです。予算委員会の中で、上から見なくては太陽光パネルが設置されていることが全くわからない。葉山小学校体育館、南郷中学校体育館に対し、立派な看板ではなくてもよいので、太陽光パネル設置、電力発電中など、町民の方へのアピールを行うべきと指摘させていただきました。また、ごみ処理事業において逗子市とのパートナーシップを掲げたものの、29年度当初から始めることができなくなってしまいました。行政連携の部分では、葉山町に落ち度がないとは言い切れないところもあると思います。今後も町民の協力、御理解をお願いする上でも、分別の仕方がわからないなど町民の声を聞くこと、減量化したことによる経済効果を町民に示すことなど、見える行政を望みます。
また、子育て支援、健康にもつながる小児医療費補助制度、小学校6年生まで、所得制限付を、子供の健康は所得に関係ないとして所得制限を撤廃していますが、鎌倉では29年度より、29年10月より中学校卒業まで無料化、財政が大変厳しいと言われている三浦市では中学校1年生まで、また中学校卒業まで無料化している自治体、全国的には半数を超えている実態も考慮し、学年が上がるに連れ、病院にかかる子供が減るための予算は少なくて済み、子育てをするなら葉山でという気持ちを持てば、住民誘致にもつながります。国は平成30年度より小児医療費補助によるペナルティーを科さないことを決定しています。事業拡大は優先順位を上げ、取り組むべきと考えます。
また、図書館事業においては、外壁等改修工事が大々的に行われます。図書館にもWi−Fi環境整備が行われると聞いています。改修工事の休館に合わせ、コンセント、電源の整備を行い、情報発信だけでなく、情報を受ける側への配慮もあわせてお願いいたします。
また、設置されていた冷水機、老朽化に伴い撤去され、マイボトルの普及もあり、その後の設置は考えていないというお答えでした。しかし、図書館を利用している子供が踏み台を使っておいしそうにお水を飲む姿、また暑い夏、子供たちが遊んだ帰り道でしょうか、図書館に寄り、涼みに入り、冷水機のお水を飲んでいる姿、子供が自然と寄ってくれる図書館、その一つの役割を担っている冷水機を撤去するだけでは、住民サービスにも子供たちに優しい町政とも言えないことを指摘いたします。
また、雑誌スポンサー制度導入が結果として雑誌タイトル数の増加につながるような運用をお願いいたします。
また、葉山の魅力を発信するとして、(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会へ600万円の補助を支給する予算が計上されました。国の地方創生事業の一環として、交付金の出る事業であり、平成29年度当初に予算計上するようにとのことですが、600万円の補助がどのように使われるのか、それを(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会がどのように事業決定するのか、不明のままです。他自治体の例ですが、事業内容を町内会に一任した予算計上がされることはありますが、今回のようなケースは聞いたことがありません。このままの形で議会が予算の執行を認めるには、白紙委任をすることになり、議会の役割を放棄するものです。ついては、本事業に実行委員会を立ち上げる以前に実行委員会の性格や構成が具体化した段階で予算執行をする前、報告を行い、議会の議を得ることを求めるものです。
最後に、28年度予算時には賛成討論の最後に災害に強いまちづくりとして消防団第6団詰所建設工事の着工、防災対策強化事業に三ヶ岡山緑地津波避難経路の整備が組まれ、防災力の強化につながるものと大きく評価をいたしました。しかし、残念ながら28年度事業として今現在成果を上げるには至りませんでした。29年度予算執行に当たり、不測の事態がいつ何どき起こっても揺るがない町政運営を強く望みます。
以上の観点から、平成29年度葉山町一般会計予算98億8,590万円の歳入歳出規模の運営に対し、数々を指摘いたしましたが、大きな問題点を見つけられず、職員の努力が見えるところが多く、その積極的な面を評価し、賛成するものです。
次に、各特別会計ですが、葉山町国民健康保険特別会計では、平成29年度も28年度同様のその他一般会計から7,000万、基金からの繰り入れ1億円を行っています。被保険者が減少しており、一般被保険者診療給付費給付事業は、減額予算となっているものの、退職被保険者に対し、高度医療化や高額医療品の保険適用などにより、さらに上昇することが予想されるため、保険料の負担軽減にはつながっていません。今後も後期高齢者医療移行に合わせ、さらに被保険者数の減少が考えられ、1人当たりの負担がふえることが予想されています。基金からの繰り入れは被保険者が積み上げてきたものであり、保険料の負担軽減に対する根本的な解決策とは言えません。被保険者に対する根本的な負担軽減は、その他一般会計からの繰り入れです。29年度予算編成に当たり、被保険者に対する根本的な負担軽減を求めましたが、聞き入れてはいただけませんでした。事業主負担のない国民健康保険は、その分を国庫負担で賄うことになっていました。特別会計は独立採算制であり、一般財源から繰り入れるのはとか、無制限に入れるのはおかしいなどと言われますが、そもそも国民健康保険は国民健康保険法第1条にある社会保障であり、命と健康を守るために必要な財源を自治体が負担するのは当然と考えます。
