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平成18年葉山町議会第2回定例会会議録(第4日)


・招集年月日 平成18年6月28日(水曜日)

・招集場所  葉山町役場議場

・開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議 午後 2時00分
閉会 午後 4時57分

・応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

  出席17名 欠席0名

第1番 伊東圭介 出席 第10番 笠原俊一 出席
第2番 佐野司郎 出席 第11番 横山すみ子 出席
第3番 金崎ひさ 出席 第12番 鈴木道子 出席
第4番 待寺真司 出席 第13番 鈴木知一 出席
第5番     第14番 守屋亘弘 出席
第6番 阿部勝雄 出席 第15番 森勝美 出席
第7番 近藤昇一 出席 第16番 伊藤純子 出席
第8番 畑中由喜子 出席 第17番 伊藤友子 出席
第9番 加藤清 出席 第18番 中村常光 出席


・地方自治法第121条により出席した者の職氏名

町長 守屋大光 助役 鈴木勘之
教育長 木太郎 総務部部長 石川嘉一郎
福祉環境部部長 根岸隆男 都市経済部部長 石川恵一
消防長 石屋博 教育次長 後藤一雄
総務課課長 山本孝幸    


・職務のため議場に出席した者の職氏名

議会事務局局長 鈴木和雄 次長 行谷正志
局長補佐 高橋孝行    


・会議録署名議員

第1番 伊東圭介 第2番 佐野司郎


・議事日程

第1 議案第6号 葉山町建築物の構造の制限及び地盤面の設定に関する条例
第2 議案第15号 工事請負契約の締結について〔葉山処理区一色1号幹線築造工事(その3)〕
第3 議案第16号 工事請負契約の締結について〔葉山処理区(長柄)枝線築造工事(その8)〕(以上3件総務建設常任委員会報告)
第4 議案第4号 葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例
第5 議案第5号 葉山町災害見舞金支給条例
第6 議案第7号 葉山町障害程度区分判定等審査会の委員の定数等を定める条例(以上3件教育福祉常任委員会報告)
・(追加日程)
第1 決議第1号 葉山町議会議長伊藤友子君の不信任決議(案)
・議事日程
第7 議案第19号 葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例
第8 議案第20号 葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例(以上2件議会運営委員会報告)
第9 陳情第16号 葉山町の良好な海辺環境を保つ条例制定を求める陳情(以上1件総務建設常任委員会報告)
第10 陳情第11号 子育て支援課の設置、小児科の誘致、堀内児童遊園にトイレ設置を願う陳情書
第11 陳情第7号 安全・安心の医療と看護の実現のため医師・看護師等の増員の意見書提出を求める陳情(以上2件教育福祉常任委員会審査期限延期要求)
第12 陳情第20号 葉山町議会の改革を推進するための陳情(以上1件議会運営委員会審査期限延期要求)
第13 葉山町ごみ問題に関する件(以上1件葉山町ごみ問題特別委員会審査期限延期要求)第14葉山町議会広報に関する件(以上1件葉山町議会広報特別委員会審査期限延期要求)第15委員会の調査について
第16 議員派遣について


・議事の経過

○議長(伊藤友子君)ただいまの出席議員は17名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。(午後2時00分)
直ちに本日の会議を開きます。


○議長(伊藤友子君)日程第1「議案第6号葉山町建築物の構造の制限及び地盤面の設定に関する条例」、日程第2「議案第15号工事請負契約の締結について〔葉山処理区一色1号幹線築造工事(その3)〕」、日程第3「議案第16号工事請負契約の締結について〔葉山処理区(長柄)枝線築造工事(その8)〕」の3件を一括議題といたします。
本件については、去る6月21日、総務建設常任委員会に付託し、休会中に審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、総務建設常任委員会委員長より審査結果報告を求めます。委員長、登壇願います。
○総務建設常任委員会委員長(伊東圭介君)総務建設常任委員会審査報告。平成18年6月21日、今定例会において付託された議案第6号葉山町建築物の構造の制限及び地盤面の設定に関する条例、議案第15号工事請負契約の締結について〔葉山処理区一色1号幹線築造工事(その3)〕、議案第16号工事請負契約の締結について〔葉山処理区(長柄)枝線築造工事(その8)〕の3件について、議会休会中の6月22日、担当部課長等の出席を求め審査を行い、結論を得ましたので御報告いたします。
議案第6号は、今後懸念される斜面地建築物による住環境の悪化に対処するため、建築基準法に基づく建築物の構造の制限、建築物の容積率算定基準となる地盤面の設定をするため制定するものです。担当職員からは、建築確認の権限を持たない自治体の法の委任条例として制定することは先駆的であり、多くの斜面地を抱える葉山町の土地利用に効果的との説明がありました。委員からは、町条例と建築基準法の適用除外の関係、用途地域の見直し、町民の意向把握、既存建築物の状況などについて質疑がなされ、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第15号、議案第16号の2件は、公共下水道整備計画に基づき実施される1件当たりの契約金額が5,000万円以上の工事請負契約2件の締結について諮るもので、一括して審査を行いました。議案第15号は一色地区、議案第16号については長柄地区の国道134号線部分等に公共下水道の面整備として実施するものです。審査は現地に赴き、工事箇所等について担当職員から説明を受けた後、両案件について新たに導入された電子入札制度、工法、夜間の工事騒音、安全対策、近隣住民への周知、緊急時の連絡体制、そして公共下水道事業全体の進捗状況等について質疑がなされ、委員からは、特に夜間・休日の連絡体制の確保、小規模事業者への配慮等が必要との意見がありました。採決の結果、議案第15号、議案第16号の2件はそれぞれ賛成多数により可決すべきものと決しました。
以上、報告いたします。平成18年6月28日、総務建設常任委員会。
○議長(伊藤友子君)以上で報告を終わり、これより日程順に委員長報告に対する質疑・採決を行います。最初に議案第6号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第6号は総務建設常任委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号、議案第16号の2件について質疑を一括して行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については総務建設常任委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議ありますので、これより討論を行います。
(「討論なし」の声あり)
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより1件ごとに採決を行います。本件については起立により採決を行います。議案第15号は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立多数により、議案第15号は可決されました。
次に、議案第16号は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立多数により、議案第16号は可決されました。


