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平成22年 葉山町議会第1回定例会会議録(第4日)


・招集年月日 平成22年3月18日(木曜日)

・招集場所 葉山町役場議場

・開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

 開議 午後2時00分 散会 午後5時29分

・応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

  出席17名 欠席0名

第1番 畑中由喜子 出席 第10番 森勝美 出席
第2番 近藤昇一 出席 第11番 伊藤友子 出席
第3番 阿部勝雄 出席 第12番 待寺真司 出席
第4番 土佐洋子 出席 第13番 金崎ひさ 出席
第5番 山梨崇仁 出席 第14番 笠原俊一 出席
第6番 伊東圭介 出席 第15番 加藤清 出席
第7番 鈴木知一 出席 第16番 中村常光 出席
第8番 佐野司郎 出席 第17番 鈴木道子 出席
第9番 守屋亘弘 出席


・地方自治法第121条により出席した者の職氏名

町長 森英二 副町長
教育長 豊田茂紀 総務部部長 根岸隆男
保健福祉部部長 石川恵一 生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 高梨勝 教育部部長 吉田仁
消防長 有馬弘 総務課課長 矢嶋秀明


・職務のため議場に出席した者の職氏名

議会事務局局長 上妻良章 局長補佐 高橋孝行
主事 佐々木周子


・会議録署名議員

第13番 金崎ひさ 第14番 笠原俊一


・議事日程

第 1 議案第53号 平成22年度葉山町一般会計予算
第 2 議案第54号 平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第 3 議案第55号 平成22年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第 4 議案第56号 平成22年度葉山町老人保健医療特別会計予算
第 5 議案第57号 平成22年度葉山町介護保険特別会計予算
第 6 議案第58号 平成22年度葉山町下水道事業特別会計予算
 ( 以上6件 予算特別委員会審査報告・討論・採決 )


・議事の経過

○議長(鈴木道子君)皆様こんにちは。ただいまの出席議員は17名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午後2時00分)


