葉山の町政

長柄下会館 12月18日(火)

最終更新日:2012年12月18日

「町長と葉山のはなし」開催結果の概要

「町長と葉山のはなし」

※「町長と葉山のはなし」(長柄下会館)アンケート集計結果はこちら  

1.日時

平成24年12月18日(火) 10時~11時30分

2.場所

長柄下会館

3.出席者

31人

4.町長より

 今年の1月に町長に就任してから1年近くが経過します。自分自身、たくさんのことを学んできましたが、一方で職員との多くのぶつかり合いもありました。就任後すぐに人件費の削減に取り組み、労働組合との議論を重ねた結果、今年度は昇給の停止、来年4月からは定率削減を行うこととなりました。人件費が高いという町民からの指摘の中、仕事のしづらさを感じている職員の声もありました。273人の職員が仕事しやすい環境を作るため、各課との前向きな話し合いを来年度も行っていきたいと思います。
 政策につきましては、今年度は各町内会館にAEDを設置し、防災や防災管理に力を入れてまいりました。自助・共助・公助という防災の観点の中で、特に共助の部分を各町内会に担ってもらい、自治防災組織など、いざというときのためのネットワーク作りをしてもらいたいと思います。防災行政無線につきましては、共鳴してしまって聞き取りづらいという意見を多く頂いておりました。木の下の防災行政無線においては、壊れていて音が聞こえないという状況でした。来年度中には、全42箇所の交換工事を行い、デジタル化することによって音がクリアになるよう、工事を進めていきます。暮らしの中の安全・安心を確保するため、来年度も共助の部分に力を入れていきたいと思います。
 子育てについてですが、ずっと人口の増加が続いていた葉山町ですが、今年は停滞しています。少子高齢化が進む中、子育て世代の方々が葉山に来てもらえるような政策を打ち出していきたいと思います。
今年10月に長柄で悲しい事件がありましたが、葉桜の地域福祉はとても強いものですので、その仕組みを他地区にも広げていきたいと思います。行政として、子育て講座や行政相談を増やすことは簡単ですが、日頃のくらしの中から、子どもを守るための連係の仕組みを作っていかなければいけないと感じております。

5.意見交換
ゴミ問題について

意 見
 町長が就任して1年が経とうとしていますが、最初に掲げたマニフェストの進捗状況を教えてください。

回 答
 すぐにというのは難しいですが、現段階で10~20%進んでいる状況です。これを来年度の土台作りとお考え頂きたいと思います。小児医療費助成については、2学年分引き上げを行い、最終的には小学6年生までの拡大に向け少しずつ進めている状況です。

意 見
 人件費の削減について、組合との交渉は大変だったと思います。平成22年度の資料が手元にあるのですが、職員255人で人件費が18億5千万円となり、職員1人あたりの平均年収が725万円となっています。職員おしなべて何%削減、というのはどうかと思います。他と比べてベースも高すぎるのではないですか。

回 答
 人件費の削減については、一定率の削減ではなく、3段階に分けて行っております。年齢の高い職員が3.5%、中間が2~2.5%、若い職員で1.5%、総じて2.5%程度の削減率となっております。とはいえ、民間では10~20%の給与削減というのは、景気の動向により当たり前に行われています。生涯賃金で考える公務員とは違いがありますが、重要なことは、人件費に見合った仕事をしているのかということであり、生産性の向上を図ってまいりたいと思います。

意 見
 町長は後向きの印象を受けます。我々が若い町長にお願いしたのは、現状を変えてもらうことです。民間企業でも、生涯賃金の考えから変わったのは、ここ数年のことではないですか。町民の年収がベースになると思いますし、もしベースを下げられないのであれば、職員手当てのカットにも取り組むべきではないでしょうか。

回 答
 むやみにカットすればいい訳ではありませんので、納得のいくものでなければなりません。

意 見
 町長は葉山の出身ではありませんが、どうして政治家デビューが葉山だったのですか。また、庁舎内での職員同士の呼び方など、葉山のおかしいところをあげていましたが、他に何かありますか。

回 答
 私は関東学院大学出身で、当時から葉山に友人が多くいます。大学2年のころ、ウインドサーフィンをしている時に、堀内で崖が崩れている現場を目にしました。鉄骨を敷き、コンクリートを張り、修繕されていく様子を見たときに、とても衝撃を受けました。森戸や芝崎にマンションが建ち、葉山のきれいな海岸線も景色が変わっていく様子をみていて、何とかできないかと思うようになりました。今では葉山に家を建て、終の棲家です。  葉山のおかしいについてですが、葉山は全国で12番目に所得が多い自治体です。それだけ税金を払っていて、それに見合うだけのサービスを受けているか、というのが問題ですが、財政状況は負荷がかかっているので、還元するのはすぐには無理だということをご理解いただきたいです。職員の'ちゃん付け'の呼び方については、東京都などと違い、葉山町は昇格において試験制度がないので、職員全体がチームとして動くことのできることの裏返しだと思います。今後、副町長とともに評価制度の改革について検討していきたいと思います。