また、保険料を滞納してしまうことにより、短期証・資格証が発行されているのが現状です。審査の中では、27年度は237世帯、28年度予算編成時には190世帯へ短期証が交付と説明があり、27年度から増加した原因は短期証発行対象者に対する取り扱い要領を10期、20万円だったものを、10期滞納した者に変更したことにより、増加したことがわかっています。変更の理由として、短期証を発根することにより窓口に来ていただいて収納に対する相談ができるというものでした。短期証を発行しなくても、収納の相談を行政側から行うという対応は続けられなかった…行えなかったものでしょうか。期限が切れた短期証は無資格と同じです。保険はあっても保険証もなく、医者にかかれない。保険あって医療なしです。27年度決算審査時より対応を改善されているとはいうものの、生命にもかかわることであり、個人の状況を把握した対応をすべきと考え、この予算に反対いたします。
次に、介護保険特別会計予算ですが、介護保険制度は家族が抱え込んで苦しんできた介護を社会化することを理念とし始まり、一定部分必要な制度であると考えていますが、制度導入時から保険料負担が2倍となり、高すぎる負担に耐えられない高齢者がふえています。根本には財源の50%を保険料で賄うとされた仕組みに大きな問題があることは言うまでもありません。そのもとで、サービスの切り捨てにつながることは納得できません。国の財政補助が強く望まれるところですが、国の財政補助は少なく、受益者負担とばかり介護受給者に大きな負担を強いています。また、介護保険制度自体の改悪により、介護報酬まで減額の改定となっています。数年ごとの利用者の不利益につながる方向ばかりに制度が変更されており、制度そのものへの信頼は薄れていくばかりです。
2006年、第3期の制度改正の理由は、介護予防に重点を置くというもので、介護予防の充実を図ることが重要であるとされましたが、要介護者の約6割、要介護1の人の約6割が要支援2の対象になり、受けられるサービスが少なくなったと言われています。第6期の制度改正では、29年度までに介護予防通所介護、介護予防訪問介護を町独自の事業、総合事業へと移行することになっており、これまで言われている重点を置いたサービスを制度の対象外とするもので、大きな問題と考えます。軽度の段階でしっかりとした支援をし、重度化させないことのほうが財政的にも負担の軽減につながります。しかしながら、これまでの介護保険特別会計は、高齢化の上昇に合わせるように事業費は上がってきましたが、前年度比0.9%、2,668万7,000円の減額、保険給付費は4.2%、1億7,007万2,000円の減額、制度改正により234.9%伸びた地域支援事業1億1,882万2,000円と合わせても、3,373万円の減額となっています。これは社会的に心配の声が大きい要支援者のサービス切り捨てにつながっているのではないかと心配いたしましたが、予算に組み込まれている介護予防サービス事業のサービス利用者が減った理由として、これまで町が取り組んできた介護予防事業や高齢者福祉事業、健康増進事業が実を結んできた結果と考えるというものでした。予算減額をされた分は、減額につながった事業などをさらに拡充し、元気な高齢者が要支援・要介護状態になることへの軽減や悪化の防止、自立した日常生活が送れるようなまちづくりにつなげていただけることを強く望みます。
また、逗葉地域における在宅医療推進を図るため、連携拠点を設置に取り組み、一般介護予防事業として認知症対策への取り組み、介護度を上げない取り組みや介護予防水中歩行教室など、事業拡大をされたこと、また6期の計画にある2カ所目の小規模多機能型居宅介護事業所の整備が済み、建設が心配されていた地域密着介護予防福祉事業の福祉施設整備は、29年度夏には建設できる見通しとなりました。特別養護老人ホームの待機者は減少したというものの、いまだ119人の方々がいらっしゃいます。待機者への早急な対応が望まれますが、施設をつくれば保険料の上昇にもつながること、施設入所だけが高齢者の望みではないことを理解し、この予算組みが安心して暮らし続けられる町の取り組みにつながることを期待し、介護保険特別会計予算に賛成いたします。
次に、後期高齢者特別会計予算ですが、後期高齢者医療制度は75歳以上の人を国保や健保から切り離し、高齢者だけの医療保険にし、負担増と差別医療を強いる世界でも異例の医療制度です。2年ごとの保険料の見直しで、保険料の引き上げが続いています。高齢者の生活を見ると、年金減額、消費税増税、医療費や介護保険料、利用料の負担増など、厳しさを増しています。そうした中、今後国はさらなる高齢者医療の改革、改悪を考えています。その一つが後期高齢者医療制度の低所得者のための保険料減額の特例の制度を廃止するという計画です。高齢者の暮らしが厳しくなる中、こうした負担増を行うことは許せません。本来、国民の健康や命を守るはずの医療保険制度が高齢者を苦しめています。年齢にかかわらず、全ての国民が安心して医療を受けられるよう、抜本的な医療制度の見直し、高齢者の生活や命を脅かす後期高齢者医療制度を、医療・保険制度そのものに反対であり、町の意見が及ぶところではありませんが、それに基づく予算には反対いたします。
最後に、下水道事業特別会計予算では、町長施政方針で下水道事業においては10年概成により市街化区域における下水道施設の計画を提出とあります。葉山町の公共下水道事業は、事業計画当初280億円と言われていたものが、440億円と大きく膨らみ、その無計画さを露呈し、住民訴訟にまで発展した経緯をたどってきました。私たちは葉山町の下水道事業については、町の財政規模に合った計画執行を求め、市街化調整区域について市町村型合併浄化槽の導入により、公共下水道区域から外すこと、処理場のトンネルを当初4本掘る計画を2本に抑えることも要求し、ほぼ実現の見通しも立ってきました。さらに国の10年概成の方針もあり、一部ではコストキャップの方針を採用する中で、経費削減も実現できる見通しとなりました。葉山町の水環境の整備に向け、引き続き効率のよい下水道事業の執行を期待し、賛成といたします。
以上、議案48号、51号、52号の3議案に対し賛成の立場で、議案49号、50号の2議案に対し反対の討論といたします。