○議長(鈴木道子君)日程第1「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」、日程第2「議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第3「議案第55号平成22年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第4「議案第56号平成22年度葉山町老人保健医療特別会計予算」、日程第5「議案第57号平成22年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第6「議案第58号平成22年度葉山町下水道事業特別会計予算」の6件を一括議題といたします。
本件については、去る3月1日、予算特別委員会に付託し、休会中に審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、予算特別委員会委員長より審査の報告を求めます。委員長、登壇願います。
○予算特別委員会委員長(山梨崇仁君)予算特別委員会審査報告。平成22年3月1日、当委員会に議会休会中の審査として付託された議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算、議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算、議案第55号平成22年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算、議案第56号平成22年度葉山町老人保健医療特別会計予算、議案第57号平成22年度葉山町介護保険特別会計予算、議案第58号平成22年度葉山町下水道事業特別会計予算の6議案について、審査の経過概要と結果を御報告いたします。
3月2日から5日間、現地調査を含め関係部課長等の出席を求め、説明及び提出資料により細部にわたり審査を行い、審査最終日の3月12日には町長及び教育長の出席を求め、次の事項に対して質疑応答を行いました。(別紙質問会議録)
町長質問事項、1、人件費の総枠抑制に対する考え方について。2、これまでの成果・評価を踏まえた今後の国際交流事業のあり方について。3、防災・消防・水難に係る体制の充実について。4、自治基本条例策定の意義、策定の方法、行程等に対する考え方について。5、公共下水道審議会に諮る内容と合併処理浄化槽や汚水処理施設の今後の方針について。6、ごみ削減の量的目標や処理費用及び処理施設に係る計画について。7、姉妹都市宿泊助成を町長査定で復活させた経緯について。8、請願採択を踏まえ、国民健康保険料軽減に向けた施策の展開について。9、文化公演事業のあり方について。10、公共施設の休日開放施策の進め方について。11、協働推進事業内容の町広報での発信を充実させる考えについて。12、児童館・青少年会館の非常勤職員からアルバイト員への変更について。教育長質問事項、1、ハード・ソフトの両面を含めた図書館の将来計画について。以上、審査経過のとおり慎重審査を行いました。
質疑終了後、阿部勝雄委員から、平成22年度葉山町一般会計予算、平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算及び平成22年度葉山町下水道事業特別会計予算について、組みかえを求める動議が提出され、本案とあわせて議題としました。提出者の説明後、質疑を行い採決したところ、賛成少数で否決されました。
また、伊東圭介委員ほか3名から連名で平成22年度葉山町一般会計予算に対する修正案が提出され、本案とあわせて議題としました。提出者の説明後、質疑を行い採決したところ、賛成多数で可決されました。次に、修正可決部分を除く原案について採決を行いましたところ、賛成多数で可決され、修正可決すべきものと決しました。
続いて特別会計予算の採決を行いました。議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算、議案第57号平成22年度葉山町介護保険特別会計予算及び議案第58号平成22年度葉山町下水道事業特別会計予算については賛成多数により、議案第55号平成22年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算、議案第56号平成22年度葉山町老人保健医療特別会計予算については全会一致により、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。
審査の中で議論され、特に抽出された要望、指摘、意見は次のとおりです。要望、1、自殺対策計画の早急な策定を望む。2、中期の人件費及び職員数の見通しを早急に示すことを望む。指摘、1、町政功労者表彰については、選考委員会を設置し、被表彰者を決定すべきである。意見、1、税・料の滞納徴収額の目標は、もう少し高めに設定し、滞納の削減についてさらに努力すべきである。
以上御報告いたします。平成22年3月18日、予算特別委員会。
○議長(鈴木道子君)以上で委員長の報告を終わります。
これより、ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
次に、お手元に配付してありますとおり、近藤昇一議員ほか3名から「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」等の組替えを求める動議が、伊藤友子議員ほか2名から「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」及び「議案第54号平成22年度国民健康保険特別会計予算」の組替えを求める動議がそれぞれ提出されております。
提出者の説明を求めます。まず初めに「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」等の組替えを求める動議につきまして説明を求めます。2番近藤昇一議員、登壇願います。
○2番(近藤昇一君)2番近藤です。私は「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」等の組替えを求める動議の提案説明を行わせていただきます。
まず、組替え動議を求める理由といたしましては、お手元の別紙にあるとおりでありますが、組替えの基本方針として掲げている子育て施策の拡充では、保育に欠ける児童を適切に措置することが自治体に求められているにもかかわらず、平成22年度に予想される待機児童は41人と説明されています。これは待機児童が50名以上いる自治体は待機児童ゼロ作戦により、保育計画の立案が必須であり、保育計画の中で具体的な待機児童解消のための保育所増設・増築等の施策の立案と実績評価が求められますが、葉山町はこれを避けるための最小限の措置しかしておりません。さらに児童館の非常勤職員の廃止と午前中の閉館、県下最低の小児医療費助成制度など、子育て支援策は十分なものとなっていません。また、国民健康保険料の引き下げでは、国民健康保険料の見直しを求める請願が全会一致で採択されているにもかかわらず、平成22年度予算ではその姿勢すら見えない予算編成であります。よって、これらの施策に対して、別紙のとおり6,000万を振り向けるものであります。その財源として、まず、下水道事業をおよそ3分の1縮減し、下水道事業債を4,000万円削減します。これは、さきの町長選挙で森町長は公共下水道事業の見直しを争点の一つとして選挙戦を勝ち抜いてきました。にもかかわらず、予算編成は守屋町長時代の予算編成と何ら変わるものではありませんでした。よって、森町長の公約どおり、下水道事業について大幅に見直すことによって、削減した下水道事業債のかわりに枠があと7,000万円あると言われている臨時財政対策債を4,000万円増額する。この臨時財政対策債は、地方一般財源の不足に対処するために投資的経費以外の経費にも充てられる地方財政法第5条の特例として発行される地方債で、地方交付税制度を通じて標準的に保障されるべき地方一般財源の規模を示す基準財政需要額を基本に発行可能額が算定されます。つまり、地方交付税として算定されるべき額の一部が臨時財政対策債の発行に振り替えられ、そして発行の有無にかかわらず発行可能額が100%発行年度、交付で措置されるものであります。そして、さらに清掃費については、県下で最も高い費用をかけているということで、職員の努力を促す意味も含めて1,000万円から2,000万円削減し、それぞれの財源とするものであります。ちなみに、平成20年度決算で清掃費の不用額は6,400万円で、十分達成できる金額であります。
以上をもちまして提案理由とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長(鈴木道子君)次に「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」及び「議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算」の組替えを求める動議について説明を求めます。11番伊藤友子議員、登壇願います。
○11番(伊藤友子君)11番伊藤友子でございます。「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」及び「議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算」の組替えを求める動議でございます。
提案理由でございます組替えを求める提案理由といたしまして、お手元に書きましたようなことでございますが、読み上げます。近年、日本経済の景気低迷は依然先行きが見えず、企業利益から労働者賃金まで、経済全般を対象とした総合的な物価指数と言えるGDPデフレーターは本年3月1日の内閣府発表によれば、過去最大の下落を記録し、企業収益を低迷が極めて厳しい状況を明白にしました。それは失業率の上昇や個人所得の低下が示すとおり、日々の生活にもその影響が如実にあらわれています。葉山町においても、経済の低迷は町税収入の減少を招き、共働き世帯による保育ニーズの増加など行政サービスを求める声が強くなっています。町は町民生活を支えるための緊急課題として対応する必要があると考えられます。
平成22年度一般会計予算では、子供を預かる児童館職員をアルバイト雇用のみに切りかえるなど、責任より財政状況に終始するコストの切り詰めを行っており、その影響は軽視できるものではありません。各館の開館時間などを含め、現行の水準を維持し、安心できるサービスの提供を再度検討すべきです。また、一方で少子・高齢化の時代、国民健康保険についても従来の一般会計からの繰り入れが再度必要な時期に差しかかっていることを認識すべきで、一定の姿勢を見せていただきたいと考えております。限られた財源の中で、町民生活を保障するセーフティーネット機能に少しでもそごを来さないためにも、次の組替えの基本方針及び内容により、平成22年度一般会計予算、国民健康保険特別会計予算の再提出を要求いたします。
2、組替えの基本方針。1、一般廃棄物処理費(塵芥処理費及びし尿処理費)といたしまして、経費を抑えます。
2、子育て施策の水準維持及び拡充を行っていただきたいと思います。
3番、国民健康保険料の引き下げを図るべきと考えます。
3番、組替えの内容、一般廃棄物処理費(塵芥処理費及びし尿処理費)としての経費の見直しにより、3,000万から4,000万円を確保し、子育て支援策の充実及び国民健康保険料の軽減を図っていただきたい。また、歳入予算等の組替えといたしまして、一般廃棄物処理費(塵芥処理費及びし尿処理費)としての経費の減額、3,000万から4,000万円程度でございます。
2といたしまして、歳出予算の組替え。児童福祉費の増額や放課後児童対策の充実といたしまして1,000万円程度。国民健康保険特別会計へ繰り出す額といたしまして2,000万から3,000万円程度を要望したいと思います。
以上をもちまして提案理由とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(鈴木道子君)これより予算の組替えを求める動議について質疑を行います。まず初めに、近藤昇一議員ほか3名から提出のありました動議について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」等の組替えを求める動議に対する質疑を終結いたします。
次に伊藤友子議員ほか2名から提出のありました動議について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」及び「議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算」の組替えを求める動議に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。日程第1から日程第6までの各案件のほか、議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算に対する修正案及び先ほど提出された予算の組替えを求める動議2件を含めまして、一括して討論を行います。まず原案に反対者の発言を許します。(私語あり)
○3番(阿部勝雄君)3番日本共産党の阿部勝雄です。私は日本共産党を代表して、最初に予算案の組替え動議、近藤案と伊藤案というふうに言わせていただくのも面倒なので、最初に予算案の組替え動議(近藤案)に賛成の立場の討論と、組替え動議(伊藤案)に対する不足分の指摘、続けて各予算案の反対討論の順に討論を行います。私たちと違った組替え動議についての討論と、委員長報告にある修正案に対する反対の討論を途中に入れさせた形で討論をしたいと思います。