○議長(伊藤友子君)日程第4「議案第4号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例」、日程第5「議案第5号葉山町災害見舞金支給条例」、日程第6「議案第7号葉山町障害程度区分判定等審査会の委員の定数等を定める条例」の3件を一括議題といたします。
本件については、去る6月21日、教育福祉常任委員会に付託し、休会中に審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、教育福祉常任委員会委員長より審査結果報告を求めます。委員長、登壇願います。
○教育福祉常任委員会委員長(金崎ひさ君)教育福祉常任委員会審査報告。平成18年6月21日の今定例会において付託されました議案第4号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例、議案第5号葉山町災害見舞金支給条例及び議案第7号葉山町障害程度区分判定等審査会の委員の定数等を定める条例は、議会休会中の6月23日に担当部課長の出席を求め審査を行い、結論を得ましたので御報告いたします。
議案第4号は国民健康保険法施行令の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、介護納付金限度額引き上げ、公的年金等控除の見直しに係る経過措置、老年者控除の廃止に係る経過措置の改正を行うものであります。審査の中で委員から、条例改正の複雑さはあるが、上位の法改正に伴う改正であり、やむを得ないとの意見がありました。以上、審査の結果、議案第4号については全会一致により可決すべきものと決しました。
議案第5号は、自然災害や火災等により被害を受けた町民またはその遺族に対し、災害見舞金を支給することにより町民生活の安定と福祉の増進を図るため制定するものです。審査の中で、弔慰金の額について近隣市に比べ低いので近隣の状況を考え決定すべきであるとの意見がありました。そして、委員から修正動議が出され、弔慰金の額を隣接の逗子市と同額にする修正案が提出され、また世帯主死亡の場合には手厚い弔慰金が必要との意見もありましたが、採決の結果、否決されました。なお、支給の方法が被害者または遺族の申請によるものなので、制度の周知を図るべきとの意見がありました。以上、審査の結果、議案第5号については全会一致により可決すべきものと決しました。
議案第7号は、障害者自立支援法が施行されたことに伴い、障害者等の障害程度区分の審査及び判定等を行うため、同法により設置される審査会について、その定数等を定める必要があるため制定するものです。審査の中で、委員定数は7名以内となっているが、内科と小児科の医師2名と学識経験者3名の、5名を予定しているとの答弁がありました。なお、委員構成については精神科等の医師が必要ではないかとの意見がありました。以上、審査の結果、議案第7号については全会一致により可決すべきものと決しました。
以上、御報告いたします。平成18年6月28日、教育福祉常任委員会。
○議長(伊藤友子君)以上で報告を終わり、これより日程順に委員長報告に対する質疑・採決を行います。
最初に議案第4号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
議案第4号に関する教育福祉常任委員会の結論は可決であります。お諮りいたします。本件については教育福祉常任委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。まず、反対討論を行います。
○14番(守屋亘弘君)14番守屋亘弘です。私は当議案に反対の立場から討論に参加いたします。
私は去る3月24日、金曜日、葉山町災害見舞金支給条例を廃止する条例に賛成いたしました。私としては常日ごろ反対しておりますが、珍しく賛成したところであります。本来、この条例は一部改正する条例と出すべきでありました。しかしながら、理念なき町長の方針によって出したり引っ込めたり、まことに提案理由を考える担当部局の職員の方々の苦難を考えると、まことに私もせつないものがあります。百歩譲って、教育福祉常任委員会審議の際に、阿部勝雄委員から当条例の一部を修正する修正動議が提出されました。私の考えによれば極めて正論であります。なぜならば、鎌倉100万、逗子70万、三浦50万、横須賀20万。弔慰金すなわち人の命の金額はそれぞれでありますけれども、この4地域の金額を合計しますと240万、それを4で割れば60万、これが近隣地域の今、相場だという声がございましたが、私はそのように考えます。平成15年12月8日、金曜日に、私は一般質問の中で町長等の三役の月間給料の削減を求めた際に、町長は地域性という御答弁をされました。すなわち近隣の地域の物価等を勘案して現在の三役月間給料が妥当だという御判断を示されたものと私は理解しております。御自分のときには近隣の地域性ということを主張し、ところが一方この弔慰金の額については25万円という、どういう論拠をもって提出したのか私には理解ができません。先ほども申し上げたとおり、当条例案作成について大変苦慮されたであろう担当部局の方々の心痛を察して、本議案に反対するものであります。
○議長(伊藤友子君)次に、賛成討論を行います。
○8番(畑中由喜子君)8番畑中由喜子でございます。議案第5号葉山町災害見舞金支給条例に賛成の立場から討論に参加いたします。
この条例は自然災害や火災により被害を受けた町民またはその遺族に対し災害見舞金を支給し、もって町民生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的に制定するものです。このたびこの条例が提案されるに至った経緯は、去る3月議会において、それまであった葉山町民災害見舞金支給条例を廃止したことから始まっています。廃止された条例は火災や交通事故及び台風・地震などの自然災害をこうむった場合に、生活安定と援護を図る目的で制定された見舞金制度でしたが、時代の変化とともに増加する福祉・環境・教育等に関する施策事業に予算を回す必要があるので、この制度を廃止するとしたものでした。3月議会当時、この条例廃止の審議に当たり、私は自然災害に対する保険加入率はまだ低い状況にあって、突然大きな災害に見舞われ、特に生計維持者を失った場合など、町民にとって必要な援護策と考え、廃止に反対を表明いたしましたが、残念ながら賛成多数で廃止されてしまいました。
今回の条例案の内容は、以前のものと比べ、交通事故と通院は除かれ、支給される見舞金も大幅に縮小されました。中でも死亡弔慰金は90万円から25万円に減額となっています。提案説明では近隣町村に合わせたとのことでしたが、近隣市に比べると大きな差が出てしまいます。このことから付託先の教育福祉常任委員会では弔慰金の額を隣の逗子市と同額の70万円とする修正動議が出されました。結果は否決になりましたが、私も弔慰金は70万円とする修正案は妥当と考えておりました。この点についてはぜひ再考をお願いしたいと思います。不幸にして被害をこうむった町民の生活の安定と福祉の増進に少しでも寄与することを願い、改めて創設された災害見舞金支給条例に賛成をいたします。以上で討論を終わります。
○議長(伊藤友子君)次に、反対討論を行います。
(「なし」の声あり)
賛成討論を行います。
○7番(近藤昇一君)7番近藤です。私は日本共産党を代表し、議案第5号葉山町災害見舞金支給条例について賛成の立場から討論に参加いたします。
葉山町災害見舞金支給条例についてはさきの第1回定例議会において一たん廃止された条例であり、今回新規条例として提案されておりますが、前回廃止された条例との比較の上での議案判断となります。前回廃止された葉山町民災害見舞金支給条例第1条の目的は、この条例は町民の交通事故その他の災害に関して応急的援助を行うため、災害見舞金を支給し、もって町民生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的とすると述べていますが、今回新設された条例の目的に町民の交通事故は除かれ、災害のみになっております。その上で死亡弔慰金が90万円から25万円へ3分の1以下に、通院または自宅療養した場合、7日から30日までの間、1万5,000円、31日以上3万円はこれは削除され、入院見舞金のみで、入院90日まで1日につき2,500円支払われていたものが30日まで1日につき2,000円とされています。また、住宅見舞金につきましては全焼・全壊・流失の場合30万円から10万円へ3分の1に、半焼・半壊の場合は15万円から5万円へ3分の1に、床上浸水・土砂流入の場合は8万円から3万円へと、支給額が大幅に減額されています。これはさきに廃止された条例の目的から大きく外れているものと考えられます。しかし、町長は全町村のバランスと申しますが、死亡見舞金を近隣市と比較した場合に、逗子市は70万円、三浦市が50万円、鎌倉市では100万円が支給されます。これでは近隣市とのバランスがとれているとは言えないのではないでしょうか。守屋町長は町民が葉山に住んでよかったと思える町にしたいという気持ちがないとしか言えません。町民が不幸にして災害に遭ってしまったとき、その遺族の思いは、逗子に住んでいればよかった、三浦に住んでいればよかった、鎌倉に住んでいればよかったという気持ちにさせるような条例制定でありました。そのため、我が党は常任委員会審査に当たり、同僚の阿部議員から死亡見舞金のみお隣の逗子市とのバランスを考え70万円とする修正案を提出いたしましたが、残念ながら多数の賛同を得るに至りませんでした。しかし、今回の提案はゼロからの提案という形をとっていることもあり賛成したいと思いますが、ぜひとも町長にあっては今後制度改正について真剣に取り組んでいただき、葉山に住んでよかったと思える施策に発展させていただきたいと思います。殊に交通事故につきましては、ひき逃げによる被害者、無保険者による被害者、殊に葉山ではYナンバーの車が猛スピードで走るのをよく見かけますが、その車の多くは任意保険に入っていないという実情をにらみ、何らかの対応が必要であると考えます。
町長は別の制度として考えたいという答弁をされていますが、早急に町民がだれでもがわかりやすい制度設立を望んで、議案第5号葉山町災害見舞金支給条例についての賛成討論といたします。
○議長(伊藤友子君)他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本件については起立により採決を行います。議案第5号は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立多数により、議案第5号は可決されました。
次に、議案第7号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第7号については教育福祉常任委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。(発言を求める声あり)
○7番(近藤昇一君)この際、議長不信任決議案を動議として提出したいと思います。(「賛成」の声あり)
○議長(伊藤友子君)ただいま近藤議員より議長不信任の動議が提出されました。この動議は賛成者がありますので成立いたしました。
暫時休憩いたします。(午後2時26分)
○副議長(加藤清君)休憩を閉じて再開いたします。(午後2時37分)
本動議を日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることについて採決いたします。本件については起立により採決をいたします。本動議を日程に追加し、追加日程1として直ちに議題とすること、賛成の方は御起立お願いします。(私語あり)
○副議長(加藤清君)暫時休憩いたします。(午後2時38分)
○副議長(加藤清君)休憩を閉じて再開いたします。(午後2時39分)