○議長(近藤昇一君)引き続き、いずれかの原案に反対者の発言を許します。
ほかに討論はございませんね。討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより1件ごとに採決を行います。初めに、議案第48号の採決を行います。議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立9名でございます。よって、議案第48号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第49号の採決を行います。議案第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立10名、多数であります。よって、議案第49号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第50号の採決を行います。議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立10名の多数であります。よって、議案第50号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第51号の採決を行います。議案第51号平成29年度葉山町介護保険特別会計予算に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立12名、全員であります。よって、議案第51号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第52号の採決を行います。議案第52号平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名、多数であります。よって、議案第52号は委員長の報告のとおり可決されました。


○議長(近藤昇一君)日程第6「陳情第29−1号平成29年度からの特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個人番号を記載する件に関する陳情書」を議題といたします。
本件については、総務建設常任委員会に付託し審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、総務建設常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

○総務建設常任委員会委員長(横山すみ子君)総務建設常任委員会審査報告。平成29年2月14日の第1回定例会本会議において付託された陳情第29−1号平成29年度からの特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個人番号を記載する件に関する陳情書は、議会休会中の3月6日に関係部課長等の出席を求め慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
陳情第29−1号の趣旨は次のとおりです。特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個人番号を記載することは、個人情報の漏えい、流出の危険性の増大と、プライバシー侵害、事業者と自治体の負担増となることから、1、平成29年度からの給与所得等に係る市町村民税・道府県民税特別徴収額の決定・変更通知書(特別徴収義務者用)(第3号様式)に受給者の個人番号を記載しないこと。2、上記通知書に個人番号の記載欄を追加した地方税法施行規則等の一部を改正する省令(平成27年総務省令第91号)の撤回を求める旨の意見書を国に提出すること。以上の2点のことを求めているものです。
審査では、担当課から、受給者の個人番号を未記入で発送しても通知書としての効力は成立するとの見解を、公式ではないが総務省が示しているとの情報を得ている。町では受給者の個人番号は下4桁のみ表示する方向で検討中であるとの説明がありました。
委員からは、通知書に個人番号が未記入であっても事業者には支障がない。マイナンバー制度に対する住民の不信感を考慮し、通知書に個人番号は記載すべきでないという採択を求める意見もありましたが、マイナンバー制度自体は諸手続の簡素化や二重課税がなくなる等、国民の公平性に資するものと判断する。本町は個人番号の漏えいや誤配等の危険性を回避するため、適切な処理をとる予定であり、本町の対応は陳情の願意を満たしている。省令の撤回を求める意見書を提出するには至らないが、マイナンバー制度を懸念する陳情者の願意は十分理解できるとの意見が大勢を占め、協議の結果、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
なお、マイナンバー制度における自治体と民間事業者間の情報漏えい、情報管理や事務費用負担などの懸念される問題について、国に意見書を提出すべきと委員会で意見が一致し、今議会中に意見書を提出することといたしました。
以上、御報告いたします。平成29年3月14日、総務建設常任委員会。