まず最初に、予算特別委員会で議案第55号葉山町後期高齢者医療特別会計予算原案に対し、表決に当たって、本来反対すべきところを錯誤して賛成してしまいました。ここに、この本会議でおわびして訂正させていただきたいと思います。御迷惑をおかけしましたが、反対の理由は後ほど述べさせていただきます。
では、提案されています組替え動議(近藤案)で、下水道事業費を縮小する案が含まれている案に対する賛成の立場を討論いたします。提案では、削減すべき点として下水道整備事業の面整備を3分の2に縮小し、したがって下水道債が自動的に3分の2となりますので、その分を臨時財政対策債を借りて借りかえるという内容です。財政難が強調されている中で、私たちは公共事業を一時的に縮小しても、住民の暮らし、福祉はできるだけ低下させない。このことを優先すべきだと考えております。その点から、我が町で最も大きな公共事業は公共下水道です。学校施設などの耐震化工事なども、大きな公共事業ではありますが、人命にかかわることでむしろ無理してでも早めるべきものであり、見直すべきは公共事業、下水道事業ではないかと考えます。民主党が言う「コンクリートから人へ」ではないですが、財政難の今、公共事業を一時的に縮小して、福祉に重点を移すことは大事なことだと考えております。下水道事業には昨年来、面整備以外にも多額な費用を投入され、3系列目の最終処理施設を増強しており、財政面から一時的に面整備を縮小することは、町民の御理解を得られるものと思います。もし臨時財政対策債を発行限度額いっぱいまで発行すれば、新たに7,000万円の財源は確保することができて、下水道事業を縮小せずに一定額を福祉に回すことも可能ですが、町の借金をふやしたくないとする考えもある中で、どこかを減らさなければ福祉の充実ができない予算である以上、公共事業の下水道を一時的に縮小することはやむなしと判断しています。この臨時財政対策債を満額発行していないことは、さきの小泉政権のときに必要な自然増分の社会保障費を毎年2,200億円減らして医療費や介護費など住民に負担を押しつけたようなもので、必要な財源を最初から縮小して、住民に我慢を押しつけているようなものに見えます。この臨時財政対策債は、からくりのようなものがあることで、わかりにくい仕組みですが、一応国が返済することになっています。百歩譲って、町の借金をふやさないという意見もある中で、下水道事業を一部縮小し、下水道債の発行縮小分を臨時財政対策債に借りかえて福祉に回すとする組替え動議は理解できます。また、組替え案の動議には、住民注視の的であった清掃費の2ないし3%減らし、二、三千万の削減を図って住民福祉に回すことも盛り込まれています。平成22年度予算の塵芥処理費などは、10%弱の削減は見られますが、住民の期待から見ればまだ不十分で、さらなる削減を期待したいし、削減の可能性もあるものと考えます。ごみ処理基本計画の策定を急ぎ、はっきりした削減目標を掲げ、それに向かって即座に取り組みを進めることで、一定の削減は可能であると考えております。今すぐにでも取り組むべきこととして、リサイクル品の収集日を統一して、可能な限り職員による収集を早急に実施するべきことと考えます。そうすることで、現在委託収集処理をしておりますミックスペーパーの回収を職員による回収に変えれば、委託費用の半減化が可能ではないかと考えます。ミックスペーパー委託事業750万円の半減化で、300万から400万の削減も見込まれます。リサイクル品収集日を決めれば、ごみを出す町民が頭を悩ますことなく、きれいる分別され、リサイクル率の向上にもつながることが期待できます。
もう一つの組替え動議(伊藤案)も、清掃費を削減する案ではかなり似通っていますが、その削減額が多額で、削減の可能性もちょっと疑問を感じます。また、下水道事業の縮小と、それにかわる臨時財政対策債の発行が含まれておりませんので、組替えるべき財源に不安があり、いまひとつ不十分な案ではないかと考えます。確保した財源を福祉施策に回す点では、額の違いはあるものの内容がよく似ており、賛同できる点があります。
一方、このこみ処理費用について委員長報告にありますように、予算委員会で一部の修正案が賛成多数で可決しています。しかし、この修正案には大きな問題があると考えております。修正案は、清掃費の中の塵芥処理費、その中の事業名、ごみ焼却事業、つまり款項目、さらに細分化した事業名、さらにその中の一事業、施設維持のための工事費1億600万から5,000万を削減するという修正であり、つまり炉などが修正を半額でやりなさいというもので、確かに毎年のように億を超える費用を要して修正をしてきました。どの工事をやめるのか、どの工事をどれだけ縮小するのか、全く示されないまま、ただ多額の費用が要するからといって、半額にせよでは無責任ではないかと思います。実際、施設維持が不可能になるのではないかとの懸念もあります。また、削減を求める事業を16項目ある施設維持費の中に義務づけられたものがないのかなども懸念するところです。もし義務づけられたものがあれば、それさえも不可能になりかねません。さらに、財源を削減した分を予備費に入れるとは、何のための削減を求めるのか。また、予備費に入れてしまえば5,000万円以下の工事なら全く議会意思に関係なく、予備費充当で使うことができるのではないかとも思います。事後報告となる可能性もあり、逆に議会意思が届きにくくなります。ちなみに、近年の施設維持費のための工事費は急に増加したものではなく、平成17年ごろから毎年1億円を超え、20年度には最高の1億2,600万円、21年度には1億1,400万円、22年度予算では1億600万円と下がってきております。ここにきて急に半減化せよでは、炉を止めろと言っているような修正案だと言え、我が党はこの修正案には反対いたします。
ふやすべきこの財源を活用して、早急に実施すべき福祉施策として、1つは町民から請願にこたえて国保料の低減、逗子市との格差是正に向けた対策として、一般会計からの繰り入れを近年実施してきた程度の金額を繰り入れて、保険料を幾らかでも引き下げる格差是正の姿勢を示すことは大事なことだと考えております。
2つ目には、特に重視すべきこととして、削減されている児童館の非常勤の職員の廃止や保育園の待機児童解消など、児童福祉費の充実を求めていることも納得がいきます。町債の組みかえやごみ処理の取り組みを強めることで一定の財源を確保し、福祉施策に回すことは必要な施策だと考え、私たちが提案している組替え動議(近藤案)がまさっていると考えております。組替え動議に対しては賛成をしたいと思います。
次に、議案第53号葉山町一般会計予算、第54号葉山町国民健康保険特別会計予算、議案第55号葉山町後期高齢者医療制度特別会計予算、議案第57号葉山町介護保険特別会計予算、議案第58号葉山町下水道特別会計予算の5議案に対し、反対の立場で討論を行います。まず、一般会計予算に対する反対なんです。歳入について、当初12億円の財源不足を言いながら、なぜか臨時財政対策債を発行限度額の85%にとどめ、財源を7,000万円ほど減少し、町の財政規模をみずから縮小した形になっています。しかも2年間同じ85%の発行率です。守屋前町長は毎年臨時財政対策債と同じような制度の減税補てん債も含めて、すべて全額発行してきましたが、今までは町債がふえていることなど、余りにも問題にもされてきませんでした。御存じのように、臨時財政対策債とは、平成18年度まであった減税補てん債とよく似ており、国の財政不足を自治体に起債を起こさせ、その返済の年度になった時点で基準財政需要額に組み入れて、交付金の対象とする。国が支払う形で返済している制度です。減税補てん債は、政府が実施した減税措置によって縮小された自治体の税収不足の補償として地方債が自治体に発行させ、その返済を地方自治体がすることになっています。減税補てん債は税収不足分を起債を起こすので、わかりやすいものですが、起債返済時期になると返済額相当分を基準財政需要額に組み入れることになって、返済時点で交付税として交付されます。その交付金は、交付金の中に返済枠全額が入っているかどうかは、はっきりわからない仕組みにもなっています。特に葉山のように交付団体になったり不交付団体になったりする自治体は、国が払っているのか町が払っているのか、よくわからないような、本当にわかりにくい制度で、国のごまかし制度とも考えられます。臨時財政対策債も、ほぼ同様ですが、2000年までは自治体の基準財政需要額から発行限度額を差し引いた分を基準財政需要額としたことで、もともと需要額から発行限度額分だけを財政規模を縮小させているものです。発行限度額全額を発行して初めて必要な財政規模を保障されることになります。もし自治体が税収などで臨時財政対策債発行限度額分を差し引いて、その縮小された基準需要額にも達しない場合、初めて交付税として縮小された基準額までの交付税となります。それで実際の起債で返済する減税補てん債も、こちらのほうは基準額を縮小はしていません。規模は同じです。そこに達するまでの減税補てん債ですから、ちょっと仕組みが違います。20年度までの考えならば、発行限度額全額が交付税として交付されている額です。もし交付税として交付されているならば、皆さんも喜んで全額活用していることでしょう。制度の説明を長々とさせていただきましたが、臨時財政対策債も今はない減税補てん債も、両方とも町債の発行する仕組みは同じようなものですが、森町長になってこの町債の発行額を変更されている点に疑問を感じます。つまり、前守屋町長は減税補てん債も臨時財政対策債も、ほとんど限度額いっぱいを起債してきました。森町長になって21年も22年度も、臨時財政対策債の発行額限度額の85%ととどめたことにあります。財源不足を声高に言いながら、本来交付税として交付されるはずの財源で、国が返済する制度の起債を縮小し、財政不足だと福祉施策などを縮小させることは理解に苦しみます。ちなみに、現在まで発行額が減税補てん債は約18億円、臨時財政対策債は21年度までで30億3,000万円強です。合計約50億円となりますが、このうち森町長になってからの町債発行額は7億8,000万円です。21年度に交付税を試算する基準需要額に組み入れられている額は、臨時財政対策債も減税補てん債も、約1億6,000万円ほどとなっております。20年度は交付金がありますから、税収などがさらに減少し、縮小された基準需要額にも達しなかったということになり、今回交付されたことになります。我が党は国のこのごまかしのような制度であっても、直面する財政難を切り抜けるには、発行限度額いっぱいに起債を起こして、住民福祉に向けるべきものと考えております。
次に、歳出について幾つかの問題点を述べさせていただきます。まず、障害者福祉や高齢者福祉策の縮小についてであります。障害者福祉で、布団乾燥事業を廃止です。21年度予算では廃止に当たって家庭やヘルパーさんが天日干しをすることができるからといって、布団乾燥事業を廃止しました。また、高齢者福祉では、ホームヘルプサービス事業を廃止しました。介護保険の対象外となる高齢者が家事援助をお願いする制度を廃止しました。これも近くに実施する企業ができたからとの町の説明です。これも住民負担となることを承知で21年度予算を削減してしまいました。これらは財政難を理由として住民福祉を切り捨てる弱者に対する冷たい態度と言わざるを得ません。
次に、児童福祉費の中で、特に7人いる児童館の非常勤職員を全廃することです。アルバイト員で人員を確保しているとの説明ですが、人員をそろえればよいというものではありません。一定の責任を持てる立場の人を配置することが大切であります。アルバイト員だけならば、横並びで責任を持てるべき人がいません。町職員が時々訪問して対応するとも言われますが、日常の相談や何かあったとき即座の対応、責任を持つべきことが判断し、即座に対応することが大事だと考えます。この点は組替え動議の中にも復活を求めております。
次に、合併浄化槽制度の対応の変更であります。従来、市街化調整区域の方々は、新築であれ改築であれ、国・県の補助に加えて町の補助を受ける制度でした。22年度からは新築や建築確認が必要な改築には、この補助を打ち切っています。県の補助がなくなったからと言っていますが、国の制度は変わらず残っています。しかし、この国の補助制度を受けるには、町の補助制度があって初めて受けることになります。今回、町で制度を廃止すれば、この国の制度すら受けることができなくなります。合併浄化槽への変更がますますおくれてしまう可能性が出ています。現在の補助制度では、約60万円の自己負担となっていますが、この補助制度がなくなれば、100万円すべてが自己負担となります。何よりも町長が市街化調整区域には合併浄化槽で進めたいと言って、合併浄化槽市町村管理型の制度を実施したいと申しています。この市町村管理型の合併浄化槽を実施すれば、自己負担が約10万円程度となります。21年度までは60万円の負担、22年度からは100万円の負担、そして市町村管理型の制度が実施すれば10万円の負担と変わります。この対応では、合併浄化槽にしていただきたいとする町長の考えとは、まさに逆行するものではないでしょうか。一考をお願いしたいと思います。