○副議長(加藤清君)本動議を日程に追加し、追加日程第1とし直ちに議題といたします。
本件については起立により…それでは、動議提出者の説明を求めます。
○7番(近藤昇一君)決議第1号葉山町議会議長伊藤友子君の不信任決議についての提案説明を行わせていただきます。
葉山町議会議長伊藤友子君は今定例会に提出された議案第19号及び第20号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例2件の提出に至る経過の中で、与党会派の間で不協和音が生じた際に、みずからあっせんに走るという議長としてふさわしくない対応を行いました。このことをさきの議会運営委員会で問いただしたところ、一議員として動いた、与党会派が困っていたので動いたとのあっせんの事実を認めております。しかし、一議員として動いたということですが、議長職を得たからには議会運営に関するすべての活動が議長としての活動になると考えなければなりません。だからこそあっせんが有効になるものと考えます。さらに私は複数の与党会派議員から議長があっせんに入ったと聞いておりますし、だれも「伊藤友子議員が」との発言はありませんでした。
また、与党会派が困っているからとのことですが、議長職とはみずからに1票を投じた会派のみに目を向ければよいのでしょうか。それ以外の会派の意見は全く無視してあっせんするということが許されるのでしょうか。現にこのあっせんについては今の今まで議長からは会派として認められている我が党には一言もございませんでした。野党のレッテルを張った会派には何の相談もいらない、多数があれば押し切ってしまえばいいと思われているのでしょうか。議長は議長選挙で1票を入れた与党会派のためだけに働くのが議長でしょうか。常日ごろ葉山町議会に与党も野党もないとの発言はすべて訓言だったのでしょうか。あるいは議長職を得るための方便だったのでしょうか。
また、議長があっせんに動くのであれば議会運営を円滑に進めるためであり、極力全会派が賛同できる運営を行わなければなりません。そのためにはすべての会派から意見聴取を行い、可能な限り一致点を探り、それが不可能であれば現状維持の原則に立ち返るべきであります。それも不可能であれば、議長あっせんが不調ということで手を引かなければなりません。それだけ議長あっせんというものは重きのあるものであります。
ましてや今回の議員定数削減に関しては、多くの議員の意識の中に議員定数を議論する場合、新人にも配慮して最低1年前までに結論を出そうというものがあったはずであります。これは今回の提案者の賛同者でもある前議長にもあったはずであります。前議長がこれをかなぐり捨て、与党会派を割ってまで強引に議案を提出する。現議長は調整がつかなかった場合は現状維持の原則という議会運営の原則をも踏みにじってあっせんを行い、結果として与党内もまとめられなかったという不手際を生じさせてしまっています。これまで我が党は議案に対する意見の違いはあっても議会運営に関しては協力を惜しまなかったつもりでおりますが、このように偏った議会運営を行うのであれば、今後協力できない場面も多々あるであろうことを申し述べておきます。
このような今回の対応は議長としての資格に欠けた対応であることを改めて申し述べ、提案説明とさせていただきます。
○副議長(加藤清君)提案説明が終わりました。御質疑ありますか。
○12番(鈴木道子君)ただいまの提案説明の中で一言「議長があっせんに入っていると聞いている」という言葉がありましたが、これはどこでだれに聞いたのでしょうか。
○7番(近藤昇一君)それを言う必要ないと思います。議会運営の席上、議長がこれは認めております。これは議会運営委員会の議事録に残っております。
○副議長(加藤清君)他に質疑ございませんか。
○2番(佐野司郎君)ただいまの議案説明…提案説明の中で、議長としてではなく一議員として行動したんだというくだりがありましたけども、議長に対して抗議の申し入れ、あるいは真相の釈明等を申し入れた結果なんでしょうか。話があったんでしょうか。これ提出以前に、議長との話し合いが行われたというふうに解釈してよろしいんでしょうか。
○7番(近藤昇一君)さきに開かれました議会運営委員会の席上、委員外議員の発言として議長に私は聞きました。そしてその際に議長としてではなくと、あっせんに入ったんだという話を議長本人の口から聞いております。
○2番(佐野司郎君)すいませんでした。議会運営委員会でのやりとりというふうに解釈してよろしいわけ。わかりました。
○副議長(加藤清君)他にございませんか。
なければこれより討論を行います。まず、本動議に反対討論を行います。
○12番(鈴木道子君)12番鈴木道子でございます。ただいまの議長不信任決議案に対し、反対の立場から討論をさせていただきます。
私の討論はただ1点でございます。議長が与党会派のみのあっせん仲介を行ったという事実認識は持っておりません。また、議長として公平・中立な議会運営をしているということを私どもは認識しております。以上です。
○副議長(加藤清君)次に、反対討論を行います…あ、賛成討論を行います。
○6番(阿部勝雄君)6番日本共産党の阿部勝雄です。日本共産党を代表して動議、議長、伊藤友子さんに対する不信任決議案に賛成の立場で討論を行います。
議長という立場は議会運営を円滑に行うよう、さまざまな行動を求められます。今回議員定数削減という議会運営にとって非常に大きな問題が提起されているときに、一部の会派のみを対象としたあっせん行動をとり、議会運営に偏ったとも言える行動をとりました。議長があっせんに動くときは議会運営を円滑に進めるためであって、全会派、全議員の意思を広く聞いて調整を図るべきものであります。今回の場合は我が会派には一切の話もなく、与党と言われる会派の調整役を果たすなど、議長として本分をかなぐり捨てたと言えます。我が党は議長に就任された場合、会派を離脱することも主張してきました。これは議長は会派の指示に拘束されず、賛成・反対の意見を広く聴取して公平性を保つために必要なことと考えているからであります。公平性を保ってこそ議長あっせんが効果を発揮するものであり、強い方の意見に偏るようでは公平性はもとより、議長の権威すら地に落とす行為であります。
特に今回の議員定数削減の議案は議員の身分にかかわる大きな問題でありながら、意見の合わないであろうと思われる会派や議員には一切話がなされなかったことは、議長個人が削減賛成の意思を持ち、その方向で調整を図ったと言われても仕方のない行動であります。議員として意思を持つことには何ら疑義を述べるものではありませんが、議長という立場を忘れ、個人の意思のみに走ったものと言わざるを得ないものであります。うがってみれば、個人の意思をかなえるために議長権限を使ったものと言えなくもありません。こうした行動は議長としてふさわしくない行動であり、議長不適格と考え、議長、伊藤友子さんの不信任決議案に賛成の討論といたします。(拍手)
○副議長(加藤清君)次に、反対討論を行います。ございませんか。
賛成討論。
他にございませんね。なければ議会議長伊藤友子君不信任決議の動議を採決いたします。本件については起立により採決を行います。本動議のとおり決定することに賛成の方は起立をお願いいたします。
(起立少数)
起立少数により、本動議は否決されました。
暫時休憩いたします。(午後2時50分)
○議長(伊藤友子君)休憩を閉じて再開いたします。(午後2時51分)