意 見
 町長一人が何でも抱え込むのではなく、たとえば「葉山のおかしいを考える委員会」のような、みんなの意見を聞く制度を作ったらいいと思います。

意 見
 マニフェストに対する達成率を、比較や評価がしやすい方法で広報誌に載せてほしいです。また、内容が象徴的過ぎることもあるので、何をどう変えたいのか、見えるようにしてほしいです。職員の人事評価制度がないことに驚きですが、職員に危機感を持たせないと、改革はむずかしいのではないでしょうか。努力のレベルも客観化してほしい。

回 答
 マニフェストの進捗状況の報告は必要だと思いますが、評価に関しては外部からしていただくものです。職員については、今年、接遇委員会を立ち上げ、接客マナーや庁舎内のレイアウトについてなどの検討会を行い、職員の力による改革を進めているところです。来庁者に向けて行ったアンケートの結果を見ると、満足も含め問題ないとの回答が8~9割でしたが、常に改善を行っていきたいと思います。

防災について

意 見
 津波は繰り返し襲ってくるものですが、一次避難所から2次避難所に移る際、津波や避難の情報が正確でないと危険です。適切に各避難所に情報が届くようにしてください。

回 答
 今月26日にハザードマップの改訂版を、町内会を通して全戸配布する予定です。来年3月には防災のガイドマップを配布するよう、準備を進めております。避難経路に関しては、川を越えないと小学校に避難できない地区もあります。情報をしっかり集め、適切な避難ができるように各自判断していただきたいと思います。防災については町と各町内会の連携も必要ですが、各家庭でも日頃から避難経路の確認をするなど、対策をたてておくことが大切になります。

意 見
 先日、防災訓練に参加しましたが、長柄小学校に避難した際、小学校の門に鍵がかかっていて、役場の職員が開錠しようとしてもナンバーがわからず、手間取っていました。訓練だったからよかったものの、実際には何が起こるかわかりませんし、二次被害の心配もあります。具体的な改善策を提示してください。

回 答
 鍵については防犯上の意味があるので、ナンバーを不特定多数の人が知ることに問題はありますが、避難してきた町民に対して職員が不安を与えることがないよう、防災担当や教育委員会とも議論を重ねていく必要があると思います。

意 見
 トンネルは交通だけでなく防災の意味でも重要ですが、長柄トンネルの耐震は大丈夫ですか。また、避難訓練等に関しては、近隣の逗子市や横須賀市とも連携を図っていく必要があると思います。特に、横須賀には原子力会社があり、米軍の原子力空母が配備されているので、何か事故があったときにすぐに一報が入るように連携を深めてほしい。

回 答
 先日痛ましい事故がありましたが、長柄トンネルは吊り天井ではなく、耐震面でも心配ありません。避難訓練については、来年3月11日に葉山港湾事務所を基点に自衛隊も含めた大規模な防災訓練を行う予定でおります。米軍ともホットラインを設置し、直接つながるようにする予定です。

その他

意 見
 ゴミ処理の問題はどうなっていますか。

回 答
 一色台・牛ケ谷戸地区では、戸別化によってどれだけのゴミが減らせるのかについて検証してまいりましたが、来年2月から森戸・向原・元町地区に範囲を広げ、一日でどれくらいの量を収集することができるのかを調査する予定です。職員3人が1台で1日に1400世帯のゴミを収集できるかを検証し、全町での実施につなげていきたいと考えています。また、職員が全戸を回ることにより、福祉や防犯上での意義もありますので、できるだけ早く検証を終え、実施したいと思います。
 また、ゴミの処分場については現在裁判中ですが、まもなく高等裁判所での判決が出ます。できるだけ早く裁判を終え、近隣市とのパートナーシップを築いていきたいと考えています。

意 見
 来年度は子育てに力を入れたいという話でしたが、具体的にどう考えていますか。

回 答
 保育園について、平成26年新設に向け現在進めているところです。葉山は保育園の数が少なく、待機児童がたくさんいます。例年、町立葉山保育園やにこにこ保育園は定員を増やしていますが、間に合わない状況です。民間に協力を求め、実現させたいと思います。そういったことを通して、女性の社会進出を応援していきたいと考えています。また、虐待などの社会問題もたくさんありますので、親と子どもの関係を考える講座などを行い、町としては、様々な課との横連携を図りながら、子育てに対して取り組んでいきたいと思います。