また、この件で町長質問の中で、コミプラを公共下水道に接続するかどうかを諮問委員会に諮問したい。諮問項目に入れるとの発言がありました。コミプラの施設の老朽化が進んでいるからとのことで、施設の老朽化だけで下水道に接続するかどうかを判断するべきではありません。接続することで波及するさまざまな問題を十分に検討する必要があります。下水道の最終処理場のキャパ等を十分に考慮し、コミプラ補修費と比較検討する必要があります。単純に下水道接続率の向上や下水道料金のアップなどはあるものの、現在良好な水処理を排出している地区を優先するようなやり方は慎むべきだと考えます。配管等の老朽化が進んでおり、対応が必要になってくるとの説明もありましたが、たとえ下水道に接続するにしても、配管等は老朽化している、そのまま利用できればいいのですが、そうはいかないので、同様の対応が必要となります。下水道事業は汚れがひどいところからというのが前町長の考えで、ごもっともだと考えています。良好な処理水を排出しているコミプラは、残りの市街化区域が終了した後に接続か否かを審議会等に諮問すべきだと考えます。あえて今、下水道審議会に接続云々を諮問すべき必要は全くないと考えます。
次に、ごみ資源化・減量化の問題です。21年度までのごみ費用は、全体で9%強の削減がされていることは、一定の評価をしたいと考えています。しかし、これはゼロ・ウェイストが効果があらわれたというよりも、自然減も含まれていると思います。町のゼロ・ウェイストへの取り組みがまだそれほど効果が出ているまでは進んでいないのではないかと考えるからです。モデル地区の設定や、幾つかの計画が出されていますが、段階的な取り組みが多く、今すぐ取り組みは余り見られず、さらなる努力が必要です。町がゼロ・ウェイストを言い出してから、町民のごみに対する意識は大きく変わってきていると思います。今こそ、さらなる町民にお願いをして、取り組みをもう少し早めるべきだと考えます。計画の前倒しの取り組みをお願いしたいと思います。特にリサイクル品の設定については、ミックスペーパーの収集など委託事業を変えていく方向をぜひ検討していただきたいと思います。
次に、耐震工事補助の打ち切りについて、平成21年1月31日まで診断を終了している場合のみ工事費対象とするとしていますが、現実にはまさに中止したと言わざるを得ません。この制度は、以前にも診断のみの補助はあったが、診断を受ける人が少なく、一たん廃止となりました。その後、耐震工事に対する補助の必要性が強調され、診断から耐震工事まで各段階の補助が実現したものです。22年度から補強工事に至るまで補助がなければ、以前の診断のみの補助と余り変わらず、衰退していく制度に逆戻りしてしまっています。補助額が少ないために利用者が少ないとの意見もあります。制度を廃止するのではなく、逆に補助額を引き上げるべき対応を考えるべきだと思います。補助額が少ないために制度の利用が少ないのではないかと思える事業に、住宅リフォーム助成制度があります。限度額5万円では、余り補助を受けたとの感じはなく、余りにも低額です。県内では最初の制度として設立したこの制度は、充実する方向に持っていくべきものと考えます。補助額のアップの検討を望むものです。
次に、防災・水難救助の問題です。長年防災と消防の組織分離を求めてきましたが、残念ながら22年度も実現しませんでした。23年度から対応したいとの答弁でしたが、早急にぬかりのない対応を求めておきます。また、22年度予算で水難救助用ボートの購入を予定していますが、水難救助の体制は現行の不足がちの消防体制で大丈夫なのか、装備があるのに出動できないなどとなれば、救助を求める人はもとより、関係者だけでなく、救助できなかった消防隊員も含めて、やりきれない気持ちになるのではないでしょうか。設備はないほうがよいとは言わないが、あって役に立たなければ、逆に批判を浴びます。ぬかりない救助対応のできるよう、人員配置も含めて検討をお願いしたいと思います。
次に、議案第54号葉山町国民健康保険特別会計予算の反対討論をします。皆さん御承知のように、先日逗子市との2万円も高い保険料の格差を是正するよう求める町民からの請願を議会で全会一致で採択しました。その解決方法として、その他一般会計からの繰り入れをふやす以外にないこともはっきりしました。しかし残念ながら22年度予算案では、その他一般会計からの繰り入れは全くなく、議会意思に沿う努力すら見えません。財政難を錦の御旗として、あれもだめ、これもだめでは、財政が急激によくなる見通しもない現状にあっては、町民の要望は実現しませんよと言っているようなものです。一気に解決できなくとも、その方向だけは見せるべきものと考えます。このままではさらなる逗子市との格差が広がるばかりです。ぜひ改善を求めたいと思います。
次に、錯誤してしまった55号後期高齢者医療制度特別会計の反対討論を行います。この制度自体、75歳以上の別立ての医療保険制度にくくってしまい、うば捨て山の制度と揶揄される制度で、廃止を求める国民の声が高く、さきの政権交代の大きな争点の一つとなったものです。民主党は選挙公約で、即座に廃止することを掲げていたにもかかわらず、政権についた途端、変更には時間がかかるとして3年後に新たな制度をつくるとして、今は65歳から別立てにしようという案まで出ております。国民の期待を裏切るものとなっています。高齢者の廃止を求める声は大きく、即座に廃止し、当面従来老人保健医療制度に戻すべきことと考えます。
民主党が主張する見直しが必要なら、老人保健法に戻した後に、じっくり検討を加えれば、現在起きている問題点や不満はなくなります。制度そのものに反対する意思を持つもので、町の力の及ばない点もありますが、それに基づく予算編成には反対したいと思います。
次に、第57号葉山町介護保険特別会計予算について、この制度は一定部分は必要な制度と考えております。しかし、国の財政補助が少なく、受益者負担とばかり介護受給者に大きな負担を強いています。高齢者を介護する老老介護や利用を控える人も出てくるなど、国の財政補助が強く望まれているところですが、必要な補助は少なく、また国保のように財源が許すからといっても、地方自治体からの繰り入れができない制度になっており、すべて利用者負担になってしまいます。こういった不ぐあいの制度の改善を強く求めるものです。町の裁量はほとんど差し挟むところのないものですが、この制度についても、制度のよしあしの判断をもって、この予算案に反対したいと思います。
最後に下水道事業でありますが、下水道事業の特別会計については、組替え動議でも提案しておりますが、今回の組替え動議にありますように、一時的に事業を縮小して、その分の町債を減らして臨時財政対策債に組みかえて、それに福祉に回すと、こういう制度に改めるべきだと考えております。これをもって一般会計予算には組替え動議を組み入れた案に対する賛成討論、特別会計4会計、老人保健医療特別会計を除く5議案に対する反対の討論といたします。(拍手)
○議長(鈴木道子君)次に、原案に賛成者の発言を許します。
(「なし」の声あり)
では、次に原案に反対者の発言を許します。
○12番(待寺真司君)12番待寺真司です。私は新葉クラブを代表いたしまして、ただいま予算特別委員会委員長より報告のありました議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算並びに議案第54号以下議案第58号葉山町下水道事業特別会計予算に、委員長の報告どおり、つまり減額修正案、伊東圭介委員が提出をされました減額修正案に賛成の立場で、また本日近藤議員、そして伊藤友子議員より提出をされました組替え動議の案に対して反対の立場で討論に参加をさせていただきます。
本日、議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算につきまして、一つ判明したことがございます。本日、この議案は全員認めていないということがわかりました。委員会審査におきましては、4名が減額修正案に賛成、また3名が組替え動議に賛成ということで、委員長を除く7名は原案に反対ということでございます。本日、組替え動議の署名議員に委員長の名前を拝見しました。ということは、今回は全議員が減額修正か組替え動議かということに賛成をするということであろうかと思います。つまり、当葉山町一般会計予算、平成22年度につきましては、町から出された原案に対して議員が全員どこかに問題があると感じて、違う結論を出すに至ったということをまず申し伝えたいと思います。
では、私が委員会審査を続けてくる中で、伊東圭介委員、佐野委員、そして加藤副委員長とともに修正案を提出するに当たりましての大きな要因を述べさせていただきます。それは、何よりも県下一高いと言われているごみ処理費用の件につきましてです。この1点のみで今回は減額修正案を出させていただいておりますけれども、この審査の中で老朽化したクリーンセンターの焼却炉の維持管理事業に本年も1億を超える計上がなされておりました。質疑の中で御説明いただきまして、また町長質問等でも明らかになってまいりましたけれども、一般廃棄物処理計画が5月にパブコメに諮られる予定で、その中において焼却炉の今後の補修の計画や年次計画や、あるいはどのくらいの費用が必要になるのか、そういったものも含めてお示ししたいという答弁でございました。また、ゼロ・ウェイスト推進事業につきましては、1,100万円の予算がついておりますけれども、この事業も平成26年度に半減化するという大枠の目標はありますが、年度ごとの削減計画については、いまだに出ていないという状況であろうかと思います。
そのようなごみ減量に向けた具体的な数字や、今後老朽化した焼却炉の補修工事の年次計画も定まっていない現段階において、この一般廃棄物処理計画と同時に提示できるように準備するということは、いささか遅くないでしょうか。既に2市1町の広域処理計画から離脱して2年以上が過ぎ去っております。この2年間にこういった計画がなぜ立てられなかったのか、これは町長、そして担当課に、このことに関しては猛省を促したいと思います。老朽化した炉の補修計画も立てずに、この1億684万円を本年も工事費につけたことに対して、議員としてここの部分に非常に違和感を覚えたところでございます。
さて、この件につきましては、議会のみならず、多くの町民からも不安の声が上がっており、ごみの数量は町民の努力により減ったとしても、人件費や塵芥処理費などは減らないのではないかという不安を払拭できるような説明は、とうとうこの予算議会では示されませんでした。5月の計画を待ってということなのでしょうが、そのような応対であるために、私自身は本来ならばゼロ・ウェイスト推進事業の約1,100万円の予算も認めるわけにはいかないと考えましたが、この先、ごみが半減化するとされている平成26年度に向けて、町民も一体となって協働事業で取り組んでおります。この1,100万円が有効に使われて、ごみ減量に向けて進まれることを強く望みます。
さて、その一方で、ごみが半減するとされている平成26年度以降も、町長は町長質問の私の問いに対して、焼却炉は平成27年、28年と延命化を図っていくことも必要であるという認識を示されました。つまり、ごみが半減しても、今の炉を使い続けるという森町長のお考えが明らかになったわけで、老朽化した炉を維持管理していくのに、今後どの程度の税金が年間必要となってくるのか、そういったものを明示した上で、平成22年度当初予算案にこの1億684万円を計上する責務があったのではないでしょうか。こういった計画を先延ばししたことに強い不信感と不快感を持ちました。そこで、このクリーンセンター維持管理のために必要とされる工事費用を半額にして予備費に回し、5月以降の計画が出てきた段階で、その計画と照らし合わせて、必要とあれば逐次議会に報告をした上で追加工事を認めるとの思いで減額修正とさせていただきました。あくまでも予備費でございますから、この後、一般会計においてさまざまな問題点を指摘させていただく中で、その予備費を使って復活や増額していただきたい事業も幾つかあります。6月補正においては特段の配慮を町長に望むところでございます。
予備費に回してしまうと5,000万を、以下の工事は、これまでですと専決処分ということで、予備費充用ということで議会に示されない。こういった事例をあったことは私も議員として承知しております。ただし、今回の予算委員会あるいは議案の審査の中で、下水道事業団の第4系列まで調整池を踏み込んだ案件、また予算審議の中で明らかになった、昨年3月に県から指摘されていた再燃室での高温度での燃焼のために1,000万円近くの重油が必要となったこと。これが議会に報告されていないことに私自身は強い不快感を覚え、二度とこのようなことがないような対応をするべきだ。つまり、下水道事業やごみ処理事業や、これから建設されるし尿処理の施設、不備や点検あるいは整備が必要だった場合は、どんなに少ない金額でも議会に報告してほしい。そういった思いであります。そのようなことも考慮し、今回は半額の減額修正に踏み切らせていただいたことを町長にはぜひ御理解をいただきたいと思います。
さて、それでは組替え動議につきまして、私自身がこの組替え動議2件、非常に志を同じくする部分も多くございますが、賛成できない理由を2点ほど挙げさせていただきます。