○議長(伊藤友子君)日程第7「議案第19号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例」、日程第8「議案第20号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例」の2件を一括議題といたします。
本件については、去る6月21日、議会運営委員会に付託し、休会中に審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、議会運営委員会委員長より審査結果報告を求めます。委員長、登壇願います。
○議会運営委員会委員長(鈴木道子君)議会運営委員会審査報告。平成18年6月21日、今定例会において当委員会に付託された議案第19号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例、議案第20号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例の2件について、議会休会中の6月26日審査を行い、結論を得ましたので御報告いたします。
議案第19号は、町民から提出された葉山町議会議員の削減を求める要望書を踏まえ、議員定数の削減を行うことにより行財政改革の範を示し、効率的・効果的な町政運営を確保するとして、2名の議員定数削減を提案するものです。議案第20号は、国・地方自治体は行財政改革を推進している中、他自治体議会の動向、社会情勢等を考慮し、1名の議員定数削減を提案するものです。
それぞれ関連のある議案であり、一括して審査を行い、委員からは次の意見がありました。賛成意見、1、定数が削減されても町民の声は様々な機会をとらえ、反映させることも可能である。2、町は行政改革大綱に基づき職員定数の削減を行っている。議会も議員定数削減により効率的な町政運営に寄与すべきである。3、各会派内で議会改革について従来から検討・研究してきた。議員定数削減の問題はこの一部である。4、前回の定数削減は陳情・請願を受けたものであったが、今回は議員みずから提案したものであり、定数についての参考人招致等の必要はないと考える。反対意見、1、議員定数の削減は地方自治の根源にかかわる重要な問題であり、定数のあり方について十分な議論が必要である。2、前回の議員定数の削減は1年以上にわたり議論を重ね、町民・知識人の意見をも参考に決定した。今回も同様な対応が必要である。3、議員の大きな役割は町民の声を議会に反映させることであり、安易に定数削減は行うべきではない。4、定数削減の前に議会内の様々な経費削減について議論すべきである。
以上、審査は様々な角度から議論が重ねられ、参考人招致、継続審査の動議も提出されましたが否決され、採決の結果、議案第19号は賛成少数より否決。議案第20号については賛成多数により可決すべきものと決しました。
以上報告いたします。平成18年6月28日、議会運営委員会。
○議長(伊藤友子君)以上で報告を終わり、これより日程順に委員長報告に対する質疑・採決を行います。
最初に議案第19号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑なしと認めます。よって、議案第19号は否決されました。(発言あり)失礼いたしました。前へ戻ります。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
本件については議会運営委員会の決定どおり、否決することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議ありますので、これより討論を行います。まず、反対討論を行います。否決に対して反対です。よろしいですね。
○14番(守屋亘弘君)14番守屋亘弘です。当議案の議会運営委員会の否決に関して反対の立場から討論に参加します。間違えるといけないので、一回一回確認して申し上げます。
私は先般の議会運営委員会の中でもお話がありましたとおり、議会運営委員会において議会改革という項目の中において議員定数18名から16名、2名削減の案を提出しております。しかしながら、私並びに我が友、中村陽君がそのような考えで臨みましたけれども、多くの議会改革の諸問題という点においては極めて優先順位が低いということで、現在までほとんど議論がなされてなかったように記憶しております。
先般、議員定数削減を求める会の方々が1,060名の署名を集めて、私と同様の御意向のもとに要望書を提出されました。私は中村常光議員と協議し、かかる住民の方々の御意向を十分に受けとめ、このような2名削減の条例案を提出したのであります。他の自治体の状況を考えるに、1名という削減案もありますけれども、一般に偶数での議員数で議会は運営されておりますことは、私どもが2名削減の条例案提出に当たって添付した資料をごらんいただければよく御理解いただけるということであろうかと存じます。
さきの議会運営委員会でも昨年3月28日に、提案者中村陽、賛成者守屋亘弘として議員定数1名減の条例案を提出いたしましたけれども、2度にわたる継続審議を経て、昨年10月20日、本議会で上程をされましたが、賛成は私1人で、多数の議員の方々の反対により、この条例案は否決に至ったことは、議員の方々よく御存じのところと存じます。さきに申し上げたとおり、私どもは住民の御意向が那辺にあるかを十分2人の中で議論して、2名削減という条例案を提出するに至ったことは極めて妥当な判断に基づいたものと考えております。
したがって、他の神奈川県の町村議会の例を踏まえても、なお偶数で議員数の削減を図るべきと重ねて申し上げて、さきの議会運営委員会の否決という御判断に反対するものであります。
○議長(伊藤友子君)次に、賛成討論を行います。
○7番(近藤昇一君)7番近藤です。私は日本共産党を代表し、議案第19号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例の原案に反対し、議会運営委員会報告に賛成の立場から討論に参加いたします。
まず今回の2件の提案に至る経過について、議長が議長職としての資格に欠ける行動をとられたということであります。今回の提案が与党会派の中で一本化ができないでいたところ、議長があっせんに入るという行動に出たことであります。その理由が、与党会派が困っているのであっせんに入ったとのことですが、このあっせんについては今の今まで議長からは会派として認められている我が党には一言もございませんでした。野党のレッテルを張った会派には何の相談もいらない、多数があれば押し切ってしまえばいいと思われているのでしょうか。議長は議長選挙で1票を入れてくれた与党会派のためだけに動くのが議長でしょうか。多くの議員の意識の中に議員定数を議論する場合、新人にも配慮して最低1年前までに結論を出そうというものがあったはずであります。これは今回の提案の賛同者でもある前議長にもあったはずであります。前議長がこれをかなぐり捨て、現議長は調整がつかなかった場合は現状維持の原則という議会運営の原則をも踏みにじってあっせんを行い、結果として与党内もまとめられなかったという不手際を生じさせてしまっています。このような今回の対応は議長としての資格に欠ける対応であったことは改めて申し述べておきたいと思います。
今回、町当局も行政改革を行っているという提案理由ですが、私たちも一般的に行政のむだを省くことには賛成です。しかし、代議員制の根幹である議員定数の問題を行革による経費節減問題と同列に置いて論ずることは間違っております。議員の定数を何人にするかは議会制民主主義の根幹に触れる重要問題であって、これにははっきりした法哲学が必要であります。すなわち、これは執行機関の含む現行の地方自治制度全般の仕組み、権限の再配分の見直し論等の一環として取り上げるべき問題であって、それを行革の他の課題と並列的に取り上げるなど、不見識きわまる行為であります。葉山町の場合、平成18年度予算に占める議会費は2%です。もともと少ない議会費を減らして地方自治を損なうべきではないと考えます。さらに、職員を10%削減と申していますが、葉山町議会の場合、地方自治法第91条第2項7号で、上限を26人と定められていますが、現行の18人は既に31%削減しています。今回削減案を提案されている議員の中にはもっと減らすべきだと意見をお持ちの方もおるようですが、さらに際限のない削減競争に陥っていく可能性が十分感じられる削減案であり、議会の存立そのものを危うくする議論であると考えます。
今、葉山町の財政を圧迫しているのは公共下水道事業であることはだれも否定できないでしょう。必要なことは議会が本来の役割を発揮して、町の行財政運営に関し徹底的にむだを排していく指摘を行い、このまま推移すれば500億円から600億円かかるであろうと言われている公共下水道事業の見直しを図ることが必要ではないでしょうか。さらに、県下町村で2番目という多額な積立金の有効活用を通じて財政危機を乗り越えることは十分に可能であると考えます。これらの提言もなしに、議会だけ行政改革を名目に定数を削減すれば、地方分権の時代に町民から望まれる、あるべき議会としての役割を十分に発揮できなくなるおそれがあります。さらに提案理由の中でよそもやっているではないかと述べていますが、これは典型的な日本人的横並びの発想です。他町でも住民の中に何もやらない議員がいるから減らした方がよい、定数を減らせば議員の質が向上するという意見があったようです。
しかし、こうした問題は主として議員自身の問題であって、定数の多い少ないとは無関係なことであります。特に質が向上するという後者の意見は、入学試験と違ってそのまま定数を削減した場合、全国町村議長会発行の「地方議会人」では一定・特定の議員のボス化、専横といった傾向が生じ、その上、理事者との癒着、なれ合いになって、少数精鋭どころか少数劣悪になって質の低下を来すであろうと述べています。また、俗に言われている地盤、看板、かばんを持った候補者が当選しやすくなり、企業ぐるみ、団体ぐるみ、地域ぐるみ選挙で当選することが全国各地では横行しています。定数が削減されると、むしろそういう意味で力のある人が当選することになりがちとなります。
最後に、第2次地方町村議会活性化研究会最終報告、分権時代に対応した新たな町村議会の活性化方策を紹介いたします。議員定数に関する提言は、議員定数削減を是とする風潮は議会制民主主義を危うくし、現行の常任委員会制を中核とする議会運営を困難にするものであり、議会の存在意義を身をもって示すことにより、この流れを阻止するよう努力するとされています。まさにそのとおりであり、葉山町議会が今、2常任委員会制をとっていますが、これは定数を削減してきた結果としてやむを得ぬ避難としてとった措置と考えます。本来であるならば4常任委員会とし、より専門的に深く研究しなければならないにもかかわらず、2常任委員会にすることにより、より広く浅くという形にならざるを得ません。議員を減らしても十分やっていけるとの議論がありますが、何を基準として十分にやっていけるという評価を下すことができるのでしょう。それは町民が判断することであり、この間の議員定数を減らすという議論や町会議員選挙の投票率の低下などを見れば、町民は議員が十分に働いているという判断をしていません。これは私自身も猛省しなければならないことだと思いますが、この声にこたえるのは議員定数を減らすという議会制民主主義を否定する方向ではなく、議会改革を通じて真に町民に役立つ議会であり、議員であることを町民の前に示すことでこたえるべきであります。
以上の理由により、議案第19号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対し、議会運営委員会報告に賛成の討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(伊藤友子君)次に、反対討論を行います。
次に、賛成討論を行います。
○8番(畑中由喜子君)8番畑中由喜子でございます。私は議案第19号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例に関して、委員会報告に賛成し、原案に反対の立場から討論に参加いたします。
議案第19号は提案理由に、町当局は行政改革に基づく大量の職員定数の削減をしており、議会においても議会改革の一環として改革の範を示し、効率的・効果的な町政運営を確保するとして、議員定数の2名減を提案しているものです。近年、財政逼迫と…財政窮迫と政治不信が相まって、行政改革と称して議員定数削減を是とする風潮が広まっていますが、議会は政策を決定する政治の機関であり、行政体制の一部ではありません。したがって、議員定数の問題を単に行政の簡素・合理化と同じ観点からのみ論じるべきではありません。地方議会の役割は、1、住民代表機能、2、意思決定機能、3、執行機関に対する監視機能、4、情報開示、審議機能です。さらに地方分権が進む中で地方議会の活性化、議会の機能強化、住民参加の拡大など、多様化が求められています。地方自治の確立が急務とされる今、これらの職責を果たすことが最も重要なことです。
葉山町の平成18年度一般会計予算額に占める議会費の割合はわずか2%にすぎません。議会経費についても常に節減を図るべきであることは言うまでもありませんが、残りの92%に対して議会機能を十分に発揮して執行機関の行財政改革を進めることが議会の責任と言えます。住民からの議員定数削減の要求は政治に対する不信のあらわれの一つと考えられます。また、下がる一方の投票率にも政治不信があらわれていると言えるでしょう。しかし、議員の数が減ればその分遠い存在となり、それは政治に対する関心度が薄らぎ、悪循環に陥ってしまいます。政治不信を払拭するには議員の数を減らすのではなく、議会は住民の声に耳を傾け、議会のことを知らせて住民との距離を縮め、住民の政治への参加、自治意識の醸成に努めることこそが必要なのです。もちろん、議会での充実した内容のある審議が求められるのは言うまでもありません。現行の二元代表制の議会制度のもとでは、議員の定数を減らすことは議会の権能を弱め、地域における少数意見を排除することになりかねません。これは議会制民主主義を危うくし、ひいては住民にとって不利益につながることは明らかです。
かつて、議員定数を18名にしたときには2年以上の歳月をかけて、常任委員会の数などさまざまな影響に関する議論も行いました。そして議員定数維持を求める請願、定数削減を求める陳情等が出されてからは、広く意見聴取を行うために参考人を招致して意見を聞きました。同時に、新たな立候補者に配慮して選挙の1年前までには結論を出しておくということも話し合われました。しかし、今回はたった1回の審査だけで参考人招致や公聴会の開催などの要求も退け、採決を強行いたしました。今後の町政運営に大きな影響を及ぼすことにつながる重大な決定をこのような取り扱いにしたことは、葉山町議会史上の汚点として残ることと危惧されます。地方分権が進み、地方自治体が直面するのは、これまでと違ってすべて自己責任で計画の立案から結果責任までも負うということになります。そうなると住民の代表として機能すべき意思決定機関である議会の役割は今以上に重いものとなります。まして、町政に誤りのないようにチェックする、あるいは牽制批判する議会の機能を低下させることにつながる議員定数の削減はすべきではなく、町の将来を危惧せざるを得ません。
議会は議員定数の削減をするのではなく、よりよく住民の声を町政に反映し、また町政に誤りのないようチェックしたり提案する機能を充実させるなどの改革に努めるべきであるということを強く訴えまして、原案に反対し、委員会報告に賛成する私の討論とさせていただきます。
○議長(伊藤友子君)他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。(発言を求める声あり)
○7番(近藤昇一君)採決に当たり、記名投票の方法をとっていただきたいと思います。(「賛成」の声あり)
○議長(伊藤友子君)この採決につきましては、ただいま7番議員近藤昇一さんから記名投票の…暫時休憩いたします。(午後3時18分)
○議長(伊藤友子君)休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時46分)
先ほど議案19号の採決については、7番議員近藤昇一さんから記名投票にされたいとの要求がありましたが、賛同者はいますか。
(賛成者挙手)
賛同者4名です。それではこれから議案第19号を採決します。この採決は記名投票で行います。
議場を閉鎖します。
(議場閉鎖)
ただいまの出席議員数は17人です。
次に立会人を指名します。会議規則第29条第2項の規定により、立会人に1番議員伊東圭介さん、2番議員佐野司郎さんを指名します。
投票用紙を配ります。
(投票用紙配付)
○6番(阿部勝雄君)今回の賛否するときに、気になるのですけれども、削減案、原案に賛成なのか反対なのかっていうんで、意思が余りにもややこしいんで、確認してこれに対して賛否を問うと、1回、もう一度言い直していただきたいなと思いますが。
○議長(伊藤友子君)わかりました。委員長報告でよろしいですね。
○6番(阿部勝雄君)何でもいいです。確認だけしてください。
○議長(伊藤友子君)委員長報告でいいですよね。(私語あり)では、ちょっと申し上げます。紛らわしいので。議案第19号の委員長報告に対してというのでいいですね。ね。そうでしょ。そこにもう出た…(私語あり)やってるんでしょ。だから19号の…。(「いつまでこんなことやってんだ」の声あり)
暫時休憩いたします。(午後3時49分)
○議長(伊藤友子君)休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時51分)
では、議案19号の委員長報告に対して賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」とし、自己の氏名もあわせて記載願います。
投票用紙の配付をしてください。(「もう、しております」の声あり)配付漏れはございませんか。
(「なし」の声あり)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検します。
(投票箱点検)
異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
(氏名点呼、投票)
投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。投票を終わります。
開票を行います。1番伊東圭介議員、2番佐野司郎議員、開票の立ち会いをお願いします。
(開票)
投票の結果を報告します。投票総数16票、有効投票16票、無効投票0票です。有効投票のうち賛成13票、反対3票。