○議長(近藤昇一君)以上で委員長の報告を終わります。これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて総務建設常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
これより陳情第29−1号の討論を行います。討論ございますか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。陳情第29−1号平成29年度からの特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個人番号を記載する件に関する陳情書に対する委員長の報告は趣旨了承であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立12名、全員であります。よって、陳情第29−1号は委員長の報告のとおり趣旨了承することに決定しました。


○議長(近藤昇一君)日程第7「陳情第28−23号陳情刑法犯及び特別法犯議員の除名および判決確定までの報酬差し止めに関する条例改正を求める」を議題といたします。
本件については、議会運営委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、議会運営委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

○議会運営委員長委員長(畑中由喜子君)議会運営委員会審査報告。平成28年9月9日の第3回定例会本会議において付託された陳情第28−23号陳情刑法犯及び特別法犯議員の除名および判決確定までの報酬差し止めに関する条例改正を求める(再提出)は、同年10月4日、11月1日及び平成29年3月8日の3日間にわたり慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
陳情第28−23号の要旨は次のとおりです。議員が刑法犯及び特別法犯で有罪が確定した場合でも、公職選挙法では職務関連犯罪以外は禁錮以上の実刑でなければ議員は自動失職とはならない。刑法犯及び特別法犯で有罪が確定した現職議員に地方自治法第134条の規定による懲罰を科すことができるよう、次の2点について条例の改正を求めているものです。1、葉山町議会会議規則第12章規律の中に、議会の規律と品位を損なう刑法犯等犯罪行為の禁止及び酒気帯び及び法で禁止されている薬物を使用しての会議、委員会出席の禁止の趣旨の条文を追加すること。2、葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例で、議員が刑法犯等の疑いで逮捕、拘留され、その後釈放され起訴された場合、判決が確定し、除名可否が決定するまでの間の報酬の支払いを差し止めることを定めること。
審査では、議会では罪を犯した議員に対し、どのような対応をとることができるか検討するため、専門的知見による調査を依頼し、調査報告書が提出されたところである。報告書では、関係条例の整備を提言され、条例改正等に向けて取り組むこととした。また、国に対し禁錮以上の有罪判決が確定し、刑の執行猶予がついた場合も、被選挙権の欠格事項となるよう、公職選挙法の改正を求める意見書を提出し、今後さらに要望活動をしていくことを決めている。本陳情の願意に完璧に沿うものではないかもしれないが、議会として今後も取り組んでいく方針である。陳情項目の2点目については、判決が確定するまでの期間、保釈されていれば議員活動ができるため、報告書にもあるように議員として活動ができる期間において議員報酬を差し止めることは困難であるが、陳情の願意は十分に理解できるものであるとの意見でまとまり、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
以上、御報告いたします。平成29年3月14日、議会運営委員会。

○議長(近藤昇一君)以上で委員長の報告を終わります。これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて議会運営委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
これより陳情第28−23号の討論を行います。討論ございますか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。陳情第28−23号陳情刑法犯及び特別法犯議員の除名および判決確定までの報酬差し止めに関する条例改正を求める(再提出)に対する委員長の報告は趣旨了承であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立12名全員であります。よって、陳情第28−23号は委員長の報告のとおり趣旨了承することに決定しました。

○議長(近藤昇一君)この際、暫時休憩いたします。再開、午後1時といたします。
(午前11時37分)

○議長(近藤昇一君)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時45分)
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○議長(近藤昇一君)ただいま、休憩中に山梨町長より議案第55号平成28年度葉山町一般会計補正予算(第7号)について撤回したいとの申し出がありました。会議規則第19条の規定により、会議の議題となる前の議案については、議長の許可を得なければならないことになっております。よって、議案第55号平成28年度葉山町一般会計補正予算(第7号)の撤回を許可しましたので報告いたします。なお、先ほど議会運営委員会を開きまして、議事日程8につきましては削除することといたしました。