まず1点目は、下水道事業の費用を削るという部分でございます。下水道事業につきましては、国費・県費も入った形での特別会計予算で組まれて運営がされてきている事業であり、これを減額修正すると、いろいろな形でこれから国や県との調整など、また葉山が単独でいろいろなことをしてしまうと、周りから余り快く思われないのではないかと危惧をしておりますので、下水道事業につきましては、そこの部分は避けたいなという部分と、それから下水道事業工事費ですけれども、これを減額するというものでございますけれども、既にここ数年、面整備に充てられる工事費用はかなり減額をされてきていると認識しております。面整備の進捗に大きな影響を及ぼすと、葉山の河川の浄化や、あるいはきれいな海を守るための活動に支障があるのではないかと危惧をします。また、日ごろより町内商工業者の保護を訴えているんであれば、それでなくても限界まで少なくなってきている下水道の面整備事業を減らしては、町内業者の死活問題に発展するとも危惧をしております。本年度予算委員会で示されました下水道特別会計の事業概要におきましては、幹線工事はわずか1件、距離的にもその長さが余り長くないということを伺っております。つまり、5,000万を超えるかどうかも今時点ではわかりませんけれども、こういった工事費は町内業者が枝線などは特に町内業者が入札をして、そして落札をして、地元の人との協力関係のもとに進めてまいりました。2年前にこの枝線の工事に対して、他の地域から入札をされた業者が破綻をして、そして議会でも混乱するという事態を招いたのは皆様も御記憶に新しいところだと思います。その際、やはり対応していただいたのは、地元の業者でありますし、またこの地元の土建にかかわる業者は、防災計画の中でも災害協定を結んでおり、これ以上、首を締めつけるような工事の減額をしていいのか。いざというときだけ助けてほしいということだけでは済まないと私は考えております。地元業者の安定した経営状態を保つためにも、枝線工事の費用をこれ以上削減するべきではないと考えております。以上は下水道に関して私が反対をする部分でございます。
さてもう1点は、国民健康保険に対して、一般会計からその他繰り入れとしてお金を入れるという件に関して、私は賛成できないという理由を申し述べさせていただきます。国民健康保険特別会計につきましては、これまでも担当部長あるいは担当課長、担当課から独立した会計でやっていくということを常日ごろ言っていただいております。私もその独立採算で頑張っているんだということを十分理解をしているつもりでございます。
さて、その国民健康保険特別会計におきまして、一般会計からその他繰入金を現時点で投入することには時期尚早であり、私はそこの部分でこの組替え動議2本に賛同することができなかったわけでございます。今回は、国保の特別会計の説明で明らかになりましたけれども、現年度分の徴収率を1%改善した。これはこれまで私が主張してきたことが一歩前進したのかなというふうに思います。一方で、5億を超える滞納繰越金にもっと力を入れて徴収率をアップさせるんだという姿勢に、予算を見るだけでは欠けているというふうに感じをいたしました。特別委員会のこの最後の要望にも、意見として出させていただいておりますけれども、税・料の滞納徴収額の目標をもう少し高めに設定することによって、国民健康保険それぞれの個人にかかる負担が若干は緩和されるのではないかというふうに思っております。ぜひともやるべき仕事をきっちりと行ってから、それでも逗子との差が埋まらない、徴収率が上がらないというときには、私は考慮すべきであると考えております。なお、今回国民健康保険の特別会計の基金にまだ3,600万円を残してあるとの説明がありました。翌年度からはその辺も考慮していただき、当初予算をつくるべき段階から、その辺を組み入れた形での予算提示をお願いしたいと思います。
さらにもう1点、私がこの一般会計から繰り入れをすることに対して、ちょっと心配をしている部分が、一般会計からの税金を投入することの是非について、いま一度しっかりと議会でも議論をし、そして町民に知らせてから行うべきだと私は思っております。私自身は個人的なお話ですが、家族も多く、少しでも国保が安くなったらありがたいと思う一人でございますけれども、自分だけよければいいという考えに立つわけにはいきません。つまり厚生保険に加入している方々が主に納めている税金から、退職をされて税金を余り納められていない方々に特別会計で賄いきれない部分を税金から充当するということを納得していただくことが先ではないでしょうか。逗子市との差はよく私も承知しております。逗子市は滞納繰越額が葉山の4分の1程度ということも伺っております。徴収率も県下で高いということも伺っております。この理由がどういったことなのかは、これからもしっかり精査をしなきゃいけない。保険料が安いから徴収率がいい。滞納繰越額が少ないということがもし判明した場合は、いろいろなまた方策も考えていただきたいが、ただ単に一般会計から繰り入れているから安くなっているんだという考えだけで、この判断をするべきではないというふうに思っておりますので、これからもぜひ逗子という近くの事例がありますので、その辺の調査もしっかりしていただきたいと思います。
さて、最後になりますけれども、町長の予算編成権に大きく踏み込む形となるこの組替え動議であろうかと思います。町長は、この組替え動議がもし可決した場合、私はこの組替え動議をのむとは考えにくいと思っている一人であります。というのは、これまでも担当部長を信頼し、副町長を置かず、そして部長会でいろいろなことを決めている。それで何の過不足もなくここまで町長は運営をされてきたと、逐次議会で言われております。ということは、これまで議会で国民健康保険特別会計は独立した会計で独立採算で行うと、ずっと議会答弁されてきた部長の意思と反するようなことは、私はないと思っております。ですので、町長におかれましては、よくいろいろと組替え動議、そして減額修正がどのようなものであるかということを御理解をいただきたいと思います。
それでは、引き続きまして平成22年度葉山町一般会計予算、修正部分を除く原案を否決をした理由を幾つか述べさせていただきたいと思います。
まず1点目は、人件費の総枠抑制に関して、町長のお考えが…ごめんなさい、訂正をさせていただきます。可決をさせていただきましたけれども、減額修正をするに至り、予備費を積んだ理由を幾つか述べさせていただきたいと思います。まず1点は、人件費の総枠抑制について、町長の考え方がいまひとつ見えなかったところでございます。組合との交渉経過も私は組合の機関誌等で、また町長からも先日町長質問の中で御答弁をいただき、その経緯は理解をしているところでございますけれども、町長が述べられた人件費の総枠の抑制や、あるいは職員数をどうしていくのだという問題につきましては、なかなか具体的な案が出てきていない、また町長のお考えにもないということが町長質問で判明をした。そこで今回要望として入れさせていただいております中期の人件費及び職員数の見通しを早急に示すことによって、歳入あるいは歳出、そういったものの中期ビジョンも示せるものと私は思っておりますので、まずそこに取り組んでいないということを指摘をさせていただきます。
また、具体的な事業につきましては、町長質問事項にも挙げさせていただきましたが、防災に対する考え方です。今度、今回の予算で救命ボート、水難用のボートを購入する予算、組んでおりますが、これを賛成するか、これを認めるかという判断の中で、消防職員体制の充実について討論がなされた記憶がございます。私も宝の持ち腐れとなってはいけない。また、説明の中で、比較的浅い水域を回るんだということでございました。浅い水域と深い水域の区別はどこなのか。海上保安庁、葉山町消防が担当する海の部分はどこなのか。そういったものもまだ決まっていないような中での予算計上であったこと、そういったことに対しても若干疑問を抱いております。この辺は十分考慮をしていただきたい。
また、防災担当を町に置くということは、来年の4月まで町長はお考えいただくという、これは私、大変前向きに考えさせていただいておりまして、ぜひこの1年間、いろいろな経過を報告をしていただくことをお願いをしたいと思います。
そして、自治基本条例についての考え方についても、町長質問がいろいろ繰り広げられました。今回21万円の予算がついておりますが、これは講演会並びにこの自治基本条例の意義等を説明するための講師に充てられる費用だということでございます。私自身は自治基本条例の重要性と必要性をずっと訴えてまいりましたので、この取り組みの予算を決して否認するわけではございませんけれども、ぜひこのお金も生きた形で使っていただきたい。そのためにはまず町長御自身、自治基本条例の意義というものをしっかりと御自身で把握する中で、町民に対してアピールをしていっていただきたいということを申し述べさせていただきます。
それからもう1点、大変細かい事業になりますが、予備費を今回1億684万の半額、5,032万という大きなお金を入れさせていただきました。もちろんその中で、先ほども申しましたように、炉が突然何かあった場合は、議会に報告して、ちゃんとその積算根拠も明らかにして出してきていただければ、予備費から出すことに私自身は反対をするというものではございませんが、予備費に積んだ大きな理由の中に、細々な子育て支援や教育に対する部分、文化公演事業をすべて削減したり、あるいは多くの町民活動の補助金を削減した、そういった部分に関しまして、町長のお考えがいまひとつ私には腑に落ちないところがありました。ぜひ6月補正におきましては、そういった町長が日ごろから言っておられます子育てや教育施策の充実に向けて、この予備費が有効に使われることをお願いをいたします。
さて、一方、教育費に関してでございますけれども、大変な御努力をいただきまして、私自身、教育はこの国の未来や、あるいは町の子供たちが健全に大人になっていくことによって、またこの葉山町で多くの子供たちが生まれ育ち、そして葉山町が葉山町として、ずっと子育て環境がすばらしい、この自然環境も含めて守っていく。そういった思いのある一人として、今回の教育予算、多くつけていただいたことは本当に感謝をするところでございます。そして、今回、前倒しで南郷中学、また長柄小学校の耐震工事が終わることによって、子供たちにかかわる、子供たちが日ごろ授業を受けたり運動する部分に関しての耐震工事が完了するというふうに承っております。これは国の施策もありましたけれども、教育委員会、教育長の御判断もあり、本年度に前倒しをしていただいたことも感謝を申し上げます。ただ一方で、審査の中で明らかになりましたのは、上山口小学校の屋内運動場、バスケットボードがはがれ落ちているような、塗装がはがれているようなものに対して、残念ながらお金がないということで、今回は工事に入っていない。ぜひこういった部分も予備費の中で考えていただきたい。このように教育委員会にもお願いをするところでございます。
さて、いろいろと申し上げましたけれども、減額修正を除く部分での原案に賛成をした大きな理由は今言った耐震工事が入っているということでございます。原案を否決するということは、この耐震工事が先延ばしになるという懸念を私自身は一番持っております。子供を持つ親として、子供の安全を第一に考え、そして町の行政運営がされることを切に願っておりますので、減額修正を除く部分の原案に対しては賛成をさせていただきます。
そして、他の国民健康保険特別会計から下水道事業特別会計まで、議案第54号から58号につきましては、原案のとおり賛成をさせていただくところでございます。
健康保険事業につきましては、これから民主党政権のもと、いろいろな事業の変更等があろうと思いますが、基本はこの葉山町で、健康で生き生きと暮らしていただける体制づくりではないかというふうに思っております。ぜひとも予防医学、そういったものにこれからも力を入れていただく中で、葉山の町民が生き生きと暮らしていく、そういったことに、この保険特別会計の予算がもう少し使われていくということをお願いするところでございます。また、本年予算書で明らかになりましたけれども、第一三共株式会社が湘南国際村に研修センターをつくるということで、グリーンパークの事業に対して3,000万というお金が入ってきます。町長は日ごろよりジェネリック医薬品の推進を訴えられて、第一三共株式会社もジェネリックに取り組んでいるというふうに私自身も理解をしております。ぜひ今後そういった部分でもいい関係を持つ中で、この健康保険3会計、この運営がしっかりと、その会計予算内でできるような準備をしていただければと思います。
さて、最後に下水道事業特別会計ですが、先ほども申しましたように事業費が大分削減されてまいりましたけれども、市街化区域は公共下水道でいくという町長の御答弁でございます。ぜひとも葉山のきれいな川、そしてきれいな海を守るためにも、限られた予算の中ではありますけれども、面整備をしっかりとしていただき、本年度下水道審議会の予算が計上されております。下水道審議会の中で有意義な会議が設けられることを祈念を申し上げまして、この下水道事業特別会計予算へも賛成をさせていただきます。
以上、私の減額修正案に対して賛成、それから一般会計予算につきましては、そこの部分を除く原案に賛成、特別会計予算に対してはすべて賛成の討論とさせていただきますが、結びに当たりまして、委員会審査で今回初めて委員長を務められました山梨議員、大変御苦労が多かったと思います。長きにわたる審査がございました。さて、その審査の中で最終的に委員会としては修正案が出されましたけれども、委員長が今回組替え動議ということで、御自身の御判断をされたこのことについて、私はその判断にとやかく言うつもりはございませんが、委員長としてぜひともこの修正案、賛成多数で可決した部分のどこが問題であり、そして組替え動議を提出されたのか、委員長として最後に討論の中でお聞かせをいただければ幸いでございます。以上をもちまして私の討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(鈴木道子君)ほかに討論ございますか。