賛成 反対
伊東圭介

佐野司郎

待寺真司

阿部勝雄

近藤昇一

畑中由喜子

加藤清

笠原俊一

横山すみ子

鈴木道子

鈴木知一

森勝美

伊藤純子
金崎ひさ

守屋亘弘

中村常光

したがって、議案第19号については委員長報告どおり否決されました。
議場の出入り口を開きます。
(議場開鎖)
次に、議案第20号について質疑を行います。
○14番(守屋亘弘君)さきの議会運営委員会において議員定数削減を求める会からの要望書、すなわち2名定数削減の要望と理解しておりますけれども、その要望についてどのように受けとめ、どうあるべきかの議論があったでしょうか。
○12番(鈴木道子君)ありました。
○14番(守屋亘弘君)どのような議論があったのでしょうか。
○12番(鈴木道子君)要望の人数等についての検討をそれぞれの議員がしているというような内容だったと記憶しております。
○14番(守屋亘弘君)したがって、その御意向を踏まえて検討をしたんだけれども、検討に値しないという議論になったんでしょうか。
○12番(鈴木道子君)要望書につきましては各議員が議員定数あるいは議会の改革という中で検討をさまざましてきたというような御意見が出ておりました。
○14番(守屋亘弘君)それとですね、ここで「他自治体議会の動向、社会情勢等を考慮し」とございますが、他自治体議会の動向とある点はどの自治体の動向を勘案して議論がなされたんでしょうか。
○12番(鈴木道子君)具体的な自治体名は明らかになっていたとは記憶しておりませんが、各会派等でさまざまな議論をしたという意見が出ておりました。
○14番(守屋亘弘君)定数1減…1名減ということは、神奈川県町村においては1例があるだけです。したがって、その動向等を勘案したという理解でよろしいんでしょうか。
○12番(鈴木道子君)どのようにそれぞれの会派・議員の中で話し合いがあったかの中身までは把握はしておりませんが、葉山町は町としての独自性があるというような話は出たように記憶しております。
○14番(守屋亘弘君)その委員会でどういう議論をしたのかということを伺っておりますんで、その…この文言で言う範囲は当然その議論がなされたと私は理解しておりますから、どういうような他の自治体の勘案をしたのか、的確にお答えをいただきたいと思います。
○12番(鈴木道子君)守屋議員もほとんど傍聴なさっていらしたように思っておりますので、実情は把握をしていらっしゃるというふうに思いますが、具体的な各自治体の数字等を羅列してのお話はなかったように記憶しております。しかし、十分に各会派・議員で討論をしたということは何回も発言の中で出ておりました。
○議長(伊藤友子君)他に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
本件については議会運営委員長の決定どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議ありますので、これより討論を行います。まず、反対討論を行います。
○14番(守屋亘弘君)14番守屋亘弘です。私は議会運営委員会委員長の報告に反対の立場から討論に参加いたします。
議員定数1名減につきましては先ほど申し上げたとおり、去る3月…昨年の3月28日、提案者、我が友、中村陽君、賛成者、私という連名で議案を提出いたしました。2度にわたる継続審議を経て、昨年10月20日に議会運営委員会の審議を経て、本議会に上程されました。しかし、まことに残念ながら、賛成者は私1人で、反対多数により同条例案は否決されたことは私が申し上げるまでもないところであります。今回、同様な議員定数1名減の条例案が提出されましたが、私の今まで理念に照らして極めて不都合なことであろうかと思えます。なぜあの時点で賛成をなさらずに、現状17名の議員で議会運営上何ら支障がないということであれば、あの時点でも私の認識としては1名減でも賛成していただけると…いただけたはずと固く信じております。
私どもは今回議員定数2名の削減案を提出いたしましたが、それは十分他の自治体議会の状況を勘案した上で、さらに多くの住民の方々の御意向を十分に踏まえた上での条例案提出であります。ベストは私どもの、あるいは私自身としては2名がベストであり、1名はベターと考える方もおられるかもしれませんが、この際あくまでも私並びに中村常光議員はベストのみと考えております。したがって、今までの流れの中で議員定数1名削減の条例案に反対するものであります。
○議長(伊藤友子君)次に、賛成討論を行います。
○13番(鈴木知一君)13番鈴木知一です。私は21世紀同志会と公明の会を代表しまして、議案第20号に対し、議会運営委員会委員長の報告による賛成の立場で討論に参加をいたします。
地方分権や市町村合併が進む中、議員定数については慎重に議論を重ね判断すべきと考えております。町議会はさまざまな町民の意見や考えを反映させる場であり、執行機関への監視を行う重要な役目です。そのような中、町民への説明責任を果たすことがますます求められるようになってきていると考えています。現在17名で1年以上議会を運営しておりますが、議員定数1名減でも民意の反映や行政へのチェックという点などにおいて特段支障を来していないと判断しております。よって、議員定数を18人から17人にすることが現在ベストであり、議会運営委員会委員長の報告どおり、この議案を賛成といたします。(拍手)
○議長(伊藤友子君)次に、反対討論を行います。
○7番(近藤昇一君)7番近藤です。私は日本共産党を代表して議案第20号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論に参加いたします。
議員定数について語る前に、地方自治について論じたいと思います。地方自治法は日本国憲法と一体のものとして、1947年5月3日、憲法と一緒に施行されました。明治憲法では地方自治について一言も触れておらず、地方制度も東京都制、府県制、市制、町村制とばらばらに定められていて、統一的な地方制度の体系がありませんでした。しかも各制度の内容は極めて反動的・中央集権的な色彩の濃厚なもので、地方公共団体は軍事的・警察的国家権力の完全な出先機関となっていました。そのことを示す代表的な事象を挙げれば、例えば、府県知事は政府が任命する官吏、市長は市会の推薦する候補者の中から内務大臣が天皇に上奏、裁可を受けて決める。町村長は町村会が選挙したものを府県知事の認可を得て決めるという仕組み。府県議会議員は郡会議員、市会議員による間接選挙、市町村会議員は性別、これも男子に限り、戸主であること、納税額、居住期間などによって厳格に選別された公民による選挙というぐあいに、一握りの地主・ブルジョアジーの利益代弁者にすぎなかったこと、知事による市町村事務の代理執行権と職務掌管、職務管掌、執行機関の原案執行権、市町村会に対する内務大臣の解散権、知事・市町村長に対する内務大臣・知事の解職権などがあります。このような地方制度が天皇制を頂点とする官僚的中央集権体制のもとに人民を縛りつけ、侵略戦争に駆り立てていく上で不可欠の制度であったことは言うまでもありません。そして、この体制のもとでは地方公共団体の自主性も人民の自治権も頭から否定されていました。この意味で戦前の日本には地方制度はあったが地方自治はなかったと言っていいでしょう。
しかし、戦後の日本国憲法のもとでは、主権在民が最も確実な保障として地方自治の制度的確立が大きくクローズアップされてきました。まず日本国憲法は第8章、地方自治の一章を設け、次の4カ条を規定しました。第92条、地方公共団体の組織及び運営に関する事項は地方自治の本旨に基づいて法律でこれを定める。93条は、地方公共団体には法律の定めるところによりその議事機関として議会を設置する。地方公共団体の町村の議会の議員及び法律の定める他の吏員はその地方公共団体の住民が直接これを選挙する。第94条は、地方公共団体はその財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲内で条例を制定することができる。第95条、1の地方公共団体のみに適用される特別法は法律の定めるところによりその地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ国会はこれを制定することができない。このように、地方自治法を憲法上の原則として規定しているということは、言うまでもなく戦前のように政府の都合によって地方自治の権利を地方公共団体や住民から奪うことは、少なくとも憲法を改正しなければできないことを内外に宣言したことを意味します。そしてこのように地方自治を憲法上の原則としてうたっている例は、日本国憲法だけでなく、諸外国の憲法にも数多く見られます。殊に第2次大戦後の各国憲法においては地方自治の規定を盛り込むことが一般的な傾向となっています。