○議長(近藤昇一君)日程第9「議案第56号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

○福祉部部長(仲野美幸君)議案第56号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして御説明させていただきます。
この条例は提案理由にもございますとおり、国民健康保険法施行令の一部が改正されたことに伴い、国民健康保険条例を改正する必要があり、提案させていただくものでございます。
改正の内容につきましては、別添条例の概要にもございますとおり、保険料の軽減措置の対象を拡大するため、5割減額及び2割減額の対象となる世帯の減額判定所得の引き上げをさせていただくものでございます。条例の内容につきましては、5割減額の対象となる世帯の上限額を26万5,000円から27万円に、2割減額の対象となる世帯の上限額を48万を49万円に改めるものでございます。なお、施行期日は平成29年4月1日とさせていただくものでございます。改正後の国民健康保険条例の規定につきましては、平成29年度の保険料から適用し、平成28年度分までの保険料については従前の例によるものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

○議長(近藤昇一君)提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

○7番(窪田美樹君)これによって対象となる世帯、葉山町にはどのぐらいの方がいらっしゃるんでしょうか。

○福祉部部長(仲野美幸君)今回の改正により軽減される方につきまして、5割軽減の方は現在の493世帯から510世帯。17世帯の増であります。2割減の方につきましては464世帯から468世帯の4世帯の増でございます。

○議長(近藤昇一君)ほかに御質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ございませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第56号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立12名、全員であります。よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。


○議長(近藤昇一君)日程第10「議会議案第29−3号マイナンバー制度における行政・事業者間の情報漏えい・情報管理・事務負担経費などの懸念解消を求める意見書」を議題といたします。
意見書を朗読させます。朗読。
(書記朗読)
本件は提案理由の説明及び質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第29−3号は提案理由の説明及び質疑を省略することに決定しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議会議案第29−3号マイナンバー制度における行政・事業者間の情報漏えい・情報管理・事務負担経費などの懸念解消を求める意見書については原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立12名、全員であります。よって、議会議案第29−3号は原案のとおり可決されました。よって、意見書を政府関係機関に提出いたします。


○議長(近藤昇一君)日程第11「議会議案第29−4号逗葉新道通行料金の無料化を求める意見書」を議題といたします。
意見書を朗読させます。朗読。
(書記朗読)
本件は提案理由の説明及び質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第29−4号は提案理由の説明及び質疑を省略することに決定しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議会議案第29−4号逗葉新道通行料金の無料化を求める意見書については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立12名、全員であります。よって、議会議案第29−4号は原案のとおり可決されました。よって、意見書を神奈川県知事及び神奈川県道路公社理事長に提出いたします。


○議長(近藤昇一君)日程第12「議会運営委員会所管事務調査報告の件」を議題とたします。
本件について、議会運営委員会委員長の報告を求めます。委員長、登壇願います。

○議会運営委員会委員長(畑中由喜子君)所管事務調査報告書。議会運営委員会委員長、畑中由喜子。葉山町議会議長、近藤昇一様。
地方自治法第100条の2の規定に基づき、山梨学院大学江藤俊昭教授に調査を依頼しておりました議員の倫理に関する条例等における規定について、葉山町議会会議規則第76条の規定に基づき、別添報告書「罪を犯した議員に対する議会としての対応」のとおり御報告いたします。
報告書では、議会改革を政治倫理に連動させる葉山モデルを御提言いただきました。今後、葉山町議会といたしましては、条例改正等に取り組んでいく所存でございます。また、報告書では結びとして、覚せい剤取締法に違反した議員に対して、議会はさまざまな対応をとった。議員の自律性は十分に保障しなければならないとはいえ、この罪を犯した場合でも、議員にとどまることができる可能性が残されている問題が明らかになっている。本報告書は、これについて議会としての対応を踏まえて課題を抽出し、このようなことが二度と起きない方途を探ることを目的としている。従来行ってきた議会改革を政治倫理につなげること、つまり葉山モデルを提案している。1、条例体系の整備。2、議会議員によるそれを意識した活動。3、政策サイクルを応用し、選挙時にも議会改革・政治倫理に対する評価(公約)。4、住民とともに議会改革・政治倫理を考える。そして5、法律の穴を埋める法律改正の提言である。既に指摘したように、葉山モデルは名誉なことではないが、従来行ってきた議会改革を踏まえた活動であり、今回の事件によって、それをより充実させることである。信じられない事態を今後の住民自治の推進のチャンスとしてほしいと結ばれてございます。
長文のために、この報告書全文を読み上げることはできませんが、後日、葉山町議会ホームページに掲載をする予定でございますので、御参照いただければと思います。
以上、御報告申し上げます。

○議長(近藤昇一君)以上で委員長の報告を終わります。
本件は質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、質疑を省略することに決定しました。
以上で議会運営委員会所管事務調査報告を終わります。


○議長(近藤昇一君)本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後2時00分)




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