○11番(伊藤友子君)11番伊藤友子でございます。私は、委員長報告の一部に反対し、議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算及び議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算については予算組替え動議、議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算及び議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算の組替えを求める動議に賛成し、議案第55号平成22年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算、議案第56号平成22年度葉山町老人保健医療特別会計予算、議案第57号平成22年度葉山町介護保険特別会計予算、議案第58号平成22年度葉山町下水道事業特別会計予算、以上4件につきましては私が出しました組替え動議が通ることを前提といたしまして原案のとおり賛成の立場で討論に参加させていただきます。
まず最初に、近藤議員ほか3名から提出されました組替え動議に次の点におきまして反対をいたします。下水道事業債を減額して臨時財政対策債4,000万円を減額して、これを健康保険のほうに入れるということにつきましては、大変に無理があることでございます。それから、今、先ほど12番待寺議員もおっしゃっておりましたけれども、下水道事業は根幹的な施設、ポンプ場、幹線管渠、それから浄化センター、このようなことはほぼ100%できておりまして、今、面整備を少しでも伸ばしていくというときでございまして、私はやはり葉山の住環境整備に少しでも今、お金をそちらのほうに費やして、いい水環境と住環境整備を私たちは推進していかなければならないという私の姿勢がございまして、反対でございます。
それからもう一つ出ております伊東圭介議員ほか3名から提出されました修正案には、塵芥処理費、そしてそのごみ焼却処理事業、これは施設維持のための工事として主に老朽化した焼却施設の修理費なんでございますが、16項目で1億684万円が出ておりますね。これは本当に大きな金額でございます。町民の皆様から見たら、え、何でこんなにと、そして毎年これをかけていかなければならないというのは、私自身、大変に困ったことだと考えておりますが、議員といたしましては代案のないものにですね、この、もしかしたら炉の修理費に半額、この1億684万円の半分を予備費に積み上げるというこの修正案でございますが、予備費に積み上げるということは、大変に不明確なところがあると存じます。なぜかと申しますと、5,000万以下の事業費ですと、町長は流用できるということもございます。それからもう一つは、炉の修理費にまたかけなければならないということで、結局はパフォーマンスのようなところがございます。もう少し…もう少しですね、議会といたしましては確実性のある修正案でほしかったなと思って、私は反対をいたすところでございます。(私語あり)
さて、まず一般会計予算につきまして、歳入では町税が固定資産税とそれに伴う都市計画税、そして軽自動車税に伸びが見られるものの、税収の根幹である町民税では、前年度比1億7,722万5,000円、比率にして5.9%のマイナス、また各種交付金についても、地方消費税交付金を除くすべてにおいて減額となるなど、まさに景気低迷の影響が重くのしかかり、非常に厳しい状況が数値としてあらわれております。
このような中、臨時財政対策債は、前年度とほぼ同額となっております。また、財政調整基金繰入金は同額に抑えるなど、起債の増を少しでも抑えて、基金は枯渇させまいと苦慮されたと、町当局の努力がうかがえます。
歳出に目を向けますと、これまでの枠配分方式から、事業評価方式に切りかえ、予算編成が行われたとのことですが、結果として予算性質別では消費的経費の物件費、維持補修費、補助費など。投資的経費では普通建設事業費の単独事業分を抑えるなど、子ども手当の措置による増を除けば緊縮型予算とも考えられます。しかしながら、上山口小学校と南郷中学校におけます耐震補強工事による安全性の確保、インテリジェントティーチャーやスクールカウンセラーの配置、外国語指導助手の派遣、新1年生を基本的な対象とした机、いすの新調、また保育園受け入れ児童数の90人から100人への増員や民間保育所との受け入れ児童数の増員に向けた協議など、教育、子育て環境向上に向けた取り組みには一定の評価ができると存じます。
また福祉に目を向けますと、既存事業の多くは継続されるとともに、精神障害者の方々の社会復帰と自立、社会参加の促進を目的とした町内では初めての地域活動支援センターが年度内に開始され、地域住民の方との交流が深まることは大変望ましいことであり、精神障害者を取り巻く地域環境の向上に大きく寄与するものと考えますので、引き続きの支援を期待するものでございます。
廃棄物対策では、1,164万円の予算で、ゼロ・ウェイスト政策として生ごみ処理の集中的な取り組みを展開し、モニターなどによる分別収集方法の実験的導入の準備を進めてきました。さらに現在、町内4カ所のモデル地区へと拡大を図っているところですが、捨てるごみに関心を持つ人たちのコミュニケーションができて、地域の連帯にも役立つのであれば、人間的な政策ではないかと、以前よりも私自身、応援する気持ちが出てまいりました。粗大ごみについても、シール制を導入するなど、廃棄物処理の資源化・減量化に向けた取り組みについては、常に必要なことであり、今後なお一層の進展と努力に期待したいと思います。ただし、1人当たりのごみ処理事業費としては県下で一番高く、今後全体としてスリム化を図る努力をしていただきたいと願うものです。また、これまで大きな課題であったし尿の焼却処理が21年度当初に廃止されたことにより、CO2排出量が激減されたところではありますが、し尿浄化槽汚泥の下水道投入施設の整備が22、23年度の継続事業として進められますことは、現在横浜市にお願いしている委託処理から町独自処理に大きく前進することにも期待するものでございます。協働推進事業として、NPO法人葉山まちづくり協会にまちづくり館の委託を行い、拠点としての活動スペースが改善されて、一人でも多くの町民の方が訪れ、さまざまな意見交換がなされ、これまで培われたさまざまな資源を行政と共有しつつ、協働に基づいた活動がさらに前進されることを期待するものです。また、自治基本条例につきましても、これまで幾度となく議会におきましてその制定を促す質問が出されておりましたが、今回初めてその取り組みに予算が充てられました。平成23年度中の策定を当面の目標となっておりますが、制定に向けては多くの町民との意見交換を通して、葉山町としてのあるべき条例の姿を十分に見出していくことこそ、求められる姿と考えます。しっかりと地に足を着けた取り組みを期待するものでございます。
以上、いろいろと申し上げてまいりましたが、平成22年度予算においては、事業の統合や廃止、休止、縮小といった対応がとられ、予算を絞り出したという感はいたします。これまで行われている事業は、すべての町民の日々の生活にとって重要なものばかりと思いますが、そのような中で優先順位をつけ、事業を組み立てていくには、しっかりとした総合計画や財政計画、あるいは行政改革大綱実施計画などの各種計画の構築が必要です。幸にも平成22年度からは新しい行政改革大綱に基づいた対応が進められるとともに、総合計画も後期基本計画の策定に着手されるとのことでございます。この厳しい財政状況に耐え、乗り越えていくには、事業の見直しは避けて通れません。このような視点に立てば、本予算は一定の評価ができるものと考えます。
次に国民健康保険特別会計につきましては、基金の財源を充当し、保険料については昨年度と比較し、やや下がるということは見受けられるところでございます。しかし、本町の国民健康保険料は、他の自治体と比較しても高額であるということは周知の事実でございます。23年度は基金がほぼ底を突くという観点から、22年度については被保険者の医療費削減策を最重要課題に位置づけることを強く熱望いたします。そこで、清掃費から繰り入れて、町民の負担を少しでも軽くする対応、そして突破口を真剣に考えていただきたいと思います。なお、繰り入れをする以上、悪質な保険料滞納者については、断固たる措置を視野に入れた未済額の減少にさらに力を注いでいくべきことを指摘いたします。国の動向を見る限り、今後も地方自治体にとっては依然として厳しい財政状況が続くものと予想されます。しかし現状と将来見通しをしっかりと見据えて、町民の安心・安全と福祉の向上を目指した行政対応を強く強く望むものでございます。
以上、私の討論といたします。
○議長(鈴木道子君)他に討論ございますか。
○5番(山梨崇仁君)5番山梨崇仁です。私は4番土佐洋子議員との意見を代表して、議案第53号から第58号までについて一括討論させていただきます。
まず、平成22年度一般会計予算並びに国民健康保険特別会計予算については、提出者となっている組替え動議の2番目に賛成します。
次に、後期高齢者医療特別会計予算、老人保健医療特別会計予算、介護保険特別会計予算の3特別会計予算については原案に賛成し、下水道事業特別会計予算については反対の立場から討論に参加いたします。
初めに、先に提出されております組替え動議と、予算特別委員会の意思となりました修正案について、賛同できかねる理由を申し上げます。まず、先の組替え動議では、塵芥処理費の1,000万円から2,000万円の削減、そして下水道の面整備を3分の2として、それに値する下水道債の4,000万円を臨時財政対策債に振り替えて、子育て支援と国民健康保険の繰り入れに充当するとしていますが、考える問題は2つあります。1つ目に、本内容における臨時財政対策債の発行には賛同ができません。臨時財政対策債は、地方交付税の代替財源とされてはいますが、借金であることに変わりはありません。職員検討会を軸に、借り入れをふやさないように努力した予算において、それを超えることには抵抗を感じます。なお、個人的には借金は悪ではないと考えておりますが、それは今の財政状況においては、町税収入がふえるような、つまり投資した資金が回収できるような借金、取り組みを検討すべきだというふうに考えております。
2つ目は下水道事業であります。そもそも組替え動議とは、それを修正し、町長に再提案させることを求めるものであるため、国庫や県補助申請が済んでいる下水道事業を町長みずからに削減し、再提案してもらうことは現実的ではないと考えました。下水道事業を制限するのであれば、国や県への説明も議会意思であることが必要ではないでしょうか。つまり、議員としての責任で下水道事業特別会計予算への態度において対応するべきではないかと考えました。
次に、先ほどの待寺議員の討論にもありました予算特別委員長としての質問でございますが、私は予算特別委員会で可決された修正案について、ごみ焼却炉の修繕等工事費1億684万円を半額の5,342万円にするというものが、これについてはなぜ炉の補修費だけなのか、そして金額が大き過ぎるのではないかという考えがあります。確かに私と同じ年である33歳の焼却炉は、かなりの老朽化が進み、毎年経費がかさんでいます。しかし、過去10年にわたって、際立って高額になっていったごみ処理事業費の問題点は、炉の補修費だけではありません。収集や資源化、クリーンセンターの維持管理、灰を含む最終処分にかかる経費や人件費など、高額と言われる処理費用を削減するためには、それらをパッケージで考えなければならないと思うのです。なお、特別委員会における修正案提案者の説明によれば、予備費流用の可否は5月の一般廃棄物処理計画やゼロ・ウェイストの大綱を見て判断するとのことで、それら計画書がこの3月の予算においてもいまだ見えていないことがおかしいという指摘がございました。また、先ほどの待寺議員の討論にも同様のことが述べられておりましたが、私も全く同感であります。しかし、私はそもそも森町長の提案する計画書に満足のいくものを求めることこそが難しいのではないか。むしろ、期待しても酷ではないかとも考えております。そのため、このたびは組替え動議の2番目において、一連の廃棄物処理に係る塵芥処理費とし尿処理経費をさらに削減すべく、現実的な努力目標を当初予算の段階である現時点で要求いたしました。なお、この削減額につきましては、国民健康保険のほか午前中が事実上の閉館状態となる児童館の体制をもとの水準に戻すこと。そして、その運営には給与や職位等において利用者にとって責任の所在が明確となる体制をとるために利用することを求めます。また、放課後児童対策として放課後子どもプランなどの新規事業のきっかけとなるよう期待を込めていることをお伝えいたします。
さて、私たちは平成22年度予算が極めて厳しい財政状況の中、職員検討会を経て新たな予算が形成されたこと、そして根岸総務部長から予算委員会の冒頭に御説明いただいたとおり、大変な緊縮財政ではありながら、職員各位がさまざまな方策を検討した結果の予算であることなど、その姿勢と努力は大いに評価に値するものと見ております。その上で、予算原案の特に抽出しておかなければならない評価できる点と課題を順次申し上げてまいります。