日本国憲法が規定した地方自治の原則の内容は、第1に地方公共団体の組織及び運営に関する事項は地方自治の本旨に基づいて法律でこれを定めなければならないとして、これを政令・省令・その他の命令で定めることは許されないことを明らかにしたことであります。戦前は立法・行政・司法の3権とも天皇の大権に属し、殊に立法権は天皇が帝国議会の協賛を得てこれを行うことになっていて、議会は単なる協賛機関にすぎませんでした。勢い、議会で決められる法律より天皇の発する勅令が優先する傾向が強くありました。日本国憲法は周知のとおり、国会を国権の最高機関と規定し、戦前の勅令主義を排し、法律主義をとるとともに、地方公共団体の組織・権能・運営に関する基本的な事項はすべて法律で定めなければならないこととしたものであります。しかもそれらは地方自治の本旨に基づいて定められなければならないとされましたが、この地方自治の本旨とは何かがその後の大きな論争の中心となってきます。なお、地方公共団体の組織及び運営について定める法律としては、地方自治法、地方財政法、地方税法、地方公務員法、地方公営企業法、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、警察法、消防組織法などがありますが、中でも地方自治法こそがその基本法として中心的な役割を果たしております。
第2に、地方公共団体に議会を必置機関としたこと及び地方公共団体の長、議会の議員、法律で定めるその他の吏員は住民の直接公選によらなければならないとしたことであります。市町村議会の議員については前述のように戦前もまがりなりに公選制がとられていましたが、知事・市町村長・府県会議員については公選制がとられず、任命制や議会による選挙制がとられていました。新しい憲法はこれらのものをすべて住民の直接選挙によって選ぶことを憲法上の原則としたわけです。
第3に、地方公共団体の基本的な権能として次の4つを規定しています。財産の管理、事務の処理、行政の執行、条例の制定。
第4に、一つの地方公共団体のみに適用される法律は一般の法律と違い、国会の議決のほかに特にその地方公共団体の住民の投票を必要とするという、いわゆる地方自治特別法の規定を設けたことであります。憲法のこの規定を受けて、自治法はその第261条及び262条において住民投票の手続を定めています。
このように、現在の地方自治は諸先輩の血と汗によって勝ち取られたものであり、その重みをかみしめ、地方自治の根幹である議員定数について論じる必要があると思います。地方議会は住民から選ばれた議員が住民の意思や要求を反映して住民の暮らしにかかわる予算の決定や行政にかかわる重要事項を決める場であります。また、首長の行政執行を監視する役割を担っています。地方自治法が人口に応じた法定定数を決めているのも、こうした地方議会の役割と地方自治の原則に立って、住民の意思が正確に反映されることを保障するためであります。
したがって、議員定数のあり方は町民の参政権や住民の生活に密着した地方自治体の原点にかかわる問題であり、町民の意思を問うことなしに議会内の議論だけで決めることは許されるものではないと考えます。その意味において、議案審査に当たり参考人制度の活用や公聴会の開催要求に対して、前回行った参考人招致についてまで先例を無視してこれを拒否し、たった1日の議論でこれを多数で決めるということは、定数削減の意見のみを採用し、定数削減反対の住民の意見に耳を貸さないことであり、断じて許されるものではないと考えます。
さらに、前回議員定数問題に関して2年以上もかけて18人の定数を決めた重みは一体何であったのか。これが先例になり、以後はいとも簡単に1日で議員定数を決めることができるようになります。これは議会の自殺行為であると言わざるを得ません。葉山町では法定定数30人とすべきところ26人に据え置き、その後、3度にわたって定数削減を行い、今日、法定上限26人のところ18人になっています。これまでの議論の中で議員定数とは何か、議会制民主主義の本質まで立ち返った議論がなされていないことは大変残念でなりません。町民の中に議員を減らせという意見があることについても、なぜそのような意見が出るのか、議員の数だけに目を向けず、議員本来の活動、住民との関係に焦点を当てて、もっと突っ込んだ議論をする必要がありました。この議論のない中での定数削減は、単なるその場逃れのごまかしでしかありません。また、なぜ今、議員定数を削減しなければならないのかといった町民の意見についても聞いております。
このような状況のもとで、今こそ町民の間で議会や議員のあり方について大いに議論する場を保障すべきであります。また、現在1名欠員が出ていても何ら支障がない、議員数が減っても十分民意を反映できるなどと結論づける議員もいますが、議員が減ればその分だけ住民の意思が議会に反映できなくなり、行政の監視機能も低下するというのが専門家の共通した意見です。情報化社会だからこそより以上に町民の声を聞き、議員を減らせなどと言われないような活動が求められます。だれが考えても18人と17人では物理的にも民意を反映させる機能と行政監視機能は低下します。このままだとますます議会が町民から遠い存在となり、さらに議員の定数削減を求める声が出てくるのは避けられません。現に途中退職した中村陽氏が元町ユニオンで支援者の方と大声で話しているところを偶然通りかかったところ、支援者の方からなぜ突然やめたのか、私たちの1票はどうなるのかと詰め寄られていました。そのときに感じたのは、中村陽氏に寄せられた1,000余票の有権者の声は2年間、少なくとも中村陽氏を通じて議会で表明されることはできなくなったのだということを感じました。
また、現在1名欠員が出ても何ら支障がないとの評価はだれが下しているのでしょう。議員自身がそのような評価を下すこと自体、おごり以外何ものでもありません。支障があるからこそ議員不要論が出てくるし、町議会議員の投票率が減少してきているのではないでしょうか。議員削減論議に対して議員削減でこたえるのではなく、第2次地方町村議会活性化研究会最終報告、分権時代に対応した新たな町村議会の活性化方策の方向での解決を図るべきであります。その概説では次のように論じています。地方自治法第91条は第1項で議員の定数を条例事項としながら、第2項で町村について人口段階に応じて12人から26人の間で5段階の上限値を定めている。だが、財政窮迫と地方議会への不信感の相乗作用によって、特に町村議会ではそのほとんどが減数条例を制定し、しかも改選のたびに最低限に向かって定数削減の動きが続いているのは現状である。議会としての存立に議員が最低何人必要か、また人口に応じた適正規模はどうかといった点について明確な理論的根拠はない。その中での果てしない定数削減圧力は、帰するところ議会無用論、議会制民主主義否定にもつながるおそれがある。とにかく議会活動の活性化により、その存在意義について住民の理解を深め、これ以上の削減は極力食いとめるよう努力する必要があると論じております。
定数削減による町村議会への影響としては、まず常任委員会運営上の支障がある。最低限の12名では1人1委員会の制約上で常任委員会は2委員会しか設置できないし、各常任委員会は所管事務が多岐にわたり、専門的審議の長所を無視せざるを得ず、また本来常任委員会には所属すべきでないとされる議長も人数不足から多くは加わらざるを得なくなっていると論じております。まさにこれまで私たちが主張してきたことそのままであります。
最後に、平成9年6月30日に議員定数に関する参考人陳述の中から、雪野勉参考人の陳述を紹介し、再考を求めるものであります。「政治屋は次の選挙のことを考え、政治家は次の世代のことを考える」という言葉を引用されていましたが、議員定数という民主政治の基本にかかわる問題で、また大きく変わろうとしている社会情勢のもとで後世に悔いを残さないためにも、この言葉を我々に当てはめて考えてみようではありませんか。ことしは憲法、地方自治法が施行されて59年になります。私たちの先輩が文字どおり血と汗を流してかち取った民主主義を守るため、議員定数の削減にはあくまでも反対であることを表明して討論とさせていただきます。
○議長(伊藤友子君)次に、賛成討論を行います。
○2番(佐野司郎君)2番佐野司郎でございます。私は委員会の決定に賛成の立場から討論をさせていただきます。お断りしておきますけれども、これは会派とは別に全く私の意見でございます。
私は賛成の立場を確定するまでにさまざまなことを考えました。先ほど守屋議員がおっしゃっておりました中村議員提出の削減案についても当然考慮いたしました。私個人といたしましては、あれは突然の自分の辞職を美化するために行った行動というふうにとらえましたので、その当時反対をさせていただきました。そして、やはり先ほどから近藤議員もおっしゃってたように、議員民主主義の中で議会というのは大変重要な役割であります。私は今の18名が決して多いとは思っておりません。しかしながら、財政窮迫あるいはその他の事情を考えますと、住民の中に議員削減、議会経費削減の声があるのもまた事実でございます。それを私はじかに議員として受けとめてまいりました。そして私は個人的には議員の削減よりも歳費の削減をもって経費の削減に当てるべきだということを会派の中で主張させていただきました。しかしながら、議員というのは町長と違いまして、自分の思ったとおりを実現するのには数が必要でございます。私は議会経費削減の一つであります議員定数についてもやはり考慮せざるを得ない状況だというふうに判断をいたしました。1名、本当は減らしてはいけないのかもしれませんけれども、1名なら残りの17名でそれぞれが努力をして、現在も17名でやっておりますけれども、補えるのではないかというふうに私は考えるに至りました。そして私は議会経費削減というのは住民が求めようと求めまいと、常に恒常的に議員みずからが努力していかなければいけないことだと思っております。さまざまな経費がかかっております。たった2%ではございますけれども、やはりそれぞれができる限りの削減の努力をするのもまた義務だと思っております。その中で私はまず第一歩として1名削減に賛成した方がいいという判断を下させていただきました。これを機に、議会経費削減のためにあらゆる面からさまざまな検討を加え、本当に努力をして詰められるものは1円でも詰めるということのスタートの時点にしたいと思いましたので、私は賛成を決意いたしました。
以上が賛成の理由でございます。(拍手)
○議長(伊藤友子君)次に、反対討論を行います。
○8番(畑中由喜子君)8番畑中由喜子でございます。私は議案第20号葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論に参加させていただきます。
議案第20号は他自治体議会の動向及び社会情勢を考慮し、議員定数を1名減しても十分民意を反映できるとして提案されました。議員定数削減に関する直近の動向としては、昨年3月に守屋議員とその後辞職された中村陽議員が地方公務員及び各種経費等の縮減が行われている中、みずから規範となるべく人員の削減を行うためとして議員定数1名減を提案されたものの、昨年9月議会で否決した経緯があります。その後、1年もたたないこの6月議会に同じ1名減の内容の条例案が8名の議員の連署をもって提出されたことは私にとっては驚きであり、理解に苦しむものです。
地方自治の確立が強く求められる今日、議会の審議能力を高め、住民意思の適正な反映を確保することなど、議会の役割はますます重要になっております。現在、当町議会では1名欠員でも議会運営に支障はないという考えから1名減の提案に賛同したという意見もありました。しかし、欠員の議員に寄せられたであろう住民の声が、どれほどほかの議員によってカバーされたかは検証することはできません。私たち議員はこれで十分とするのではなく、むしろ独善に陥ることを戒めるべきと考えます。そして議会は住民の声に耳を傾け、議会のことを知らせて住民との距離を縮め、住民の政治への参加、自治意識の醸成に努めることこそが必要なのです。もちろん、議会での充実した内容のある審議が求められるのは言うまでもありません。さらに、地方分権が進む中で地方議会の活性化、議会の機能強化、住民参加の拡大など、多様化が求められています。地方自治の確立が急務とされる今、これらの職責を果たすことが最も重要なことです。
この4月に出された第2次地方議会活性化研究会による分権時代に対応した新たな町村議会の活性化方策「あるべき議会像を求めて」の最終報告には、議会活動の活性化により、その存在意義について住民の理解を深め、これ以上の削減は極力食いとめるよう努力する必要があるとしています。また、政策討議を活発化させる観点から、今後議会内会派の形成が不可避となろうとして、会派の役割が重要視されています。しかし、今回の議員定数削減の2つの条例提案に際して、4人の議員からなる会派、新葉クラブでは、中村常光議員は議案第19号に、代表の横山すみ子議員及び待寺真司議員は議案第20号にそれぞれ賛成者として署名されていますが、金崎ひさ議員はどちらにも署名されず、先般の議会運営委員会での審査でまず議案第19号に賛成し、これが否決されると次に議案第20号に賛成されました。同じ会派の構成員でありながら議案提出時には3つの異なる対応に分かれておりました。議員定数削減という議会の根源にかかわる問題で会派内の意見一致が見られないというのでは、会派とは一体何なのか、疑問に思います。今後会派のあり方が問われることになると感じます。
議員定数の問題は単に議員の数の問題ではなく、それに付随するさまざまな問題が考えられます。常任委員会の数、本会議中心主義でいくのか、あるいは委員会中心主義か、住民の意思を反映させるための方策は何か、議会を活性化する方策は何か、議論すべき事柄はたくさんあります。かつて議員定数を18名にしたときには、2年以上の歳月をかけて常任委員会の数など、さまざまな影響に関する議論も行いました。そして議員定数維持を求める請願、定数削減を求める陳情等が出されてからは、広く意見聴取を行うために参考人を招致して意見を聞きました。同時に、新たな立候補者に配慮して選挙の1年前までには結論を出しておくということも話し合われました。しかし、今回はたった1回の審査だけで参考人招致や公聴会の開催などの要求も退け、採決を強行しました。今後の町政運営に大きな影響を及ぼすことにつながる重大な決定をこのような取り扱いにしたことは、葉山町議会史上の汚点として残ることと危惧されます。
このような扱いに対し、強く抗議し、議会制民主主義を危うくする議員定数の削減に対してはあくまでも反対を表明し、私の反対討論といたします。
○議長(伊藤友子君)次に、賛成討論を行います。
反対討論を行います。
○16番(伊藤純子君)16番伊藤純子です。私は葉山町議会議員定数条例の一部を改正する条例について提出されました2議案、第19号と第20号の定数削減にいずれも反対の立場で討論に参加いたします。
まず、5月23日に定数2名減の議案が、そしてわずか3日後に定数1名減の議案が、いずれも議員から提出されました。定数1名の議案は既に昨年第1回定例会中に中村陽議員が提出をいたしました。提出者の説明は提出者の辞職により行うことができませんでしたが、この提案は今回1名減の提出者であるその方たちも、その後の第3回定例会では否決しております。否決後、削減の議論する時間は今までの議会改革を進める議会運営委員会において十分時間があったことは事実です。ならば、定数削減の議論を深めることなく2名減の提出後になぜ急遽提出されたのでしょうか。定数の削減は財政の見直しにかかる重要な論点でもあり、また同時に代表制という間接民主主義を狭めてしまうことでもあり、それにかわる有権者側に立ったシステムの保障がなければなり得ません。財政上の理論と手法、民主主義の仕組みの議論が全くされずに、1名か2名かだけの提案は到底納得できません。
1名か2名においても偶数か奇数かは表決においても十分な議論が議会改革の議題で進めていた議会運営委員会で議論されたことはありませんでした。自治法で定められている市町村議会の議員定数は偶数です。議長は通常の過半数議決の場合には採決権を有しますが、表決権はありません。可否同数となった場合、議長が採決権を行使しますが、現状維持の原則により決するとあります。議員としての表決権はないことは公正な議長の立場である法の精神だと解釈できます。定数18名と小さな自治体において、議長の採決がたびたび想定される奇数定数でよいのでしょうか。会派制をとる葉山町議会では、議長職就任後、会派からの離脱はなく、中立・公正の立場が守られていくのかは資質によるところが大きいとの影響があります。今回の提案前に、本来は議会運営委員会の場が議論を深めるところではないでしょうか。会派間で議論はしたからとの意見も出されていましたが、会派内の主張が分かれた結果が今回の議案提出に如実にあらわれています。多数による今回の議員提案は初めから可否がわかっており、議論の手続も回避しようとしている状況は多数会派のおごりと批判いたします。
私は理念的には直接民主主義の拡大を求めております。しかし、日本の制度は間接民主主義ですから、その中で代表制で選出された議員の役割と、より有権者が政治を身近にとらえる仕組みを構築できるかが命題です。間口を狭めることではなく、広げていくことは議員職の権限を少なくしていくことでもあります。財政上では報酬の全体を下げていくことで間口を確保することも考えの一つとしてあります。住民のサービス満足度調査や重要な案件は住民投票の実施など、代表制民主主義の力量アップと同時に、直接民主主義を保障する仕組みを構築していくことと考え、今回の2議案に対して反対いたします。
○議長(伊藤友子君)他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
この際、1時間延刻いたします。
○7番(近藤昇一君)先ほどの19号と同様に20号についても記名投票をお願いいたします。
(「賛成」の声あり)
○議長(伊藤友子君)ただいま7番議員近藤昇一さんより要求のありました件について賛同者がございますか。
(賛成者挙手)
賛同者5名でございますので、記名投票といたします。
これから議案第20号を採決します。この採決は記名投票で行います。
議場を閉鎖します。
(議場閉鎖)
ただいまの出席議員数は17人です。
次に立会人を指名します。会議規則第29条第2項の規定により、立会人に1番伊東圭介議員、2番佐野司郎議員を指名します。
投票用紙を配ります。
(投票用紙配付)
念のため申し上げます。議案第20号の委員長報告に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」として、自己の氏名もあわせて記載願います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検します。
(投票箱点検)
異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
(氏名点呼、投票)
投票漏れはございませんか。
(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。投票を終わります。
開票を行います。1番伊東圭介議員、2番佐野司郎議員、開票の立ち会いをお願いします。
(開票)
投票の結果を報告します。投票総数16票、有効投票16票、無効投票0票です。有効投票のうち賛成9票、反対7票。以上のとおり、賛成が多数です。