まず、懸案となっているごみ処理事業について先に申し上げますが、基本的には昨年度比で10%弱圧縮した塵芥処理費であり、そこには収集委託費の大幅削減や廃プラの単価見直しを行ってきた経緯、そして来年度にはアルミ缶、鉄くずなど資源物引き取り単価を見直し、不燃物残渣の分別などで1,000万円近くのコストを削減していることなど、これまで長年見直しを図ってこなかった分野にようやく大きく切り込み成果を上げている点は、大変高く評価をしております。しかし、そこになぜ方針転換の計画書、ここに至るまでの処理計画を早々に策定していなかったのか。それが残念でなりません。いかなる理由があろうとも、町民の理解を得らるよう図るべきは森町長の務め、リーダシップであり、それがなかったことで組織を動かす戦略の乏しさが露呈し、怠慢ともとれてしまう状況があることは、結果として残念でなりません。
次に、町有地の有効活用として真名瀬駐車場の機械化で約753万円の収益を見込めること、長者ヶ崎町有地の委託管理で288万円の収益増となることは、大変喜ばしいことと思います。これこそ財産の有効活用であり、今後も引き続き同様の活用が図れるよう、それぞれの部署には可能性を模索にアンテナを高く張って御努力いただきたいと思います。
さて、厳しい財政状況を理解しつつも、一方で、その緊縮の仕方に強い疑念がある点を指摘しなければなりません。まず、児童館の午前指導員を廃止しようとしているように、ナチュラルリザーブの監視員の廃止についてです。担当の説明により継続が難しいという事情はわかりますが、町の指定天然記念物が今よりさらに放置状態になることが目に見えており、その価値と意義を軽視していることになりかねないと危惧しています。むしろ漁協やダイビングショップと交渉して管理委託の協定締結を図るなど、積極的な対応を検討する必要もあるのではないでしょうか。ほかには教育費のスポーツ関連が軒並み削減されているにもかかわらず、テニスコートの無休化が図られる点、同様に合併処理浄化槽を推進すると言いながら、その補助金を単独浄化槽から転換するものに限定する点など、理念や公平な目的が見えず、納得のいかない点もございます。一般町民からすればテニスコートだけがなぜ降って湧いたように無休化の試行対象となったのでしょうか。スポーツ関連予算が大幅に縮減されていることから、決してスポーツに力を入れるつもりがないということ、私は全く理解はできませんが、方針として受けとめております。また、委員会質疑によれば、それに続く他施設の無休化、試行をする計画はないとのことで、テニスコート無休化だけが採算がとれるとわかったからやるのだという1点に終始していました。したがって、スポーツ振興でもない、計画的なサービス向上の政策でもない。採算がとれるかとれないかだけの判断ではないか。もしくは偏った、恣意的な判断による町政運営ではないか。議員としてそういった疑いを持っていることをはっきりとお伝えいたします。
他に計画なきボート購入や、いまだ見えない地産地消事業、町内会へ回覧板の削減の影響など、今後しっかりとチェックする必要があることが多々細々あることを改めて申し上げたいと思います。十分に慎重な町政運営を求めてまいります。
最後に、下水道事業特別会計予算について、議員となって初めて反対の立場をとっておりますが、その理由を明確に申し上げます。昨年平成21年度下水道事業特別会計予算の討論において、私たちは予算定例会中の繰越明許の審査経過などを理由に、担当課の下水道事業団任せの姿勢は納得のいくものではないと申し上げ、予算執行には主体性のある事業推進体制をとるよう強く求めました。しかし、それから1年がたって、議案第65号工事委託協定の変更についての審議でおわかりのとおり、当初計画にない第4系列目の調整池に攪拌機を入れ、工事が既に終わっている議会軽視ともとれる事後報告の議案を上程され、そしてその説明は下水道事業団任せであったため、明確な説明がない、不透明なところが多過ぎるものであったと理解をしております。事務処理上の不手際があったとして町長が謝罪をされたが、町長が本当に職員の説明を理解されていたのか、それができていない状態で議案が提出されているのではないかとも考えております。したがいまして、水環境の整備が進んでいる上で、公共下水道の推進を否定するつもりはない立場でありましたが、今後は下水道事業に係る仕事の進め方を町長以下改めて考え直し、時代の要請に合った事務執行体制を構築していただきたいと厳しく申し上げます。
最後に、森町政が3年目を迎え、その運営についてはさきの私の総括質問でも申し上げたとおり、町長のリーダーシップの欠如や、その場の雰囲気に任せた恣意的な言動により、人々の信頼を失いつつあることに危機感を感じていただきたいと改めてお伝えいたします。町政は政策を遂行することが仕事だからと軽視されている面もあるのかもしれませんが、そこには思いのつながっている町民、職員がいるからこそなし得る葉山町行政があるということを決して忘れないでください。深い反省の念を持って今後への改善を図っていただきたい。そういった見えないつながりを絶対に断ち切らないでほしいと切に願っております。
以上、提出者となっております組替え動議の2番目に賛成し、下水道事業特別会計予算への反対、その他3件の特別会計に賛成する立場からの討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(鈴木道子君)他に討論ございますか。
○7番(鈴木知一君)7番鈴木知一でございます。私は予算特別委員会委員長報告のとおり、一般会計予算の原案と他の組替え動議2案に対し反対の立場から討論に参加をいたします。
森町長は平成20年1月20日の葉山町長選挙で4度目の挑戦で初当選、そして2年が経過いたしました。2年前を振り返ってみますと、この年には町議会には2市1町ごみ処理広域化計画の再検討を求める陳情が提出され、ごみ問題特別委員会では採択されていました。しかし森町長は、5月7日、以前から進めてきた横須賀市・三浦市との2市1町ごみ処理広域化計画から離脱し、町単独でのごみ処理を検討していくことを明らかにしました。そして、とうとう5月末日には事実上覚書を破棄して、この計画から離脱をしました。離脱の理由については、計画で横須賀市に大型の焼却炉を設備、整備するとありました。これを連続運転するには一定量のごみを投入し続けなければならず、政府の掲げる2015年度には燃やすごみの20%減量を義務化するという政策にも、また地球温暖化防止のため、ごみを出さない、燃やさないという世界の流れにも逆行する。また同じく、横須賀市につくるとされていた生ごみ資源化施設については、全体的な一般廃棄物処理システムの中で本格稼働している事例が今のところ見られない。以上の理由で離脱になってしまったわけでございますが、しかしこの計画が20年という長期にわたるものであり、その間に技術革新も進むはずでしたが、当町は離脱し、残念ながら新方式への転換の可能性を閉ざすことになってしまいました。少なくとも4市1町でのごみ処理広域化計画で約10年間、2市1町でも2年間以上同じ歩調で検討してきました。私はこの間、ずっとこのごみ問題については強い関心がありました。他の自治体にも何度も視察に行っております。さまざまな市や町や広域連合や事務組合など、それぞれの地域の特色があり、積極的に活動しておりました。それと同時に、横須賀市も三浦市も、考えられる最善の計画を策定し、実行に移そうとしています。それを一定量のごみを投入し続けなければならず、政府の掲げる2015年度には燃やすごみの20%減量を義務化するという政策にも、また地球温暖化防止のため、ごみを出さない、燃やさないという世界の流れにも逆行するという決めつけた理由づけは、町民を代表するトップリーダーの発言として、また町議会のチェックとしても大変に恥ずかしく、両市民に申しわけない気持ちがあります。
また、同じく横須賀市につくるとされていた生ごみ資源化施設については、この生ごみ資源化施設は1日440トンの施設規模で、可燃ごみから生ごみを選別し、メタン発行処理を行い、得られたバイオガスはごみ収集車の燃料や発電に使用する。この施設稼働目標が8年後でした。このような施設建設に消極的な判断をして、ただ問題解決を先送りしているだけととらえられても仕方がないのではないでしょうか。横須賀市にも三浦市にも、それぞれの事情があり、ごみ処理に関しては最重要課題の一つであるはずです。ごみ処理は一番生活に密着した問題であり、町の財政にも限りがあります。森町長は、まずは町として徹底した減量化・脱焼却の方策を打ち出すことが必要だというのが私の立場ですと言っていました。分別による資源化・減量化を軸として、脱焼却・脱埋め立てを目指すと言っていました。そのためにはゼロ・ウェイストを宣言し、第一段階として、まず5年以内に50%減、その後5年置きに70%減、85%減を設定し、最終的な目標として20年後までにゼロ・ウェイスト達成を目指します。そして実現までの過程においては、町民の皆様と結束して取り組んでいくことが不可欠で、いわば町民の方々こそがごみ減量の主役であり、町はその努力を助け、促し、酌み取るシステムの構築に全力で取り組むことが求められます。全く負担のかからない減量化はあり得ません。ただし、可能な限り町民の方々の視点に配慮をし、きめ細やかなサポート体制と啓発に取り組むことで、皆様の納得を得られるよう施策を組み立てていく考えです。これが森町長の考え方でございますね。1期4年でやめる約束をしている町長に対し、20年間の目標を立てた計画を町民は素直に納得して実行していただけるでしょうか。町民の方々こそがごみ減量の主役とおっしゃるのなら、町長御自身から身を律して行動を起こさなければ、町民は聞こうとも動こうともしないのではないでしょうか。町長の給料の再検討など、他にも自分自身を律していかなければ、町民は手を挙げてこのゼロ・ウェイストに賛成してくれないでしょう。葉山町民1人当たりのごみ処理費は年間1人3万2,000円と、県内トップレベル。清掃事業費は一般会計の約13%も占めています。老朽化した施設の維持管理費や県外へのごみ処理委託費が財政を圧迫している要因の一つであります。早急な改善策が必要なはずなのに、ごみの減量化だけに走るのでは、今までのごみ行政は何だったのかと自問自答したくなる心境です。町と町民が一体となって町長御自身が本当にごみゼロの実現に向け取り組んでまいりたいのならば、御自身の身を律し、町民に示さなければスタートは切れないと考えます。まちづくりはごみ処理だけではありませんが、今は葉山町の最大の問題は、やはりごみ処理です。計画を見間違えば、財政圧迫にはね返り、町民から理解されなければ減量化は一歩も進みません。広域から離脱は町長の勝手な勇み足です。そして、生ごみ処理を責任ある確実な方法で町が処理する約束をすべきであります。今の焼却施設を維持しながら、新たな施設は考えていかないというのは不可能であり、脱焼却・脱埋め立てを推進していくことに続けて反していくことになります。町独自の生ごみ処理方法を推進し、今のごみ処理施設の維持を最小限にすることが最善と考えます。よって、私は一般会計予算の原案と組替え動議の2案に反対して、委員長報告どおりの修正案に賛成いたします。また、5特別会計予算に対しましても、委員長報告どおり賛成をいたします。(拍手)
○議長(鈴木道子君)ほかに討論ございますか。
○9番(守屋亘弘君)9番守屋亘弘です。私は会派を代表して、まずは各会計の賛否についてお話をしたいと存じます。議案第53号の一般会計予算については反対、それから54号の国民健康保険特会には反対、第55号の後期高齢者医療特別会計につきましてはまことに申しわけなかったと深くおわびをいたしますけれども、委員会審査の際に私は反対にもかかわらず、思わぬ賛成をしてしまいました。もう1件もありますので順次申し上げます。議案第56号の老人保健医療特別会計につきましては賛成、それから57号の介護保険特別会計につきましても、これも錯誤でございまして、我が会派としては賛成でございます。ついつい反対してしまいました。何でも反対すればいいってわけじゃなかったんですけれども。したがいまして、ここで深くおわびすべき点は、先ほども申し上げましたけれども、55号につきましては賛成を反対の立場と、それから57号につきましては反対しましたけれども賛成であると、おわびの上、その旨訂正をいたします。それから、第58号の下水道事業特別会計につきましては反対という立場でございます。それぞれ組替え動議が2件、それから修正案が1件出ておりますが、それにつきましては先ほど申し上げた各予算の賛成なり反対なりを申し述べてからお話ししたいと存じます。ただ、会派を代表してと申し上げましたけれども、このこれから私が述べる討論の細部まで会派で詰めておりませんので、若干同じ会派を組む議員とは意見を異にするところがあろうかと思いますが、それはあくまでも私の議員一人としての意見ということでお考えくだされば大変ありがたいと存じます。
まず、議案第53号一般会計についてでございますが、先ほど来いろいろと議論がある中で、主にごみ処理事業関係のお話が出ております。私はさきの総括質問の中で、一般廃棄物処理経費の一般会計予算に占める割合を質問をいたしました。その際の答弁は、12.7%という数字を承っておりますけれども、この数字は衛生費の中の清掃費ということで、担当の部長からお話がありましたが、この約11億5,600万相当の金額の中には、環境課のごみ処理事業にかかわる職員の費用は人件費が含まれてないということでございます。私がかねてから申し上げている、いわゆる当該比率、もう一度申し上げますと、一般廃棄物処理経費の一般歳出決算においては、17年度13.3、18年度13.3、19年度12.5、20年度13.7、21年度はわかりませんけれども、先ほど申し上げた22年度が例えば私の計算した範囲だと13%程度になろうかと思います。これはかねて私が申し上げたとおり、県下でワーストワン、いわゆる当該比率が10%を超えているのは10年来葉山町しかあり得ない。森町長が就任して3年目になっても、なおこのような数字であるということは、私にとって甚だ遺憾であろうかと存じます。先ほど鈴木知一議員が言われておりましたけれども、ただ単にゼロ・ウェイスト、ゼロ・ウェイストと、毎度申し上げますけれども、経文のように唱えれば、あたかもごみ処理経費が削減されるような錯覚を与えるのはいかがなものかと考えております。