賛成 反対
伊東圭介

佐野司郎

金崎ひさ

待寺真司

加藤清

笠原俊一

横山すみ子

鈴木道子

鈴木知一
阿部勝雄

近藤昇一

畑中由喜子

守屋亘弘

森勝美

伊藤純子

中村常光

したがって、議案第20号は委員長の報告どおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
(議場開鎖)


○議長(伊藤友子君)日程第9「陳情第16号葉山町の良好な海辺環境を保つ条例制定を求める陳情」を議題といたします。
本件については、議会休会中の審査として総務建設常任委員会に付託し、休会中に審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、総務建設常任委員会委員長より審査結果報告を求めます。委員長、登壇願います。
○総務建設常任委員会委員長(伊東圭介君)総務建設常任委員会審査報告。平成17年11月29日、議会第4回定例会において議会休会中の審査として当委員会に付託された陳情第16号葉山町の良好な海辺環境を保つ条例制定を求める陳情について、12月2日、3月14日、6月22日の3回、担当部課長等の出席を求め審査し、結論を得ましたので御報告いたします。
陳情の趣旨は、夏季海水浴場に設置される海の家から発生する音楽等の夜間騒音を防止し、葉山の良好な海辺環境を保つため、営業時間を昼間主体とする条例制定を求めているものです。担当職員の説明では海岸業者が自主的にルールを定め努力し、行政・警察等の対応もなされ、平成17年度にはほとんど苦情がなかったとのことです。また、海岸に対して総体的な権限を持つ神奈川県に県条例の整備・遵守等を要望して、現在協議を進めているとのことでした。
審査の中で委員からは次のような意見がありました。1、現在鎮静化しているとはいえ、海岸のあり方にはなお問題はある。2、海岸の良好な環境を保つには部分的な対応でなく、行政・町民・事業者・漁業者などの関係者が協力し、環境全体を網羅した大きな形の中で取り組み、ルールづくりが必要である。3、町も18年度から安全で快適な海岸を確保するため葉山海岸創出整備事業をスタートしており、その推移を見守る必要がある。4、議会としてもこの問題には今後も継続して対応する必要がある。
以上、多岐にわたる意見はありましたが、採決の結果、全会一致にて陳情第16号は趣旨了承すべきものと決しました。
以上報告いたします。平成18年6月28日、総務建設常任委員会。
○議長(伊藤友子君)以上で報告を終わり、これより陳情第16号に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
陳情第16号に関する総務建設常任委員会の結論は趣旨了承するというものであります。お諮りいたします。本件については総務建設常任委員会の決定どおり、趣旨了承することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第16号は委員長報告どおり趣旨了承されました。


○議長(伊藤友子君)日程第10「陳情第11号子育て支援課の設置、小児科の誘致、堀内児童遊園にトイレの設置を願う陳情書」、日程第11「陳情第7号安全・安心の医療と看護の実現のため医師・看護師等の増員の意見書提出を求める陳情」、日程第12「陳情第20号葉山町議会の改革を推進するための陳情」、日程第13「葉山町ごみ問題に関する件」、日程第14「葉山町議会広報に関する件」の5件を一括議題といたします。
○議長(伊藤友子君)本5件についてはお手元に配付した要求書のとおり、所管の委員会からさらに継続して審査したい旨の要求がありました。
お諮りいたします。本5件については所管の委員会に議会閉会中の継続審査として付託することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認め、審査期限延期要求書のとおり、さらに議会閉会中の継続審査として所管の委員会に付託することに決定いたしました。


○議長(伊藤友子君)日程第15「委員会の調査について」を議題といたします。
○議長(伊藤友子君)本件についてはお手元に配付した各委員会の申出書のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。


○議長(伊藤友子君)日程第16「議員派遣について」を議題といたします。
○議長(伊藤友子君)お諮りいたします。議員派遣については会議規則第112条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議員派遣につきましては配付したとおりに決定いたしました。


○議長(伊藤友子君)以上で本会議に付議された案件の審議はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。会期は6月29日までありますが、葉山町議会会議規則第6条の規定により、閉会することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、これをもって平成18年葉山町議会第2回定例会を閉会いたします。(午後4時57分)


以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成18年6月28日

葉山町議会議長   伊藤友子
署名議員 伊東圭介
署名議員 佐野司郎




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