すなわち、これも以前申し上げましたけれども、18年度から19年度において、ごみの総排出量は1,391トン減りました。すなわち18年度が1万3,334トン、19年度が1万1,941トン、その差が1,391トンになろうかと思いますけれども、その比率が10.4%削減されたと。これは今振り返れば前町長の功績でもなく、また20年1月20日に就任した森町長の功績でも何でもありません。みんな町民の努力の結晶であろうかと私は考えております。ゼロ・ウェイストをごみ減らしと考えれば、だれも反対はできないと存じます。ごみを減らした中で、ではごみ処理経費がどの程度減るのか、それが最も大切なポイントになろうかと思いますが、行政サイドは5月までにいわゆる基本計画を提出すると、その中で、その目標なりを提示するというようなお話ですけれども、一体全体どの程度安くなるんだ。先ほど申し上げた数字から見れば、ほぼそういう努力がなされてないんじゃないかと、そのように私は考えております。
また、最も大切なことは、一般会計予算においても同様であろうかと思いますけれども、あと2年、森町長が町長の座にあると想定しまして、では財政見通しはどうなのか。22年度は12億足らないだの、あっちでピーチクパーチクやっていましたけれども、じゃあ23年度はどうなのか。いわゆる長期財政見通しなるものを私の聞いている範囲は今年度末までに提出するという話でございましたけれども、それがいつの間にかまた先送りして、先般の町長質問の際に4月には出すよというお話にすり変わっております。こういうことを考えれば、先ほど5番山梨崇仁議員も鋭く指摘しておりますけれども、町長のリーダーシップというものが甚だしく欠落しているのかなと思います。
また、そういう面で申し上げると、これはいろいろ議論があろうかと思いますけれども、いわゆる地域手当の問題も、全く回答もせず、すなわち22年度予算だけで、予算案だけで考えますと、いわゆる超過支給分、20年度の決算で見ますと葉山町が支給しているのは10%、国の指針とするものが6%、この超過4%分は約5,000万円に上ると。そのために20年度においては推定1,000万円の特別交付税が得られなかった。このような数字を当てはめて考えますと、平成22年度においてはいわゆる超過分の50%が特別交付税として減額されると。そうなりますと、5,000万プラス2,500万、7,500万分が住民サービスが得られないという結果になろうかと存じます。このように申し述べて、一般会計予算についての反対討論といたします。
続いて国民健康保険特会についてでございますけれども、これは住民の方からいわゆる同じ医療圏である逗子市との比較において、葉山町の国民保険医療は約2万円高いと。骨子としては引き下げてほしいという請願でありました。私はその請願の紹介議員でありましたので、なお提案理由も述べ、皆さんも、皆さん全員の賛同を得たものでございますが、この件については、行政側は22年度の一般会計の繰り出し等は一顧だにもしてなかったのであります。なお付言するならば、当料金の算定に当たっては、いわゆる未納者の分が正直に納付しているものの保険料に上乗せされる。そういう賦課方式を22年度も直していない。そういう点も私は指摘をいたします。
それから、次に高齢者医療制度の件でございますけれども、昨年度の予算案について、我が会派は賛成をいたしました。それは、ある程度の激変措置なり、あるいは見直しが行われた。ほぼ定着に向かっていたという判断をしたからでございますが、申し上げるまでもなく、政権交代により本制度も見直しなりの議論がなされております。本来的な立場に返って、私どもは反対を表明をいたします。
それから、最後に下水道事業特別会計でございますけれども、歳入歳出11億7,700万のうち、一般会計からの繰り入れが約7億、借金が1億2,000万、収入のうち、すなわち先ほど申し上げた11億7,700万のうち8億2,000万が今申し上げた一般会計からの繰り入れと借金で賄われた。なおかつ歳出の11億7,700万のうち6億1,600万が借金の返済用に使われている。これは率にして50%を超えるもので、実際に行う面整備は10.3ヘクタールを予定しているということでございますけれども、この費用を約、事業費として2億5,000万相当であります。まあ幸いというのか、人件費を除いた下水道使用料と実際の葉山浄化センターの維持管理費は22年度予算で見ると、ほぼツーツーになりつつあるということでございますけれども、さっき申し上げた借金を返すための特別予算ということが言えるのではないか。ただ、もう1点は、先般も申し述べましたけれども、その他の経費、いわゆる総務経費、事業費で5億5,700万。その中で人件費が、公債負担金を含めて6,600万ある。これは本来的な事業費に人件費が12%も食われるということは、まことに私としては考えられない、理解に苦しむところであろうかと思います。政権交代によって、いつぞやも申し上げましたけれども、国の下水道補助金は9割カットという説もあります。平成19年度から23年度までで107ヘクタール面整備を行い、23年度末で350ヘクタールを完成させる。累計350ヘクタールを完成させるということで認可を受けておりますけれども、80%達成するということであれば、350ヘクタールのうちの80%は280ヘクタール。だから22年度でいろんな状況が変化する可能性がある。一たん小休止しても、私は何らおかしいことではない。もう既に、先ほど申し上げた平成23年度末面整備350ヘクタール完成なんていうことは、全く不可能な状態になっております。担当課長のお話では、現在の財政状況では年10ヘクタール面整備ができるかどうかというような状況下で、先ほども議論がありますけれども、それではその先はどうするのか。下水道でいくのか合併浄化槽でいくのか。かねて町長は公約で、少なくとも私の理解する範囲、上山口・木古庭地区は合併浄化槽で対処するということでありましたから、その公約を誠実に履行するのであれば、下水道審議会に諮問する内容もおのずから決まってくることと存じます。
なお、先ほど12番待寺真司議員が、今議会の予算特別委員会の委員長を務められた5番議員に対して大変賛辞をおっしゃっておられましたので、私もその山梨委員長の大変な御尽力を心から厚く御礼を申し上げるとともに、次の出世の登竜門として監査委員になったらいかがとお示しして、私の討論といたします。どうもありがとうございました。
○議長(鈴木道子君)他に討論ございますか。
ございませんね。討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
この際、暫時休憩いたします。(午後4時19分)
○議長(鈴木道子君)休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時50分)
この際、本日の日程終了まで延刻といたします。
これより起立により採決をいたします。採決の順序について、あらかじめ申し上げます。まず最初に近藤昇一議員ほか3名から提出されました「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」等の組替えを求める動議について、次に伊藤友子議員ほか2名から提出されました「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」及び「議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算」の組替えを求める動議について採決を行った後、委員会の修正案について採決を行います。
お諮りいたします。近藤昇一議員ほか3名から提出されました「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」等の組替えを求める動議について、賛成の方は起立願います。
(起立少数)
起立4名の少数です。よって、本動議は否決されました。
次に伊藤友子議員ほか2名から提出されました「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」及び「議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算」の組替えを求める動議について、賛成の方は起立願います。
(起立8名)
起立8名でございます。採決の結果、賛成8名、反対8名の同数でございます。したがって、地方自治法第116条第1項の規定により議長が本件に対して裁決いたします。伊藤友子議員ほか2名から提出されました「議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算」及び「議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算」の組替えを求める動議については、議長は否決と裁決いたします。よって、本動議は否決されました。
次に、議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算の採決に入ります。議案第53号に対する予算特別委員会委員長の報告は修正であります。よって、まず委員会の修正案について採決をいたします。予算特別委員会の修正案に賛成の方は起立願います。
(起立8名)
採決の結果、賛成8名、反対8名の同数でございます。したがって、地方自治法第116条第1項の規定により議長が本案に対して裁決いたします。本修正案については、議長は否決と裁決いたします。よって、委員会の修正案は否決されました。
修正案が否決となりましたので、次に原案について起立により採決いたします。(「休憩動議」の声あり、「賛成」の声あり)ただいま休憩の動議で賛成者がございます。この動議は賛成者がございますので、成立いたしました。休憩の動議を議題として採決いたします。この採決は起立によって行います。この動議のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立多数です。よって、暫時休憩することの動議は可決されました。
暫時休憩いたします。(午後4時56分)
○議長(鈴木道子君)休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後5時25分)
修正案が否決となりましたので、次に原案について起立により採決いたします。原案のとおり決定することに賛成の方は…もう一度申し上げます。休憩前に引き続いてのお話でございますので、議案第53号でございます。議案第53号平成22年度葉山町一般会計予算でございます。この原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立少数)
起立1名の少数であります。よって、議案第53号は否決されました。
次に、議案第54号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計予算に対する委員長報告は可決でございます。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立9名の多数であります。よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第55号平成22年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算に対する委員長報告は可決でございます。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立12名の多数であります。よって、議案第55号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第56号平成22年度葉山町老人保健医療特別会計予算に対する委員長報告は可決でございます。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員でございます。よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第57号平成22年度葉山町介護保険特別会計予算に対する委員長報告は可決でございます。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立14名の多数でございます。よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第58号平成22年度葉山町下水道事業特別会計予算に対する委員長報告は可決でございます。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立10名の多数でございます。よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。


○議長(鈴木道子君)以上で本日の日程は全部終了いたしました。明日は午後1時30分再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(午後5時29分)




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